赤坂パインクレストの先をちょっといってサクッと曲がると
retourの方ではお馴染みの『元祖ハードボイルド』赤坂アパート(築:不詳)があります。
http://retour.seesaa.net/article/704855.html
ここから1本先の区画は、既に今回の”豊川稲荷ゾーン”では無いんですよね、区画のキャラは明解に「青山1丁目方向」に寄ります。
せっかくなので、この区画からもいくつか紹介してみると、
以前レポートしたコーポラスシリーズの「ニュー赤坂コーポラス」があります、築1964、RC造、施工:佐藤工業
こちらが又渋い大人のマンション
そのお迎えには「赤坂新坂ハウス」築1982、RC造、施工:鹿島建設
低層であるが故の高級さってものをとてもよく教えてくれます。
その設計は見事なもので、「路上からは全く室内の状況を見せない」かのような独特の設計意匠すら感じさせます。
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赤坂ショートショート(エピローグ)
2008年04月26日
赤坂ショートショート(3)
2008年04月25日
初っ端に登場するのがこちら名棟「赤坂パークハウス」築1971、RC造、施工:間組
三菱地所最初のマンションになりますが、品格や外観のしっかりした造りは全く衰えを感じさせません。
エントランス周りのデザインもこの時代の方がいんじゃないでしょうか、
そして、すぐお隣に並ぶのが元祖ライオンズとなる「ライオンズマンション赤坂」こちらがシリーズ一号で、築1968、RC造、施工:間組
現在のイメージからはちょっと想像つかない意匠かと思いますが、なかなか重厚な造りで(この時代のマンションに共通する特徴は”重量感”ですね)、
かなり大規模なものです、
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三菱地所最初のマンションになりますが、品格や外観のしっかりした造りは全く衰えを感じさせません。
エントランス周りのデザインもこの時代の方がいんじゃないでしょうか、
そして、すぐお隣に並ぶのが元祖ライオンズとなる「ライオンズマンション赤坂」こちらがシリーズ一号で、築1968、RC造、施工:間組
現在のイメージからはちょっと想像つかない意匠かと思いますが、なかなか重厚な造りで(この時代のマンションに共通する特徴は”重量感”ですね)、
かなり大規模なものです、
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赤坂ショートショート(2)
2008年04月24日
豊川稲荷はその名の通りお稲荷さまがシンボルで
これだけ立派なものはそうそうお目にかかれないですし、各所に複数の彫像があります。
本殿の造作も見事なもので
インテリアデザインとして見てもそれはそれは立派なもので、音楽芸能から知性・商売繁盛等”右肩上がり”なここの地勢を治める存在としての品格や趣ってものがあります。
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これだけ立派なものはそうそうお目にかかれないですし、各所に複数の彫像があります。
本殿の造作も見事なもので
インテリアデザインとして見てもそれはそれは立派なもので、音楽芸能から知性・商売繁盛等”右肩上がり”なここの地勢を治める存在としての品格や趣ってものがあります。
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赤坂ショートショート(1)
2008年04月23日
と、カナダ大使館方向からちょっと先にこの地域を語る上で重要なポイントが”複数”あります。
高橋是清公園
小規模なんですが、静かな公園でとても綺麗に管理されておりエリアの”端”というか”コーナー”とか”角や隅”となっています。
こちらは高橋是清氏の元邸宅のあった場所で
『2.26事件』以来ここから日本の平和を守っているお方です
そ、ちょっとこの先に和菓子の名店『とらや』
画面中央にチラッと見えていますね
で、ここから『とらや』に向かうとすると
ある意味これもTeoremaな「港区のコミュニティセンター」です
「ちょ、ちょっと税金で建築するには凄すぎるのじゃないか・・・」と思いつつ同ポイントがそれを許さない重要な個所である事を再認識
『とらやビル』です、実に素晴らしい意匠で確かに和風の情緒も感じますね縲続きを読む
高橋是清公園
小規模なんですが、静かな公園でとても綺麗に管理されておりエリアの”端”というか”コーナー”とか”角や隅”となっています。
こちらは高橋是清氏の元邸宅のあった場所で
『2.26事件』以来ここから日本の平和を守っているお方です
そ、ちょっとこの先に和菓子の名店『とらや』
画面中央にチラッと見えていますね
で、ここから『とらや』に向かうとすると
ある意味これもTeoremaな「港区のコミュニティセンター」です
「ちょ、ちょっと税金で建築するには凄すぎるのじゃないか・・・」と思いつつ同ポイントがそれを許さない重要な個所である事を再認識
『とらやビル』です、実に素晴らしい意匠で確かに和風の情緒も感じますね縲続きを読む
赤坂ショートショート(プロローグ)
2008年04月21日
はい、予告通りにですね流浪の建築巡り”Teorema”「赤坂あたりでショートショート」となりました。ところが現地で撮影の画像枚数がえらい事なってまして、実際のレポートはショーとショートとは裏腹にいつもよりヴォリュームも豊かなレポートになるのかなと(笑
このようなところでいきなり”プロローグからスタートです。
赤坂といっても、意匠の豊かな建築巡りのTeorema的には青山1丁目方向から青山通りを東のルートで向かいますっ
いきなり最初の”デカイ”テーマとなる『プラース・カナダ』が見えてきます
斜めってる壁が見えますか?画像中腹あたりの斜めっている奴、
これが見えたら『カナダ大使館』は直ぐそこですよー
デケェ縲怩チというか、正直いって「スケール感が凄い」んです。日系カナダ人建築家、レイモンド・モリヤマ氏設計(施工:清水建設)、築1991のこの建築は造形が凄くて、よくこれだけの巨大構造を建築できたものだと実際に建てる仕事の方にも感動するほどの出来栄え。
建築家レイモンド・モリヤマ氏については以下URL参照
http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/au/Architects/m/Moriyama&Teshima.html
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このようなところでいきなり”プロローグからスタートです。
赤坂といっても、意匠の豊かな建築巡りのTeorema的には青山1丁目方向から青山通りを東のルートで向かいますっ
いきなり最初の”デカイ”テーマとなる『プラース・カナダ』が見えてきます
斜めってる壁が見えますか?画像中腹あたりの斜めっている奴、
これが見えたら『カナダ大使館』は直ぐそこですよー
デケェ縲怩チというか、正直いって「スケール感が凄い」んです。日系カナダ人建築家、レイモンド・モリヤマ氏設計(施工:清水建設)、築1991のこの建築は造形が凄くて、よくこれだけの巨大構造を建築できたものだと実際に建てる仕事の方にも感動するほどの出来栄え。
建築家レイモンド・モリヤマ氏については以下URL参照
http://www.japan-architect.co.jp/japanese/2maga/au/Architects/m/Moriyama&Teshima.html
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街と暮らし
2008年04月18日
ちょうど先日retourの方の取材で渋谷の名曲喫茶ライオンいってきました。
実は前から一度入ろうと思っていながら、何か機会があればと思っている間に20数年たってしまっていて(あまりに長杉)、「まだ残っているかしら」と思い行ってみると、
あるじゃないですか立派に”あの頃と何も変わらずに”。
レポートはこちら
当時私はJAZZ喫茶の人だったので毎日のように吉祥寺のA&F(通称AF)に通って、閉店までかれこれ18年通ったのです。そんなこんなで名曲喫茶に行く余裕というか機会が無かったのです、
えーそこから考えると「そろそろ行ってみたいなあの店」となっていたのは実質4年前ぐらいからとこういう事でありますっ(笑
クラッシック系の趣味の人なら知らない人はいないこのお店ですが、
AFのスピーカーはJBLの4520バックロードホーン(左右で38cm4発の強烈な奴でした)で、
ライオンの特注SP(左右非対称なのが特徴)の構造はタンノイ系の”バックロードか大口径バスレフ”なんだと思う。どっちにしろ正面開口にはホーンロードのかかっているもので”その音が”懐かしかった。
音楽的にはクラッシックの人じゃないのだけれど(正直”コイツでウェインショーター鳴らしたら”と思う)、バックロード系スピーカーの音は生の音に近く独特で、『店頭効果的現実にはあり得ない低域デフォルメ』なれした耳には”ドスドス鳴らなくて迫力がない”なんて勘違いされる事もある。
店頭効果的な鳴りってのは無茶なぐらいM0の重いSPコーン(低能率)をAMPで補正しているだけだったり、バスレフ共振がボンついてる音(もたついて遅れる分”ドス”っと聞こえる)で、この加工音に耳が慣れてしまうと、辛いもの好きの人のカレーがどんどん辛くなる現象のような聴感のズレが起きて「妙なドスドスいう鳴り(録音には入っていない)」を”いい音”と感じる事がある。
※確かに”(抽象概念)いい音”の認知があるのだから幸せでは?とも言えるのだけれど、それを強調するジャンルや音源に趣味が固定されてしまったり(潜在的欲求不満)、その食い足りなさ(限定性)から目先のポイントだけがエスカートしたり→短期的にしか効果が無いので恒常的な”不足感”に繋がる事があるんです。
オーディオファン的に言えば「どんどん音量上げないと不満な人」のように、不満のポイントがズレてしまって解決策を見失うって話です。
(体感上の認知や満足と心理的要素には深い関連がある)
それに比べてバックロード系=高能率SP特有の高速な低域の鳴りってものはちょっと他では表現できないもので(同等なのは強固な大型エンクロージュアの大口径バスレフだけ)、レスポンスが早くダイナミックレンジ(最小音と最大音の差)が広く、ハイスピードに鳴る。
「自然な音してんなぁ」とノスタルジックな心境になったワケです。
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実は前から一度入ろうと思っていながら、何か機会があればと思っている間に20数年たってしまっていて(あまりに長杉)、「まだ残っているかしら」と思い行ってみると、
あるじゃないですか立派に”あの頃と何も変わらずに”。
レポートはこちら
当時私はJAZZ喫茶の人だったので毎日のように吉祥寺のA&F(通称AF)に通って、閉店までかれこれ18年通ったのです。そんなこんなで名曲喫茶に行く余裕というか機会が無かったのです、
えーそこから考えると「そろそろ行ってみたいなあの店」となっていたのは実質4年前ぐらいからとこういう事でありますっ(笑
クラッシック系の趣味の人なら知らない人はいないこのお店ですが、
AFのスピーカーはJBLの4520バックロードホーン(左右で38cm4発の強烈な奴でした)で、
ライオンの特注SP(左右非対称なのが特徴)の構造はタンノイ系の”バックロードか大口径バスレフ”なんだと思う。どっちにしろ正面開口にはホーンロードのかかっているもので”その音が”懐かしかった。
音楽的にはクラッシックの人じゃないのだけれど(正直”コイツでウェインショーター鳴らしたら”と思う)、バックロード系スピーカーの音は生の音に近く独特で、『店頭効果的現実にはあり得ない低域デフォルメ』なれした耳には”ドスドス鳴らなくて迫力がない”なんて勘違いされる事もある。
店頭効果的な鳴りってのは無茶なぐらいM0の重いSPコーン(低能率)をAMPで補正しているだけだったり、バスレフ共振がボンついてる音(もたついて遅れる分”ドス”っと聞こえる)で、この加工音に耳が慣れてしまうと、辛いもの好きの人のカレーがどんどん辛くなる現象のような聴感のズレが起きて「妙なドスドスいう鳴り(録音には入っていない)」を”いい音”と感じる事がある。
※確かに”(抽象概念)いい音”の認知があるのだから幸せでは?とも言えるのだけれど、それを強調するジャンルや音源に趣味が固定されてしまったり(潜在的欲求不満)、その食い足りなさ(限定性)から目先のポイントだけがエスカートしたり→短期的にしか効果が無いので恒常的な”不足感”に繋がる事があるんです。
オーディオファン的に言えば「どんどん音量上げないと不満な人」のように、不満のポイントがズレてしまって解決策を見失うって話です。
(体感上の認知や満足と心理的要素には深い関連がある)
それに比べてバックロード系=高能率SP特有の高速な低域の鳴りってものはちょっと他では表現できないもので(同等なのは強固な大型エンクロージュアの大口径バスレフだけ)、レスポンスが早くダイナミックレンジ(最小音と最大音の差)が広く、ハイスピードに鳴る。
「自然な音してんなぁ」とノスタルジックな心境になったワケです。
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