政局がらみの難しい話は又今度(おそらく長期戦になります)として今年の春相場から占う今年の賃貸相場短期予測といきましょう。
人口の関係で住居の需給関係はそれほど急激な変化ありませんから、景気がどうこうって言ってもパイは限られていますから、可処分所得の変動があっても住居は急激な相場変化は起きませんが(そもそも不景気で引越し事態が先送りされるケースが多い)、それでも”春相場の喪失”みたいな形で変化を感じます。
つまり「春なのに賃料の高騰が見られない」「夏相場と変わらないのじゃないか」な感触確かにありますし、同時に「募集が最初から底値だ」な感じもしています。
(引越しが先送りされている体感も強いですね)
かなり割安感があるのは確かです。
人気の街だから的な強気動向も随分後退しましたね、
しかし格安のお部屋は当然人気ですから底割れするって事ではありません。
むしろ大幅に困っているのはやはり新築系の投資物件と思われる”フルスペックで最初から高い部屋”ですね、こっちは相当困っているようです(春でも募集後期で大幅値下げとかの事例ありますね)。
単純に割安感の大きな部屋はどうなの?って部分で言えば
「最初からこれは無茶だ」な賃料の部屋が大幅に割安みたいな事情なので、それでもまだ割高な気がするのが正直なところで、
住居に関しては王道として希望条件をアバウトにして選択肢を多目に確認するのがベストでしょう。
それこそ十分底値ですよな部屋を見つけるのも容易じゃないかと思います。夏相場を当て込んで最初から6月以降等と引越し我慢している人は「今からでも十分いけます」、
景気動向から言っても、今の段階でもこれ以上下げるのも厳しい募集になってますから比較的探しやすいのじゃないかと。
不動産屋さんって案外諦めも早いので(笑、どうせ不景気だから五月の連休は”大連休にしよう”な会社も多そうですから、内見複数になる場合には連休ははずした方がいいでしょう。
景気対策があったとしても(効果あっても)10兆程度の補正予算なら年末賞与を支えきれるかって規模ですから秋までベタで底値じゃないかなって思います。
ある意味自分のペースで都合のいい時期に引越し考えるのがいいでしょう、
現在の賃料相場の性格からいって、残業も減っているので「今より安い部屋を」的な部屋探しも大アリに思います。
<つづく>
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