幅・奥行ともに約60cmに収まるという【マンション向け】コンパクト型です。
(=賃貸住宅での導入も可能なタイプと言えるでしょう)
紹介記事はこちら
パナソニック、ドラム式洗濯乾燥機「プチドラム」
http://news.kakaku.com/prdnews/cd=kaden/ctcd=/id=14530/
本体サイズはW596mm×H920mm×D595mm重量72k
これまで各所に出ているドラム式洗濯乾燥機の問題としては「1に振動2に振動」といったところで、みなさん一般的な全自動より叩き洗い式のドラムの方が洗濯物は痛まないという基本は周知されているようですが、ボルトなどで完全に固定ビルドインされ設備としての導入を前提としているドラム式の据え置き型評判は芳しくなかったのが正直なところです。
+αで言えば西洋式とも言えるドラム式洗濯乾燥機は本体重量の”重さ”で振動をダンピングする”モノ”なので、強度的にも一般の防水パンに設置して大丈夫なのかって問題があったのも事実。
※技術的背景も、開発当初日本メーカーは海外製品を徹底分解して試行錯誤してきたため初期のモデルは技術的にもプルーフされていなかった側面もあったとか。
そんな中【マンション向け】と銘打って登場した製品ですからかなり期待を集めているのではないでしょうか。
現在の価格:109,000円(発売当初より下がってますね)
パナソニック 6.0kg ドラム式洗濯乾燥機【左開き】(クリスタルホワイト)Panasonic「プチドラム」 NA-VD100L-W

重量が重量ですから木造アパート入居の方は躊躇するかと思いますが、
(私的にも導入には念のため事前に管理会社に相談などする事をお勧めします。)
振動が弱点のドラム式ですから標準体重の成人男性がピョンピョンと足踏みする感じでしょうから耐荷重は大丈夫に思いますが、騒音には要注意です。
又バルコニー・テラス置きの場合洗濯乾燥機を置こうと思う人いないと思いますが、木造アパートのバルコニーは耐荷重量がそれほど大きくありませんからNGです。
製品の開発意図も【マンション向け】ですから、ここはRC造マンション以上を設置基準として考えるべきでしょう。
(木造アパートは更に小型化に成功して4キロ洗いとかのタイプが登場してから検討可かと)
マンション向けという部分には他にも意味がありまして、
本来マンションは洗濯物を外に干すのは好ましく無いのです。
(一部秀和シリーズなど管理規約でNGの場合もあります)
外観の問題だけでなく、分譲の場合共有部分に相当するバルコニー手すりなどのサビや疲労、加えて一般的に中高層マンションは許認可的に幹線道路沿いにしか無いため排ガスの汚れや防犯面(雨でも洗濯物が干してあれば留守の状態が外からわかる)からも好ましく無いということです。
※特に防犯面では大規模マンションの場合一室に入られるとそこを導入に複数室に被害が出る場合も少なく無いので戸数の少ない木造アパートとは条件も違います。
※「布団を外に干さないと」というのは戦前の話で(太陽光にあててダニやシラミを表面に出して叩いたのが始まり)、乾燥など単体は特別直射日光は必要ありません。
(だとしたら高級ホテルではどこで布団干ししてるんだって話になるワケで)
というワケでマンションでの生活では洗濯乾燥機の需要が高くなります。
(逆さまに言えばどんな場合でも木造アパートは木造一戸建て生活とあまり変わらずアバウトだってことでもあります。)
欧米的には共同ランドリールームや屋上の共同物干しが一般的でもありますが、日本人は「水回り好き」と言いますか各室常備がデフォルトでもありますので、マンションの高級化志向と相まって洗濯乾燥機の需要は高くなってます。
「木造アパートだって防犯対策上外干しには注意が必要では?」
という方もいらっしゃるかと思います。
木造は棟自体が木造ですから呼吸もしますしそもそもがマンションのような気密性能ありませんので、結露の心配はマンションほどじゃありません。
何も高級洗濯乾燥機や浴室乾燥機能など必要なくって、
基本『物が乾くのは温度より風』です。
価格4,980円
35cm工場扇 オフィスなどに最適な一回り小さなサイズです

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こういうのが一台あれば十分乾きます。
夏の節電冷房用にもなりますよ。
(気化熱利用の冷風扇と同じ効果)
このタイプ、私のように銭湯利用経験ある方ならよくご存知と思いますが(笑
「ひょっとしてマンション節電冷房用に使えないか」と考えてみました。
木造アパートと違ってマンション最大の弱点は「一般的に玄関に窓が無い」ところです。
夏に窓を開けてもなかなか風が通りません。
(屋外の放射性物質の心配のある昨今窓を開けない人も少なく無いかもですが)
ものは考えようです、
風が抜けないなら対流させればいんじゃなかろうかと、
玄関ドアに向けて上記工場扇を回して室内空気の対流を引き起こせば窓から風入りやすくなるのでは?
(実験してみないとなんともなので効果を保障するものではありませんです、)
風上に置くのでは無くて「風下をつくる作戦」にどうでしょうか。
■次回は春を過ぎて今年も東京ビギナーの方も増えたでしょうから『3点ユニットの使い方』などレポートしようと思います。
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