前にもポータル含めて広告収入を前提とした”表現の偏向”をテーマにした事あるんだけれど、ちょっと看過できない噂が今ネットに流れている。
『Google八分』の域を越えている噂だ
========================================================
「初音ミク」画像がネットから“消えた”?
「初音ミク」で画像を検索してもヒットしない──こんな現象がネットで話題になっている。Google、Yahoo!などで画像検索しても、肝心の初音ミクのイラストが出てこなかったり、「見つかりませんでした」となる。Web検索では通常通り検索結果が返ってくることから、ユーザーが不思議がっている
(中略)
「さすがはGoogle、巧妙に避けている」と変に感心されるほど。
(ITmedia2007年10月18日)
========================================================
この話題が厄介なのは一ソフトの流通に関わる話じゃなくて、もうちょっと大きな広告会社の介在が噂の中心になっているところで、法令遵守の延長で語られる『Google八分』とは完全に別個の話で、
Googleにおいても、雑誌媒体や新聞TVメディア同様「CMやPRと本スジ」を分けて表示する。その意味は「こっちには広告収入がらみのベクトルかかってますよ」と切り分ける事が表現者としての倫理に関わるところで、そりゃ提灯記事やら偏向報道もあるけれどある程度読み取る知識ってのも昨今自己責任(これもこれで大問題だけれど、、特にTV)って部分がある。
しかし、
検索サービスのバックボーンが「広告表示」によっているって体裁の中で、検索結果が法令遵守以外で操作されているのだとしたらこりゃ大問題でしょう。
特に不動産業なんていうメディアの偏向(非常に大規模な広告費が投入される業界として有名)の正面から見ていると、この危機感はそれこそ半端じゃないんです。
築浅信仰から耐震性の報道、設備に関わる誘導等現実に則さない誘導にはほとほと迷惑している。その広告主は大企業系の”大手”が背景であったり、現実の個々人の生活とは関係の無いところで市場に影響を与えようってプロパガンダに近いものなので、実際に部屋探しをしている現場には「困った余談や、思い込み」のような形で意識の偏向として消費者にとっての不利益に繋がる結果になっている。
これが検索結果にも信用性が無いとなるとどえらい事でしょう、
このブログのサイドバーも早速MSNのLive Searchに変更した(笑
「そこまで心配しなくても」って意見もあるかもしれないけれども、心配するに越した事は無い。Googleに関してはこんな記事もあって
========================================================
Google Desktop「使ってはいけない」
新しいGoogle Desktopを使ってはいけない窶披煤B米Googleが2月9日にリリースしたデスクトップ検索ソフト新版について、電子フロンティア財団(EFF)は同日、プライバシー侵害のリスクが大幅に高まるとして、利用しないよう消費者に呼び掛けた。
(ITmedia2006年02月11日)
========================================================
確かに組み合わせて考えていくとちょっと穏やかじゃない、最近伸びているGmailに関しても同様のプライバシーの問題を指摘している論議もある。
何せネットの世界はまだまだ百鬼夜行だから、心配してし過ぎる事は無いでしょう。
現在でも日々ネットの覇権を巡って各社全力あげているのだし、利用者からみれば”中の事まではわからない”って部分も多いっスからね縲・br style="clear:both;" />
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
メディアリテラシー:Googleは大丈夫か
2007年10月21日
この記事へのコメント
この記事へのトラックバック