「模様替えには体力が」、
「引越しには不景気が」。
このような状況も多発しているかと想像されますが、こんな時にちょっとした工夫で問題解決してくれればコストパフォーマンスも最大な結果が得られる事は言うまでもありません。
災い転じて何とやらじゃないですが、自分の着想における『盲点』なるものを探求してみるのも連休の有効活用(巷には休みたくなくても休みになってちゃっている方も多いかと思いますが)じゃないかと、
それこそ「隣の物音が気になるので耳栓買った」のような解決策ですよ(笑
駅から徒歩距離がちょっと遠いと感じたら「電動補助付自転車」なる回答もあるのかもしれませんし(下手な原チャリより高速なモデルもあるらしいので機種選定には注意も必要なようです)、部屋が狭いと感じたら「ベッドのマットだけシングルにしてみる」(だからどうなるって運用面は別として)などなど普段考え付かない事も結構あるのじゃないでしょうか、
案外そんな”自分の着想における『盲点』”を考えておくのは重要で、
実際の引越し後も妙にすっきりしないとか、
部屋探しの段階でこれというのがどうしても決まらないなんて時には「問題を外部化し過ぎ」な心理が隠れている場合もあるのです。
心理学の面白いところは、表層にある自意識(デスクトップ)と深層心理(脳ローカルの全体)の構造そのものが「認識速度が速くて認知レベルが高い理由」として構造上も意味を持っているところで、逆さに言えば「間取りが語る」「レイアウトが語る」ように必ずしも言語化されていない自分の傾向というか構造的ロジックの諧調のようなものがあるのは確かで(心理学的に言えば人格傾向といったもの→心理学的には巷で言う”性格”なる概念は存在しない)、そんな一面は無意識で知られるように自意識レベルの認知では気がつかない(無意識ってぐらいなので)もので、
この「気がつかない感」が転じて「問題が外部にあるのじゃないかフラグ」を刺激する事があるワケです。
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引越し見送りな時の一工夫
2009年04月30日
ミツバチに続いてインフルエンザ
2009年04月29日
今の段階では北米、とりわけメキシコの話になっていますが(不思議と重篤な症例はメキシコ国内に留まっています)、先日話題になっていたミツバチのニュースとどこか重なっているのじゃないかと思います。
http://kagewari.cside.com/blog/2009/04/post-79d7.html
情報伝達の速度や最適化のような形でひとつの現象が急速に世界的に拡大する様子は(見方を変えれば金融の話も同じで)ひとつの”症候群”のような様子を見せ始めているのじゃないでしょうか。
ミツバチのニュースで噂された農薬の話もしかりで、
経済の世界には『リスクヘッジ』なる概念があるのはご存知のとおりかと思いますが、すっかりリスク商品を小分けして混ぜてしまう投資ファンドの手法ですっかりそのイメージは偏向中ですが、簡単に言えば「いくら合理的だからといって”様子が一色になる”のは内容の差異に関わらず行為としてハイリスクである」→賭け毎で言えば”一点買い”の話です。
掛け率(成長率)だけの合理性で判断せずに行為としてのリスクヘッジのために、行為そのものを分散する(動機形成に関わる判断は同じでも)のが懸命って筋論です。
話を簡単にしてしまうと
「いくら利益が出るからといって、同じことやってしまえば社会全体にとっても不利益となる」な話で、
少なくとも独立系の企業はその判断を合理性だけに置かずに”ユニーク(唯一)”である事に一定のプライオリティを置くべきなのじゃないかと思います。
ずいぶん古い映画になりますが
■シドニールメット監督の名作『12人の怒れる男』
ご存知の方も多いと思いますが、
ここで登場する主人公のヘンリーフォンダは明快に「私は被告が無罪だとは思っていないのです」と明言します。
つまり誰ひとりユニークな発言の無い「一色な雰囲気は危険である」という意図です、
彼の論旨は、少なくとも各人個別の意見のある陪審員が各人独自の立場から証拠を元に事件を検討して12人が12人なりの意見を交わす事が陪審員制度の意味であって、
当該事件がいかにも疑問の余地無くても有罪のような”雰囲気”が結果として会議を「一色な雰囲気」にしてしまうと、普遍的な部分で制度そのものが形骸化してしまう事になる。
それは「別の意味の問題になりゃせんか」といった話です。続きを読む
http://kagewari.cside.com/blog/2009/04/post-79d7.html
情報伝達の速度や最適化のような形でひとつの現象が急速に世界的に拡大する様子は(見方を変えれば金融の話も同じで)ひとつの”症候群”のような様子を見せ始めているのじゃないでしょうか。
ミツバチのニュースで噂された農薬の話もしかりで、
経済の世界には『リスクヘッジ』なる概念があるのはご存知のとおりかと思いますが、すっかりリスク商品を小分けして混ぜてしまう投資ファンドの手法ですっかりそのイメージは偏向中ですが、簡単に言えば「いくら合理的だからといって”様子が一色になる”のは内容の差異に関わらず行為としてハイリスクである」→賭け毎で言えば”一点買い”の話です。
掛け率(成長率)だけの合理性で判断せずに行為としてのリスクヘッジのために、行為そのものを分散する(動機形成に関わる判断は同じでも)のが懸命って筋論です。
話を簡単にしてしまうと
「いくら利益が出るからといって、同じことやってしまえば社会全体にとっても不利益となる」な話で、
少なくとも独立系の企業はその判断を合理性だけに置かずに”ユニーク(唯一)”である事に一定のプライオリティを置くべきなのじゃないかと思います。
ずいぶん古い映画になりますが
■シドニールメット監督の名作『12人の怒れる男』
ご存知の方も多いと思いますが、
ここで登場する主人公のヘンリーフォンダは明快に「私は被告が無罪だとは思っていないのです」と明言します。
つまり誰ひとりユニークな発言の無い「一色な雰囲気は危険である」という意図です、
彼の論旨は、少なくとも各人個別の意見のある陪審員が各人独自の立場から証拠を元に事件を検討して12人が12人なりの意見を交わす事が陪審員制度の意味であって、
当該事件がいかにも疑問の余地無くても有罪のような”雰囲気”が結果として会議を「一色な雰囲気」にしてしまうと、普遍的な部分で制度そのものが形骸化してしまう事になる。
それは「別の意味の問題になりゃせんか」といった話です。続きを読む
経済が変われば暮らしも変わる(3)
2009年04月25日
マンションに転じて考えてみると、不動産価値のバランスというものがあって(底地価格と上物建築コストの比率)「不動産と呼ばれる所以のコア」はやはり底地なのであって(土地に経年変化を考える部分は極小)、このバランスを欠くと不動産の資産保全価値そのものがハイリスクって事になります。
考え方はシンプルなもので、分譲価格における土地価格の比率が高ければ高いほど安定性も高いのであって(超高層タワーみたいになると土地所有面積があまりにも狭いので土地所有権の概念そのものにそれほど意味が無い:主にユニークな高層建築物を買っている)、同じ地価なら低層で総戸数の少ないものの方が”純度が高い”と考えられます。
建て替え可能性を考えても土地支配率が高いので(担保価値)それだけ楽に融資を受けられますし、長期的にも維持管理の不安は少なくなります。
ですから話を一気に簡単にしてしまうと土地価格に比例して高層化率が自動に決まってもいいぐらいで、都心部に高層マンションが多くなるのは合理的ですし同時に郊外が低層指定であるのは不動産価値の保全上も好ましくなります(→地方の場合の分譲は一戸建てが主力になる)。
分譲で考えれば都心部で地価が安定的に高い評価にある地域のマンション方が、郊外新築と比べて圧倒的に安心なのは事実であって、これが近県含む遠方の再開発マンションなんかの場合だとタワー型購入と同じで「主に上物を買っている」のであって、確かに街を含めた大規模開発の成功で地価が上昇すれば見かけ上は”純度が高い”ことになりますが、経済動向をマクロで見ていけば景気失速で真っ先に資産下落が起きるのも又地方の再開発地域だったりするので(マンションの場合底割れするほど価格が暴落してしまうと大規模修繕等の維持コストを確保するのも難しくなる:建築物のメンテナンスは都内も郊外も同じなんですから)、かなり郊外の分譲物件となると「所有権・債権付のコンクリート住居の購入」なキャラクターが強くなります。続きを読む
考え方はシンプルなもので、分譲価格における土地価格の比率が高ければ高いほど安定性も高いのであって(超高層タワーみたいになると土地所有面積があまりにも狭いので土地所有権の概念そのものにそれほど意味が無い:主にユニークな高層建築物を買っている)、同じ地価なら低層で総戸数の少ないものの方が”純度が高い”と考えられます。
建て替え可能性を考えても土地支配率が高いので(担保価値)それだけ楽に融資を受けられますし、長期的にも維持管理の不安は少なくなります。
ですから話を一気に簡単にしてしまうと土地価格に比例して高層化率が自動に決まってもいいぐらいで、都心部に高層マンションが多くなるのは合理的ですし同時に郊外が低層指定であるのは不動産価値の保全上も好ましくなります(→地方の場合の分譲は一戸建てが主力になる)。
分譲で考えれば都心部で地価が安定的に高い評価にある地域のマンション方が、郊外新築と比べて圧倒的に安心なのは事実であって、これが近県含む遠方の再開発マンションなんかの場合だとタワー型購入と同じで「主に上物を買っている」のであって、確かに街を含めた大規模開発の成功で地価が上昇すれば見かけ上は”純度が高い”ことになりますが、経済動向をマクロで見ていけば景気失速で真っ先に資産下落が起きるのも又地方の再開発地域だったりするので(マンションの場合底割れするほど価格が暴落してしまうと大規模修繕等の維持コストを確保するのも難しくなる:建築物のメンテナンスは都内も郊外も同じなんですから)、かなり郊外の分譲物件となると「所有権・債権付のコンクリート住居の購入」なキャラクターが強くなります。続きを読む
経済が変われば暮らしも変わる(2)
2009年04月23日
居住性として考えていくと共同住宅がなんといっても主力の東京で考えれば『いかに内容のいい木造アパートの企画開発に成功するか』に尽きるでしょう。
都心部のように高層の非木造が立ち並ぶ風景であるとマンションは”馴染み”というかそんな世界でハマル部分が大きいですし実際カッコいいものです、
しかしこの高層地帯は=分譲マンション適合地帯であり「港・千代田・中央・文京・新宿・渋谷」等の底地地価が高く高層化による延べ床面積造に社会的合理性のあるところに限られる話であって、住宅街の多くは低層指定のある郊外であることを考えれば”木造論”が中心となるべきでしょう。
地方の話に置き換えれば論点は『一戸建て』になる
→これが東京の場合『木造アパート』になるという話、
右肩上がりの経済事情では(=非先進国)、所得倍増幻想じゃないですけれど心理的にも”若い時”には木造アパートで社会人になり結婚して「都心近県の一戸建てや都内ならマンション」みたいなイメージがモデル化していた要素はあるんですが、これが固定観念化してしまうと「先進国になって以降無理のあるロジック」になってしまう訳で結果として潜在成長率を引き下げたり土地バブル経済の潜在要因になるなど建設的な話にならん訳です。
ところが「洒落た木造アパート」的企画はなかなか数が多いと言えない状況で、
建築費コストは同じでも”先進国型の企画性って何か”みたいな着想はもっとあっていいのです。
(木造住居が中心の米国の場合映画に登場する共同住宅はほとんどが木造アパート)
社会的にも、内装関係の業者さんの話だと「とにかく非木造は工事が大変で単価も上がる、仕事もやりにくい」ので、コストの折り合いはランニングコストの点でも”底地地価の高さ”を前提としているので、郊外の低層住居はこの点でも木造アパートが望ましい。
ひとつの参考として先人の知恵を参考にするならこれでしょう
阿佐ヶ谷住宅をめぐる風景
テラスハウスの企画はまだまだ足りないし、
風評としての木造の弱点遮音性の設計管理も楽になります。
同時に高層非木造と比較して高級感も高い、
そこから見える世界は、郊外の木造アパートの場合敷地に余裕が無いものが多くてここが結果として「1階日当たり環境の風評」を生み出してしまっているので(結果としてアパート1階全体の資産価値を下落させているのだから合理的選択ではない)、建て替えがある時家主さんには十分考えて欲しいところで、案外木造アパートにおける風評のかなりの部分はここ大きいのじゃないかと思います。
建材に関してはそれこそ先進国なんですから日々進歩があるので遮音性能の向上は既に2×4建築あたりでは(非木造鉄骨造並に)プルーフされていますが、潜在需要を考えればよりハイレベルでの性能求められています。
ここも前述同様「非木造に比べて内装工事単価も安い」部分を利用して性能向上図りたいところです、高齢化問題含めて居住者の生活時間の違いやペット可を増やしていくべき社会性含めて求められる性能でしょう。続きを読む
都心部のように高層の非木造が立ち並ぶ風景であるとマンションは”馴染み”というかそんな世界でハマル部分が大きいですし実際カッコいいものです、
しかしこの高層地帯は=分譲マンション適合地帯であり「港・千代田・中央・文京・新宿・渋谷」等の底地地価が高く高層化による延べ床面積造に社会的合理性のあるところに限られる話であって、住宅街の多くは低層指定のある郊外であることを考えれば”木造論”が中心となるべきでしょう。
地方の話に置き換えれば論点は『一戸建て』になる
→これが東京の場合『木造アパート』になるという話、
右肩上がりの経済事情では(=非先進国)、所得倍増幻想じゃないですけれど心理的にも”若い時”には木造アパートで社会人になり結婚して「都心近県の一戸建てや都内ならマンション」みたいなイメージがモデル化していた要素はあるんですが、これが固定観念化してしまうと「先進国になって以降無理のあるロジック」になってしまう訳で結果として潜在成長率を引き下げたり土地バブル経済の潜在要因になるなど建設的な話にならん訳です。
ところが「洒落た木造アパート」的企画はなかなか数が多いと言えない状況で、
建築費コストは同じでも”先進国型の企画性って何か”みたいな着想はもっとあっていいのです。
(木造住居が中心の米国の場合映画に登場する共同住宅はほとんどが木造アパート)
社会的にも、内装関係の業者さんの話だと「とにかく非木造は工事が大変で単価も上がる、仕事もやりにくい」ので、コストの折り合いはランニングコストの点でも”底地地価の高さ”を前提としているので、郊外の低層住居はこの点でも木造アパートが望ましい。
ひとつの参考として先人の知恵を参考にするならこれでしょう
阿佐ヶ谷住宅をめぐる風景
テラスハウスの企画はまだまだ足りないし、
風評としての木造の弱点遮音性の設計管理も楽になります。
同時に高層非木造と比較して高級感も高い、
そこから見える世界は、郊外の木造アパートの場合敷地に余裕が無いものが多くてここが結果として「1階日当たり環境の風評」を生み出してしまっているので(結果としてアパート1階全体の資産価値を下落させているのだから合理的選択ではない)、建て替えがある時家主さんには十分考えて欲しいところで、案外木造アパートにおける風評のかなりの部分はここ大きいのじゃないかと思います。
建材に関してはそれこそ先進国なんですから日々進歩があるので遮音性能の向上は既に2×4建築あたりでは(非木造鉄骨造並に)プルーフされていますが、潜在需要を考えればよりハイレベルでの性能求められています。
ここも前述同様「非木造に比べて内装工事単価も安い」部分を利用して性能向上図りたいところです、高齢化問題含めて居住者の生活時間の違いやペット可を増やしていくべき社会性含めて求められる性能でしょう。続きを読む
経済が変われば暮らしも変わる(1)
2009年04月20日
9月にかけての総選挙を前に(国策捜査問題はともかく)重要な鍵は「米国サブプライムローン破綻を発端とする世界的な経済情勢の変化」であって、ここは経済学的にもなんですが結論として世界的な経済の構造変化を出口とすると考えられます。
じゃなければ現在の問題は潜在化するだけで、政策的な可能性もカンフル剤型政策に限られたものになるでしょう(例の15兆円もそういった内容)。
単純に都市設計からいっても、日本最大の賃貸都市である東京は昭和時代に銭湯最強だったのであって今でも各地に銭湯は残っていて(広尾にすら銭湯がある)、風呂無し物件とのパフォーマンスは仕事が面白ければ低所得であっても「どってことない強さ」を都市機能として備えていたのであって、
実態経済と暮らしには非常に深い関係があります。
昭和の高成長・核家族化時代にはサラリーマン世帯が一戸建てを含む分譲に傾斜する仕組みは合理的でしたが、人口構成的に高齢化であるとか少子化を迎えてその環境が激変しているのは間違い有りません。
これは経済における成長モデルそのものが変質している証明であって(=住宅ローン関連含む経済政策は既に時代遅れでしょう)、民間主導で現在でも曖昧な定義のままである高齢者専用賃貸住宅に対する法整備の遅れが象徴的ですが、経済政策的な云々以前に現況の認知が遅れている状況なのであって”投資”を成長の原則とする経済施策としては『大幅な後追い』となっています。
一部には小沢氏への辞任問題関連で自民があまり負けない目もあると勘違いしている世論もあると思いますが、衆議院の3分の2再議決という手法で法案を通す事はどうあっても不可能になるのであって(自民が民主を割って政界再編でも持ち込まないと無理)、政策的転換は”何らかの手法で”でうにでも行われないと予算編成すらままならないでしょう(その意味でも現自民執行部が小沢氏と強行に対立している意図がわからない:麻生後継と目される与謝野氏は自身の思惑を隠しているのじゃないかとも、、)。
のようにですね、
どうあってもここ数年で日本の経済の現況は大きく変質する可能性があります。
逆さまに言えばその変化に失敗すればジリ貧だと(笑続きを読む
じゃなければ現在の問題は潜在化するだけで、政策的な可能性もカンフル剤型政策に限られたものになるでしょう(例の15兆円もそういった内容)。
単純に都市設計からいっても、日本最大の賃貸都市である東京は昭和時代に銭湯最強だったのであって今でも各地に銭湯は残っていて(広尾にすら銭湯がある)、風呂無し物件とのパフォーマンスは仕事が面白ければ低所得であっても「どってことない強さ」を都市機能として備えていたのであって、
実態経済と暮らしには非常に深い関係があります。
昭和の高成長・核家族化時代にはサラリーマン世帯が一戸建てを含む分譲に傾斜する仕組みは合理的でしたが、人口構成的に高齢化であるとか少子化を迎えてその環境が激変しているのは間違い有りません。
これは経済における成長モデルそのものが変質している証明であって(=住宅ローン関連含む経済政策は既に時代遅れでしょう)、民間主導で現在でも曖昧な定義のままである高齢者専用賃貸住宅に対する法整備の遅れが象徴的ですが、経済政策的な云々以前に現況の認知が遅れている状況なのであって”投資”を成長の原則とする経済施策としては『大幅な後追い』となっています。
一部には小沢氏への辞任問題関連で自民があまり負けない目もあると勘違いしている世論もあると思いますが、衆議院の3分の2再議決という手法で法案を通す事はどうあっても不可能になるのであって(自民が民主を割って政界再編でも持ち込まないと無理)、政策的転換は”何らかの手法で”でうにでも行われないと予算編成すらままならないでしょう(その意味でも現自民執行部が小沢氏と強行に対立している意図がわからない:麻生後継と目される与謝野氏は自身の思惑を隠しているのじゃないかとも、、)。
のようにですね、
どうあってもここ数年で日本の経済の現況は大きく変質する可能性があります。
逆さまに言えばその変化に失敗すればジリ貧だと(笑続きを読む
ミツバチのニュースに思う
2009年04月18日
割と有名なニュースなんですが、
ミツバチはどこへ消えた? 受粉進まず農家に大打撃
かなりえらい事になっているらしく、
ジワジワト農業には災害波の問題も表面化しています。
ミツバチ謎の大量死 メロンやサクランボの授粉ピンチ
この記事によると西洋でもミツバチが大量死しているとのことで、
原因は農薬(除草剤)や環境からゆくゆく解明されると思いますが、
このニュースの怖さは「ミツバチなので目に見えてわかった」
というところです。
その原因も複合的な(桶屋が儲かる式の)ものと考えるのが自然でしょうから、事実上世界的な文明化特有の線上にあるもので、
『ALWAYS三丁目』以降日本でもすっかり定着した昭和レトロブームは集団心理として「失う以前の社会」へのオマージュなのかもしれません。
ミツバチだから目に見えてわかったのであって、
消えてもダイレクトに困らないものはニュースにもならないだけで、文明化の基本は「R&D」なんですから多くのものを失っている訳ですが、
なんでしょう「失われたことも知らずに失われているものもある」という警告をミツバチは教えてくれているのかもしれません。
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ミツバチはどこへ消えた? 受粉進まず農家に大打撃
かなりえらい事になっているらしく、
ジワジワト農業には災害波の問題も表面化しています。
ミツバチ謎の大量死 メロンやサクランボの授粉ピンチ
この記事によると西洋でもミツバチが大量死しているとのことで、
原因は農薬(除草剤)や環境からゆくゆく解明されると思いますが、
このニュースの怖さは「ミツバチなので目に見えてわかった」
というところです。
その原因も複合的な(桶屋が儲かる式の)ものと考えるのが自然でしょうから、事実上世界的な文明化特有の線上にあるもので、
『ALWAYS三丁目』以降日本でもすっかり定着した昭和レトロブームは集団心理として「失う以前の社会」へのオマージュなのかもしれません。
ミツバチだから目に見えてわかったのであって、
消えてもダイレクトに困らないものはニュースにもならないだけで、文明化の基本は「R&D」なんですから多くのものを失っている訳ですが、
なんでしょう「失われたことも知らずに失われているものもある」という警告をミツバチは教えてくれているのかもしれません。
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