ブログ引越しにより2010年8月以前の過去記事引用リンクは旧ブログのHTML簡易表示となります。旧ブログページ上ではコメント等一部機能は使用できません。
<< July 2020 >>
SA MO TU WE TH FR SA
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事
retour

retourRetour.png
本店blog『retour&Retour』

VCroomOrder

空室調査依頼フォーム
規定はこちら/予約制
他社”併用”NGです


■ gmail等迷惑メールフィルター搭載アカウントからの問い合わせについて
フィルター誤判定にご注意ください。

■空室調査は「予約制」です
スケジュール等確認が取れない場合ご依頼はキャンセルされます

retour_nb.jpg

LINK
RELIGARE・DADAcafe
エイムデザイン研究所
aoydesign
ペアシティシリーズのTNワークス
阿佐ヶ谷アクロスシティ
悪徳不動産屋の独り言
pieni kauppa北欧ブログ
Loule
Miyoko IHARA &Junya WATANUKI WEBSITE
Profile
kagewari/iwahara(54)

NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
有)retour東京』web部 『Kagewari精神分析相談事務所』運営責任者
retour&Retour』・『Kagewari精神分析沖縄分室』ブログライター
・未承認前提の”コメント欄の私的利用”はルール違反でありSPAMと見做し処置をします
(削除を前提とする投稿も同様です)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となっています

・コメント欄は承認制です
※一定期間を経過した記事のコメント機能は利用できません
 以下告知参照
 「コメント欄管理の告知」

(現在は概ねコメント欄閉鎖の方向で運営してます)
RDF Site Summary
RSS 2.0

『1階論』

2006年10月31日

「2階以上でお願いします」
不動産賃貸仲介調査の場でほぼ定番になりつつある台詞。

性別に見られる、、の時にも触れているけれども、昨今男性の問合せでも「2階以上限定」が多数を占める。イメージとしては”最上階”から連想されるグレードのひとつとして「2階以上」って言葉が象徴化している側面が大きいのだけれども、部屋探しにおいて内容であるとか構造に主体的な拘りが薄い人ほど2階以上の条件を頑として譲らない傾向がある。
確かに1階特有のキャラというものがあるので、2階以上でなければ実現しない”内容”も同時に存在するのだけれど現在の所この辺の認識が中立的とは言えない状況なのでちょっと整理しておこうと思う。

■この論議ではお部屋探しの時の「優先順位の枠」との関わりが重要になってくる。
「2階以上限定でお願いします」
この瞬間「調査段階で1階の部屋は全部パラメーターから外れる」ので、捨てDATAになり日の目を見る事すらない。
つまり、図面資料すら見る事が無いのだからまさか内見される可能性は100%存在しないし当然契約の可能性も100%無い。

つまり問合せの構造上「最優先項目のひとつ」になっていると考えていい。
それだけ大事なポイントなのだから、非常に明解な理由があるのかと思うと、
「精神的に心配」「友達に湿気の話を聞いた」「日当たりが心配だ」等意外と根拠は希薄で『最優先項目にあげるほどの致命的な要素』では無かったりする、
やはりここには心理的な象徴化が介在していると考えるのが自然で、
「賃料19万円のペアシティー1Fは、7万5千円のアパート2階より劣悪な環境でしょうか」と確認すると、「それは別です」。
「2階以上でお願いします」には一見拘り(最優先項目の存在)の条件の存在があるようで、実は優先順位のの構造が壊れてしまっている。
結果的にせっかくの調査依頼に完全な形で答えることができない矛盾が起きる。
確かに「同じアパートなら2階がいい」という意図を始まりとする考えは合理的なものだけれど多数の物件調査を仕事としてやっていると、同価格帯のアパートでも内容やキャラクターは驚くほど違うので、A棟の2階と隣駅のS棟の1階では比較にならないほどS棟の方が内容がいいケースは頻繁にあるので勿体ないのだ。

防犯性につていも棟単位の立地環境や、街選択で大幅に違ってくるので「2階限定」として担保される防犯性の度合いは防犯性全体の内容のほんの一部でしかない(防犯性を心配する調査依頼の時には警視庁の地域別犯罪発生DATAも調べるので率単位の換算では階数における変動幅よりこちらの方が重要)。
そして、1階なのでカビという事例についても私たちの認識では物件単位の基礎部分の構造や暮らし方に依存する部分が大きいので、このケースでも「2階限定」が担保する風通しのよさはその内容の一部だと言える(物件管理上のカビ事例は同一棟内の号室単位の問題で階数単位で管理されるものではない)。
確かに住宅密集地帯での日照には明らかに差があるが、敷地に余裕のある構造なら1階だから日照に心配は無い(深いドライエリアを持つデザイナーズメゾネットの地階には驚くほど日照条件がいいものがあるのは事実)、

現実は「なんとなく風評で2階希望⇒しかし一切妥協不可」になっていると考えるのが自然だ、ここは必ずしも防犯性を担保しないオートロックを「防犯性を担保する内容評価として優先順位を与える矛盾」とよく似ている。
そのまま「なんとなく」部屋を探してしまうと、どんどん選択肢が狭まって内容のいい部屋を見逃してしまう事情はそんな背景になる。

つまり『高い場所の部屋が好きなので高層系の5階以上希望』であれば希望条件として納得のいくものになるけれど、『1階以外ならどこでも』というのは希望する内容が既に構造として希薄になっているので、それが原因で内容のいい部屋を捨てるのは損なのだ(5階以上を希望する人には拘りとして5階以下の部屋に対して明解に自己決定として価値が劣るという認識が成立しているので損にはならない)。


■角度を変えて、そもそも1階は上階に劣るのか?を考えてみよう。
実は1階にはメリットも存在する。
人の空間認知は水平に連続する視野があるため、床の延長上に地面が見えることで部屋の広さを広く感じる効果がある、
この開放感は上階だと”ルーフバルコニー”の時だけ発生するものだけれど、1階でもバルコニーのあるマンションを除いて間違いなく1階の方が開放感がある。
しかし、この1階のメリットは窓を開けていても平気なぐらいの立地環境であったり、見出しのよさ(隣の棟との距離)に応じて大幅に変化するから、
それこそここが内見で確認するポイントだ。

他にも「外に出やすい」というメリットもある、
意外とこれは重要で、メンタルへルス上も外出頻度の可能性の楽さは気分的な開放感と強い関わりを持つので、好ポイントとなる。
こちらに関しては「1階というだけで不安だ」な人もいるので、メンタル上のポイントだけに、相性問題として不安感の方が強ければメリットは相殺されてしまうからこの場合にも「1階の不安感がどういうものか」をそのまま伝える方がいい。
何故なら、アパート2階よりもメンタル上の安心感はオートロックマンション1階の方が効果が上だからだ(この際は防犯性に対する実行力が問われているのではなくイメージの問題なのでオートロックは効果的な設備となる)。
オートロックで無くても、容易に裏側部分に回り込めない中規模マンション1階は精神安定上もアパート2階より安心感が高いケースが多い。
※上記のポイントこそ「2階限定」を希望した瞬間失う利益だと言える。

なかなか難しい部分なんだけれど、1階をめぐる論議にはなかなか知られていない背景があるので部屋探しをする時には「ホントのとこ自分はどうかな縲怐vと考えるだけでも意義は大きいと思う。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 16:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック