きましたよ、ついにこういう車両技術が、
行き先設定すれば目的地へ…日産が自動運転カー
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20130828-OYT8T00691.htm?from=navlk
同様技術はgoogleも同社敷地内などでgoogleナビの延長で実験しており、早晩トヨタも打ち出してくるでしょう。
自動運転が可能って事は「運転代行よろしく自動で帰る事もできる」ワケですから、これを新手の公共交通機関としてシティーコミューター的に運用すれば「駐車場問題も解決」、タクシーや運送業従事者の方は脅威に感じるかも知れませんが、TPPの論議じゃありませんがシティコミューターを導入するのであれば(民業圧迫にもなるので)ほぼ同コストでタクシーが利用できるような補助金なりを制度化すればいいだけの話で(お年寄りなんかはタクシーのが楽でしょうからタクシーでなければいけない需要は必ずある)、そこは政治が調整すればいいのです。
勿論同機能を有した『自家用車』が普及してもいいのであり「駐車場問題回避でいちいち自宅に空車が帰るのは社会的コストの無駄」という見方あるでしょうけれど、将来的には自家用車=スマートグリッドにおける自宅バッテリーを兼用という意味になるので、自宅ソーラー発電などが高性能化していけば吸収可能なコストになるだろうと思います。
実際のところは自家用としての所有は上記のとおり社会的非効率なので、自家用車の規制はナンセンスですがシティーコミューターの整備により維持費コスト的に渋滞が慢性化するほど自家用車の「空車自宅帰り」が問題化する事も無いでしょう。
全体像で考えても、近未来は「労働時間の短縮・自宅SOHO拡大」など現在と同様規模の通勤需要が継続する事も有り得ない話です。
新しいインフラは経済成長の牽引役ともなるので、技術開発に国費投じても回収可能な投資効果があるでしょう。
この無人化という話は車社会だけの事ではありませんで、
(本来は「無労働的な労働フリー社会」への入り口)
米軍の無人戦闘機は既に空母着艦実験段階に入ってますし、報道で皆さんご存知のとおりで無人攻撃機はバリバリ使用中。バッテリーの技術革新さえ一段前に進めば戦場へのロボット兵士投入もマジに研究してます。
ロボット兵士開発に国連が「待った」
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/06/post-2955.php
背景には「自宅SOHO社会的な未来像」がチラ見しているのであり、将来の暮らしを考える上で『住居設備の高機能化』が同時並行する事になるでしょう。←このレベルで初めて各世帯への光ファイバー接続の意味ってのが本格化するではないかと、
(早晩介護の現場にも人型ロボットは投入されるでしょうし)
産業構造的に考えれば現在以上に「のんきな近隣商店街」であるとか自宅周辺への機能拡張的需要は高まると思います。
「シティーコミューターが導入されれば余計に郊外住宅が促進するのでは?」
と考える方も多いと思いますが、現在日本は少子高齢化の影響もがメインですが単身世帯が増加しており、郊外住居戸建て需要増の見込そのものが無いんですよ。
相対現役でファミリー向け分譲住宅を購入しようと考えている層が今より安価に都心近郊でも戸建てを購入できる時代になると思いますから、買い物弱者問題の根本含めて(大規模スーパーに送迎すればいいという話では無いでしょう)『住宅近隣徒歩圏に商店街などの住環境を求める』方向性はむしろ高まると思うんです。
公共施設や病院等特定施設へ向かう時にはシティーコミューターが使われるにしても「日常における住宅周囲徒歩圏」の重要性は逆に高まると思うんですよ、推定ですけれど。
■大規模分譲マンションの場合、現在でも「1Fテナント及び共有施設の充実」重要な項目になってますし、古くは高度経済成長期の公団系大規模巨大マンションにおける中庭式のちょっとした商業区画など「生活圏を供える」という設計は以前からありました。
この辺のロボット技術(自動運転も概念としてはロボットでしょう)想像より早く普及していくように思います。
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