何から何まで話ちゃうのも『掟破り』かとも思うので何から何までは話せないけれども、部屋ってものを考える時のイメージにはTV番組は相当に影響力を持っていて(CMも含めて)、それが必ずしも正確な情報ではないって業界事情をちょっと話してみよう。
実際TVなんかの住宅特集と言えば、かなり有名で打ち切りに残念な声も多かった“某リフォーム番組”がある。この番組登場する意匠デザイナーの「報酬」が一切公開されない(笑
なものだから、実際レストラン関係のリフォームでかなりの実績のあるデザイナーさん(この人専門誌でも作品が紹介されている)と話した時には、
「僕なんか自分で言うのもなんだけどかな縲怩阯ヌ心的、意匠15%(総工費)とかでも仕事するんですよ」
「あれですよね縲恍・シなところだと」
「そりゃ30%は当たり前でしょう。それを15%でも、もうちょっと下げろって多いんですヨ縲怐v
「ほら例の番組なんかの影響で、実際の工務店さんの工賃だけでリノベができると思っちゃっている人も多いじゃないですか」
「困っちゃうんだよねほんと。それだけの仕事してても評価され無い事ありますよ」
な、話をウチのスタッフで一級建築士の山下女史に振ると
「15%っ!羨ましいですね・・・」と、かなり切ない表情
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TVやメディアの話
2006年09月25日
初台特集番外編(2)
2006年09月22日
retourのブログ取材でコムハウジングに向かった時なんですが、代々木から初台への道はもうすっかり秋めいていて
西新宿から初台への景色なんか見ていると、やはり得がたい環境だと思います。
こういった都会の特徴として「人が暮らしていないと街が荒れる」という傾向があって、この大都会の一本裏に有数の住宅街が広がっているからこそこの環境が守られていると言えるのです。
その住宅街も閑静なところですし、一時より随分と賃料安くなっています。
実際に部屋を探している現場サイドとしては「初台←→笹塚↑西新宿」だったら烏山や祖師谷と比べてもそう大きく変わらない相場で探せるのじゃないかと、
「本音です」
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西新宿から初台への景色なんか見ていると、やはり得がたい環境だと思います。
こういった都会の特徴として「人が暮らしていないと街が荒れる」という傾向があって、この大都会の一本裏に有数の住宅街が広がっているからこそこの環境が守られていると言えるのです。
その住宅街も閑静なところですし、一時より随分と賃料安くなっています。
実際に部屋を探している現場サイドとしては「初台←→笹塚↑西新宿」だったら烏山や祖師谷と比べてもそう大きく変わらない相場で探せるのじゃないかと、
「本音です」
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冷蔵庫のある暮らしと『コンビニ』の相関図
2006年09月18日
シングルビギナー向けの格安物件になると、ユニットミニキッチンが造作されている事が多い。これは賃料を下げるためにはそうそうu数を取れないからで、限られた広さの中で居室6帖を確保する設計としてしばしば見受けられる。
就職後、このビギナー向けのお部屋から引っ越す時なんかには、これまでの狭いキッチンからの脱出やミニキッチン内蔵型の小型冷蔵庫からの脱出が時折象徴化される。
「2口ガスキッチン必須=ユニットミニキッチンNG」
ここ随分と目立つところなので象徴化されやすい部分ではあるんだけれども、ここにも心理学的言えば「象徴化特有の根拠の曖昧さと、強い固着現象」という特徴があるのであって、極端に過ぎると「内容のいい部屋を」って本題そのものがマスキングされる事も多い。
つまりあらゆる条件に「2口ガスキッチンは絶対に優先するのだ」というスローガンみたいになってしまって、それ以外のアイデアが思考停止してしまい何がなんだかわからなくなってしまう現象だ(笑
ルサンチマンとでも言うようなその部屋探しの動機に埋没して、ちょっときさくな暮らし方のアイデアなんかを発見しそこなってしまう。
『受動と能動』は心理学的にも重要なテーマで、この切り口でミニキッチンを考えてみる。
@「本来もっと賃料の高い部屋=グレードの高い部屋に暮らしたかった=自分はそれに相応しい人間だ」の関係が成立していると「ミニキッチンの部屋に暮らすはめに合った」という被害感情に繋がる。
A「なんたって収入ギリギリで安い部屋で広さが6帖なんて大助かりだ=想像以上に居室の広い部屋に暮らせた=自分ぴったりの部屋がみつかった」の関係が成立していると「ミニキッチンってアイデアは素晴らしい」という能動的評価に繋がる。
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就職後、このビギナー向けのお部屋から引っ越す時なんかには、これまでの狭いキッチンからの脱出やミニキッチン内蔵型の小型冷蔵庫からの脱出が時折象徴化される。
「2口ガスキッチン必須=ユニットミニキッチンNG」
ここ随分と目立つところなので象徴化されやすい部分ではあるんだけれども、ここにも心理学的言えば「象徴化特有の根拠の曖昧さと、強い固着現象」という特徴があるのであって、極端に過ぎると「内容のいい部屋を」って本題そのものがマスキングされる事も多い。
つまりあらゆる条件に「2口ガスキッチンは絶対に優先するのだ」というスローガンみたいになってしまって、それ以外のアイデアが思考停止してしまい何がなんだかわからなくなってしまう現象だ(笑
ルサンチマンとでも言うようなその部屋探しの動機に埋没して、ちょっときさくな暮らし方のアイデアなんかを発見しそこなってしまう。
『受動と能動』は心理学的にも重要なテーマで、この切り口でミニキッチンを考えてみる。
@「本来もっと賃料の高い部屋=グレードの高い部屋に暮らしたかった=自分はそれに相応しい人間だ」の関係が成立していると「ミニキッチンの部屋に暮らすはめに合った」という被害感情に繋がる。
A「なんたって収入ギリギリで安い部屋で広さが6帖なんて大助かりだ=想像以上に居室の広い部屋に暮らせた=自分ぴったりの部屋がみつかった」の関係が成立していると「ミニキッチンってアイデアは素晴らしい」という能動的評価に繋がる。
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「初台特集番外編と予告編」
2006年09月15日
前編はこちら
http://retour.seesaa.net/article/23735981.html
http://retour.seesaa.net/article/23775275.html
2×4アパートでカーペットのお部屋ならではの内容ですね。
この組み合わせは本当にレアで、なかなか探してもみつかるものじゃありません。
RCで床カーペットで1Rだとホテルのような雰囲気になりますが、2×4アパートだと自分の部屋っぽい感じとなります。
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http://retour.seesaa.net/article/23735981.html
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2×4アパートでカーペットのお部屋ならではの内容ですね。
この組み合わせは本当にレアで、なかなか探してもみつかるものじゃありません。
RCで床カーペットで1Rだとホテルのような雰囲気になりますが、2×4アパートだと自分の部屋っぽい感じとなります。
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音を巡る心理学「番外編:オーディオセッティング」
2006年09月07日
昨今総合電気店でもPC関係のフロアは活況だが、ピュアオーディオとなると惨憺たる状況で、下手すると「バラコン売り場が無い」なんて状況にある。
システムオーディオとなると一部メーカーの除いてピュアオーディオとしての内容をまるで保証できないチープなものが多く、お世辞にもお勧めできない。
実際考えてもらいたいのはインテリア性だ、
例えば賃料はともかく、洒落たデザイン内容の暮らしをテーマにしているのにオーディオがチープなシステムオーディオとなると「吟味して選んだ北欧家具の部屋に、カラーボックスをドーンと置いているのと同じ」になるので、それはデザイン上でも大問題になる。しかも、売り場すら電気店から失われていたりするので、入手するのも難しいという有様。
そもそもピュアオーディオの世界でも、高級モデルじゃなきゃやいけないなんてことはなく、「バジェットオーディオ(低予算で内容がいい)」なんて言葉もある。
デザイン優先でオーディオを選んでもいいのだけれども、せっかく購入するのだから音の内容がいいものを選びたい。
※PC関係を音源にする場合には(PCから猛烈にデジタルノイズが発生するので)、ドライバ関係がチープでもノートPCの方がいいと思う。省電力性能=回路が発生するノイズも少なくなるからだ。
PC利用オーディオの場合には「AMP内蔵スピーカー」か「別途AMPを使用する」事は必須、間違ってもPCのヘッドフォンAMPに頼って「実質パッシブ結線」はやめた方がいい、PC内蔵のAMPはろくな物じゃないからだ。
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システムオーディオとなると一部メーカーの除いてピュアオーディオとしての内容をまるで保証できないチープなものが多く、お世辞にもお勧めできない。
実際考えてもらいたいのはインテリア性だ、
例えば賃料はともかく、洒落たデザイン内容の暮らしをテーマにしているのにオーディオがチープなシステムオーディオとなると「吟味して選んだ北欧家具の部屋に、カラーボックスをドーンと置いているのと同じ」になるので、それはデザイン上でも大問題になる。しかも、売り場すら電気店から失われていたりするので、入手するのも難しいという有様。
そもそもピュアオーディオの世界でも、高級モデルじゃなきゃやいけないなんてことはなく、「バジェットオーディオ(低予算で内容がいい)」なんて言葉もある。
デザイン優先でオーディオを選んでもいいのだけれども、せっかく購入するのだから音の内容がいいものを選びたい。
※PC関係を音源にする場合には(PCから猛烈にデジタルノイズが発生するので)、ドライバ関係がチープでもノートPCの方がいいと思う。省電力性能=回路が発生するノイズも少なくなるからだ。
PC利用オーディオの場合には「AMP内蔵スピーカー」か「別途AMPを使用する」事は必須、間違ってもPCのヘッドフォンAMPに頼って「実質パッシブ結線」はやめた方がいい、PC内蔵のAMPはろくな物じゃないからだ。
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音を巡る心理学(2)
2006年09月05日
隣室の音が気になるって点から考えると「壁鳴り」と「構造梁の伝達」の二点から考えなければならない。
構造部材が鳴ってしまうと、付帯音もつき余計に何の音だもわからず不快感が増す。そういう意味で電車や車のロードノイズ等の暗騒音が気にならない人もいて(関係無い音であると認知されると脳内の音感レベルも下がる)、線路近くなんかの音問題は「地鳴り」の方が不快である場合が多い。
そんな意味でも、構造強度も問題だが「部屋の鳴りやすさ」も気になるところだ。
音に配慮している人でも、壁自体や構造梁自体がこれを増幅する(木琴や太鼓が鳴るように)可能性も考えなくてはいけない。
これを確かめる方法はいとも簡単、
「壁をトントン叩いてみればわかる」
音響的には、響き難い素材(砂やゴム等)を素材の響きによる付帯音を減らすために「ダンピング素材」として使う事がある(カーペットや人工芝を貼るための「ブチルゴム」はあまりにも有名)。
つまり、壁にダンピング傾向が強ければ「残響の無いコンコン音」となる。
特に万マンション等では、基礎にベタでフローリング施工するケースとコンパネ(合板)で床を作って施工する場合があって、後者の造りが悪いと盛大に床鳴りする。この場合でも梁の本数が多くて強度的にも強ければ鳴きは止まる事になりあくまでも施工の内容次第と考えてもいい。
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構造部材が鳴ってしまうと、付帯音もつき余計に何の音だもわからず不快感が増す。そういう意味で電車や車のロードノイズ等の暗騒音が気にならない人もいて(関係無い音であると認知されると脳内の音感レベルも下がる)、線路近くなんかの音問題は「地鳴り」の方が不快である場合が多い。
そんな意味でも、構造強度も問題だが「部屋の鳴りやすさ」も気になるところだ。
音に配慮している人でも、壁自体や構造梁自体がこれを増幅する(木琴や太鼓が鳴るように)可能性も考えなくてはいけない。
これを確かめる方法はいとも簡単、
「壁をトントン叩いてみればわかる」
音響的には、響き難い素材(砂やゴム等)を素材の響きによる付帯音を減らすために「ダンピング素材」として使う事がある(カーペットや人工芝を貼るための「ブチルゴム」はあまりにも有名)。
つまり、壁にダンピング傾向が強ければ「残響の無いコンコン音」となる。
特に万マンション等では、基礎にベタでフローリング施工するケースとコンパネ(合板)で床を作って施工する場合があって、後者の造りが悪いと盛大に床鳴りする。この場合でも梁の本数が多くて強度的にも強ければ鳴きは止まる事になりあくまでも施工の内容次第と考えてもいい。
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