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世界経済そのものが転換期なんでしょう(1)

2008年11月12日

前に循環型経済のレポート書いた事ありますが、
http://kagewari.cside.com/blog/2008/09/post-aeff.html
http://kagewari.cside.com/blog/2008/09/post-e402.html
きっとそういう事なんでしょう。

エコロジーとか環境は経済政策になるって論議も最近耳にしますが、ここもそういう事なんでしょう。福祉行政の内需拡大論も同様、
拡張と成長を続けなければ破綻するって構造はそれ自体が”リセッション”という破綻を前提にしているので本来先進国は人口増と基礎的な文明的需要が飽和するとデフレ経済になるのが『自然』なのであって、今回のアメリカ発金融工学破綻ってのは、最初から無理があったんです。
(心理学的には米国の場合”アメリカンドリーム”という共同幻想に代わる政策的提言が必要だったのであって、オバマ次期大統領に果たしてそれができるのか?ちょっとわかりません)

先進国が収支の赤字を誤魔化すために見かけ上の成長を志向して失敗した、
これが米国における根源的問題で、一定の経済成長無しに国内的政治の安定を維持できない要素は中国同様、既に他に問題があったからであって見かけ上の成長に依存してしまった点そのものが社会心理上でも無理筋だったと考えていいのじゃないでしょうか。

反面教師じゃないですが、この日本は随分長いことデフレですが「何ていうことなく日々過ごしている」状態ですし格差の問題も政策としての所得分配なり労働法制で回復可能なレベルです。元来米国の需要頼みの企業は未曾有の利益を上げても労働分配率は高くなかったし政府の政策として税収としてこれを吸い上げる事も無かったのであって、
成長し続ける経済に依存しなければならない状況こそ「実際経済に不安がある」証明なのであって、経済学的には何てこと無い事の方が重要でしょう(先進国の場合GDPではなく失業率の水準を維持する政策がむしろ標準)。
ワークシェアリングなり、福祉行政なり、経済成長を前提とする公共投資に意味は無く(先進国になればなるほど乗数効果的”効き”も落ちる)、どれだけの雇用吸収力があるのかって尺度で政策立案するのが筋論になります、
ところがどうにもここのところの「景気対策としての需要政策」って”どうやったら無駄使いするのか”みたいなレベルに落っこちていて、循環型経済(安定再生産として日本という老舗を守るようなスタンス)のファンダメンタルが強くなっている方向を向いていない。
ここを”保守”と勘違いされると困るんですが、
国際競争力なる”不安”に動揺する事自体みっともないのであって(そもそも競争相手の国に投資しているのが自分なんだから)、この辺は企業家個人の心理的要素も相当大きいのだと思います(そういう意味でも民主主義の成熟度が云々なるところに被る)。
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posted by kagewari/iwahara at 22:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代日本住居デザインの固有性と今後(2)

2008年11月09日

和室の可能性を考えてみると、今のところこういうリノベプランはまだまだ進んでいないようなんだけれどちょっとしたアイデアがあるんです。
参項になる改装事例はコチラ
 ↓(これで蹴上がりの畳スペースとあるともっとカッコいい)
http://retour.seesaa.net/article/8636652.html
上記事例は、事実上新築に近い大規模な改装ですが、ここに和室改装の重大なアイデアが隠れています。
マンションなんかの場合だと1LDKや2DK等にならないとなかなか和室である方がレアで(分譲系1Rで居室和室だったら相当個性的だと思いますが)、シングル向けの和室と考えるとそれはそれは木造アパートなんかの方がみつけやすいワケです。
昨今の高級木造アパートは2×4で設計されますから、木造の熱伝導速度の遅さ込みの断熱性能だけでなく、遮音性能も鉄骨ALC造マンションなんかよりレベル上でしょう。
この2×4がお馴染み木造モルタルよっか遮音性能が高いのはそのものズバリパネル工法としての壁の強度や遮音性が高いからです。

