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防犯性を根本的に考えてみる(心理編)

2007年11月03日

前回触れた「防犯性めぐる最も顕著な矛盾」は、”いかにもシングル女性が住んでそうな築浅オートロック”の事例に代表される事になるでしょう、
今の都心部では最も狙われやすいこの築浅オートロックですがざっとまとめると
・誰でも容易に中に入れる→一人入って手引きすれば後続何人でも入れる
・管理人不在が多い
・かえって審査が甘いケースがある→風俗系のニーズも高い→室内に貴金属が多い予測
・一度マンションに侵入すると棟内の人の出入りが著しく少ない(人目につきにくい)
・玄関の施錠忘れが多い
・容易に警察も中に入れない
・シングル向けだと圧倒的に女性入居者が多い→平日日中はほとんど棟自体無人
 偶然入居者と出くわしても相手は女性
・賃料も高いので室内に高価なものも多そう
等で、上階が狙われやすいのは「エレベーターでも上にいくほど人の数が減る→人目につきにくく最上階が最も賃料が高い→高所得」であるからで、
ある意味プロの泥棒にとって開けられない鍵は無いのですが、「開ける難易度が高い(犯行時間が長い→発見されやすい)」等そのレベルを上げることで低スキルの泥棒には仕事できなかったり、犯行時間の延長は彼らの命取りですから防犯効果も高いのですが、オートロックマンション特有の「内部は人目につきにくい」という部分で、むしろ彼等に有利となっているのです。

本来オートロックはグレードとしての設備であって、『防犯ツールのひとつ』であるのは確かだけれど、それを本格的に防犯性能の内容として機能させるためには、警備会社との契約含めて相当高額になるんであって(この段階で実際の犯罪統計から見ても窃盗に備えるというコスト評価超える)、ここでもグレードとしてのサービスになる。
つまりプライヴァシーの確保として「芸能記者すら排除する」とか、その目的が変わってくるんであってこの場合想定されるのは”ホテル並のグレード”なんですね。

ですから、10万円以下なんかの30縲・0uランクの「いかにも築浅オートロック」なマンションは明らかに廉価版の売り文句的機能(実質賃料を高めに設定するための設備)であって、効果的に機能する事例は「新聞勧誘員の阻止・お呼びで無い友人が玄関前にきちゃう事の阻止」となる、防犯性単体で考えると「むしろリスク」というワケだ。
現実宅配ボックスをオートロックの外に実装しないと、人の出入りの管理すら「形だけ」と言っていい。

しかしオートロック等に象徴的に代表される実質的な防犯性のニーズが皆無かと言えば違ってくるのだと思う(イメージ先行のスノビズムはひとまず例外として)。
この辺を『メンタルな意味の安心感』として評価してみると、
やはり「気配とか音」でしょう。

ここから思考を進めていくと昨今の”1階不人気”にも通じるところが見えてくる。
確かに1階の部屋はロードノイズが入りやすい、
道を歩く人や、宅急便、住民やその友人、市街地であれば街の暗騒音も入ってくる、そのキャラを順列で並べれば「1階の部屋→上階の部屋→上階の部屋でマンション→オートロックマンション→ホテル」と、プライヴァシー的な意味での心理的安心感(実質的な防犯性とは関連無く)としてそれを評価するタイプの人がいるのは事実だと思う。

ここは暮し方にもよるのだけれど、
入居者のタイプとして「アパート系な人」って、少々の音は気にしないオープンな傾向の人が向いていて、ここの傾向は「直ぐに外に出られるので楽」ってアクティブな傾向がむしろ「エレベーターにオートロック」なんて設備があるとかえって邪魔なのであって、夏には窓を開けて外の世界の暗騒音も入る方がかえって自然で気楽って世界観がある。
それは入居者の心理的傾向によるんであって、オートロックが性能評価として”悪い設備”である場合もアルって事。「とっとと外出できる」という性能から見えていくとこれ1階の方が便利なのであって、
この順位
 ↓
「1階の部屋→上階の部屋→上階の部屋でマンション→オートロックマンション→ホテル」
が正反対なケースがあってもちっともおかしくないワケ、
音がある程度抜ける事は防犯性にも寄与する。「大声出せば近隣ひとブロックまで声が響く」からだ。

さて、そんな部分から昨今の傾向「オートロック志向はそう多くないけれど少なくても1階嫌いは非常に多い」を考えてみると、
ラテン系とまで言わないけれどもオープンでアクティブな生活な一面を持つ人が、これ現在の都会では減ってきているのか?
また、1階アパートの防犯性能的に言えば「緊急時に躊躇無く大声出せる」な部分がワンセットだけれど、確かに電車なんかで”集団になるとウルサイぐらい大声”な人は多いかも知れないけれども、果たして個人になった時にも躊躇無く大声出せるかと言えばここ微妙じゃないか?

確かにオープンでアクティブな人は、実生活に大忙しで「引越しどころじゃネーよ」となるので部屋探しの統計には上がってこないワケで、必ずしも信用性のある数値と言えないのかもしれないけれど、
”プライヴァシーの確保された環境へのニーズ”
この時点で、さぞかし音等にも敏感なストレスを感じているタイプの人になるのじゃないか?という仮説が成り立つ一面もあるのじゃないだろうか。
こうなると完全に遮音する部屋等無いのだから(分譲マンションでも鉄骨造なんかだと音抜けまくりだったりする事例も耳にする)、何かそれが担保されていそうなキーワードに希望条件が傾斜する可能性は否定できない。

やっかいなのは、このストレス性の緊張があると根本的には自分自身の緊張感が鍵となるので、”防犯性”ではなく”リラックス”なるキーワードで考えるべきポイントなのかも知れない。そこで「うーん」と考えてみるのだけれども・・・
これはどうだろう?
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劇中登場するハリソン・フォード演じる主人公”デッカードの部屋”だ、
「ビルの(外から見ると)かなり奥まったところに部屋がある」なイメージ
こう考えて見ると、どうも現在の東京の供給過剰なる賃貸状況が「もうちょっと余裕や遊びのある建築」→「室内床面積だけに囚われず共有スペース含めてもうちょっと余裕のある造り」であれば、求められているリラックスなるものに繋がるのじゃないだろうか、
防犯性的観点から見ても、「どうにも世帯がぎゅーぎゅー詰め」的現代の建築にも問題あるような気もするので(犯罪上も効率良すぎ)、リラックスを『自室までの空間的な奥行き』で考える方がベストなのかも知れない。


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※前回のレポートの「凶悪犯(殺人、強盗、強姦、放火)発生率ランキング」これの全国の数値を見たい人もいるかと思って、簡易に見られるようにこれ別ページでアップしておきました、
 ↓
http://www.retour-tokyo.com/hanzai.html


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posted by kagewari/iwahara at 19:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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