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希望条件がかえって“希望から外れる”心理

2006年05月18日

これ誰しもが経験あると思うんだけれど。
「理想のタイプはどんな人ですか?」
これ恋愛アンケートの話、
この結果はみなさんも予想付くと思うんだけれど、結果は大きく二つに割れる。

夢の話をしているんだなって解釈で、妙に具体的に次から次へと希望条件を挙げてしまう人と、「好きになった人(終わり)」みたいに現実問題の話をしているんだって意味で解釈している人だ。

前者は、希望条件を思いつく事自体が楽しく、その内容の妙味が「自分自身の求める自分の肖像」でもあるので、条件の内容の高さは自分の価値にかかってくるので「これを安く言うワケにはいかない」とばかりに「何か条件を思いつけないものか」ぐらいな勢いでモチベーションが発揮され結果として殊のほか立派な人間像になるケースが多い。
しかし、相手は人間なので事細かなスペックでは人となりを説明できる筈が無いので(友人に友人を紹介する時に、収入や勤務先等の「スペック」を事細かに話す人はいない)、ぶっちゃけどうなの?って事になったりする。その答えは「面白い人」とか「マニアックな人」とか「とにかく優しい人」とか「型破りな野性的な人」とか「セクシーでデキルって感じの人」とか「シャネルスーツの似合う人」とかになる。

部屋探しは「お見合い」に似ているから、確かに「年収は?」とか「勤務先は?」等も基本的な情報として必要ってば必要なんだけれども、これは保証内容のようなもので、ここに細かい希望条件をつけてしまうと、「それ以外の人はNG」みたいな意味になってしまう。
これ本人が明快に自覚している場合には、そんな世界もアリと言えばアリなのだから全然問題ないのだけれども無自覚(無意識)だと、「知らない間に本音からどんどん外れていく」結果になるので危険なパラドックスだと考えていい。
■「希望のお部屋は」
この命題自体がパラドックスになってしまうって話、

話をわかりやすくする意味で(自分が男って事もあるので)、「女性からみた男性像」に話を置き換えてみよう。

「ハゲオッケー」
これは強烈だよね。
この女性の人物像についてもめくるめく想いがつのりますよね。
つまり世論的にはネガティブな部分を平然と「オッケー」と言い切る強靭さが、逆にその意図する本音が輝くぐらいな勢い。
つまり、「そんな外見より大事なものがある」な自分だけの価値意識がキチンとある証明になる。そりゃどうしても「ハゲNG」な場合もあるかも知れないけれども、この時の本人の心理って「あ縲怩チ、これだけは・・・えーっとNGなんですよ」って、ここなんか本人残念そうだったりする。
(決して人間の特定の外見を、揶揄したり差別的に捕らえているものではありません。たとえ話ですから、たとえですって、、私はブルースウィリスやジーンハックマン、ジャックニコルソンのファンでもありますからこの身体的特徴はチャームポイントであると主張します!最近ならジャンレノもそうじゃないですかっ、竹中直人だって高感度は高いですよん。)

当然「冗談じゃないわよ、私のランクに合う人じゃなきゃ、日常の社交に差し支えますもの」という、ノーブレスオブリージュ的な残念さって事もあり得る。
(この場合も大冒険って意味は「私、な野性的なある男性に・・・」でしょこれは)
※スノビズムとして、それを選択するなら、上限は高いほどいい事になる(これ部屋探しなら賃料上限無し)けれども、コストは高くつくから、これにも自己決定が必要になる。

そして、普通の世界には「そうはいっても生活がある」的バイアスがあるのは事実で、これこそ自己決定で選択されるものになる。
つまり「希望条件は?」の答えは
「現実問題として、ここはこうでないと(困る)」とかであり、同時にここにざっくばらんに好みのキャラは?と解釈してそれを付け加えるとすれば「北欧系」とかになり、こっちの方がよっぽど実現性が高い。

ところが、

問い合わせを受ける不動産の営業は
「そうか、この条件じゃないと(あなた)ダメなのね」と解釈する。
ここで結果的に想像外の矛盾を引き起こしてしまう。
問い合わせる方は楽しげに「そうだな縲怐Aここはこういう感じで、ここはこれがいいなぁ」で始まった話が「こうじゃないとダメ」になってしまう。で、ここからが不思議な現象なのだけれど(これは心理学的言語論になる)、一度挙げた条件にどうしても部屋を探している当事者は自ら拘束される。つまり、結果として営業が感じる解釈は正しい事になる。
図面資料の段階で「これはちょっとダメです」、内見時にも「あーここがこうだったらな縲怐vと。
不動産営業って(成功報酬なので)、そんな経験則から「この人にはこの部屋は無理」って、内容良くても“無理っぽい部屋(ここは営業独特の感覚)”をネグるようになり、「信用問題になるのが怖いので、図面資料すら見せないでおこう」と考える。実際物件調査の段階で、希望条件が厳しければ当然“発見すらできない”のだしね。

この不動産営業が感じる経験的な感覚はどんなものになるだろう?
「希望条件が沢山あって、賃料含めて条件が厳しい人」=「賃貸弱者」
これおかしくないだろうか?
話を最初にグルーーーっと戻してみよう、
@その内容の妙味が「自分自身の求める自分の肖像」でもあるので、条件の内容の高さは自分の価値にかかってくるので「これを安く言うワケにはいかない」
完全に矛盾してしまう、これがパラドックス。

賃貸営業の経験で、これまで最も衝撃的なフレーズは

「バラ釜オッケー」

これには衝撃を受けた。
即座に「つぇ縲怩チ」、不動産営業的には「賃貸強者との出会い」って事になる。
これはいい悪いの問題じゃなくて(笑
そういう世界があるって話、
自分自身のワイルダネスって言うのか(賃貸住居として情報流通している仲介物件はよっぽどじゃないと、生活可能な水準はプルーフされているので)、これを再発見する可能性でもある。つまり「バラ釜オッケー」ってフレーズは「なので、キャラクターに関しては相当拘りありますよ」って意味だから。
「何」とは言えない「何」を探すのは、不動産営業にとってもタフな作業になる。
これ逆さまに言うと、依頼する側が得をするって意味になる、

つまり妥協って言葉の意味から考えるとわかりやすい。
妥協とは、取引のための妥協になる。つまり、何かと交換するための妥協であって、何か妥協ポイントがあるって事はそれに優先する本丸があるんだって意味。
もし、この本丸が存在しないと、妥協ポイントを見つけられない事になる。当然希望内容の本丸がぼやけているのだから、その部屋探しは成功に終わる事は無い。
「何を求め、これを手に入れるために何を妥協するのか?」
これは戦術であって(偶然何もかも手にする事もあり得るんだけれども、そういうのを「ラッキー」と言うのであって、調査段階から「ラッキーな部屋を」じゃ、、それハイリスク杉)、いい悪いの論議ではない。
(「いい人がいないのよね縲怐vや「僕は女性運が無いんだよ」の台詞と「いい部屋が無いんですよね」や「“いい部屋はありませんか”の抽象性矛盾」は概念として同一線上にある)

あまり条件をつけずに「自分の暮らしって何なんだろう」を確かめるぐらいの勢いで内見してみればあいまいな本丸を後から発見する事もある(「好きになった人が私のタイプ」作戦)。
今の自分に、そこに在るチャンスって「賃料幅にある全空室」なのだから、その“自分の可能性”はと無数じゃ無いけれども“少ないなんて事は無い”。
論理的に考えるなら、賃料幅の下限を無制限にすると、数学的な可能性の幅は倍レベルで増える。賃貸住居の場合希望賃料の下限は「他の可処分所得の上昇」を同時に意味するから、貧乏な選択どころか「戦術的な贅沢志向」って意味でもある。
自分が不動産の営業もやっている立場からすると「賃料安いほうがいいですよ」ってのは自分の首締める話なんだけど(笑
収入がスゲーあるのに「めちゃ安い部屋もアリかと思って」なんて聞くと“ニヤリ”とするのは事実、どんな世界があるのかしらってやっぱ思う。

特に現在の賃貸住居って、国土交通省の指導もあってほとんどの物件情報は公開され(非公開は内容悪いケースも多いので、結論からすると完全公開に近い)市場原則にさらされている。だから、希望条件をつけないとおかしな部屋に案内される心配は無いのであって(イケイケ自社物営業会社の営業は別よん)、希望条件ってギリギリまで考えて少なく減らす方が結果は面白い。「なんじゃこりゃ」への挑戦も賃貸ならではの楽しさだし、これをプルーフして「やっぱこれかな」の選択も「選び甲斐」があるってもので、探す方にしてもそんな道のりを提供できる事は営業冥利だったりする。

『妥協ポイントとは、自分自身のキラーロジックである』
逆説的に「そこ(妥協ポイント)の背理に、(トレードオフで見つかる)価値を発見する方が自分の部屋探しって可能性はグッと広がる」。


火の輪くぐりじゃないですよっ
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posted by kagewari/iwahara at 04:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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