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『18平米なのに50平米の部屋』

2013年01月05日

今回の「こんな部屋」は情報的には新しく、そしてその間取図こそがメインのレポートです。実際問い合わせによる調査から内見という形で確認したものではなく、業界間で自主的に配信されている広告資料によるものです。
しかも、空室募集の部屋でもありません。
平面図に偶然記載されていた「賃貸中の他室」の間取りであり、
それだけでなく、室内の配置も全く不明の『その部屋』が主役なのです。

01batkkini01.jpg
■なんといっても凄いのが上図右賃貸中のお部屋『1号室』です。
この物件は古くからの所謂「昭和の学生アパート」的であり(シャワールームなどもリフォームにより後から設置された設備と思われます)、設計的に1号室から3号室までおおよそ同じぐらいの平米数と思われる造りで、当時募集されていた3号室は18平米。
ザックリとした計算ですが、
(トイレは部屋の奥3号室側にあると想定)
1号室の「長さ(或いは幅)」は最長8.5m〜9mと思われます。
えーとですね、この長さは50uランクの2DK〜3Kに相当するものでして(2LDKの一歩手前)、
計算的には相当アバウトでありまして(笑
 ↓
8.5mは縦長方向で畳約4.8枚、通常の6帖間だと長辺方向は縦に2枚なので約5枚と言えば12帖クラスを越えており、この場合幅と言えばいいのか奥行と言えばいいのかわかりませんが→約1.8mでしょう。
トイレ込みで9.7m前後で考えてみると1.8×9.7=17.46u
(いい線いっているのではないかと思います)

■つまり約18平米の1Rでありながら直線距離的動線延長が50平米ランクの中堅大型系ファミリータイプと同じなのです。
これは探してもまずありません。
仮にマンションであればほぼ100%失敗系のお部屋になります(マンションの窓はこういう設定だと掃出し窓が多いため)。夏に灼熱冬に極寒となるからです。
しかしこのお部屋は木造ですから確認するまでも無く窓は腰高で間隔を開けて2つ並ぶ形なのでしょうからマンションのような心配はありません。
デザイン的にこのスタイルは西洋風風にも見えるなかなかのデザインでして、合わせて築年数の古さ(昭和30年代)から考えると『共同玄関から続く廊下側』の天井近くにも採光窓があるかもしれません。

■これは「素敵な間取り」でしょう。
遠近法の錯覚で(通常の部屋には無い縦横奥行比であるため)、30uぐらいの広さに思えてしまう可能性もあります。
(奥行方向に物品を置いた瞬間その錯覚からは醒めるんですが(笑)
コンパクトサイズの家財を揃えれば実際に相当大きな効果持つ筈です。

所謂昭和の学生アパート改装系ですからお家賃もすこぶる安く、前述のマンションならほぼ無理という部分含めても『木造だからこそできるユニークな間取』でありまして、当時このお部屋を設計した大工さんが「そりゃ無理だと思うな〜」と思わなかった理由も、昭和30年代には『3帖間』が居室の最小単位として一般的だったので、このお部屋の奥行は当時だからアリだったんです。

こういう図面を見る度に「やっぱり格安木造アパートってものは他に無い特有の魅力がある」と思うんですよね〜

※木造に比べてマンションは画一的な間取りがどうしても多くなりますが(その位置の部屋は1階〜最上階まで同じ間取りだとか)、本来西洋建築における「RC工法の発明」ってのは自由にデザインができるところが凄いところだったのです(四角四面の鉄骨フレーム構造からの解放)。
ところが経済原則から「そりビルは四角のが合理的なワケで」、RCらしからぬ四角四面で画一的な設計が圧倒的に多くなります。
木造もフレーム構造には違いありませんが、限られたスペースをいかに利用するか的な工夫が多く見られる場合少なくありませんし、木造ならではの設計自由度の大きさもあり、現実世界ではマンションより格安の木造アパートの方が設計的面白いもの多いのじゃないかと思います。


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posted by kagewari/iwahara | Comment(0) | TrackBack(0) | こんな部屋があった | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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