ちょっと世間が前回レポート以降「あれらっ」って方角になってきつつあるので、補完として「日本男性社会を考える」流れでちょっと書いておきます。
この前の話のコメント欄界隈でちと触れた話が現実になっているらしく、、
巨人・渡辺球団会長が星野代表監督を擁護
巨人・渡辺恒雄球団会長(82)が25日、都内ホテルで北京五輪日本代表の星野仙一監督(61)を擁護する考えを示した。五輪で4位に終わり、そのさい配に疑問の声が挙がっているが、「星野くん以上の人物がいるならいいが、オレはそうは思わない」と発言。来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の指揮を執ることを後押しした。
(サンスポ 2008/08/26)
そしてっ
加藤コミッショナー、WBC監督は威光必要
日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは26日、来春の国別対抗戦、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表監督について「大リーガーも参加する。選手がこの人には従うという威光が必要。日本の戦力が最大限発揮できる人選をしていく」と語った。
(サンスポ 2008/08/26)
↑
この話は解釈が複数あるのだけれど、前回レポートにおける「日本代表監督が権威職になっている」なる論議をまんまなぞってますね。
渡辺会長の話とくっつけると→「日本代表とはいわば”大巨人軍である”」と読める。
(ここには星野氏が”世界一”の称号の後に巨人軍監督就任というシナリオありの噂も)
な状況は不思議とマスコミではあまり語られず
(星野氏が「全てを語る」的特集やったのも日テレ読売のニュース番組で、、)
スポーツファンのブログを中心に”ほぼ同じ方向”の心配が輪を広げている
↓
星野監督続行論に見る日本という国の危うさ
今日のニュースをみると何やらナベツネ氏がWBC星野監督を後押ししているとのこと。
それ自体は個人的意見として特に問題ないと思うが、記事によると氏が推すことにより、その実現性が高くなるらしい。
正直、僕は星野監督を尊敬しているし、立派な人だと思っているが、このスポーツナビのブログでも大バッシングになっている様に、どれだけひいき目に見ても、監督の続行は有りえないと思う。
にもかかわらず、ある新聞社のえらいさんが一言言うだけで事が決まる様に傾くとは、野球界も政界の官僚支配さながらで、その裏に何か(星野巨人監督?もっと悪いこと?)があるのではという危うさを感じざるを得ない。
(スポーツナビブログ:オレ竜気ままな独り言 2008/08/26)
この話は「スポーツの話」とか「日本のプロ野球だけの話」では無いのです、
私も上記ブログエントリーと同感で、日本の社会問題なんだと思ってます。
それこそ再開発をめぐる在り方だとか、政府主導とも思える宅地開発型の成長主義(やたらと築浅・新築幇助へ政策的に傾斜している)、常に漂う”マスコミの歯切れの悪さ(落合監督やノムさんを報道する事による間接的表現はあるけれども、、)”、
背景でネットだけが「なんじゃこりゃ」となる風景。
これは現在の日本の景色そのものです、
日本代表監督を巡る話は、脇が甘い分象徴的にその構造が見えやすいんだと、
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その後WBC日本代表監督はどうなる
2008年08月29日
星野JAPANは何故負けたのか
2008年08月24日
これは精神分析のページで書いた方がいいのかしらと思うのですが、直近のリアルな話題でもあるし『日本の男性社会』なる固有のテーマにもなるのであまり精神分析的に専門的に突っ込まない方向で書いて見ようと、
こんな風に思います。
心理学的にどう見るかって感じですね、
ま、そもそも「星野JAPANは何故負けたのか」なんて事を考える方が比較的古い日本の男性社会的発想なのかも知れないけれど、昨今パ・リーグ中心に(ここ10年の傾向)若い女性ファンも増えているのがプロ野球でもあります。
言いようによっては、正にそこに敗戦の原因があったと考えてもおかしくない。
『世代間の断層』です
この断層は実年齢には無関係で、あくまで心理的な背景で決まる話で
つまり星野監督・田淵コーチ・山本浩二(ピーコ)の首脳陣が「明らかに旧世代で特に最近のパ・リーグの野球を理解していなかった」ところにある、
皮肉な事に昨今観客動員でも好調のパ・リーグですが、その理由の大半は「元々観客動員が弱くビヘイビアとなる”旧社会”の支配力が弱かったから」であって、これが社会問題にもなった『近鉄解体1リーグ構想→プロ野球古田ストライキ→ライブドアの登場→楽天へ』と繋がります。その間ダイエーはバブルの崩壊とともにソフトバンク・ヤフーへ、最も大きな事件としては西武堤氏の脱税何やらんだ国土株式何やらによる失脚、例のナベツネ氏と仲が悪いので有名なオリックス宮内氏(この人もイロイロなんですが楽天三木谷氏の後見的部分もあり、例の村上ファンドの流れで言えばライブにも通じる:思えば村上氏は阪神タイガース買収を目論んだ)、
とかですね、社会的背景の”何”はともかくパ・リーグの社会や組織の昨今の情勢は非常に流動性が高かった。この時”巨人阪神”の昭和社会の尾っぽを中心とするセ・リーグは視聴率の低迷→地上波打ち切りに代表される凋落傾向で、パ・リーグが全試合ネット中継されている中ネットへの対応も遅れ最近のプロ野球ファンの間からは「セ・リーグそのものが旧社会の象徴」として認識されている部分が大きくなっている。
ご存知のように日本プロ野球組織や機構(NPB)って部分は未だ旧世代的発想で”象徴的監督”を日本代表監督に選びつづけているのであって「長嶋JAPAN・王JAPAN」、
星野氏の選択は間違い無くその延長『ON世代のタレント』として選ばれている(ここは星野氏自ら認めています)。
戦術や戦略によって選ばれているのじゃ無いワケですよ(オフト・加茂・トルシエ・ジーコ・オシム的に戦術や戦略のキャラクターで選ばれてはいない)、
「おっきな組織を象徴的にまとめる人物→歴代偉人伝みたいに選ばれている」
言わば名誉職で、政治の世界で言えば「議長職」です、
求められているのは『勝つための戦術戦略』では”無く”、オールスター監督としての象徴であって、これを昭和世代的にやるとどうしてもセ・リーグ偏重になる。
パ・リーグを見る視線もV9以降の西武や王監督率いるソフトバンクに目が行きがちで、ここのとこのパ・リーグ選手の関わり方は「バレンタインロッテや今年の西武快進撃」等マスコミ的に目立っているからオマケで選んでる的部分をどうしても感じてしまう。
ところが、
特に投手に関しては先発型の軸となる投手は昨今パ・リーグの方が明らかに力的にも上で、個性的な野手もパ・リーグに多い(巨人のガッツも言うなればパの選手だし)、
星野JAPANが主力を阪神・中日に依存する形で(遠慮がちに)選手起用が偏向したのはこれ日本代表の成り立ちからやむを得ないところで(ヤクルト勢はキャプテン宮本的世界でしょう→稲葉も元をただせばヤクルトだし、WBCの時にできた「イチロー系」の川崎・西岡は既成事実的に常連となっているだけ)、
今回のダルビッシュ起用法問題含めて、旧世代的日本代表(背理として巨人中心でいきたいみたいな深層心理が流れてる)には無理があった。
WBCで王JAPANが一定の成功を収めたのは王監督がパ・リーグの現役監督だった事に他ならない。
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こんな風に思います。
心理学的にどう見るかって感じですね、
ま、そもそも「星野JAPANは何故負けたのか」なんて事を考える方が比較的古い日本の男性社会的発想なのかも知れないけれど、昨今パ・リーグ中心に(ここ10年の傾向)若い女性ファンも増えているのがプロ野球でもあります。
言いようによっては、正にそこに敗戦の原因があったと考えてもおかしくない。
『世代間の断層』です
この断層は実年齢には無関係で、あくまで心理的な背景で決まる話で
つまり星野監督・田淵コーチ・山本浩二(ピーコ)の首脳陣が「明らかに旧世代で特に最近のパ・リーグの野球を理解していなかった」ところにある、
皮肉な事に昨今観客動員でも好調のパ・リーグですが、その理由の大半は「元々観客動員が弱くビヘイビアとなる”旧社会”の支配力が弱かったから」であって、これが社会問題にもなった『近鉄解体1リーグ構想→プロ野球古田ストライキ→ライブドアの登場→楽天へ』と繋がります。その間ダイエーはバブルの崩壊とともにソフトバンク・ヤフーへ、最も大きな事件としては西武堤氏の脱税何やらんだ国土株式何やらによる失脚、例のナベツネ氏と仲が悪いので有名なオリックス宮内氏(この人もイロイロなんですが楽天三木谷氏の後見的部分もあり、例の村上ファンドの流れで言えばライブにも通じる:思えば村上氏は阪神タイガース買収を目論んだ)、
とかですね、社会的背景の”何”はともかくパ・リーグの社会や組織の昨今の情勢は非常に流動性が高かった。この時”巨人阪神”の昭和社会の尾っぽを中心とするセ・リーグは視聴率の低迷→地上波打ち切りに代表される凋落傾向で、パ・リーグが全試合ネット中継されている中ネットへの対応も遅れ最近のプロ野球ファンの間からは「セ・リーグそのものが旧社会の象徴」として認識されている部分が大きくなっている。
ご存知のように日本プロ野球組織や機構(NPB)って部分は未だ旧世代的発想で”象徴的監督”を日本代表監督に選びつづけているのであって「長嶋JAPAN・王JAPAN」、
星野氏の選択は間違い無くその延長『ON世代のタレント』として選ばれている(ここは星野氏自ら認めています)。
戦術や戦略によって選ばれているのじゃ無いワケですよ(オフト・加茂・トルシエ・ジーコ・オシム的に戦術や戦略のキャラクターで選ばれてはいない)、
「おっきな組織を象徴的にまとめる人物→歴代偉人伝みたいに選ばれている」
言わば名誉職で、政治の世界で言えば「議長職」です、
求められているのは『勝つための戦術戦略』では”無く”、オールスター監督としての象徴であって、これを昭和世代的にやるとどうしてもセ・リーグ偏重になる。
パ・リーグを見る視線もV9以降の西武や王監督率いるソフトバンクに目が行きがちで、ここのとこのパ・リーグ選手の関わり方は「バレンタインロッテや今年の西武快進撃」等マスコミ的に目立っているからオマケで選んでる的部分をどうしても感じてしまう。
ところが、
特に投手に関しては先発型の軸となる投手は昨今パ・リーグの方が明らかに力的にも上で、個性的な野手もパ・リーグに多い(巨人のガッツも言うなればパの選手だし)、
星野JAPANが主力を阪神・中日に依存する形で(遠慮がちに)選手起用が偏向したのはこれ日本代表の成り立ちからやむを得ないところで(ヤクルト勢はキャプテン宮本的世界でしょう→稲葉も元をただせばヤクルトだし、WBCの時にできた「イチロー系」の川崎・西岡は既成事実的に常連となっているだけ)、
今回のダルビッシュ起用法問題含めて、旧世代的日本代表(背理として巨人中心でいきたいみたいな深層心理が流れてる)には無理があった。
WBCで王JAPANが一定の成功を収めたのは王監督がパ・リーグの現役監督だった事に他ならない。
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賃貸における諸問題(3)
2008年08月16日
前回レポートの流れから各論を考えてみると
何故に東京都市部地元住民に1Rマンションが倦厭されているのか?
ここから詰めて考えてみると、
私が業務や取材中に実際に建築中の敷地周辺で大規模な反対運動が散見されたのは「新宿区」「品川区」「杉並区(マンションそのものにアレルギーがある)」「(1Rでは無いが高層マンション建築反対で)港区」といったところ、
この住民感情という部分は、ニュース文面にあるような「単身者のゴミ出しのマナーの悪さや自転車の路上駐輪が問題化」等に代表されるものとは言い切れないのは明白と言える。
目立って指摘しやすいポイントが”ゴミ出しや駐輪マナー”というだけで、心理的に言えば住居として昨今の『新築1Rマンションコンセプトそのものへのアレルギー』があると見た方がいい、
そこで地元住民の心理的な部分を考えてみると、
最近の新築マンションの傾向は、地元の地主が資産運用でささやかに低層のマンションを建築するという方向では無く、ある日突然「聞いた事の無い開発会社が都市計画ギリギリの投資型マンションをドーンと建てる」的な印象になる。
(分譲マンションの場合はそのスケールが大きいし土地の収用からかなり長期間地元住民と折衝が行われたりするので環境が大きく違う→しかし”幾分”キャラクターは違うけれども低層地域の住民に反発が無いワケではない)
町内会としては回覧版を回す事もできないし(そもそもオートロックで中に入る事もできない)、どんな審査でどんな入居者が入るのかも説明されない状況で、「ある日突然”若い人中心”のシングル向け1Rマンションに50人規模以上の住民が突然”お隣”になる」事が問題なのだと考えた方がいい。
”ゴミ出しや駐輪マナー”が問題なのは、地元家主系ならそのまま家主宅に町内会として注意するのは簡単だし、地元不動産会社の管理であればお店に直接相談するのも容易になる。
しかし、”ゴミ出しや駐輪マナー”の事例では経験的に「管理会社が何もしない」ケースの体験を一度や二度は地元住民は必ず経験していて(それだけ”管理しない管理会社”が存在するのも事実)、それが風評となり輪をかける形で強い警戒感となり1Rマンションへの反対運動が強くなっていると考えるべきところに思う(管理形態そのものへの反発と見た方がいい)。
そこで『管理』の面で不動産業における管理業務を考えてみると、通常管理の業務委託コストは「賃料の5%程度」で(管理費は賃料名目を経理的に分けているだけでこの場合全く関係無い→ここで言う賃料とは管理費込みの賃料)、その5%という数値もかなりガチットした委託管理のケースで一般的には不動産会社は契約更新費用が管理委託料となる場合が多い(それでも更新費に事務手数料25%とか50%のタイプだと更新費1ヶ月が全て家主に渡っていて管理会社はその事務手数料の25%から50%の分だけ委託費用として計上している)、更新が無い場合には契約時に家主から支払われる広告募集手数料の一部が管理経費となる。
↓
管理の大変なマンションで(管理コストは入居者戸数で決まる)一戸辺りの賃料が安い場合管理会社が最初からコスト割れするケースが多くなるって事。
ここは近隣の家主さんのアパートで、管理業務も”家主さんが主体”で管理会社は”取り次ぎだけ”とかのパターンの方が不動産会社も楽って場合も多くなる。
逆算すると、比較的高層の1Rマンションの場合しっかりした管理を行うと管理会社がその管理業務で赤字になる可能性が高まってしまう(管理業務をきちっとするには家主から応分の管理委託料を計上してもらう媒介契約を結んでおかなくてはいけない)。
地元住民にとって、その管理会社が「何処の誰なのかもわからない」状況だと、管理そのものを期待できないし、「いかにも営業店店舗」だと審査そのものの信用性も担保できないし、最初から管理コストを計上していない(管理するつもりが無い)会社の可能性だってある。
又、ここには入居者に対するイメージがあるのも事実で、
以前のエントリーで書いた事があるのだけれど
参考:男の部屋探し
上記のエントリー記事中の以下の記載部分
↓
そんな時私は「TVドラマや映画の設定」を思い浮かべます。
つまり「こういう配役の人はどんな部屋のシーンでどんな部屋に住んでいる前提にするとハマルのか?」です。
それは概ね主役級の所謂「いい者」は、木造アパートなんかの和室に暮らしている設定の方がハマリますよね、
ついでにお部屋も和室だなんてな方が、無頼な男のイメージに合ってたりします。
劇中だいたいこういったドラマなんかでは敵役が登場しますが、その人物は洒落たデザイナーズなんかに住んでたり等。
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何故に東京都市部地元住民に1Rマンションが倦厭されているのか?
ここから詰めて考えてみると、
私が業務や取材中に実際に建築中の敷地周辺で大規模な反対運動が散見されたのは「新宿区」「品川区」「杉並区(マンションそのものにアレルギーがある)」「(1Rでは無いが高層マンション建築反対で)港区」といったところ、
この住民感情という部分は、ニュース文面にあるような「単身者のゴミ出しのマナーの悪さや自転車の路上駐輪が問題化」等に代表されるものとは言い切れないのは明白と言える。
目立って指摘しやすいポイントが”ゴミ出しや駐輪マナー”というだけで、心理的に言えば住居として昨今の『新築1Rマンションコンセプトそのものへのアレルギー』があると見た方がいい、
そこで地元住民の心理的な部分を考えてみると、
最近の新築マンションの傾向は、地元の地主が資産運用でささやかに低層のマンションを建築するという方向では無く、ある日突然「聞いた事の無い開発会社が都市計画ギリギリの投資型マンションをドーンと建てる」的な印象になる。
(分譲マンションの場合はそのスケールが大きいし土地の収用からかなり長期間地元住民と折衝が行われたりするので環境が大きく違う→しかし”幾分”キャラクターは違うけれども低層地域の住民に反発が無いワケではない)
町内会としては回覧版を回す事もできないし(そもそもオートロックで中に入る事もできない)、どんな審査でどんな入居者が入るのかも説明されない状況で、「ある日突然”若い人中心”のシングル向け1Rマンションに50人規模以上の住民が突然”お隣”になる」事が問題なのだと考えた方がいい。
”ゴミ出しや駐輪マナー”が問題なのは、地元家主系ならそのまま家主宅に町内会として注意するのは簡単だし、地元不動産会社の管理であればお店に直接相談するのも容易になる。
しかし、”ゴミ出しや駐輪マナー”の事例では経験的に「管理会社が何もしない」ケースの体験を一度や二度は地元住民は必ず経験していて(それだけ”管理しない管理会社”が存在するのも事実)、それが風評となり輪をかける形で強い警戒感となり1Rマンションへの反対運動が強くなっていると考えるべきところに思う(管理形態そのものへの反発と見た方がいい)。
そこで『管理』の面で不動産業における管理業務を考えてみると、通常管理の業務委託コストは「賃料の5%程度」で(管理費は賃料名目を経理的に分けているだけでこの場合全く関係無い→ここで言う賃料とは管理費込みの賃料)、その5%という数値もかなりガチットした委託管理のケースで一般的には不動産会社は契約更新費用が管理委託料となる場合が多い(それでも更新費に事務手数料25%とか50%のタイプだと更新費1ヶ月が全て家主に渡っていて管理会社はその事務手数料の25%から50%の分だけ委託費用として計上している)、更新が無い場合には契約時に家主から支払われる広告募集手数料の一部が管理経費となる。
↓
管理の大変なマンションで(管理コストは入居者戸数で決まる)一戸辺りの賃料が安い場合管理会社が最初からコスト割れするケースが多くなるって事。
ここは近隣の家主さんのアパートで、管理業務も”家主さんが主体”で管理会社は”取り次ぎだけ”とかのパターンの方が不動産会社も楽って場合も多くなる。
逆算すると、比較的高層の1Rマンションの場合しっかりした管理を行うと管理会社がその管理業務で赤字になる可能性が高まってしまう(管理業務をきちっとするには家主から応分の管理委託料を計上してもらう媒介契約を結んでおかなくてはいけない)。
地元住民にとって、その管理会社が「何処の誰なのかもわからない」状況だと、管理そのものを期待できないし、「いかにも営業店店舗」だと審査そのものの信用性も担保できないし、最初から管理コストを計上していない(管理するつもりが無い)会社の可能性だってある。
又、ここには入居者に対するイメージがあるのも事実で、
以前のエントリーで書いた事があるのだけれど
参考:男の部屋探し
上記のエントリー記事中の以下の記載部分
↓
そんな時私は「TVドラマや映画の設定」を思い浮かべます。
つまり「こういう配役の人はどんな部屋のシーンでどんな部屋に住んでいる前提にするとハマルのか?」です。
それは概ね主役級の所謂「いい者」は、木造アパートなんかの和室に暮らしている設定の方がハマリますよね、
ついでにお部屋も和室だなんてな方が、無頼な男のイメージに合ってたりします。
劇中だいたいこういったドラマなんかでは敵役が登場しますが、その人物は洒落たデザイナーズなんかに住んでたり等。
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賃貸における諸問題(2)
2008年08月15日
なかなか難しいテーマなので、前回のレポートは途中までとしていたところなんですが、今回はその続きです。
前回レポート:賃貸における諸問題(1)
このテーマを考える上で注目のニュースがありました。
こちらですっ
↓
25平方メートル未満「ノー」都内で広がる「ワンルームマンション規制」
(かなり長文なので重要な部分のみ引用します)
ワンルームマンションの建築を規制する区の条例が、都内で相次いで施行されるなど規制が広がっている。面積が25平方メートル未満の部屋を持つマンションが建てにくくなるというものだ。面積を増やせば家賃が高くなることも予想され、学生や高齢者が住みにくくなるという批判もある。しかし、こうした条例が制定される背景には、単身者のゴミ出しのマナーの悪さや自転車の路上駐輪が問題化していることがある。
この条例を制定した理由のひとつとして「紛争の一因となっている管理面の強化」を挙げている。ワンルームマンションなどでは管理が不十分な場合も多く、ワンルームマンション建設の際に近隣住民が猛反発するケースも多いという。
現在東京23区では、文京区に加え、中央区、渋谷区、目黒区、江東区、豊島区、新宿区など10区で同様の条例が制定・施行されている。板橋区でもワンルームマンションの部屋面積を25平方メートル以上とする条例の制定について検討が始まっており、今後も「ワンルームマンション規制」が広まることになりそうだ。
ただ、こうした「マナーの悪さ」を近隣住民の要望に応えて一掃するというほかに、「単身者だけでなく、ファミリーで住んで地域が活性化できればという狙いもある。近隣住民に不安を生じさせる単身者を減らし、地域の活性化につながる世帯持ちに住んでほしい。そんな思惑がある。
