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睡眠と部屋(後)

2009年10月30日

思えば日本の居室が和室盛んなりし頃、これほど安眠論議があったかと言えば(今よりよっぽど遮音性能などは劣っている筈なのに)それほどじゃ無かった筈です。
広さや隣室の存在や遮音性能以上に『視感的な印象』が鍵を握っているのじゃないかと思います。和室なんで隣室と襖一枚(廊下があるのがポイントなんですが)であっても普通なんですからね、

例の「靴を脱ぐ文化」って部分もありますが、
襖にしろ障子にしろ個室が区切られている認識度が”デザイン的に高い”んですよ。
厚手であっても「カーテンはカーテンです」、ぴしっと障子が閉められた部屋と比較するとプライバシー度が全然違ってくる。
極端に言えば”布で見えなくしているだけ”ですからね。
考えるに西洋建築導入時に「プライバシー度が交代しかねない合理性」を追求しちゃった側面無いでしょうか。ここ日本特有の心理として、
「靴を脱ぐのにフローリングだ」とか
「西洋では寝室の床はカーペットの方が自然」とか
「家幻想的にシングル賃貸住居でも各室に洗濯機置き場がマストになった(西洋建築で共同住宅ならランドリーの方が自然じゃないか?)」とか
高度経済成長時の和洋折衷に少々無理筋なところもあったのじゃないかと思うんです。

随分前の「靴を脱ぐ文化」の話した時も、居室が一部屋しかないのに寝室よりのデザインではなくてリビング系のデザインにもっていきがちの結果(フローリングしかり)、1Kモデルルームにベッドがレイアウトされていない等『無理筋』が散見されていたのは暗黙の事実で、
外壁塀型のベランダ・バルコニーを各戸の物干しと捉えた結果はきだし窓がマストになってしまい(昭和レトロで正当モダンデザインならフラワーボックスで腰高窓のが自然)、1Kや1DKなのに居室が『田舎の一戸建ての台所+リビングダイニングの縮小版』みたいになってしまった側面あるんです。

考えてください、
「実家の台所とかダイニングの床で寝る」
どう転んでも落ち着きませんよね?続きを読む
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睡眠と部屋(前)

2009年10月29日

睡眠時間の適正値って個々人違いますし、世界ビックリ的なネタとしては眠らなくてもまったく平気な人もいるようですが、有体に考えれば住まいにおいて「寝るところ」な位置づけは高い位置にあるでしょう。
ゆっくり眠れる環境とかって聞けば基本性能の宣伝文句です。

間取り設計で言えば、特にシングルタイプの場合ベッドの登場以来ひと間で寝室とリビングの共用から部屋の使い勝手が共存に変わったので
(→6帖全体が寝室と居間に交代する方式から考えると)
全般に部屋の広さが6帖以上にならないものかってニーズが高まったいると言えます。
1LDKのような豪華版が誰しもに可能とはなりませんから、実際のところは幅の狭いスリム型のシングルベッドの登場やリビングそのものも寝転がり型とする事で一時流行った二人掛けソファーがお払い箱になるだとか、何気に試行錯誤が続いている状態です。

設計上は6帖ベースがほとんどですから、突然8帖間がシングルルームのデフォルトになるなんて事は物理的に不可能ですからね。
そっち方面の探し方は別の話になっちゃいますので、
(その話は今度別の機会に)

話を使い勝手に戻します、
「床面積を贅沢に使える1LDKの何が便利なのか」
ここから考えると、
何が便利って寝室を寝たままほったらかしにしてもイイという楽々さに尽きるでしょう。
他、安眠ってレベルで考えると部屋が12帖とか広すぎると感じのいい間接照明とか無いと寝るにも落ち着かないですからそこそこインテリアにもお金がかかるといいましょうか、そこまで余裕が無いと”決まりが悪い”ってことにもなります(賃料が高くてもある程度出来合いの内装のあるストゥディオはそいうニーズに合わせて存在しているようにも思います→賃料が高くなってもクレバー)。
ある意味1LDKが優れているのは寝室が分離して6帖だからって部分大きいのかも知れない。

と、ここで立ち止まってみる。続きを読む
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野村野球も終わりか(4)CS第2ステージ敗戦

2009年10月25日

半ばで終わりって事でしょう
横浜の方はちょっとわからない(そもそも横浜はフロントが変わったばかりで球団としての組織がまだまだなので→現場からフロント入りした高木由一が「何故尾花?あるワケ無い」な状態だし主力の内川・村田は来年FAって状況は誰が監督でも形になり難い)、

どちらにしろ基礎から作り始めたチームととして楽天ゴールデンイーグルスは野村向きの球団だったのは事実(阪神のようなタニマチやOB問題も無いし)、
”らしさ”は随所に見られるようになったけれど他球団から野村監督は警戒されても選手個々に対する警戒感(嫌われ度でもいいかな)は”まだまだ”で、むしろ「人のいい選手が多い」って印象じゃないかしらと思う。
センターラインがまだ十分じゃないから、

「半ばで終わり」ってところも野村らしかった。
彼の人生から言えば、自らのスキャンダルから南海を出る形になって以降『即戦力の建て直し屋的監督』としのての人生は変わる事が無く、メジャーや昭和の日本プロ野球における15年監督みたいな地位は望めなかったのは確かでイーグルスにおいて少なくとも「2位」の結果を手にしたのは阪神におけるエステブリッシュメントへの挑戦と挫折(ほとんど政治やメディアを巻き込んだ戦いだったように思う)を幾分か挽回したのじゃないかな。
最後は振興IT企業とのバトルまで演じて『常にプロ野球現場サイドの人』だった、

野村的に言えば、視聴率の後退含めてプロ野球コンテンツの防衛って部分に意識が強かっただろうから(本人はよく知らないと思うけれど)『ニコニコ動画の楽天チェンネル生放送』など実験的なプロ野球コンテンツの在り方に繋げた貢献は大きかった。
(そこも道半ばなんだけれど)
コンテンツ的には全国視聴率に意味を喪失し、地域性でも何でもいいんですが「限定された領域での高度の視聴率」は広告業界的には有利なもので(それを使えなかったら広告会社失格でしょうに)、ここも将来の可能性としてですが”実験的にはひとつのビジネスモデルを提供した”功績は大きい。
(ここもちょっと小沢と被るところありますね)
※古田の失敗と重ねると”まだまだ一枚も二枚も上だった”ってところかな、続きを読む
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野村野球も終わりか(3)CS第2ステージ3戦

2009年10月24日

田中君の集大成でしたね、
やはり終盤にかけて彼は投球フォームのバランスを取り戻して、テンポ・リズムともに良かった(彼の場合は特に投球リズムがポイント)。スライダーの曲りすぎのような状態も無くコントロールも良かった。
何気ないシーズン中のゲームなら相手がどこでも余裕で完封していたのじゃないか、
※特に日ハムは田中君が(高校野球当時の関係で)北海道で人気があるので、シーズン中もむきになって攻略してこない部分があるので(興行まで考えているとは言わないですが印象としてです)、田中君自身西武戦のような苦手意識が無くスムーズに入っていけた感もありますね。梨田監督からも野村っぽい『田中攻略のブラフ』も無かったですしね、


さて初戦の”馬鹿負け”により予定外の『オマケの戦い』がやってまいりました。

期待できる部分は日ハムの油断かな(笑
想像以上にCS前の警戒感や危機感は相当なものだった筈なので、あり得ない逆転勝利から勝った記憶の無い1勝アドバンテージが心理的に妙な感覚になっているかも?
引き締め過ぎてもナンセンスですし、かといって有利な事を確認するにも”よく考えると圧倒的に力で押して勝ちきった試合も無い”上に、漠然と有利だと思うと油断となる。
梨田監督が一番困っているのかも知れません。
(勝てそうな投手は複数いるんですが勝ちが計算できる投手がいない)

4戦に関しては、防御率はそこそこながら勝ちって事に繋がりにくい投手で有名な『藤井投手』が鍵といえば鍵、チームから投手に対する期待って意味ではイーグルスの藤原君に対するものが高いので(日ハムには藤井がFA宣言するなら”ハイどうぞ”な雰囲気もある)いい勝負になるかも知れませんよ。
両投手ともに完投はまず無いので(あるとすれば藤原君確変による完封)、ハムの投手って部分から見ると藤井君よりリリーフ陣になるでしょう。
イーグルスの打線が打てるかってとこでしょうね、
ポイントになるのは鉄平・リンデンかな、続きを読む
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野村野球も終わりか(2)CS第2ステージ2戦

2009年10月23日

今年の岩隈ままの内容、
岩隈的には十分だったように思います(WBCの影響はともかく今年に関しては圧巻の投球はほとんど無い)。
9月以降ほとんど右投手から負けていない楽天の流れが止まったと、こういうゲームですね。
昨日のゲームの流れを引きずっている感は否めない内容でしたね。

試合的には明らかに梨田監督の方が硬く日ハムは窮屈な展開だったのだけれど、序盤に糸数を崩せなかった楽天の負け。
勝敗に限って言えば、連勝中の楽天は山崎の当たりが止まっても苦にすることは無かったんですが(ここが肝心)、ポイントは捕手にあったように思います。
岩隈先発の時。怪我の癒えたキャッチャー藤井の起用は事実上「岩隈が投げている間は藤井に代打は無い」となりますが、
後半の楽天は回の進んだところで、迷わず捕手に代打を出した関係で下位打線から得点のパターンが多かったワケです。
併殺打にことなりませんでしたが、打率の割りに打点を期待できないのが藤井です。
8回のノーアウト満塁から憲史のファーストゴロで1アウト後「代打を出せない」ワケです、(といっても有力な打者がいるって事は無いのですが:代打宮出が残っていた)
打撃の内容から言えば、ファームで調整中も藤井は絶好調でこの日もヒットを打っていて左殺し系の宮出の代打は考え難いんですが、藤井の登録が無く「先発捕手嶋」だったら迷わず代打だったでしょう。(案外そういう時の宮出は怖い)

一見なんの事無い部分に思えますが、
野村は「併殺打さえなければ高須に回る」ここにかけたってところあるでしょう。
代打に躊躇があったように思える。
高須的にはノーアウト満塁から時間がかかり過ぎて(2アウトから満塁になっていれば打ったのではないか)、タイミングが合わなかった(というより序盤の糸数のシュートで崩されていたってところでしょう)。
※ノーアウト満塁が意外と得点にならないってセオリー

あの状態でインサイドで勝負はあり得ないので(反対に岩隈が4番高橋に打たれたインサイドの配球も疑問)、高須はアウトコース一本に絞っても良かった。
時間がかかり過ぎた事もあって、ペースが狂ったところもあるかと、
明らかに高須はインサイドの意識ありましたね。続きを読む
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野村野球も終わりか(1)CS第2ステージ初戦

2009年10月22日

初戦、野村は珍しく野手のミーティングに参加したと聞く。
楽天での監督のテーマのひとつが人材育成でもあったので(伊勢コーチの招聘に失敗しているのもあるけれど)、コーチ陣は今回が初ってメンバーで大半が構成されている(助っ人的コーチは佐藤ピッチングコーチのみ)。
野村系OBと言えば、巨人の尾花(伊勢は数年前に辞めて現在韓国がどこかのコーチやっている)、西武に復帰する金森、中日の辻、解説の角・江本・江夏、他で古くからの系列で言えばより多数になる(小沢のように離反し晩年は反野村の人も少なくない)→古葉監督・高畠打撃・星野の右腕島野さん・柏原(門田は違うでしょ)・古田監督・西武渡辺監督・広沢打撃、他現ヤクルトに多数、横浜がオリックスの馬場を招聘したのは野村横浜の伏線?
友人関係で西武森監督、先日激励の電話報道があったフィリーズのマニエル監督、尊敬という意味では巨人原監督(そのための尾花・伊勢招聘だった)、歴史が古いので他にもいるだろうけども私の記憶だとこのぐらいか(将来はヤクルト宮本監督も含まれるんだろう)、
南海時代の参謀ドン・ブレーザーも晩年フィリーズにいたのでそっち方面でもマニエル監督と接点あったかは不明。

人材の数は相当なのだけれど、他所でも一匹狼敵な専門職が多く楽天監督引き受ける時に古株のコーチは二軍監督の松井だけだった。
そんな意味では第二世代のコーチ育成がテーマだったので、楽天で野村は直接選手にミーティングすることはほとんど無い。

野村が本気で短期決戦に勝ちにきているのは間違い無い。

想像以上の負けっぷりが目立つところなんだけれど、
外野席の情報だとCS第1ステージ直前に「福盛は39度の発熱・佐竹になんらかの故障か体調不良(現在佐竹は登録メンバーに入っていない)」があり、CS第1シリーズの岩隈・田中連続完投の裏には変えたくてもリリーフへの不安がぬぐい切れない事情が元々あった。

しかしCS第2ステージの場合初戦の永井は通常なら「中4日で最終6戦に投げる」、
無理をして球数の多い完投もさせられないし一度も登板していない中継ぎリリーフのテストもしなくちゃいけない。
(実際には永井は8回まで登板したので完投も目論んでいたと思う→完投できたと思うが終盤打たれだした分球数的に厳しくなってくる)
特に、第4戦以降に予定される藤原・青山(ラズナー)の時にリリーフを使わないワケにはいかないので(5戦からは岩隈・6戦には田中がリリーフに加わるだろう)、、

そんなこんなで投入したリリーフ陣は大誤算だった、続きを読む
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