各メディアの事前世論調査そのままの結果となりました。
政権交代そのものは昨年末から決まっていたことなので、驚く事もありませんが(あの国策捜査の時には流石に呆れましたが)過半数という数字から「小泉300勝→小沢300勝返し」を越しちゃった310議席という数は麻生政権単独の失点だったと言えるんでしょうね、
小泉政権後の二年余りの自民党はこれまでの長く続く自民政権の中でも”格別に酷かった”ですすね、小泉政権から始まった官邸主導の政治は「旧内務省型か」と思われる方向に流れていって(岸信介の流れを汲む復古調清和会イメージに見えた)ほどの官僚主導に流れてしまい、安倍政権以降はここに公安の姿も感じざるを得ないものになってきた。
官邸機能(官房機密費関連)に簡易CIAのような在り方を考えた向きもあったのかもしれないけれども、現在直面してる政策課題とは『全く関係の無いもの』であって、
小泉政権は事実上自民党出身の「官邸政権」であって、
正確には自民政権では無かった。
ひょっとするとこの間に自民党は党としての政権担当能力を失っていたのかもしれない。
(官邸政権を可能にする首相を出す「タレント事務所」みたいな感じだった)
この「官邸政権」の原型が大統領制の”ホワイトハウス”をモデルにしていたのは言うまでも無い。
つまり”大統領選挙的な衆院選”無しに、ホワイトハウスっぽい「官邸政権」は交代してはいけないのであって(この方式だと安倍→福田→麻生とその都度擬似大統領選挙のような衆院選を行わなければいけなかった)、少々中途半端ながら安倍政権下で行われた参議院選挙での敗北は事実上政権交代を示唆するものだった(安倍氏は擬似的に大統領選に負けたワケで)。続きを読む
選挙結果は予測のとおりですが、
2009年08月31日
昨今のインフルエンザ報道で(後)
2009年08月26日
前回から「インフルエンザ報道を始まりに→住宅の防災性能を考える」な方向で話を進めているところですが、前回のレポートで紹介した『ソーラー充電器(eneloop solar charger)』がかなり使えそうだと考えられますから(それこそ世帯で数台常備すると何かって時に重宝しそう)、電池やバッテリー駆動の家電なら動作しそうだと想定できます。
※思うに今後このタイプの商品は高性能化しそうなので「ソーラー発電だけの耐久生活にチャレンジ」なんて企画も面白そうですね(笑
防災って観点だと冷蔵庫やエアコンって設備は使えなくなる可能性あります。
やっかいなのは冷蔵庫停止で食材がダメになるところでしょう。
ですから冷凍食品では備蓄になりません(何つっても缶詰最強かもです)。
カセットコンロ持っている人ならなんとか暫くの煮炊きも可能でしょう、
情報取得はお馴染みの手巻き充電ラジオなる防災グッズがありますし、携帯はeneloop solar chargerのUSB出力で充電できるのでワンセグも使える。
空調が止まるかもしれないってところを考えてみると、それは人間真冬でも普通に外歩いているのですから、衣類を着込んで毛布があれば寒さはしのげますが、年齢的にも丸一日越すと限界ってケースも考えられない事も無い。
そして今回の表題「インフルエンザ報道で」なるとろから考えれば、風邪引いている最中に停電だなんて事になれば厚着だけじゃ体力消耗してしまいます。続きを読む
※思うに今後このタイプの商品は高性能化しそうなので「ソーラー発電だけの耐久生活にチャレンジ」なんて企画も面白そうですね(笑
防災って観点だと冷蔵庫やエアコンって設備は使えなくなる可能性あります。
やっかいなのは冷蔵庫停止で食材がダメになるところでしょう。
ですから冷凍食品では備蓄になりません(何つっても缶詰最強かもです)。
カセットコンロ持っている人ならなんとか暫くの煮炊きも可能でしょう、
情報取得はお馴染みの手巻き充電ラジオなる防災グッズがありますし、携帯はeneloop solar chargerのUSB出力で充電できるのでワンセグも使える。
空調が止まるかもしれないってところを考えてみると、それは人間真冬でも普通に外歩いているのですから、衣類を着込んで毛布があれば寒さはしのげますが、年齢的にも丸一日越すと限界ってケースも考えられない事も無い。
そして今回の表題「インフルエンザ報道で」なるとろから考えれば、風邪引いている最中に停電だなんて事になれば厚着だけじゃ体力消耗してしまいます。続きを読む
政権交代後の部屋探し(後)
2009年08月22日
現在のまま暫定的に考えられる「前衛賃貸」の在り方を考えてみましょう。
賃貸物件の運用上室内造作の減価償却期間は(管理会社にもよりますが参考事例としてその期間が明文化される場合)『概ね6年以上の居住期間で90%償却』なんです。
つまり壁クロス等の室内造作は10年前後で自然損耗すると考えられていて(勝手に改装していいって意味ではなく)、この期間はそのまま家主さんが全面リフォーム行う改装期間の目安と重なります。
その期間が「6年〜」なんですよ。
ざっくり考えるならば追加造作や造作の変更部分に関しては原状回復義務を残したとしても6年以上の居住であれば、仮に原状回復を負担してもそれほど大きな額にはならない。
管理業務上ここを逆算すると「実質6年以上の長期契約が事前に担保されるのであれば一定範囲の改装の自由は相談可能な余地があり得る」ことになります。
(新しい契約のフォームが必要になりますが)
なんていいますか、少々改装に失敗しても、同時に室内造作のかなりの部分は居住6年で自然損耗するので退出時に難しい折衝が発生するリスクは少ない。
賃貸管理で言えば、6年程度の長期入居が前提であればほとんど円満に解決する退出管理が「短期解約事例が頻繁に発生すえばするほど難しくなる」要素確かにあります。
その反対に改装の承諾無くても、更新を繰り返して6年も経過すれば家主さんとの信頼関係も強固になるので直接「この部分ってこんな風に改装とかどうでしょう」な部分は相談できる事例も実際無いじゃ無いんです。
(業者さんがちゃんと入って綺麗になれば家主利益にもなるので、提案内容がよければ両者にとって好ましい結果となる)
つまり一般的な2年契約の物件の”契約前”に(入居実績はおろか契約の意思すらわからない段階で)「改装可能ですか?」って形は構造的に無理があります。続きを読む
賃貸物件の運用上室内造作の減価償却期間は(管理会社にもよりますが参考事例としてその期間が明文化される場合)『概ね6年以上の居住期間で90%償却』なんです。
つまり壁クロス等の室内造作は10年前後で自然損耗すると考えられていて(勝手に改装していいって意味ではなく)、この期間はそのまま家主さんが全面リフォーム行う改装期間の目安と重なります。
その期間が「6年〜」なんですよ。
ざっくり考えるならば追加造作や造作の変更部分に関しては原状回復義務を残したとしても6年以上の居住であれば、仮に原状回復を負担してもそれほど大きな額にはならない。
管理業務上ここを逆算すると「実質6年以上の長期契約が事前に担保されるのであれば一定範囲の改装の自由は相談可能な余地があり得る」ことになります。
(新しい契約のフォームが必要になりますが)
なんていいますか、少々改装に失敗しても、同時に室内造作のかなりの部分は居住6年で自然損耗するので退出時に難しい折衝が発生するリスクは少ない。
賃貸管理で言えば、6年程度の長期入居が前提であればほとんど円満に解決する退出管理が「短期解約事例が頻繁に発生すえばするほど難しくなる」要素確かにあります。
その反対に改装の承諾無くても、更新を繰り返して6年も経過すれば家主さんとの信頼関係も強固になるので直接「この部分ってこんな風に改装とかどうでしょう」な部分は相談できる事例も実際無いじゃ無いんです。
(業者さんがちゃんと入って綺麗になれば家主利益にもなるので、提案内容がよければ両者にとって好ましい結果となる)
つまり一般的な2年契約の物件の”契約前”に(入居実績はおろか契約の意思すらわからない段階で)「改装可能ですか?」って形は構造的に無理があります。続きを読む
政権交代後の部屋探し(前)
2009年08月20日
かなり無茶なタイトルかと思いますが、
ここはここそこはそれで思い切って考えてみましょう。
主眼は「子供に対する様々な援助」です、
当然教育含めて子供の生活環境であるとか子育て世帯に対する援助となります。
ご存知のとおり東京は『晩婚化・非婚化・少子化』先進国ですから世帯的実数は多くは無いかもしれませんが、極めて大きい要素があるんです。
総選挙前の選挙公約の論議で、自民党もそこまでやるかと”我も我も”と子育て支援政策競争が行われるに至り、ばら撒き批判もありますがこの政策は『ほぼ定番化』するでしょう。
そう見て間違い無いと思います。
巷間伝わる情報を元に考えれば世帯あたり2万前後といったところでしょうか
そこに加えて低成長時代、
経済学的にも先進国化の頂点は「経済のソフト化(第三次産業が主力となる)」です。
国家財政的にも建築関連の大規模投資は激減します(インフラが整備済みだから先進国なのであって)、第三次産業は経済動向に応じて勢力図も流動化するのが好ましいですし、新興企業が参入しやすい自由経済の環境も先進国に求められる。
つまりですよ?