この条例の制定をめぐっては、区には「大学生には住むなということか」といった反対意見も寄せられている。学生寮や社員寮、介護・老人施設などでは、この条例の適用外としていると区側は説明しているが、学生のすべてが学生寮に、会社員の全てが社員寮に住める訳もなく、「色々なご指摘がある」と区側は賛否両論が寄せられることに苦慮しているようだ。
地域の不動産業にも大きな影響を与えることになりそうだが、ある不動産業界関係者は「近隣住民のワンルームマンション建設反対の意見が根強いということもあり、何とも言いがたい」と言葉を濁すだけだった。
(J-CASTニュース 2008/08/05)
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前回レポート:賃貸における諸問題(1)
このテーマを考える上で注目のニュースがありました。
こちらですっ
↓
25平方メートル未満「ノー」都内で広がる「ワンルームマンション規制」
(かなり長文なので重要な部分のみ引用します)
ワンルームマンションの建築を規制する区の条例が、都内で相次いで施行されるなど規制が広がっている。面積が25平方メートル未満の部屋を持つマンションが建てにくくなるというものだ。面積を増やせば家賃が高くなることも予想され、学生や高齢者が住みにくくなるという批判もある。しかし、こうした条例が制定される背景には、単身者のゴミ出しのマナーの悪さや自転車の路上駐輪が問題化していることがある。
この条例を制定した理由のひとつとして「紛争の一因となっている管理面の強化」を挙げている。ワンルームマンションなどでは管理が不十分な場合も多く、ワンルームマンション建設の際に近隣住民が猛反発するケースも多いという。
現在東京23区では、文京区に加え、中央区、渋谷区、目黒区、江東区、豊島区、新宿区など10区で同様の条例が制定・施行されている。板橋区でもワンルームマンションの部屋面積を25平方メートル以上とする条例の制定について検討が始まっており、今後も「ワンルームマンション規制」が広まることになりそうだ。
ただ、こうした「マナーの悪さ」を近隣住民の要望に応えて一掃するというほかに、「単身者だけでなく、ファミリーで住んで地域が活性化できればという狙いもある。近隣住民に不安を生じさせる単身者を減らし、地域の活性化につながる世帯持ちに住んでほしい。そんな思惑がある。
この条例の制定をめぐっては、区には「大学生には住むなということか」といった反対意見も寄せられている。学生寮や社員寮、介護・老人施設などでは、この条例の適用外としていると区側は説明しているが、学生のすべてが学生寮に、会社員の全てが社員寮に住める訳もなく、「色々なご指摘がある」と区側は賛否両論が寄せられることに苦慮しているようだ。
地域の不動産業にも大きな影響を与えることになりそうだが、ある不動産業界関係者は「近隣住民のワンルームマンション建設反対の意見が根強いということもあり、何とも言いがたい」と言葉を濁すだけだった。
(J-CASTニュース 2008/08/05)
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千代田区散歩(エピローグ)
2008年08月11日
千代田区散歩(3)
2008年08月09日
”半蔵門”の門から平河方面へ向かうとすぐそこにこちら
DIK麹町ビル(SRC築1977年9月)
なんとも不思議なハイブリッドな造形で、
事業ビルの上にマンションが乗っかっているかのような設計です。
窓に映り込んでいるのが麹町警察署、
そのDIK麹町ビルの隣のビルにも注目です
外装補修で一部ネットに覆われていたのが残念なんですが
Gポイントビル
この意匠がですね、これ私の勘違いかもしれないのですが軍艦マンション設計の「渡邊洋治建築事務所ビル」へのリスペクトを感じるんです。続きを読む
DIK麹町ビル(SRC築1977年9月)
なんとも不思議なハイブリッドな造形で、
事業ビルの上にマンションが乗っかっているかのような設計です。
窓に映り込んでいるのが麹町警察署、
そのDIK麹町ビルの隣のビルにも注目です
外装補修で一部ネットに覆われていたのが残念なんですが
Gポイントビル
この意匠がですね、これ私の勘違いかもしれないのですが軍艦マンション設計の「渡邊洋治建築事務所ビル」へのリスペクトを感じるんです。続きを読む