「定借は賃料7掛け」なんていう風に知られていますから、一般的な印象では賃料が安く格安なイメージが定着していますが、実に様々なタイプの定期借家があります。
内容の違いの基礎は「定期借家である理由」に応じて違っていると考えていいでしょう。当然賃料設定も全然違ってきます。
いくつか挙げてみましょう
「取り壊し予定の短期貸し専用」
賃料も7掛け縲恚ノ端なケースだと6掛けの場合もあります。
なにせ壊す日程も決まっている場合が多いので、これはどうにも短期貸ししか方策が無く減価償却期間も無いので内装リフォームも必要最小限(ほぼクリーニングだけ)となります。専ら建替え時の臨時借り目的や倉庫目的で募集される感じになります。
「取り壊し計画ありで2年限定」
この場合には計画はあるものの、それほど本格的に内容が煮詰められていなくて(再建築の建物自体どんな方向か決まっていない場合もある)”そろそろ建替えないと”とここまでは決まっている場合です。一般賃貸と変わらない2年契約なので賃料は8掛けから7掛けってところですね。転勤等で勤務が2年等具体的に決まっている場合にはとても有利なお部屋になります。
リフォーム内容も一般賃貸と変わらず内容いいタイプ
「取壊し計画のみでとりあえず2年(再契約相談)」
再開発計画や、分譲マンションの建替え決議等”計画は確か”でも具体的な話が決まっていなかったり、将来的な部分を考えて”そろそろ建替えないとまだ考えている状態”な時がこの事例です。特に”そろそろ建替えないとまだ考えている状態”パターンの場合根拠に”このまま貸しつづけるのは難しいだろう”が含まれる場合も多いので、そもそも再契約を希望する入居者がいるならそのまま延長してくれれば建替え計画自体が無くてもいいか的な結論もあり得るので、再契約相談の場合ほとんど一般賃貸と変わりないのじゃないか的に考えてもアリなタイプ。募集賃料は一般賃貸と比べて若干安いかなというところ。
「管理上の定期借家(再契約相談)」
これは入居者がトラブルを起す等問題事例となった場合に備えて(一般の賃貸契約は契約期間が2年であるだけで事実上の随意契約→更新権がある)、2年満期で再契約しない方向での貸主側に事実上の解約権を設定するものと考えていいタイプ。
契約期間は一般賃貸と全く変化が無いので、賃料設定も一般賃貸と全く同じです。
新しい管理形態として公的にも薦められている部分もあるので、新築マンションや資産運用的に管理委託されている物件等に見られるもので、クレバーな管理として知られているものです。見方を変えると審査基準が厳しいのと同格。
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定期借家は損か得か
2008年07月29日
続いてエコ関連の話題
2008年07月28日
太陽光発電も大幅に技術進歩しそうです、
MIT、「太陽電池の性能を2倍にする」集光装置を開発
うことだ。
そして今、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちは、安価な色付きガラス、および光ファイバー技術の応用によって、太陽電池アレイの性能を2倍にアップさせられる可能性があると考えている。
(2008/07/11 WIRED NEWS)
注目すべきは、
Baldo氏は述べる。「しかし、技術者の立場で言えば、窓を太陽電池にすることにどれほどの費用対効果があるかはわからない」
部分で、つまりその発電装置を窓にする事もできるかもって技術なワケです。
昨今の高層事業ビルやタワー型マンションだと相当量の発電効率になります、
上手くいけば新しい建築意匠のテーマのひとつになるかも知れません。
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MIT、「太陽電池の性能を2倍にする」集光装置を開発
うことだ。
そして今、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちは、安価な色付きガラス、および光ファイバー技術の応用によって、太陽電池アレイの性能を2倍にアップさせられる可能性があると考えている。
(2008/07/11 WIRED NEWS)
注目すべきは、
Baldo氏は述べる。「しかし、技術者の立場で言えば、窓を太陽電池にすることにどれほどの費用対効果があるかはわからない」
部分で、つまりその発電装置を窓にする事もできるかもって技術なワケです。
昨今の高層事業ビルやタワー型マンションだと相当量の発電効率になります、
上手くいけば新しい建築意匠のテーマのひとつになるかも知れません。
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中銀カプセルの発展形か、
2008年07月25日
中東はドバイにとんでもないビルが誕生します。
風力発電で形が変わるプレハブ式超高層ビル、ドバイに建設
新方式で建設される超高層ビル『Dynamic Tower』には、風変りな特徴が非常にたくさんある
第一に、Dynamic Towerはプレハブ工法を採用している。別の場所で製造した床を建設地に運び込み、吊り上げて、中心の柱にジョイントするのだ。最終的には、立体パズル『ハノイの塔』のような外観になる。
(2008/07/22 WIRED NEWS)
※エライ外観となってます、是非記事リンクのニュースページ参照ください。
ご存じのようにこのデザインや工法はは、丹下氏の意匠に始まり工法的には黒川氏の中銀カプセルが元祖じゃないかと
↓
http://kagewari.cside.com/blog/2007/02/post-3bfb.html
http://kagewari.cside.com/blog/2007/02/post-e494.html
記事中注目すべきは
この建物では、各フロアがゆっくりと回転し、タワーの外形がたえず変化する。この余計な機能のために、各階の間に風力タービンが設置され、建物全体で電力を自給自足する仕組みだ。
なる部分で(笑
これあれですよね黒川氏のカプセルも「隙間問題」が恒常化して弱点のひとつだったのです(ハトの巣ができちゃうなどの問題から外側から鉄板でシールドされているブロックもある)、あのカプセルの”隙間”にも風力タービンがあって各室の電量補助していれば革新的だったでしょうねぇ、
中銀カプセルはミニマルコンパクト的な”都会の暮らしと狭い部屋”をひとつのパッケージコンセプトとしているので、室内容積の狭さがエネルギー効率にもなる。
なかなかどうしてこの日本でも”新メタボリズム”としてカプセルタワー次回作を建築してみようって兵(つわもの)が登場するかもしれません。
流石に回転はさせないかもですが、、
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風力発電で形が変わるプレハブ式超高層ビル、ドバイに建設
新方式で建設される超高層ビル『Dynamic Tower』には、風変りな特徴が非常にたくさんある
第一に、Dynamic Towerはプレハブ工法を採用している。別の場所で製造した床を建設地に運び込み、吊り上げて、中心の柱にジョイントするのだ。最終的には、立体パズル『ハノイの塔』のような外観になる。
(2008/07/22 WIRED NEWS)
※エライ外観となってます、是非記事リンクのニュースページ参照ください。
ご存じのようにこのデザインや工法はは、丹下氏の意匠に始まり工法的には黒川氏の中銀カプセルが元祖じゃないかと
↓
http://kagewari.cside.com/blog/2007/02/post-3bfb.html
http://kagewari.cside.com/blog/2007/02/post-e494.html
記事中注目すべきは
この建物では、各フロアがゆっくりと回転し、タワーの外形がたえず変化する。この余計な機能のために、各階の間に風力タービンが設置され、建物全体で電力を自給自足する仕組みだ。
なる部分で(笑
これあれですよね黒川氏のカプセルも「隙間問題」が恒常化して弱点のひとつだったのです(ハトの巣ができちゃうなどの問題から外側から鉄板でシールドされているブロックもある)、あのカプセルの”隙間”にも風力タービンがあって各室の電量補助していれば革新的だったでしょうねぇ、
中銀カプセルはミニマルコンパクト的な”都会の暮らしと狭い部屋”をひとつのパッケージコンセプトとしているので、室内容積の狭さがエネルギー効率にもなる。
なかなかどうしてこの日本でも”新メタボリズム”としてカプセルタワー次回作を建築してみようって兵(つわもの)が登場するかもしれません。
流石に回転はさせないかもですが、、
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部屋探しを”行為”として心理学してみる(3)
2008年07月21日
やっかいなのは「個人的思考と強迫的な思い込みの違いが見分け難い」ってとこです。
果たして心理学的に「個人的思考」と「思い込み(強迫的)」はどう違うのでしょう?
ここ『部屋探し』って”行為”をベースに考えてみます。
かなりコアな心理学の話になっちゃいますが、
個人的思考の成立のためには一義的に自分を取り巻く”現実(環境じゃないとろがポイント)”を肯定していなくちゃ話始まりません。
簡単に言ってしまえば「現状このように考えます」なる見解を肯定し尊重できなければ、初っ端から個性化を否定している事になってしまいますから(笑
ここほんの少し広げて考えると話が早いのです
この世には「”その時”できる事とできない事」がありますが、この『その時』なる時制として現在を確認する時に、「これは変えないと」のように懸案事項となっている項目以外は、そのものズバリ自分自身のアイデェンティファイに属するので「肯定してナンボの世界」なのです。自意識の仕事としては、その「肯定してナンボ」の部分をどれだけ理論武装伴って肯定できるのかって”取り組みや企て”が自立性や能動性のコアとなります。
簡単な事例で考えると「たとえば現在の収入」です。
心理学的には、それはそのまま”自分の収入なる現実”として「1個のキャラクターとして」肯定してしかるべきポイントになります。(”増えるに越した事は無い”なる希望がくっつくのは全然アリで別問題→現状の否定にはならない)
現実問題「世の中で収入競争」のゲームをやっているワケじゃないのですし(単純な話「収入の高い人は低い人よりエライ」なんて無茶な話が通ったらその社会は民度を疑われますよ)、
その現実を踏まえて「さーなにをはじめるか」と考えられるもので(現実の肯定が前提)、その流れがあってこそ「あれこれ思考する事そのものが楽しいとか面白い」と認知されます。
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果たして心理学的に「個人的思考」と「思い込み(強迫的)」はどう違うのでしょう?
ここ『部屋探し』って”行為”をベースに考えてみます。
かなりコアな心理学の話になっちゃいますが、
個人的思考の成立のためには一義的に自分を取り巻く”現実(環境じゃないとろがポイント)”を肯定していなくちゃ話始まりません。
簡単に言ってしまえば「現状このように考えます」なる見解を肯定し尊重できなければ、初っ端から個性化を否定している事になってしまいますから(笑
ここほんの少し広げて考えると話が早いのです
この世には「”その時”できる事とできない事」がありますが、この『その時』なる時制として現在を確認する時に、「これは変えないと」のように懸案事項となっている項目以外は、そのものズバリ自分自身のアイデェンティファイに属するので「肯定してナンボの世界」なのです。自意識の仕事としては、その「肯定してナンボ」の部分をどれだけ理論武装伴って肯定できるのかって”取り組みや企て”が自立性や能動性のコアとなります。
簡単な事例で考えると「たとえば現在の収入」です。
心理学的には、それはそのまま”自分の収入なる現実”として「1個のキャラクターとして」肯定してしかるべきポイントになります。(”増えるに越した事は無い”なる希望がくっつくのは全然アリで別問題→現状の否定にはならない)
現実問題「世の中で収入競争」のゲームをやっているワケじゃないのですし(単純な話「収入の高い人は低い人よりエライ」なんて無茶な話が通ったらその社会は民度を疑われますよ)、
その現実を踏まえて「さーなにをはじめるか」と考えられるもので(現実の肯定が前提)、その流れがあってこそ「あれこれ思考する事そのものが楽しいとか面白い」と認知されます。
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部屋探しを”行為”として心理学してみる(2)
2008年07月17日
標準化と個性化
確かに日本人のキャラクターとして”右に倣え”があったのは事実で、「自ら望んで”総中流世帯化”を目指した」のも確かでしょう。ここの源流を辿れば明治以前のムラ社会があるのは明らかだけれど(共産主義顔負けの栄農協力型自治社会があった)、各村同士の間には強い個性化があった。それが「一億総」なるキャッチコピーの登場を生んでいくのは明治以降の近代化の中で、この国の共同幻想はムラ社会的発想をステレオタイプに還元する事で適応してきた部分があるためで、
本来が我の強い兵(つわもの)が集うぐらいでちょうどいい都市文明とは初っ端から構造上のギャップがあった(これが昭和に軍国主義化したのも別段不思議ではないのです、その当時のステレオタイプが”軍国主義”だったんですから)、
心理学的に見ていくと、今現在日本の共同幻想の崩壊速度が「ちょっとヤバイんじゃないの」な勢いに加速しえいるように見えて、本来これを補完するために徐々に個性化していけばバランス取れた部分もあったかと思うんだけれど崩壊速度が速いもので、個性化の方もノンビリできない状況にあると見ていいと思う。
関係していないようで関係しているのがこの部分
就職後3年で3割離職 大学生「青田買い」のせいなのか
ある意味社会的生存圏的発想として、共同幻想に強い連想性を持つ”ステレオタイプな発想”はそれ自体現代社会にとって(メンタルな意味だけでなく)リスク要因になっている。
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確かに日本人のキャラクターとして”右に倣え”があったのは事実で、「自ら望んで”総中流世帯化”を目指した」のも確かでしょう。ここの源流を辿れば明治以前のムラ社会があるのは明らかだけれど(共産主義顔負けの栄農協力型自治社会があった)、各村同士の間には強い個性化があった。それが「一億総」なるキャッチコピーの登場を生んでいくのは明治以降の近代化の中で、この国の共同幻想はムラ社会的発想をステレオタイプに還元する事で適応してきた部分があるためで、
本来が我の強い兵(つわもの)が集うぐらいでちょうどいい都市文明とは初っ端から構造上のギャップがあった(これが昭和に軍国主義化したのも別段不思議ではないのです、その当時のステレオタイプが”軍国主義”だったんですから)、
心理学的に見ていくと、今現在日本の共同幻想の崩壊速度が「ちょっとヤバイんじゃないの」な勢いに加速しえいるように見えて、本来これを補完するために徐々に個性化していけばバランス取れた部分もあったかと思うんだけれど崩壊速度が速いもので、個性化の方もノンビリできない状況にあると見ていいと思う。
関係していないようで関係しているのがこの部分
就職後3年で3割離職 大学生「青田買い」のせいなのか
ある意味社会的生存圏的発想として、共同幻想に強い連想性を持つ”ステレオタイプな発想”はそれ自体現代社会にとって(メンタルな意味だけでなく)リスク要因になっている。
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部屋探しを”行為”として心理学してみる(1)
2008年07月15日
そもそも心理学的に部屋探しってものがどのような”行為”となっているのでしょうか、
何の話か「?」な人もいるかしらと思うんですが、狙いはですね「実際どんな行為なのかイメージと実情にズレがあるのじゃないか」と思うことが多々あるので、様々な角度からここを考えてみたいって話です。
※『部屋探し』なるものの”背景”はどのようなものだろうか、
そんな頻繁に引越しする人もいなければ、そんな頻繁に一戸建てを建築する人もいない。二桁乗ったらかなりのベテランでしょう、
これに比べて仲介業者(特にウチは異例なんですが)は、一年に数え切れないほどの部屋を見て、実際に「多数の組み合わせの引越し事例」に遭遇する(って仕事なんだけれど)。
ここの数値的な差は「100対1とかおそらく1000対1」ほど極端な格差があるので、それを業務としている立場から見ればここ余計に「各個人にとっての部屋探し」なる”行為”が”行為”として特別なものであることがわかります。
近代以前で考えれば(ここは又家幻想みたいな話になるけれど)”苗字が変わる”とか”分家する”とか”独立する”が=引越しでもあった。
それほど頻度や経験って部分からもそうそう頻繁なものじゃないので、
部屋探しのコンセプトから実際の内見選択まで全部風評や広告なんかの勢いで決めるって、こういう事は、「まったく未経験なまま自宅の設計図を自分で書いた」ぐらいの現実とのズレがある。
それこそリフォームして即入居の概念乏しい欧米の場合(ここは土足文化的ワイルドさがそこを補完している)なら、「雨風しのげるんだから立派な住居」をベースに考えれば事足りる(それこそ即入居の賃貸がホテルと言う名の下宿だったりする)、家具や改装で自分の部屋を造ればいいとも言える。
日本の場合法律上も『即入居の部屋である(住居として使用可能な状態でなければ契約できない)』となるので、ほとんどの選択肢には一定のオクリティーが保たれているので、その選択は、内容としての比重は賃料等の賃貸条件にあって、自分のなる個別性は部屋のキャラクターになる。
そんな意味で日本の部屋探しを考えると、
「部屋探しは”行為”として人探しと同じだ」と言える部分が大きい。
何をする人を探しているのかと言えば、事業物件なら仕事のパートナーかも知れないし、住居でいれば伴侶であったり、シングルであれば自己の肖像であったりする(映画におけるシナリオで考えてもらばわかる、登場人物の住居の設定は配役のアイデェンティティーに大きく関係する)。
つまり
「見栄えがよくて、若くて、背が高くて、資格を持っていて高収入、大手勤務で結婚希望者」
「タイル張りで、築浅、2階以上、オートロックで高級な、○○建築の分譲マンション」
みたいなですね(このたとえは極論ですが必ずしも女性に限定された話じゃないですよ縲怐j、
注目なのは「見栄えがよくて、若くて・・・」の段ですよ、
これ事実上「冗談」ですよね、「なんてね」みたいな。
何故こういう候補がツラーっと並んでしまってそれが冗談みたいな話になるのかっていうと、心理学的にその理由は実に簡単なものなんです。
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何の話か「?」な人もいるかしらと思うんですが、狙いはですね「実際どんな行為なのかイメージと実情にズレがあるのじゃないか」と思うことが多々あるので、様々な角度からここを考えてみたいって話です。
※『部屋探し』なるものの”背景”はどのようなものだろうか、
そんな頻繁に引越しする人もいなければ、そんな頻繁に一戸建てを建築する人もいない。二桁乗ったらかなりのベテランでしょう、
これに比べて仲介業者(特にウチは異例なんですが)は、一年に数え切れないほどの部屋を見て、実際に「多数の組み合わせの引越し事例」に遭遇する(って仕事なんだけれど)。
ここの数値的な差は「100対1とかおそらく1000対1」ほど極端な格差があるので、それを業務としている立場から見ればここ余計に「各個人にとっての部屋探し」なる”行為”が”行為”として特別なものであることがわかります。
近代以前で考えれば(ここは又家幻想みたいな話になるけれど)”苗字が変わる”とか”分家する”とか”独立する”が=引越しでもあった。
それほど頻度や経験って部分からもそうそう頻繁なものじゃないので、
部屋探しのコンセプトから実際の内見選択まで全部風評や広告なんかの勢いで決めるって、こういう事は、「まったく未経験なまま自宅の設計図を自分で書いた」ぐらいの現実とのズレがある。
それこそリフォームして即入居の概念乏しい欧米の場合(ここは土足文化的ワイルドさがそこを補完している)なら、「雨風しのげるんだから立派な住居」をベースに考えれば事足りる(それこそ即入居の賃貸がホテルと言う名の下宿だったりする)、家具や改装で自分の部屋を造ればいいとも言える。
日本の場合法律上も『即入居の部屋である(住居として使用可能な状態でなければ契約できない)』となるので、ほとんどの選択肢には一定のオクリティーが保たれているので、その選択は、内容としての比重は賃料等の賃貸条件にあって、自分のなる個別性は部屋のキャラクターになる。
そんな意味で日本の部屋探しを考えると、
「部屋探しは”行為”として人探しと同じだ」と言える部分が大きい。
何をする人を探しているのかと言えば、事業物件なら仕事のパートナーかも知れないし、住居でいれば伴侶であったり、シングルであれば自己の肖像であったりする(映画におけるシナリオで考えてもらばわかる、登場人物の住居の設定は配役のアイデェンティティーに大きく関係する)。
つまり
「見栄えがよくて、若くて、背が高くて、資格を持っていて高収入、大手勤務で結婚希望者」
「タイル張りで、築浅、2階以上、オートロックで高級な、○○建築の分譲マンション」
みたいなですね(このたとえは極論ですが必ずしも女性に限定された話じゃないですよ縲怐j、
注目なのは「見栄えがよくて、若くて・・・」の段ですよ、
これ事実上「冗談」ですよね、「なんてね」みたいな。
何故こういう候補がツラーっと並んでしまってそれが冗談みたいな話になるのかっていうと、心理学的にその理由は実に簡単なものなんです。
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