「ファミリーと言えば分譲住宅」ですが、ここのところ一体どういう趣旨なのか開発意図を疑わざるを得ないような”超長期住宅ローン”と高額物件のセットが半ば「公共投資の代用」のように政策誘導もされてきたのですが、先進国のライフスタイルは労働を含む流動性を選択肢のように積極的に保障するものでなければならないのであって(非正規労働契約を強引に正社員と同等に持っていくのは無理がある→経済学的には正社員に限りなく近い労働者権利の保護を促進しつつ完全雇用型の”準公務員”的正社員の位置づけの方が解体されるのが筋論)、
『先進国=生活の保障は国民全体に全く心配ない』
ここをベースに、人生の選択として転職や起業等が”選択できる自由度”として実現するからこその先進国じゃないと意味が無いのです。
だとするとですよ?続きを読む
ここはここそこはそれで思い切って考えてみましょう。
主眼は「子供に対する様々な援助」です、
当然教育含めて子供の生活環境であるとか子育て世帯に対する援助となります。
ご存知のとおり東京は『晩婚化・非婚化・少子化』先進国ですから世帯的実数は多くは無いかもしれませんが、極めて大きい要素があるんです。
総選挙前の選挙公約の論議で、自民党もそこまでやるかと”我も我も”と子育て支援政策競争が行われるに至り、ばら撒き批判もありますがこの政策は『ほぼ定番化』するでしょう。
そう見て間違い無いと思います。
巷間伝わる情報を元に考えれば世帯あたり2万前後といったところでしょうか
そこに加えて低成長時代、
経済学的にも先進国化の頂点は「経済のソフト化(第三次産業が主力となる)」です。
国家財政的にも建築関連の大規模投資は激減します(インフラが整備済みだから先進国なのであって)、第三次産業は経済動向に応じて勢力図も流動化するのが好ましいですし、新興企業が参入しやすい自由経済の環境も先進国に求められる。
つまりですよ?
「ファミリーと言えば分譲住宅」ですが、ここのところ一体どういう趣旨なのか開発意図を疑わざるを得ないような”超長期住宅ローン”と高額物件のセットが半ば「公共投資の代用」のように政策誘導もされてきたのですが、先進国のライフスタイルは労働を含む流動性を選択肢のように積極的に保障するものでなければならないのであって(非正規労働契約を強引に正社員と同等に持っていくのは無理がある→経済学的には正社員に限りなく近い労働者権利の保護を促進しつつ完全雇用型の”準公務員”的正社員の位置づけの方が解体されるのが筋論)、
『先進国=生活の保障は国民全体に全く心配ない』
ここをベースに、人生の選択として転職や起業等が”選択できる自由度”として実現するからこその先進国じゃないと意味が無いのです。
だとするとですよ?続きを読む
飲酒率が下がってきているらしい(3)
2009年08月18日
街の様相も変化してくるでしょう。
「サラリーマンが飲んで帰る風景」というものも縮小するわけですし、景気動向的に残業帰りのサラリーマンが飲んで帰る世界そのものが昭和的な過去のものになりつつあります。
週末の終電ホームには相変わらずゲロ模様が健在ですが、喫煙率動向と似たように(全体としては低下だけれど男女平等を反映して男女比の差が縮まっている)女性がホームで酔い潰れている状態を見ることも珍しくなくなってます、
この状況で飲酒率が下がる、
飲んで帰るとしても「自宅駅に降りてから」の方が楽ですよね?
