ブログ引越しにより2010年8月以前の過去記事引用リンクは旧ブログのHTML簡易表示となります。旧ブログページ上ではコメント等一部機能は使用できません。
<< July 2020 >>
SA MO TU WE TH FR SA
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
retour

retourRetour.png
本店blog『retour&Retour』

VCroomOrder

空室調査依頼フォーム
規定はこちら/予約制
他社”併用”NGです


■ gmail等迷惑メールフィルター搭載アカウントからの問い合わせについて
フィルター誤判定にご注意ください。

■空室調査は「予約制」です
スケジュール等確認が取れない場合ご依頼はキャンセルされます

retour_nb.jpg

LINK
RELIGARE・DADAcafe
エイムデザイン研究所
aoydesign
ペアシティシリーズのTNワークス
阿佐ヶ谷アクロスシティ
悪徳不動産屋の独り言
pieni kauppa北欧ブログ
Loule
Miyoko IHARA &Junya WATANUKI WEBSITE
Profile
kagewari/iwahara(54)

NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
有)retour東京』web部 『Kagewari精神分析相談事務所』運営責任者
retour&Retour』・『Kagewari精神分析沖縄分室』ブログライター
・未承認前提の”コメント欄の私的利用”はルール違反でありSPAMと見做し処置をします
(削除を前提とする投稿も同様です)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となっています

・コメント欄は承認制です
※一定期間を経過した記事のコメント機能は利用できません
 以下告知参照
 「コメント欄管理の告知」

(現在は概ねコメント欄閉鎖の方向で運営してます)
RDF Site Summary
RSS 2.0

『フローリング志向の背景』

2006年05月02日

「フローリングの部屋は決まりやすい」
これを背景に、管理会社が家主さんに「フローリング改装」を勧める事が多い。実際物件資料でも「フローリングに改装!」ってコピーが部屋のパフォーマンスが上がった謳い文句として記入されている。

フローリングとは「床仕上げ」とか「床仕上げ様の板材」の呼称からきた用語なんだけれども、意味合い的には「壁クロス仕上げ」みたいな工事の仕様というか、かなり大雑把な話で板材のクオリティーや仕上げ(ワックスなのか樹脂仕上げなのか、ウレタン塗装なのか、素なのかとか)に対する具体性は全く無い。

何か家具を買う時なんかは「ベニアの太鼓」「ラワン合板」「シナ合板」「ランバーコア」「MDF表面木目シート」「無垢(檜、ウオールナット縲怎pイン縲怎Jリンまで数えられないぐらい多数)」仕上げもウレタン塗装、ニス仕上げ、オイルフィニッシュ、付板仕上げ、漆塗り、この辺が一番大事だろうし(ベニアの太鼓と黒檀あたりじゃ天と地ほどの違い)肝心要のポイントだったりもする。
ところが部屋のスペックで語られるポイントは「板張り」である事だけ。
確かに視感的にもCFやカーペットと板では大違いだが(木目のCFはフローリングの仲間みたいなとこがあるけれど)、「板張り」の中でも内容は大きく違う筈だが、それは殊更問題にはならない。
(高級マンションの「直張り幅広タイプのフローリング:クッション材入り」なんかは、歩けばフカフカしてすぐわかるけれど内見時には大きなポイントにならなかったりする)

つまり「フローリング」はある特定のイメージが象徴化されたキーワードって事になる。
(どこかに言外の意味がある筈だ)

「洋間でフローリング」
本来LDやKは別だが、居室(特に寝室)はカーペットが標準で、昭和マンションの創生期には「カーペット仕上げの部屋」はモダンな部屋として憧れの対象にもなった。
実際欧米はカーペットが主流で、高級分譲マンションなんかでも今は「カーペットの方が高級」が定着しつつある。
皆さんご存知のホテル、これもカーペット(時折存在するホテル賃貸では「決まりやすいので」床をフローリング調CFなんかにするが、これをホテル委託に戻す時にはカーペットに戻さなければならない)、廊下までカーペットだったりする。
実際外国人法人向けの高額賃貸のマンションなんかでは廊下からリビング居室にいたるまでシームレスなカーペット敷きだったりして、別世界に感じるほど部屋全体に高級感がある。
この場合も水汚れなんかの可能性があるので、キッチンの床はCFかタイルかフローリングになるんだけれど、それは「機能性から」選択される。

これに似るのが『和室』
NHKの大河ドラマなんか見るとわかると思うんだけれども、昔の日本家屋は板張り(フローリング)だった。確か鎌倉時代なんかは武家屋敷も板張りで、ござで編んだ座布団のようなものに座った筈。
それこそ畳は、お上が座る一部の特等席として存在し、これが「部屋全体が畳敷き」という豪華版(ほとんど床は全部「ベッドのマットだ」ぐらいの勢い)になるのは江戸時代からの話だろう。
言ってみれば「板張り」は、特別に洋間を意味する言葉でも無いし、和室からみても高級を意味しない。和室の畳の洋間タイプは「カーペット敷き」、

部屋の内見の時なんかに感じる印象だと、どうやら「フローリング志向」の根拠の一部に誤解もあるらしい。
カーペットにしてもピンからキリなんだけれども、工事単価としてフローリングの張替えに比べれば、カーペットの張替えはそう大きな金額ではない。
何故って、元からカーペットは時々張り替えてメンテナンスするもので、そうは簡単に張り替えないフローリングと管理内容自体が異なる(高級マンションでは、この張替えコストの安さも特典となる、模様替えしたい時なんかにインテリアなんかに合わせて「好きな柄や種類」のカーペットに張り替える事もきるからだ)。

つまり「解約があって退出したらルーチンでカーペットは張り替え」だったりするワケで(当然これは経年変化を根拠として)、状態が良ければ専門のクリーニング業者に任せておけばいい。
凹んだり汚れが残ったりするのが心配なのは、フローリングであってカーペットではない(畳に至っては、退出後表替えをするのは常識なので、ちょっとした凹み等はほとんど汚損破損にカウントされない)。
又東京ルールの施工依頼「入居者の汚損破損として補修費用の負担がありえる対象はフローリングになるだろう」という認識が物件管理側では定着している。

つまり、退出時に最も補修費用の請求をされやすいのは「フローリング」だ。
ところが、お客さんの反応は「畳やカーペットだと汚してしまったりして心配」って声を聞く事意外と多い(いえいえ違いますよ「逆逆」と説明するのだけれど)。

そんなこんなで妙縲怩チな事になっている。
@入居者に補修代を請求するのを嫌った家主さんが(誰も揉め事は好きでは無いので、できれば退出時に円満に敷金を返却したいと思っている)、一番安物のフローリング施工をする、そして傷が付くのが心配なので「女性専用」としたり「審査基準が厳しくなったり」する。
A借主はフローリング志向から、少々賃料が高くてもフローリングを選択
B「フローリングの部屋は決まりやすい」とのアドアヴァイスから、家主さんも次から次へと空室をフローリングに大規模改修。
Cフローリングは畳の部屋よりラフに使ってもいいと思ってしまい、床材がどんどんヘタってしまう(特にワックス仕上げのフローリングだと気が抜けるように防水性も落ちるし、間違えて水拭きしようものなら輪をかけてコンディションが悪くなる)。
D解約の立会いで、床の経年変化が激しい事を確認も「家主意向で敷金はほぼ全額返却の方向」から、補修の請求なし。
Eなんとなく安っぽい板張りの部屋が増殖
Fそれでも「フローリングの部屋は決まりやすい」・・・
Gそして、フローリングの住居に引越しすると、先ず「絨毯を買う」
H退出時には粗大ゴミ

これは何か変じゃないか
不動産の賃貸管理が進めば(カーペットの張替えは工期も短いので)、
「もしご自分で絨毯購入予定でしたら、その金額を予め入居者負担で上積みしてデフォルトより高級なカーペットも選べますし、CFを選択する事もできますよ」こんなサービスを、空室のタイミング(全面リフォームからの経過年次)によってやろうと思えば可能なんだけれど、それは「随分と遠い話」になっちゃっている。
それが遠くなっちゃう心理は『何』だろう?

殊更「洋間の床材はフローリングが一番カッコいい」というような話が定番化しているとも思えないし、普段働く事務所の床がフローリングってのはあり得ない(維持コスト高すぎ)、cafeや店舗のイメージかと言えば部屋と店舗じゃ内容違いすぎだし、まさか一戸建てのダイニングキッチンの連想とも考え難い。だとすると、やはり「広告が原因」なのだろうか?
或いは、子供部屋時代に畳の自室にベッドを設置する例はかなり多いと想像できるし、昨今絨毯を敷いている部屋の方が一般的、

◎「絨毯を敷いてる部屋の方が一般的だろう」
ここかも知れない、
そして広告、
店頭効果(オーディオなんかを販売する時に店頭でのデモ演奏で迫力がつくように「ドンシャリに調整する事」=家に持って帰って鳴らすとうるさくて落ち着いて音楽を聴けない)と呼ばれる、内見の時だけ「カッコいい印象を与える」力がフローリングには強いからか?
どうもこれだけだと何かしっくりこない。

「フローリングの部屋は決まりやすい」

■フローリングじゃないとデザイン上難しい部屋もある
ストゥデイオ系1Rだ、
タイルカーペットだとどうしても事務所っぽいけれど、フローリングにするとグッとイメージは住居(リビングタイプ)らしくなる、
ひょっとすると潜在的にストゥデイオタイプの間取りに対する需要が高まっている心理の表れが「フローリング志向」なのかも知れない。
「フローリング志向」=「1Rストゥディオ希望」と考えると、上記の『妙縲怩チな事』の妙な流れが全て解決(広い1Rの居室部分を絨毯によって切り分けできるし、家主さんもフローリング改装より壁を抜いて1Rストゥデイオへの改装へシフトする事になる)するし、カーペットが不人気である理由も合理的になってくる(30u越える広い部屋になると事務所っぽくなってしまうし、リビングと居室部分の切り分けが難しくなる)。

1DKや2DKのマルチタイプでフローリング志向の強い人は、ここはひとつフローリングに拘るのではなく「間取りとして一度ストゥデイオ1R」を検討してみると何か新しい展開あるかも知れませんよ、そこに答えがあるかも知れない。

◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇ 

1DKや2DK希望が強い場合なら、本当は居室についてはカーペット志向にニーズが変化してくれる事が好ましいと思うんだけれども(樹脂製で高性能の「フロアタイル」という部材もある。これは一枚一枚木目も違い工法もフローリングと同じ、ほとんどリアルウッドと見分けがつかない上にが傷がつきにくく経年変化に強い部材で低コスト、環境問題から考えてもフローリング調に仕上げるなら今はこれがベストでしょう。)、これだけフローリング志向が強いと一朝一夕にはいかないと思う。

畳のままってのも、又いいもんですけどね。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 17:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック