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日本建築『台所論』

2012年11月03日

更に前回のバストイレ論を引き継いで日本的建築である台所を考えてみます。勿論戻り的にはDKがこれに相当します。
元来西欧からは日本の台所は狭いという風評があり(彼らは滅多に料理作らないんですが)、間取におけるDKもダイニングに使っている人は2DK以上の場合じゃないかと思います。大体一般的な2DKをベースに考えてもDKの標準サイズは6帖であり(40uをちょうど十字に10u単位に四分割する感じ)、シングル1DKでも20u〜を前提に(これを前方後方に二分割する感じ)広くて6帖って感じです。
※ちなみに4帖半以下だと表示はKになる。

欧米的に日本のLDK(業界的申し合わせ概ね10帖以上をガイドラインにしている)が所謂通常のキッチンを意図しているとするならば、日本のDKは呼び名はだいにんぐキッチンになってますが、ダイニングテーブルを置けるのって事実上6帖以上広さが必要なので(通常の1DK・2DKで6帖以上のDKは稀)、つまるDKとは日本建築における『台所』専用と見るのが実用上の内容でしょう。
(4帖半か6帖がメインとなれば単位からして日本建築仕様)

このDK間取、
前回シリーズのバストイレ別論の時にはマンションとの関係で発生しやすい矛盾の説明になりましたが(ミニマルコンパクトでは洗濯機置場の矛盾に触れました)、今回のポイントは『二口ガスコンロ』です。
バス・トイレ別や室内洗濯機置場などの希望条件と言えばその次に浮かぶのは「二口ガスコンロ」です。
バス・トイレ別にフラグがある場合には木造アパートとの親和性が高いように、二口ガスコンロにも構造的な関連性があります。
ぶっちゃけ(ストゥディオ設計の1Rは別←詳細後述します)、
■『二口ガスコンロ』マストな人は間取り希望DKタイプじゃないと設計的矛盾が生じます。

今回も主にマンションの場合が難しいって話になりますから、マンション想定で説明します。
シングル向けマンションにおいてDKじゃなくて間取Kタイプとなれば、キッチンシンクの方向は玄関から廊下に並行となりますから(直角だったら最初から2口は”ほとんど”無理)、2口ガスコンロが置けるキッチン回りの延長×室内幅を考えれば=床面積的にもかなり広く無ければいけません。
ダイレクトに2口マスト=賃料が上がってもいい(床面積の広い部屋)となります。
しかも床面積が広くても居室の広さは同じで「キッチンが広くできればDKタイプ」を結果として意味する事になる。
実際シングル向けのお部屋を探した経験あるかたならおわかりと思いますが、マンションでDKタイプと言えば主に古築(日本建築時代)がメインで、浴室もバランス釜でバス・トイレ別という台所設計だったりするものです。
新しいマンションの大半はシングルルームの場合1Kタイプがメインであり、昨今の需要は居室7帖以上ですから(マンションの広告図面の計測サイズによく利用される団地サイズ計算だと1.29u×7帖=9.03uですが実はこの広さ古築木造アパートの江戸間6帖9.24uより狭い)、二口ガスコンロを余裕で置ける広さを選ぶのか居室を7帖以上とする設計を選ぶのか設計士は悩むところです。
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日本建築『バス・トイレ別論』

2012年10月26日

事実上シリーズでお伝えしたミニマルコンパクトを受けて逆説的に日本式建築の代表として”DKスタイルの部屋”について補完しておこうと思ったワケです。

ザックリまとめてしまいますと、
和室のある1DKや2DKの部屋は古くから(バランス釜時代から)概ねバス・トイレが別です。
ここにどうして和室との関連があるのかと言えば(木造アパートであれば特別説明の必要ありませんが)マンションの場合には床や壁仕上げの工法が何種類かあり、場合によっては床コンクリート直張りに近い床工法もあれば、デザイナーズに代表されるように壁仕上げもスケルトンでコンクリート打ちっぱなしもあります。
しかし和室の造作から言えば、コンクリのシェルの中に木造和室の部屋が造られるような形になります(間違っても畳を直に敷くとかないので)。
これは事実上床仕上げもデッチフロア形式になり=バス・トイレ別も容易になるんです。

何のことかよくわからない人いるかと思いますので更に補足しますと、
■3点ユニットバスなどの床は排管部分かさ上げされておりだいたいがその排管の先は他の排水経路と同様にパイプスペースに向かいます。
ですから仮にバス・トイレ別にする場合でも自由なレイアウトに設置できないのです。(廊下部分も配管を通せる空間をかさ上げしなければいけなくなったりする)

時折豪華水回りデザイナーズで居室と水回りの間に”段差”があるものありますね、これは排管通す空間を作るため水回り部分だけ床をデッキフロアでかさ上げしているからです。
マンションの場合には排管結露の問題もあるので、できればこの手法は取りたくない。バス・トイレ別に設計する場合もキッチンまで一列に並べるなど、”なんだかんだで”平米数を食う設計が多いんです。
(その関係で案外マンションの場合だと縦長過ぎの部屋の方がバス・トイレ別に設計しやすいといえなくもないですが、)

しかし日本式建築でコンクリのシェルの中に木造和室を作っちゃうような構造であれば(前述の保守管理の問題はともかく)床は居室まで全部かさ上げされているワケなので、どこにデッキフロアを作るのかで悩む事ありませんから、和室イメージからしても日本建築なわけで自然と『台所とバス・トイレ別』の構成となり「○DKでバス・トイレ別」の形式が多くなるワケです。
和室の場合天井造作も必要になりますしね、

■勿論昨今の洋間志向もあって、所謂伝統的な日本式バス・トイレ別設計はほとんど消えておりまして、マンションの中堅ファミリータイプに見られる設計は「言うならば広いレストルーム(基本はバス・トイレ同一)に仕切りを入れて浴室とトイレ洗面を分割している」構造となり、日本式DKタイプのバス・トイレ別と設計意匠から違ってます。(日本式建築におけるバス・トイレ別は昔の水洗トイレ以前の戸建建築の影響もあってトイレをなるべく廊下突き当りなど”端”に配置するもの。←結果昔の日本建築ではトイレ=寒いという印象もあった。)
事実3点ユニットの効用を積極的に宣伝する管理会社などでは「バス・トイレ別より3点ユニットの方がトイレが寒くなく快適」なんて説明を目にする事もあります。

ここまで読んでい頂ければ「なるほど木造アパートなら設計上の制約も無いのでバス・トイレ別が多い」という結論も出てきますが、
▲「そのとおりです。」
木造建築であれば同時にベランダ・バルコニーへの物干しも合理的な方法になります。居室のデザイン的なポイントは設計優先ならシングルの場合なら腰高窓が正しく(掃出し窓は廊下から縁側であるとかリビングの設計なので本来は寝室メインのシングル向けに掃出し窓はおかしい)、掃出し窓になっている場合ならリビング型設計になりますからデザインは構造ではなく「カーテンの選択が重要なポイント」になります。
(カーテンを重視しないと実際リビングからの景色が洗濯物ってことになりますし、)※外見的に洗濯物干しNGのマンションの場合これは同時に室内からの景観上の意味でもある。

更にマンションの場合には高層階の問題や特に分譲マンションのバルコニー外壁外や手すりが占有部分では無くて共有管理部分となる点などから、構造的なところからも各管理会社の本音はベランダ・バルコニーへの物干しは規制したいのが本音です。他にもマンション特有の問題として入居戸数が多いためその防犯性や、中高層であれば建築基準上整備された公道沿いにしか建築できないため排ガスの点からなどべランダ・バルコニーへの物干しには合理的ではない部分が多々あるんです。
この問題は昭和のマンション黎明期からわかっていた事で、ヴィンテージマンションなどで時々「サンルーム」というものを見かけます。この「サンルーム」とはベランダバルコニーを解放構造ではなくって窓で囲って(日本建築の昔の縁側沿いの廊下みたいに)物干し場としたデザインです。←この「サンルーム」不評だったのか現在の設計ではほとんど見かけなくなりました。

■ことほど左様に「本来バス・トイレ別の日本建築」を希望する場合
木造戸建てや木造テラス、木造アパートをマストとするのが早道というか設計上も居住的にも合理的判断です。
マンションの場合にも確かにファミリータイプであれば必然的にバス・トイレ別がメインになりますが前述のように効率的設計は難しく(それ以上にマンションにおける3DK以上のファミリータイプは廊下側の部屋の空調設置に構造的難易性がある)、クオリティを重視する場合には「常に少し広めの平米数」を念頭に置く方が結果も良かったりします。
(どうしてもマンションにおけるB・T別フラグは賃料が上昇しやすい。←3点ユニットとのCP比較は段違いに差がつくことも珍しくない。)

ドラム式洗濯乾燥機の急速な移行や、台所設計からカウンターキッチンなどの設計意匠以降も建築の非木造化との関連あるのじゃないかと思います。
(台所には通常窓があるものですからね。窓が無いキッチンが設計上多くなるマンションでは採光という点からカウンターキッチン出てきたのじゃなかろうかと思ったりもします。)

ところが困った事に昨今の建築は日本全体でも6割以上が非木造であり、日本式建築の居住性を担保できる部屋であるとか家は減少傾向にあると言ってもいいでしょう。
(東京の場合は異例なぐらい木造アパートがまだまだ残っていますが、廉価なシングルタイプがやはりメインです。)
『賃料が上昇してもバス・トイレ別を選ぶのか(CP比ではバス・トイレ同一と大きく差がつく)』
『バス・トイレ別を優先して木造マストとしてみるか(廉価なシングルは多いがレベルの高いものは母数が少ない一面も)』

現代社会の場合「バス・トイレ別」その判断に難しいところやはりありますね。
(やはり日本建築は「木造戸建て最強伝説」という結論でしょうか、)

●プロ的には「バス・トイレが非常に高いレベルでマストな場合」
少々オンボロでも木造アパートをメインにしてみるだとか(通常リフォームでもリノベクラスの大規模改修している部屋も珍しく無いです)、広範囲で木造戸建てやテラスを探してみるって作戦のがあたりはいいいように思います。

逆に「マンション好き」的フラグがある場合には(予算に余裕がある場合は例外ですが)、「マンションとバス・トイレ別を同時にマストにする」のには論理的に無理が多いので、優れた部屋を多数捨てる事になってしまうことは断言できます。


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『ミニマルコンパクト論』(3)

2012年10月19日

今回は将来性についてです、
『新築で前衛的ワンルームを建築するのは難しい』ってところは前回説明の条例の話でほぼ確定事項です。
結果的に『ミニマルコンパクト』はリノベーションの中で考えていくものになるでしょう。
1回目の論議で提起しているSOHO的用途やセカンドルーム的在り方を考える時に、ネットcafeの存在や、ウィークリーマンションなどを経営している法人がネットオフィースルームのような経営している点が参考になります。
■水道光熱費それぞれの基本料金契約が経費的に重いんです。
できればコンパクトになった分、利用料金は(ネットcafeにおける回線料同様)インフラ的にマンションなりが負う形で、個人契約より料金が安くなるのが好ましい。
 ↓
●勿論ここは『ミニマルコンパクト』の理想形がホテルであるため

しかしホテルのような高額な賃料では無くこれを2年契約の一般賃貸で実現するとなるとどのような方法になるでしょう。
ズバリ『セントラル方式の復活はあるか?』というテーマです。
(設計上各室洗濯機置場というのも趣旨に合いませんからランドリールームの応用編を考えてみます:後述詳細)

『セントラル方式』は往年のビンテージなどで随分導入され(当時は本当にホテルとマンションと建築的には仕様状の共通性もありました)、運用されてきましたが「区分所有分譲方式自主管理」なる内容と大規模な共有設備の保守はどうにも不都合があり、設備の老朽化により管理費が暴騰するなど、かえって建て替え促進の理由になってしまう結果も少なくありません。
事実上現代社会では放棄された設計企画です。

■ところが昨今の脱原発であるとか、発電住宅の概念や蓄電する住宅など最新鋭の技術はどれも『新型セントラル』の可能性を示唆していると思います。
高機能住宅は事実一戸建てで伸びてますが、区分所有のマンションや賃貸住居では望むべくもありません。
(まさか各室割のソーラーパネルだとか各室割のバッテリーとかじゃコストも管理も合わない話になります。)
しかも発電効率が今後向上して『売電も可能』となれば尚更です。
(現在の技術では不可能な話ですが、将来発電住宅で各個室の電気料金が無料になって尚売れるほど発電した場合?これは家主の利益になりますから、家主が積極的に設備投資に取り組むインセンティブにもなります。)

この辺の話はそれこそ1960年代にあった『中銀カプセル』なんかの論議に出てくる「メタボリズム社会」の可能性に関わります。
(はっきし言って当時早すぎた論議)

文明化の進行により高度先進国はで更なる”自立的個室化”が進みますが、これは孤立では無く(母集団を前提としていないため孤立しようが無い)、居住における自由度の拡大という意味になります。
(意味は微妙に違うのですが『個室待遇社会』的意味です)
(※推測ですが上記現象に相対としてマイカーが減少するでしょう)
セカンドルームの場合もそうですが、昭和の別荘地の発想じゃありませんから「使わない時には水道電気止めて置けばいい」みたいなワケにはいかないのでありまして、かといって『高額所得者だけの生活』であるなら文明とは言えません(それじゃ普通のブルジョア趣味です)。
広いバリエーションの中で『個室化』が進むために最も重要なのは”エネルギー効率”じゃなかろうかと思うんですよね。

※過渡的な流行として一定数の需要を確保した「ゲストルームやシェアルーム」というジャンルがありましたが、この辺の試行錯誤は(思うに社会心理的に進行している部分を読み違えていると思いますが)確かに関連性のある事だったかのかも知れません。
「インフラの共有と個室化の両立可能性」的に、
(運営趣旨も全然違ってましたが、現行の賃貸住宅に対する問題意識を需要の背景にしていたのは確か。)

『新型でコンパクトな高効率セントラル方式+住宅用発電・蓄電モジュール』
開発できないものでしょうかね、
(前述のように現在ワンルームマンションの建築には制限が多いため、リノベーションの枠内で工事ができるとなれば尚更小型モジュール化が必須になります。)
普及すればメンテナンス機材も安価に流通しますから管理維持的にも”普及”ってところが重要なポイントになります。
(加えて各パーツも電動補助付き自転車のバッテリーよろしく簡単に交換できると助かる。)

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『ミニマルコンパクト論』(2)

2012年10月12日

主に今回は設計上の話です。

■各区条例との関係
詳しいDATAを手元に持っておりませんが、現在東京では都心寄りの主要複数区において『ワンルームマンション建築規制』があります。
事実上の”ワンルームだけのマンション建築禁止条例”であり、ファミリータイプとの複合であるとか建築するのであれば中低層タイプにするなどの仕様が求められており、新規に同タイプのマンションを建築することは難しくなっています。

その関係もあって現在も有力な選択肢は昔の所謂投資向け1Rのリノベーションであるとか、大規模マンションの中には「セカンドルーム的1R」を予め併設しているケースも少なく無いので→『ミニマルコンパクト論』=『ワンルームマンション建設』という意味にはなりません。
となると新規に斬新なミニマルコンパクト・ワンルームマンションを新規に建築する事は現実的ではありません。
既存の1R資産から見た場合、構造上(建造物の縦横比的にも)横長や正方形タイプの居室を探すことは難しく(この辺の自由度は木造アパートの独壇場になるでしょう)、『ミニマルコンパクト系のストゥディオ』を考える場合必然的に”縦長の部屋を改装”という縛りは避けられません。
”縦長の部屋”縛りは設計上難所です。
(横にも窓が設置できて室内では”横長ワイド”で使えるのは角部屋だけなので例外)居室のゆとり感を考える場合”縦長”には確かに限界があります。
単純に言えば「どこに何を配置しても1Kか往年の投資向け1Rタイプになっちゃう」、(推測ですが→椅子の設置できる空間設営がとても難しい筈です)
TVの無い生活や、あったとしても現在全てのTVは薄型ですから(PCもデスクトップからノートが主力になりましたので)縦長を支援する方向性にあるのも事実です。←にしても限界はある。

■ここで建築設計されている方にお願いしたいのは、
『最少床面積で玄関ホールを設置するギミック』を是非開発いただきたい。
オートロックであれば幾分玄関ドアが寝室から見えるストレスは幾分緩和しますが、効果は”幾分”に違いが無い。
そして「横玄関の効用」と「玄関ホールを独立させる効用」は等価ですから、コンパクトに玄関ホールを設置できるとなれば→全ての1Kをストゥディオ的内容に変えられる素地ができます。
※このギミックは単純にL型パテションで動線を横にするだけでも効果あるかと

なんて言えばいいですかね、
これまで1Rの設計は玄関からストレートに廊下構造となりその左右どちらかが3点ユニットとなる構造ですが、
これを玄関のL型化で、玄関からユニットバス・他水回りを直線状に配置してしまうって設計です。
同時にここ成功しますと「廊下の機能性が心理的に向上」しますから(ダウンライト設置とか奢ってもアリでしょう)、『横に幅広の水回り空間に錯覚させる』事に成功します。
(キッチンを横並びに配置るのか居室側配置とするのかはケースバイケース)
 ↑
狙いは「仮に居室が狭くなっても”印象として廊下が捨て空間化”するのを避ける」という手法です。
縦長を逆手に取って同時に幅広認知を成立させるって事ですね。

■前回レポートにあるように多くの家財を置かないのであれば居室は『江戸間4帖==6.16uでよい』計算になります。
押し込まれた居室は物理的にも「狭くなったが縦横比的に縦長偏重は緩和します」。
『高機能廊下空間設計』に失敗しちゃうと全て無駄になりますが(笑
(※事実豪華水回り『分譲キラー』に無駄に豪華だが廊下にしか使えない長い廊下って結構あります。)
建て付けで奥行の浅い収納がズラーっと対抗面に並ぶとかですね、えーここは建築士さんの腕の見せ所かと。
こうなると、同じ1Rでも随分と個性差が生まれるので面白くなると思うんですけどね〜

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『ミニマルコンパクト論』(1)

2012年10月06日

ズバリ心理学的に考える暮らしってテーマにおける重要テーマのひとつです。
一回だけで結論にも達しないと思われるので、予めシリーズ物前提で話を進めようと思います。

ザックリ言えば「広けりゃいいってもんじゃない」という話(笑
逆に言えば「広さを求める理由は単なる広さでは無い」というオチがあるのじゃないかという仮説でもあります。この場合『広さの質』ですね、

現代社会的に言えば省エネ効果含めて経済的合理性で語られる可能性すらありますし、賃貸住居で考えれば大幅に賃料を節約できる可能性(ここも純粋に節約というより拡大縮小を弾力的に運用できる可能性と考えた方がいい)、同時に法人におけるノマド的な自宅SOHOの可能性を拡大する論旨でもあります。
(※そのまま「事務所は広けりゃいいってものじゃない」「事務所における広さの意味は単なる広さが目的では無い」とそのまま重なる論議です。同時に人員の増減に対して無限に対応可能になります。)

『プライバシーエリア論』ってのがありますね。
住居的には『プライバシースペース』って事かなと思いますが、
災害時の避難所などでも実戦的ストレス緩和ノウハウとして定着しつつありますし、
(※段ボールんど簡易的な間仕切りでストレス軽減プライバシー保全効果が期待できる)
これはSFチックに言えば心理的な「個々人の結界」のようなものです。
(満員電車の中における現象としては物理的空間ではなく、心理的イメージとしてこれが確保可能な可能性も暗示しておりますが←タイムリミットのある話でしょう。)
話の参考としてわかりやすい話は「猫の縄張り論」。
子供時代のイメージからすると「自分の陣地的発想(場合によると幼児はここに想像上の人格を登場させる場合もある)」、
千利休の一期一会的な『ミニマルコンパクト=無限空間の概念』、
建築の世界でも著名な建築家には狭い部屋としか考えらえない空間を追求する方向性は常にありますし、
コンラート・ローレンツの動物行動学における「閉鎖的区間における群れが攻撃心理に陥る観察」も関係のある話だと思います。
 ↑
これらのものが追い求めているものは何だろうかと考えてみます。

■「安心する空間認知」
ここを考える時、果たして人間の意識や実効制圧力含めてどんぐらいの空間が”個人のエリア足り得るか”ってところから考えなくてはいけません。
自分の実行力が及ばない広さがあればかえって不安感を増大させてしまうからです。
ひとつの参考が、
昭和の文化住宅構想時に研究された「3帖間は妥当か研究」です。
それまで日本の和室における最少空間は3帖間であり、今現在でも古築アパート2Kなどでは珍しい3帖間の部屋が残っていたりします。
(※勿論この3帖は江戸間ですから現在の築浅マンションで想定すれば4帖近い広さがある。)
この時政府なり住宅公団なりが出した結論は「4帖半がベター」という結論でした。
当時の詳しい想定がわからないので、家財を置いていたのか?だとか、部屋の出入り口は引き戸なのかドアなのかもわかりません。
ですから一部想定ですが、「3帖間時代」にはコンパクトな小机と布団が敷ける広さの想定だったり、布団は敷かずに書斎だけの用途だったかもしれません。文明化の中で机一つとっても大型化した時代を背景に(机の大型化による奥行損失は想像以上に大きい)、無難な線で「4帖半」だったのではないかと思われます。
(確か千利休の3帖間も出入り口からして小さく、客の出入りは庭側からなどプライバシースペース的には3帖以上の有効床面積が想定される。同時に利休の居住地域から逆算すると江戸間より広い京間じゃないでしょうか。京間は江戸間より18%ほど広い、)
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『部屋が暑い』

2012年08月30日

残暑が厳しいですね〜
エアコンに頼り続けるのも健康的にどうかと思いますし扇風機だけだとこれまた暑い。水分の補給は十分だといっても汗でダクダクじゃ〜なかなかくつろげない日々が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

賃貸住宅でもベランダの水撒きなどできることは数々あるのですが(マンションの場合躯体冷却の効果もあるので窓を開けて網戸生活で無くても水撒きに冷却効果はあります)、可能であるなら「夏の間だけ市の図書館を24時間営業にする」とかできないものでしょうか(ネグラにしちゃう人が出てくるのはあれなので職員は大変かもですがこの時だけの臨時アルバイトとかもアリではないかと)。
「それでは自宅でエアコンと同じでは?」とおっしゃる方いらっしゃるでしょうが、夜間は外気温もそれなりに収まってますし、汗をかくにも帰り道なら風にあたって気持ちいいとかもあるでしょう。
何と言っても「ちょっと気分転換」も可能になりますし、いいことづくしだと思うんですけどね〜

『窓を開けて網戸でって選択が快適になる環境を整える』のが王道には違いないところですが、都市生活の場合実際の犯罪発生率的裏付けと関係なく(それは夜間でも不特定多数の人が行き来するのが東京ですから)「心理的な防犯上の不安」を感じる方も少なくないかもしれません。

となれば、夏の暑さ対策と「窓開け状態での防犯性」にはそれなりの因果関係があることになります。
この場合の防犯性は通常の対策とは趣旨が違いますから補完しておこうと思います。

■「窓を開けて寝る場合の防犯性」
1階だから不安ですとか上階だから安心という区分けには実体の防犯確率的にはあまり意味が無いのですが(最上階からの侵入とかも決して珍しくないため)、この話のメインテーマは「心理的な不安」となりますので重要視するのは(ロードサイドの音が丸聞こえとなる)『1・2階の方』となります。

現実の犯罪事例の話をし出すとあっちの方にズレちゃいますから今回は心理的な不安だけに絞って進めていきます。
確かに寝室近隣で外から音が聞こえるだけでも不安に感じる方は不安に感じるのであり、ここを一工夫して対策していきたいところ。
地味〜な対策ですが『視感的安全圏』の確保で代理対策といきましょう。
夜間の場合にはナンセンスなのですが(事は心理的なものですから効果は自己暗示でもいいことになるので)網戸には「外からは見えにくく中から外だけが見やすい」という種類のネットがあったりします。
それこそ夜間にはその効果は半減しますが、外の音が気になるぐらいの都市部であれば街燈の明かりもそれなにり強いですから反射により外から中が見えにくいネットに交換するという手段も実的意味も無いじゃ無い手段のひとつ。
更に、心理的に窓からの侵入がガードされている「雰囲気」により効果を高める事が可能(しつこいようですが事は心理的なものですから効果は自己暗示でもいいことになるので)。
例えば窓の桟に縦向きでも横向きでもいいですから『突っ張りポールで簡易の防護柵を作ってしまうのです』、ついでにこの突っ張りポールに室内の空気を循環させるクリップ式の小型扇風機を設置すれば完璧(アウト方向とイン方向にダブルで設置する)。
扇風機を窓近くに設置することで外部の音もなんとなく聞こえにくくなるので、一石二鳥です。

(木造アパートで原状回復DIYに自信のある方なら木材でルーバー状に桟を形成してしまうという手もあります。)

寝室のレイアウトも重要ですね、
常識的には1Kや1DKの場合「ベッドを置くのは窓際」になったりしますが、サーキュレーターなどで空気の循環さえ担保されているなる窓から室内側に離れる方が涼しくなりますので、ベッドの位置を窓から離すというのも地味な対策です。
(特にマンションの場合熱伝導率の関係で躯体そのものが熱を帯びますから室内の空気循環が担保されているなら外壁から離れれば離れるほど涼しい事になる)
この手法は「空気の循環」という少々上級者向きの対策が前提となるので、誰にでもお勧めできる方法とは言えないかもですが、設計上は鉄板の法則になります。

しかし暑いですね(笑


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