同伴者の飲酒率も相対として下がっている事になります。
部屋探しの現場でも”友人関係と同じ駅”希望する人増えているような感じもありますから、「勤務地寄りのターミナル駅で飲む」状況は低下していくのじゃないかと思います。
ここに評価は様々ですが石原知事の風俗店を閉鎖させる政策(特別報道されていないと思いますがNYの政策を習って風俗店追い出しに近い行政指揮を行っている)も被って、
渋谷・新宿・池袋辺りは『休日の日中』を中心とするショッピングや映画等の街へ必然的に特化していく可能性あります、
となると平日は「通勤時間含めて早く帰りたい」となるでしょう。
→比較的都心部近郊の人気がより高くなる
お酒を飲まない人にとっても”付き合い”が減る分自宅で過ごす時間が伸びる事になり、
賃料相場的にも随分と格安な物件が増えていますから、
結果→「広めの部屋」を希望する人が確実に増えてきますよね、
本来であればミニマルコンパクト含めてそのまま都心部へのニーズが急速に高まっても不思議では無いのですが、飲酒率低下との関係で都心ターミナル駅繁華街へ立ち寄る事が少ないとか、友人関係含めて「大幅に相場が安いってことはないけれどちょっと郊外の駅」が優先されるとすれば、利便性だけで都心部にそのまま暮らすニーズが急速に高まっていない現状(個性の範囲に留まる)も理解できます。続きを読む
「サラリーマンが飲んで帰る風景」というものも縮小するわけですし、景気動向的に残業帰りのサラリーマンが飲んで帰る世界そのものが昭和的な過去のものになりつつあります。
週末の終電ホームには相変わらずゲロ模様が健在ですが、喫煙率動向と似たように(全体としては低下だけれど男女平等を反映して男女比の差が縮まっている)女性がホームで酔い潰れている状態を見ることも珍しくなくなってます、
この状況で飲酒率が下がる、
飲んで帰るとしても「自宅駅に降りてから」の方が楽ですよね?
同伴者の飲酒率も相対として下がっている事になります。
部屋探しの現場でも”友人関係と同じ駅”希望する人増えているような感じもありますから、「勤務地寄りのターミナル駅で飲む」状況は低下していくのじゃないかと思います。
ここに評価は様々ですが石原知事の風俗店を閉鎖させる政策(特別報道されていないと思いますがNYの政策を習って風俗店追い出しに近い行政指揮を行っている)も被って、
渋谷・新宿・池袋辺りは『休日の日中』を中心とするショッピングや映画等の街へ必然的に特化していく可能性あります、
となると平日は「通勤時間含めて早く帰りたい」となるでしょう。
→比較的都心部近郊の人気がより高くなる
お酒を飲まない人にとっても”付き合い”が減る分自宅で過ごす時間が伸びる事になり、
賃料相場的にも随分と格安な物件が増えていますから、
結果→「広めの部屋」を希望する人が確実に増えてきますよね、
本来であればミニマルコンパクト含めてそのまま都心部へのニーズが急速に高まっても不思議では無いのですが、飲酒率低下との関係で都心ターミナル駅繁華街へ立ち寄る事が少ないとか、友人関係含めて「大幅に相場が安いってことはないけれどちょっと郊外の駅」が優先されるとすれば、利便性だけで都心部にそのまま暮らすニーズが急速に高まっていない現状(個性の範囲に留まる)も理解できます。続きを読む
飲酒率が下がってきているらしい(2)
2009年08月14日
考えてみると、
昨今の改装ニーズと希望条件の一部にはちょっと見矛盾するところもあって、
リノベーションと言えば”ダウンライト”なぐらい間接照明系の改装は評判もいいし改装のポイントのひとつになっていますが、表面的には「日当たりのいい部屋(実は心理的なもので深層心理は違う意味だったりする)」等明るい部屋の希望が主たるものになってます。
そこは当然コンセプトの中では朝昼には明るく、夜は間接照明でとなるんですが、ここも深く掘り下げて見ると今回のテーマ「cafeっぽい部屋」に被っているんだと思います。
本当に日差しが直射日光としてバリバリ部屋に入る”UVな部屋”を希望しているのでは無い(日当たりのいい部屋)って話はこれまで随分各方面で書いてきていますから、今回はあえて詳しく書きませんが深層心理的には「見晴らしがいい」とか「開放感」とかって部分になります。
ここで思い出して欲しいんですよ。
十分日照をコントロールされた全面窓に近い店舗における間接照明、
思うに住まいにおける”飲酒の時間帯=夜”の快適さの中にも日当たりのいい部屋”イメージ”は期待される内容なのじゃないかって話です。
店舗であれば全面窓の外には大きくひさしを付けるとか、北向きに座席を配置する等して”UVな空間”を避ける事も可能ですが、住居となると(風評とキャッチコピーの両輪によって)強引にでも南向きに建築するケースが大半なので、実は北向きや北東向きの部屋を意識して探す事はほとんど不可能に近い。
運良く角部屋で腰高採光窓のある部屋であれば喫茶店風のcafeっぽい空間は作りやすいんだけれど、特にマンションの掃き出し窓の場合これが難しい。
理由は簡単で、
『外塀式のベランダバルコニーの内側をひたすら見つめる事になる』から、
建築デザイン上はこのベランダバルコニー外壁の内側の塗装なんかももっと重要視されていんだけれど、これが定番化しているのは日本ぐらいなのでそれほどデザイン性を考えて塗装されるとかはない(間違ってもハリウッドやヨーロッパ映画でベランダ・バルコニーに洗濯物を干しているシーンは無い・とうか中高層の15階とかになると設計によっては怖くて出られない人もいる)、デザイナーズ等でアクリル系の透過パネル(ポリカーボネイトだと思う)を使用するケースがあるぐらい。続きを読む
昨今の改装ニーズと希望条件の一部にはちょっと見矛盾するところもあって、
リノベーションと言えば”ダウンライト”なぐらい間接照明系の改装は評判もいいし改装のポイントのひとつになっていますが、表面的には「日当たりのいい部屋(実は心理的なもので深層心理は違う意味だったりする)」等明るい部屋の希望が主たるものになってます。
そこは当然コンセプトの中では朝昼には明るく、夜は間接照明でとなるんですが、ここも深く掘り下げて見ると今回のテーマ「cafeっぽい部屋」に被っているんだと思います。
本当に日差しが直射日光としてバリバリ部屋に入る”UVな部屋”を希望しているのでは無い(日当たりのいい部屋)って話はこれまで随分各方面で書いてきていますから、今回はあえて詳しく書きませんが深層心理的には「見晴らしがいい」とか「開放感」とかって部分になります。
ここで思い出して欲しいんですよ。
十分日照をコントロールされた全面窓に近い店舗における間接照明、
思うに住まいにおける”飲酒の時間帯=夜”の快適さの中にも日当たりのいい部屋”イメージ”は期待される内容なのじゃないかって話です。
店舗であれば全面窓の外には大きくひさしを付けるとか、北向きに座席を配置する等して”UVな空間”を避ける事も可能ですが、住居となると(風評とキャッチコピーの両輪によって)強引にでも南向きに建築するケースが大半なので、実は北向きや北東向きの部屋を意識して探す事はほとんど不可能に近い。
運良く角部屋で腰高採光窓のある部屋であれば喫茶店風のcafeっぽい空間は作りやすいんだけれど、特にマンションの掃き出し窓の場合これが難しい。
理由は簡単で、
『外塀式のベランダバルコニーの内側をひたすら見つめる事になる』から、
建築デザイン上はこのベランダバルコニー外壁の内側の塗装なんかももっと重要視されていんだけれど、これが定番化しているのは日本ぐらいなのでそれほどデザイン性を考えて塗装されるとかはない(間違ってもハリウッドやヨーロッパ映画でベランダ・バルコニーに洗濯物を干しているシーンは無い・とうか中高層の15階とかになると設計によっては怖くて出られない人もいる)、デザイナーズ等でアクリル系の透過パネル(ポリカーボネイトだと思う)を使用するケースがあるぐらい。続きを読む