フィンランド、国民全員に800ユーロ(約11万円)のベーシックインカムを支給へ
http://www.businessnewsline.com/news/201512071631370000.html
おおよそ私が心理学ブログで無い知恵絞って脳限界ギリギリでやった日本の試算と似たような数字となっています。
凄くザックリしたベーシックインカムの試算
http://kagewari.seesaa.net/article/425681766.html
冒頭紹介ニュース記事を一部引用しますとこうなっておりまして
ベーシックインカム支給と共に、政府による他の全ての社会福祉支給が停止となる予定ともなっており、政府は複雑化した社会福祉制度をベーシックインカムに一本化することにより、間接的な費用の支出を抑えることもできることとなる。
<中略>
西欧諸国の間では、オランダもベーシックインカム制度導入のための試験制度を来年から導入することを既に、決定している。
実に正しいベーシックインカム(これ保守党系の政策なのです)運用プランです。
先進国経済の場合、その需要不足が深刻な問題となっており(あるとこには金はあるんですよ金は)、同時にやおらケインズ政策公共投資を打っても(そもそも労働市場の所得分配機能が硬直化しているだけでなく)金融危機以来の資金調達云々の停滞もあり企業は内部留保を優先しますし、需要見込みも無いのに強引に設備投資を要請しても空回りするだけです。
公共投資の増加に関しては労働セクターとして構造的に縮小しちゃっているので所得分配どころか民業圧迫になっているのが現状です。
この時、政策によっていかに経済を回すか?
(所得のばら撒きじゃありませんよ、回すんですから。→経済が回ればきちっと税収増となって国庫に戻ります。)
昨今様々な局面で語られている政策的切り札が「ベーシックインカム」なんです。
あまり知られていませんが、米国も以前から間接的ベーシックインカムを導入し運用しています(給付付き税金還付方式)。
ズバリ内需型経済の国ほどベーシックインカムは効果的で、
日本のように経済が輸出に依存していない先進国にはハマル政策なんです。
先陣切るフィンランドがある意味実験場となるでしょうから、今後に注目する人も各方面にわたると思います。
現在運用されている日本の子供手当て政策にしても、農業の所得保証政策に関しても欧米発の政策を後追いしたもので、統計的に実績が確認された政策なら日本で導入される可能性も高いでしょう。
いや〜、ぶっちゃけフィンランドに移住したい(笑
(※更にフィンランドは難民が殺到する事を抑止するためか、政策当局はあからさまにそうだとは発言していませんが、難民の欲求不満に至るメンタル面を考慮し「難民に対しては無報酬の労働機会を用意する」なんて政策を併用するようです。)
フィンランドが成功したらEU圏でも内需の強い国は雪崩打つかもです。
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