さーここで思い出してください木造モルタル住居の構造
2×4と違って、フレーム構造となる柱が見えますよね、
そんでこのフレームってフレームだけに四角い枠を構成しますよね、
そしてその柱はモルタルの壁から24mmほど壁から突き出しています。

ここにサクット強化木質パネルを建て付けてしまえばいんですよ、
えー木造モルタル・木質パネル補強ハイブリッド建築みたいな(或いはパネル工法リノベーションとか)。似た実例は既にあるのであって、キッチンの改装事例です→木造アパートの人口大理石パネル貼り改装とか・システムキッチン新規に建て付けとか普通にやってますよね大工さん。
確かに音響建築的には木造パネル貼るぐらいじゃ遮音性能もさほど効果はありませんよ、付け鴨居(引き戸の無い壁面の鴨居:ハンガーとかかける奴)の裏の隣室との隙間なんて空き空きだったりするので、他にも手直しくちゃいけないところも多いけれど、考えれば考えるほど可能性は高いんです。
例えばですよ、
12mmコンパネに遮音シートサンドイッチして24mm遮音木造パネルを商品化する。
これを古い木造アパートの壁を採寸して、サイズを修正し”ガチに壁と枠に接着”その補強パネルにメネジアンカーを打ち込んで「その上に化粧板を自由に(ネジ止めで)交換可能にする」とかね、
こうするとですよ、畳が表替えできるように表面の化粧板は入居者でも容易に交換できるだけでなく原状回復の心配も無い。
サブロクのコンパネなんかそんなに高価じゃないですし、日曜大工程度のDIYスキルあればネジ穴空けてサクッと交換できるじゃないですか。
つまり、珪藻土塗り壁にしようが好きなペンキに塗ろうが、耐過重制限はあるでしょうけれど簡単な作り付けの棚を造るのも簡単、遮音にうるさい人なら30mmのコンパネで補強板厚保合計(自分の占有壁だけで)54mmって仕様も可能になる。
(天井と床はどうすんのって細かい話はえー別論議として、、)
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posted by kagewari/iwahara at 17:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現在の経済状況が不動産の景色を変化させるかも

2008年11月07日

えー「現代日本住居デザインの固有性と今後(2)」の前に、ちょっとニュースが入ってきましたので割り込みレポートをひとつ。
分譲開発系の不動産会社がバタバタと倒産しているのは既報のとおりで、
不動産関連企業が次々と倒産している件
これが根本的に不動産における景色を変化させるかもしれません。

6日にこんなニュースがありました、
大京、一転赤字に オリックスに追加支援を要請
(一部抜粋)
マンション分譲大手の大京は5日、親会社のオリックスに追加支援を要請したと発表した。08年9月中間期に323億円の不動産評価損を計上したため、自己資本の増強が必要になった。オリックスは7日にも優先株による100億円規模の増資引き受けを発表する見通しだ。
大京は5日、09年3月期連結業績予想の純損益を95億円の黒字から、510億円の赤字に下方修正。市況の悪化で保有不動産の評価損が出たほか、繰り延べ税金資産の取り崩しや主力のマンション分譲での利益率低下が響いた。

マンション分譲を縮小し、管理や仲介事業の拡大を目指す。
(asahi.com 2008/11/06)


大手管理会社にも管理の上手いところとか仲介会社にとって仕事の進めやすいところ等様々特徴あるんですが、スケールメリットから言っても「店頭営業の無い純粋な管理会社(法令遵守含めて信頼感が高い)」と「仲介調査の会社(管理の負担も減る上に公平な調査に特化できる)」への分化は入居者にも貸主にも利益となるので(前述の他にも多数あり)、賃貸の現場から言えば好ましい事で不動産の社会性という観点からも拡大して欲しいところで、
結果として賃貸・分譲含めて選択枝が増えていく事だけでなく、
特に構造的に相場から乖離してひとり歩きする傾向のある新築分譲が抑えられる事は相場の健全性から言っても好ましい(民間建築投資に財政出動が止まった公共投資の代役を求めているところは違うのだろうけれど)。

これは中古マンション流通の促進にもなります、
(なので分譲の選択枝が減るって事無いのじゃないか?)
何故かと言うと、供給過剰の中で経済原則を無視して新築分譲を共有する事で、中古マンションは実価値を離れて相場が下落してしまって、本来売却を考えている物件も売り控えせざるを得ない状況ってあるのであって、
 ↓
日本の住宅ローンはノンリコースじゃないので流通価格が下がり過ぎると売却したとしてもローン残額が残ってしまい売り控えたくなくても売り控えざるを得なくなったりする→金融機関と違って個人の世帯が”不良債権損切り”みたいに動くなんて事は最初からできないのだから、皮肉な話で供給過剰な状況を助長する形で新築分譲を供給すればするほど新築分譲を売りやすい(内容のいい中古物件の流通が止まる)→何時かは破綻するのが見え見えのバブル型開発って土壌があるので、少なくともこの歪んだ形の開発には誰かがブレーキかけなくちゃいけなかった。

思い出して欲しいのは、バブルが始まった当時の宮沢政権において当時の首相宮沢喜一は「サラリーマンが無理なく住宅を購入できるように3000万程度の・・・」であった筈なんだけれど(おおよそ15年ローンで返済完了)、すっかり分譲マンションと言えば5000万ぐらい「普通ですが」な状況になってしまった。
ローンにおける金銭感覚の麻痺はデフレ以降のゼロ金利政策(デフレなので額面的金利所得は縮小して見えるんだけれど実金利は高いのと同じ)に負う部分が大きい、一見低金利なのでお得なローンに見えてしまうんだけれど(ここは実金利が高いのと同様に低金利でも実金利は高いことになる)、「好景気によるインフレ傾向が無い=将来の所得の増加も見込めない」も含んで考えれば、現在の状況は宮沢氏が描いた「サラリーマンが無理なく住宅を購入」って世界とは全く別物になっている。
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posted by kagewari/iwahara at 15:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代日本住居デザインの固有性と今後(1)

2008年11月06日

「いわゆるひとつのフローリング論」になるかな、と思います。
日本固有の住居デザインで言えば設計的にはシステムキッチンや3点ユニットの発明等コンパクトにまとめるのが得意で30u前後のシングルルームでも独立キッチンを設計する事も可能です。
ある意味そんな小回りの良さが「シングルルームでもフルスペックの住居」を可能にしているといえて、20u前後の部屋に洗濯機置場を室内に実装するのもたいした技術であって(ここは日本の場合洗濯機が浴室寄りに設置されるケースが多いところも関係している)、ほとんどの住居で居住性能的には過不足なく設備が整っているのが特徴。

考え方によっては、どの住居タイプでも一工夫程度でかなり均一な基本性能が確保できるので「設計の自由度が無いようで実は高い」とも言えます。サクサクっとまとめる事もできますから、日本の住居は元からコルビュジエ的『モデュロール:黄金分割』だったのかもしれません。(一時のウサギ小屋的ペシミズムには戦後特有のコンプレックスがあるように思います)
http://kagewari.cside.com/blog/2007/07/post-ab59.html
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20070605/126430/

そんな中の発明のひとつが「靴を脱ぐ生活下における”通称:フローリング”」であって、この話は一度書いた事あるんですが、
http://kagewari.cside.com/blog/2008/03/post-c707.html
http://kagewari.cside.com/blog/2008/03/post-c952.html

そもそもデザインの意図はどういうものでしょう、
フローリング部材ってこれ建材として確立していて、所謂宮大工的板張りとも違いますし、アパートDKなんかにおける板張りとも違います。
(ワックス仕上げだったりするとメンテが結構面倒なものですが、、)
人の心理は面白いもので、同じ板張りでもDKの上では反射的にスリッパを探すのに居室の”フローリング”は素足でもOKだったりします(笑
よって本来寝室系の洋室ならカーペットが理想的なんですがここはそのままズバリ見栄え重視でフローリングが普及し、これは機能的にベストなものじゃありません。
モデルルームにいけるディスプレイを見れば一目瞭然なのです、
「フローリング居室のモデルルームのインテリアは1Rなのにベッドが無かったりする」
つまり洒落たリビングを意図して設計されています。
※ホテルがほとんどオールカーペットなのは部屋の広告で室内にベッドの無い絵を使う事があり得ないため→寝室系デザインなのでカーペットの方が高級感がある。
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posted by kagewari/iwahara at 11:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『探せる部屋・探せない部屋(3)』

2008年11月03日

心理学的に『探せる部屋』にとって重要なキーワードが「シンプルに探す」って事じゃなかろうかと、ここまで話が進んできました。
今回のテーマは「シンプルに探す」です、

探すって行為そのものは既に戦術になるので、希望のコンセプトは戦略です。
自分自身の暮らしについてのコンセプトは=基本戦略となります、
ここ当然「適当に」でも可なのであって、「拘り」と「執着や依存」は違いますからここを勘違いしないのがポイントになります。
「希望の部屋」がそんなに肩肘張った執念のような世界じゃ「その世界は最初から疲れる」んですからね(笑

忘れてはいけないのは、希望がシンプルであればあるほど「物件概要に固有名で記載されないキャラクター」である可能性が高くなりますから(その”雰囲気のようなもの”から物件概要的な具体性を判断するのが不動産業の専門性やコンサルの力になります)、シンプルな世界を求める場合には「一度賃料以外の条件を白紙にして考える」のがお勧めです。

方法論的には「○万縲怐尠怩フ部屋を全室一度候補にしてみる」という手法です。
条件無しにすると出るわ出るわ○uランクの部屋から倍の広さもあろうかという部屋、木造アパートからオートロックのマンションや一戸建てまで、そのヴァリエーションは区単位で考えれば100件越える事もあります。
そうなんです100人いれば100様ですよ、100室それぞれに別の暮らしがあるのであって、心理学的に考えると「自分の暮らしにおける可能性(選択枝)は現実世界に100通りある」。
これ就職で考えるなら100社ですよ、
※しかも就職に比べて部屋探しの実現性(審査)は希望賃料の枠さえあれば比較にならないぐらい高い確率です
選択師から考える時には、そりゃ給与含めて労働条件も大事でしょうけれど、相性として自分自身の仕事量的パフォーマンスもあるし、そもそも仕事って世界に対する考え方も皆さん違いますよね。ましてや一番重要なのは”職種”でしょう。
「職種は何系」→どこから考えてもシンプルな希望になります、
同時に自分の選択枝以外の職種キャラクターを(暴力団でもない限り)”悪い職種”とは呼ばないでしょう、仮にそうなっちゃうとその業界の人間全体をヘイトしている事ですから(ケースによってはありえるかもですが)。
独立して起業しようと考えれば尚更です「自分はこうしたい」、
主語の部分が圧倒的に重要で、肝心要のところは「ここだけは」のようにシンプルになり自動的にそれ以外との優先順位も明快(トレードオフの成立)になるでしょう。

部屋探しで一番やっかいな言葉のひとつである「(主語抜き)いい部屋みつかる」なるいかにもイケイケ営業店的な抽象概念キャッチコピーを鵜呑み状態で刷り込まれれてしまうと「それ以外は悪い部屋なのか」が深層心理で成立してしまいます(まったく無意識に自分がネガティブな評価をした部屋で暮している人達を蔑視している構造になっている→その反動としての”分譲勝ち組み幻想”でもある。→って誤解の無いように更に捕捉しますがこれ”コンセプトの無い分譲選択”の場合ですよ)。
心理学的に一番やっかいなのは「無意識に自分のネガティブがヘイトに繋がる構造」が成立してしまうことで、ちょっとした不満を残した選択が”敗残者”のように誇大な不快感に肥大してしまうことです(希望就職先以外に就職した事に被害者意識が成立みたいな話と同じ→本質的には就職できた事は単体として喜ばしい事と評価して妥当な話ですよね)。
部屋探しで言えば「NG出しまくり」(部屋探しをNG出しと勘違いしてしまう)、
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posted by kagewari/iwahara at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする