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NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
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年末だけにタバコ関係の話(2)

2009年12月28日

来年こそはなんとやらで
減煙から禁煙まで考える方もいないじゃないでしょう、
そこで話題の”電子タバコ”をレポートします。

すっかり肩身の狭くなった昨今のスモーカー事情ですが、将来的に増税も検討されるなど健康志向で減煙考えるって事ではなく合理的に燃焼型のタバコ以外の選択肢があると便利なところ(嗅ぎタバコ〜噛みタバコってのもありますが)。以前から中東の水タバコじゃないですが水蒸気による喫煙方法無いものかと考えてた方も少なくないでしょう、

現在ではすっかり『電子タバコ』として認知された存在ですが、購入ルートがほとんど通信販売なのでどんなものかと判断難しいままです。
私も、日本製なりJT公認なりコンビニでも買えるようになるとかわかりやすい形が出てこないかと模様眺めしていたいた口の独りです。
「なんか動きに変化が無いな」と思っていたら、
なんでも中国が国際特許を持っているんですと、
それは本体日本製が出てこないワケだと(他にも理由あるんでしょうが)、現状でわかる範囲はあれこれ調べた上で購入してみることにしました。

これは日本製かな?とも見えるブランド名のつく電子タバコも全てOEM元の番号のあるものでして「○○と○○は同じもの」となっており、つまり元の型番の中で評判のいい機種を選ぶのがお勧めになります。
現在のところ購入が容易で定番モデルなのが『通称M401シリーズ(バッテリーの長さに応じてM403まであり)』通信販売時の名称は”大文字の”E-CIGARETTEかM401〜M403と記載のあるものを選べば大丈夫かと思います。
※間違っても”小文字”のe-cigaretteは選ばない(小文字で記載されている場合も無いじゃないですが)、もっともわかりやすい判断基準はセット販売で5000円以下のものはNGってことです。

しかしそんなM401シリーズも供給元(複数あるらしい)によっては初期不良も珍しくなく、この辺は流石に中国製で、国内流通で高価なものはある程度不良品チェック掛けているということなんでしょうかね〜?
ですからパーツを入手する際も「ある程度の初期不良はあり得る」ようで(パーツショップオーナーの日記に苦労の記載あるぐらい)、それなりのこころの準備は必要です。現在通信販売以外に流通ルートも無いので(ブランド名のつく一部商品は電気店などで取り扱いありますがそれでも僅かです)、初期不良がある場合には宅急便で返送が必要になるなど若干手間もかかるんですよね、ここは割り切って格安にパーツを入手する販売店を探して初期不良がある時にはあっさり諦める方向で考える方が楽かもしれません。
※製品の耐久性ですが『アトマイザー(噴霧器)が1・2ヶ月』『バッテリーが半年前後』だそうで補給パーツの購入先の目鼻をつけてから購入しましょう。

で、利用した結果ですが
「アリですよアリ」続きを読む
posted by kagewari/iwahara at 08:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

年末だけにタバコ関係の話(1)

2009年12月25日

12月だからって大掃除じゃ芸が無いというか(単純に掃除が苦手というか)、「この際諦めかけているタバコのヤニ汚れ”いい加減な調子”でちょっとどうにかならないものか」と考えているあなたに、今回も又既に知っている人には何てことない話ですが「知らない人にはそれなら簡単だ」って話からはじめます。

そういった番組はほとんど見ませんが(ってTV自体ほとんど見ないのですが)、
「○○主婦のお掃除なんとか」のような番組盛んのようで、
なんちゃらの一工夫情報はそれなりに聞いた事あ状態かと思います
 ↓
『ティッシュ貼り付け洗剤スプレー方式』
わりかしメジャーな方法らしく、
東京12CH深夜通販でおなじみのスーパークリーナー系でも紹介されている手法です。
よってこれだけなら紹介しても意味が無いだろうというか、不精な人にはこの手法だけで十分に面倒かなと思う訳で(笑

昨今100円ショップだけでなく各ドラッグストアなんかですさまじく格安のウエットティッシュ見かけます(コンビニだとちょっと割高だけど)。この消毒系のウェットティッシュなるものはぶっちゃけ”アルコール系”であって事タバコのヤニに関して言えばそのままで絶大な融解能力発揮するんです。
簡単に言えば「洗剤もスプレーも何もいりません」。
ただ、間違うと数珠繋ぎに何枚も出てきちゃう少々格安のウェットティッシュをヤニが付着しやすい蛍光灯カバーであるとかエアコンであるとかに全体覆うように貼り付けて(濡れているので特別何も細工しなくても張り付きます)、しばらく放置するだけ。
タバコのヤニが”茶色の絵の具”のように溶けてくるので、重ねたウェットティッシュだけでなく拭取り用のウェットティッシュやら通常ティッシュを用意してササーっと拭き取るだけ。
不精な人にはかなりお勧めの方法で、PC周りのクリーニング必殺技である殺虫剤スプレーよか精神衛生上の心配も無いと、
(油汚れにどれだけ効果あるのはか実験していないので不明です〜)

※樹脂系のものは色素が組織内部に入ることもあるので「染まっちゃった」プラスチックの色は何をしても落ちません。

身近にあるモノを使って”○○ながらついで”にできちゃう方法なので案外イケますよ。
大量のウェットティッシュを使うのは少々不経済ですが、馬鹿安のものは紙自体向こう側が透けて見えるぐらい薄いですから不経済を気にする事も無いでしょう。
ヘビースモーカーの方の場合解けたヤニがさながらマジに茶色い絵の具になりますから手に付いたりすると後の手洗いがやっかいだったりもするので、そこだけ注意必要です。


次回はスモーカーの方注目の電子タバコネタをレポートの予定です


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posted by kagewari/iwahara at 17:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミニマルコンパクトライフ(3)

2009年12月19日

コンパクト系が「狭かろう安かろう」になりがちの背景のひとつに管理会社の取り組みが関係しているのは説明の必要ないところで、
分譲タイプの方が安定感が高いのもオーナーは管理組合に所属して棟単位は別の管理会社に正規に委託されている部分があるからでしょう。
その点賃貸専用で中小規模の開発会社が運営する場合審査内容も込みで「短期解約に繋がりやすい募集」を助長してしまう部分があって(集客性をコストだけで調整)、地域との関係性で重要なのはひとえに「長期安定契約者による運営」となります。
その上で管理運営を可能であれば管理人常駐の形とすれば地域との共存関係で問題が起きるなんて事は最初からあり得ない事になります。

一定規模を超えれば管理費の中で24時間のゴミ出しを棟内施設で集約する形も取れるし、
契約者が長期安定的であれば社会性も安定します。
ここも概念として『クレバーなコンパクトタイプ』のデザインが(収益モデルとしても)確立していない背景が大きいのだと思います。
短期解約事由の中には管理含めた上記の構造的問題だけでなく、基本的に「暮らしにくい」であるとか「自室に対して愛着がもてていない」なども含まれていると思います、少なくとも設計デザインが概念としてしっかりしていれば後者の部分は解決するのですから。

シンプルに考えれば「住んでみたら非常に快適で内容も確かにクレバーだ」となれば、そうそう簡単に解約・引越しを考えないでしょう。
引越しコストは馬鹿にならないものですからね。
最初から多方面の通勤ルートを確保している都心にあれば、勤務先事由による解約は最初から想定外なのですし、
借りる側の意識として時々誤解される点として「意図的に(学生専用など)短期解約誘導する方が儲かるのではないか」などがありますが、これは貸主側から言えば正反対なのです。
それこそ意図的に上記のスタイルで営業を行うにはそれを実行可能とする規模や広告集客活動が必要で(或いはマンスリーのように短期用途を前提とする賃料設定とするとか)これは一般的な賃貸契約の話とは別のジャンルになるためです。
学生専用の主な目的も”身元が堅い”ところと、需要も安定するため低賃料でリフォーム管理もほどほどの範囲とするなど、収益モデルは別のところにあるものです。

少なくとも貸主にとって「短期解約の空室」は(収益計算ができませんから)一番困るところで(実際”礼敷0”のシステムを別途設けている管理会社の中には1年未満の短期解約の場合違約金の発生する契約もあります)、審査における優位性の大半は「長期契約が見込める人」でもあります。
審査で公務員が最強だったりするのは”安定感”が理由ですから。
当然申込み時から短期用途が確定的なら審査以前の段階でNGです。
(ルームシェア用途の可否が非常に厳しいのも基本的に同じ理由)
賃貸契約の場合の”信用”に最も深く関わるのは”契約期間の安定感”となります、
※携帯なんかの長期契約割引といっしょですよ。

不動産投資として考えても貸主が『住居契約』を選択した理由は安定低利回りを想定しているからで(定期預金のような長期的発想)、多少リスクはあっても高利回りを考えるならば住居では無く事業用との事務所店舗にすればいいのですからね。
住居契約を前提としているだけでも「長期安定契約者を期待」しての選択です。
■設備的に考えれば内装減価償却から逆算して『借りる側も貸す側も6年単位が理想』

逆さまに考えば、コンパクト系のデザインを「狭かろう安かろう」と短絡的に位置づけてしまった設計・不動産業界のミスリードって事になるんでしょうね。
都市における社会資本の有効利用の側面から言えば実にもったい無い話で、
将来の高齢者シングル向け住居を考える場合にも「コンパクト系だからこそできる利便性の追求」も多数ありますから、現代社会においては重要なジャンルなんだと思います。


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posted by kagewari/iwahara at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミニマルコンパクトライフ(2)

2009年12月17日

設備的なところからいきましょうか、
昭和分譲マンションのセントラルシステムは簡単に交換できない事やメンテナンスの大変さから後に管理費が膨大な事になってしまい(高級でファミリータイプの場合管理費が10万超えるなど)こちらも早すぎた側面があります。
しかし、現代であれば『燃料電池型発電設備のみ』とするなど(通常電力も平行して契約している前提ですから)後にメンテナンスや高性能化に応じて交換も検討しやすくなっています。ソーラーにしても同様で、
最初から補助的位置づけのものをセントラルシステムとして管理維持していけば一戸あたりの投資額は戸数分少なくなるのであって都心部中高層で考えれば十分割に合う設計になります。(理想論言えばセントラル設備の効率上げて電力料金もほとんど無しまでいければその分賃料は高くてもよくなり室内設備のグレードを上げられる)

インターネットやアンテナ線のマンションタイプ契約みたいなものです。
浴室設備も高機能でありながらコンパクトにいきたいところで、
ちょうど先日ちょっと提案した「新しい入浴システム」みたいな発明が好ましく、
ミニマルコンパクト特有の『動線が短い(近い)ことによる快適さ』が提案できるとベターかなと思います。
難しいのはキッチンのデザインで、
基本的にマンションの水周りの設計はパイプスペースに対して最短が好ましいですから、通常は「廊下を挟んでバスルームユニットと等距離」となるのが必然だったため、
話を簡単にしてしまうと、
「バス・トイレ別ならキッチンも二口になり、3点ユニットとなるとユニットミニキッチンしか入らない」な事にもなったワケです。

実は往年の『所謂ひとつの投資向け分譲1R設計』では違ったんです。
ユニット浴室の居室側背面が=キッチン幅となっていたんですよね、
(今の設計だと同箇所がクローゼットになる)
えーつまり「ユニット浴室の奥行き=キッチン幅」ですね、
昨今のストゥディオ志向からいくと、この居室内にキッチンがあるスタイルに回帰すべきでしょう。
元々がドア付き1Kにするとキッチン寒い(暑い)みたいになりますし、
ドア無し1Rとする場合ならキッチンが玄関ドア近くになければならない理由も無いですし、3点ユニットもバストイレ縦並びではなく横並びとして(廊下対面のキッチンを外して)玄関廊下の片側を壁だけにする方が効率的でしょう。
パイプスペースの位置関係にもよりますが昨今洗濯機置き場室内はマストですから『小型ドラム式』などを玄関至近にビルドインとする。
小型のドラム式洗濯乾燥機を作れるのは日本の技術によるものですが、ドラム式洗濯乾燥機自体振動など防水パン置きが逆に不安定になるなど設置はクリティカルな面がありビルドインの方が好ましい→というか賃貸住居であれば設備管理上も1Fや地下にランドリールームとするのがベストなんですけれどね〜。ですからここは妥協的に玄関近くに耐振動設計ビルドインを模索、続きを読む
posted by kagewari/iwahara at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミニマルコンパクトライフ(1)

2009年12月16日

早すぎた『メタボリズム』とでもいいましょうか。
現代社会におけるシングルライフで初めて「あれコンパクトでもいいかな」な選択可能性は現実的になったと言えるでしょう。
それはそれひとつの雛形でもあった中銀カプセルの内装は当時として最新であってもオーディオライフひとつとっても無理があって(当時のオーディオは今以上に大型のリスニングルームを必要とした今でいうホームシアターと同格の存在)、内装設備的にもデザイン優先で実効性はどうだろうって、確かにプログレッシブである事自体が存在証明みたいな一面あります。
http://kagewari.cside.com/blog/2007/02/post-3bfb.html
http://kagewari.cside.com/blog/2007/02/post-e494.html
http://kagewari.cside.com/blog/2007/07/post-3a71.html

(等々:軍艦に関しては他に論議もあると思いますが)


しかし言葉の響きとは別に
(”メタボ”かと思ってしまいますものね)
都市構造と生活の有機性は、モバイルノートPCであったり携帯電話であったり、iPodタイプの音楽視聴であったり環境問題含めて「選択的ミニマル」が(モバイル的に言えば”ウェアラブル”)確かなものになってきてます。住居設備的にもコンパクト化の技術進歩もあります、

といってもこれは『選択的』なものなので、トレードオフに選択されているに過ぎませんから現代でもオーディオだけでなく生活空間の内容を考えれば「床面積は広い方がベター」な”選択”も同時平行に存在するのは確かです。
何が何でも広い方がいいって常識化は無くなり選択的になっているって解釈が正しいでしょうね。

住居の世界やデザインの面で言えば「広い方」は随分と進んでいますが、コンパクト系は「賃料(や価格)が安いタイプ」の世界に取り残されている一面あります。
車に関してはコンパクトカーの方向性が常に大型高級車と並立しているのですから、住居の場合もそういう提案はあって良かった筈なんですがなんとなく時代の中で忘れられてきた一面あるように思います。

都市計画デザイン含めれば概念としては「都心部でミニマル・郊外ではワイド」な棲み分けあっていいところで、選択的なる言葉があるように話を単純化すれば「同じ賃料で両者が選択的位置付け」になっているのが理想的なんですよね。
土地評価額を設計的に相殺して「どっちでも選べますよ」みたいな都市デザインです。
ここ環境問題に照らしてもとても合理的な話で、
 ↓
床面積の広いところはソーラーパネルの一戸当たりの面積が広く取れる(しかも低層)。
床面積が狭ければ消費電力そのものを低くコントロールできる(ある程度高層にすると入居者戸数が多いので共有セントラルシステムも合理的に検討可能)。
将来的に「全住居の環境住宅化」を政策化するにもわかりやすい話になります。
※三鷹市とか世田谷・江戸川あたりなら面積的に(効果の実証はともかく)自治体の風力発電なんかも検討できるのじゃ?都心部の場合ビル風利用の風力発電とかもあり得るかもです。

コンパクトだからこそ選択肢として別の意味で魅力的なデザインとは何か?
現代社会だからこそ大きな意味を持ってきます。
例の都心部における1Rマンション建築禁止条例の論議も、コンパクトデザインの置き去り問題の影響が大きいんだと思うんですよね。
参照http://kagewari.cside.com/blog/2008/08/post-7000.html
きちっとデザインを詰めておけば赤坂レジデンシャルホテルじゃないですが、管理人常駐の在り方であるとか棟としてのゴミ出し方法の検討などできることは沢山あって、目先の集客ばかり意識して、ネコもしゃくしも意味のはっきりしないフローリング化しちゃったりしている場合じゃ無かったんですよ。
ライフスタイルを提案するデザインでなくっちゃ

さて、具体的にどんなスタイルが在り得るか考えを進めてみます。

<つづく>


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posted by kagewari/iwahara at 17:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

世界経済はどっちへいくか

2009年12月12日

このブログでも再三この「中国政治経済への不安」の話は書いてきたところなんですが、みずほ証券のチーフエコノミストの特集記事にかなり突っ込んだ話が書いてあります。
相当の内容ですよこれは、
中国経済はそれほど強靭なのか
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091207/199508/?P=1


心配なのは『実質的ドルペッグ制』と『北京政府共産党の不安』でしょう。
特に後者に関しては以前から民主小沢氏を中心に中国人権問題であるとか民主化とは別の切り口で発言が出ていて(ガバナンスの限界)、中国政治体制の防衛(民主化ソフトランディング)を国際的な課題として捕らえている。
又前者で言えば、前々から指摘しているように世界的な金融経済の不安定要因は「本来なら暴落水準のドル余り」に他ならない。
現在のドルはアメリカという存在そのものでもっているようなもので(極端に言えば世界におけるGNP比と海兵隊本位制)、中東諸国の『ドルペッグ制』含めて(流石に中国の米国債保有も微妙に調整するなどあるみたいだけれど)ドル大暴落と引き換えの運命共同体的側面は「切っても切れない国際経済」という表現では済まされない問題じゃないか?

米国経済はご存知のように先日の金融危機以来底が見えているというか、健全化される筈も無く国内市場にこれ以上借金経済学による過剰消費の需要を期待し続けるのは構造的に無理がある。中東と米国軍事プレゼンスとの関係もしかり(アフガニスタンは泥沼化しそうだ:ドルペッグ制への不満も大きい)、先日のドバイショックしかり。
ここに中国の潜在的な不安が関係している、

日本はどうかと聞かれれば、デフレ問題が騒ぎになっていますがある意味外需依存型からの脱却をどうにかこうにか実現しようと模索中であって(外需依存の無い状況で外貨の暴落のみなら問題はない、根本的に日本の生命線は戦前同様資源の輸入確保であって円が暴落するより強い方がいいには違いない)、
上記記事サイト(日経BPネット)大前氏の記事中にも紹介されている
日本の個人金融資産の合計が約 1,400兆円(名目GDPの約 3倍)
http://www.boj.or.jp/type/exp/seisaku/exphikaku.htm
(日本銀行HP)
 ↑
「国民一人当たりの平均残高で1千万超えてるワケで」続きを読む
posted by kagewari/iwahara at 23:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする