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日本建築『台所論』

2012年11月03日

更に前回のバストイレ論を引き継いで日本的建築である台所を考えてみます。勿論戻り的にはDKがこれに相当します。
元来西欧からは日本の台所は狭いという風評があり(彼らは滅多に料理作らないんですが)、間取におけるDKもダイニングに使っている人は2DK以上の場合じゃないかと思います。大体一般的な2DKをベースに考えてもDKの標準サイズは6帖であり(40uをちょうど十字に10u単位に四分割する感じ)、シングル1DKでも20u〜を前提に(これを前方後方に二分割する感じ)広くて6帖って感じです。
※ちなみに4帖半以下だと表示はKになる。

欧米的に日本のLDK(業界的申し合わせ概ね10帖以上をガイドラインにしている)が所謂通常のキッチンを意図しているとするならば、日本のDKは呼び名はだいにんぐキッチンになってますが、ダイニングテーブルを置けるのって事実上6帖以上広さが必要なので(通常の1DK・2DKで6帖以上のDKは稀)、つまるDKとは日本建築における『台所』専用と見るのが実用上の内容でしょう。
(4帖半か6帖がメインとなれば単位からして日本建築仕様)

このDK間取、
前回シリーズのバストイレ別論の時にはマンションとの関係で発生しやすい矛盾の説明になりましたが(ミニマルコンパクトでは洗濯機置場の矛盾に触れました)、今回のポイントは『二口ガスコンロ』です。
バス・トイレ別や室内洗濯機置場などの希望条件と言えばその次に浮かぶのは「二口ガスコンロ」です。
バス・トイレ別にフラグがある場合には木造アパートとの親和性が高いように、二口ガスコンロにも構造的な関連性があります。
ぶっちゃけ(ストゥディオ設計の1Rは別←詳細後述します)、
■『二口ガスコンロ』マストな人は間取り希望DKタイプじゃないと設計的矛盾が生じます。

今回も主にマンションの場合が難しいって話になりますから、マンション想定で説明します。
シングル向けマンションにおいてDKじゃなくて間取Kタイプとなれば、キッチンシンクの方向は玄関から廊下に並行となりますから(直角だったら最初から2口は”ほとんど”無理)、2口ガスコンロが置けるキッチン回りの延長×室内幅を考えれば=床面積的にもかなり広く無ければいけません。
ダイレクトに2口マスト=賃料が上がってもいい(床面積の広い部屋)となります。
しかも床面積が広くても居室の広さは同じで「キッチンが広くできればDKタイプ」を結果として意味する事になる。
実際シングル向けのお部屋を探した経験あるかたならおわかりと思いますが、マンションでDKタイプと言えば主に古築(日本建築時代)がメインで、浴室もバランス釜でバス・トイレ別という台所設計だったりするものです。
新しいマンションの大半はシングルルームの場合1Kタイプがメインであり、昨今の需要は居室7帖以上ですから(マンションの広告図面の計測サイズによく利用される団地サイズ計算だと1.29u×7帖=9.03uですが実はこの広さ古築木造アパートの江戸間6帖9.24uより狭い)、二口ガスコンロを余裕で置ける広さを選ぶのか居室を7帖以上とする設計を選ぶのか設計士は悩むところです。

ここでかなりの人はわかってきてらっしゃると思いますが(笑
マンションマストで、バス・トイレ別、洗濯機置場室内、二口ガスコンロを並べると『相当の広さ(少なくとも22u以上)』が必要であると言っているのと同じであり、昨今増加傾向の「居室7帖以上」を加えれば25u〜30uを意図しているのと事実上同じ意味です。

注)マンションの床面積表示は”壁芯計算(壁厚も含む)”がメインで特に柱が居室内に入るRC造であれば、事実上実測値がメインの木造アパートに比べて『表示より実際の床面積は数%狭い』事を忘れないでください。

■この結果マンションは賃料が高すぎると思われてしまうと、マンションが可哀そうと申しますか、趣旨が違ってきているって事なんですよ。
極端な話非木造建築のために3点ユニットバスは発明されたものですし(東京オリンピック時のホテル建築ラッシュの時発明されたという説があります)、非木造のシングルルームのデフォルトが「3点ユニット」なワケで、
バス・トイレ別やキッチンの台所仕様は日本建築になりますから、木造メインのものなんです。
(これを非木造マンションで実現するとなると想定以上の広さを必要とすると思ってちょうどいい。)

考え方とするならば、
「木造アパートってバス・トイレ別も多いし、洗濯物も外に干しやすいし、台所もDKでいいよね。」
「マンションって同じ広さで言えば自由に設計できるわけでは無いけれど、3点ユニットは大発明だし、遮音性は強いし駅近に多いから便利だよね。」
だいたいこの2者の判断を前提に「マンション優先フラグか木造アパート優先フラグか」を考えるべきところでありまして、
そこいら辺をいきなりすっ飛ばして「マンションマストでバス・トイレ別、洗濯機室内、二口ガスコンロ希望を希望して、賃料予算オーバーです」となるのは、なんと言うか、「=賃料の高いワングレード広さが上の部屋を希望します」って意味なんですがと(プロ的には)思うところなんです(笑

■さて、話は戻りましてDK論から1Kを考える場合、特にマンションの1Kや1Rのモデルはホテルのシングルルームが元祖ですので、
設備的想定は申し訳程度で可となるんです。設計意匠的に、
(ぶっちゃけホテル賃貸同様にキッチンは無くてもいいのではないか級=常に個人事務所と汎用性がある。)
しかし日本では欧米と違い、頻繁に夕食を料理するって人も少なくありませんからこれでは不便だと、
デザイン的にも一口コンロのユニットキッチンってルックスがチープなんですよね。
(1DKの間取りであればキッチン設備が1口でも自力でキッチンワゴンにIHコンロを増設してコンロ置場に直角に並べるとかの手法で、容易に二口化も可能)

二口化の要望を実現する方法が、
非木造ならではの西洋式建築の解決策で1Rストゥディオ設計だったんです。
(ザックリとストゥディオの概念を説明すると仕切りが少なくだだっ広いとかの意味なので、ストディオだと必ずキッチンが居室に配置されるワケではありません。)
1Rでドーンと広く室内を設計するのであれば、キッチンを居室内部に配置して(一見1LDKのLDKだけを独立させたような1R)二口化を図る事は容易になります。
いかんせんこのストゥディオはデザイナーズや築浅デザイン系マンションがメインだったりするので、なかなか割安や部屋を見つけるのが難しいのですが、改装系やある程度築年数経過したデザイナーズなんかでリーズナブルな部屋を見つけることができたりします。
▲この場合の注意事項としては、上記タイプはまず9割以上がバストイレ同一であることです。(鉄板の西洋建築ですから)


『伝統的な台所設計』を希望するのであれば、
今回の回答も前回同様に
「木造アパート」であり、
やはり日本建築は「木造戸建て最強伝説」という結論でしょうか、
 ↑
となるんですよ。
(実際当社のDATAベースアクセスDATAの統計的にも木造戸建賃貸は圧倒的に強いんですよね。←ここで更に重要なポイントは「木造戸建」という存在が「オートロックマンション」と正反対のキャラであることでしょうか。)


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