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見逃せない経済動向がありますね

2011年02月26日

このニュースです。
そごうも閉鎖へ、全百貨店撤退…さびれる八王子
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110223-OYT1T00562.htm
こういったニュースは不動産動向に大きな影響があります。
一時期の八王子と言えば、東京都というより独立都市国家的に繁栄している印象すらありましたから(それは西武・伊勢丹・大丸・そごうに風俗があるわけですから仮想池袋みたいなものじゃないですか)、このニュースは驚きでした。
特に分譲なんかの話になるんですが、郊外の不動産評価は「不安定」なのが特徴です。その対象として値下がりの無い街代表”千代田区”を考えてもらえれば話は早いです。
日本の場合ここデフレの10数年他府県の所謂地方の凋落が話題の中心だったワケですが、
「都心回帰」の情報はあったにしろ、これだけ郊外経済の地盤沈下が著しいと大きな問題として捉えないといけないでしょう。
報道によると「立川にシフトしている」との話ですから、八王子の問題が一律に「分譲における都心回帰」だけではくくれない話であることがわかります。

『実質利便性』というか”本当の意味の実用性”(リアル価値)が志向されていているのと、同時並行で大企業の広告に敏感な”被消費者”は都心のタワー(平成の超長期ローン団地)に引っ張られるような二段階の構造成しているように思います。
※その間『実質利便性派』は着々と都心部の優良中古マンションを購入している形。

そんな中本来の郊外の在り方は壊れ始めているのかもしれません。
八王子の実存証明って何かと言えば、土地付き一戸建てをサラリーマンが普通に購入できるゾーンで供給できるところにあって、郊外ならではの不動産評価額の不安定さを「所有権の堅さ(マンションにおける所有権と一戸建てにおける所有権では意味が違いますから)」で補うという図式であったと思います。
結果郊外の更に郊外へと(開発業者は利益を考えて分譲建て売りを志向しますから)行き過ぎてしまったのかも知れません。
本来であれば古い一戸建てが格安でリリースされ(或いは売地として)、更新されていくのが好ましいところですが、ここでも利益性の高い(或いはファンド資金の運用先として)マンション開発に傾斜した供給側の問題あったかもしれませんね。
(都心部や都心近郊でマンション開発するのはわかるんですが、郊外でマンション開発に傾斜するのは意味がわからないんです。)
更に昨今の少子化の中戸建より分譲マンションの方が現実的と考える方も多くなるなど、構造的な問題でもあるんだと思います。
 ↑
ここも「ニワトリと卵」のように、政府にしろ一戸建ての供給は問題無く母数ありますよと政策的にも考えていれば一般社会の情報認知も違っていただろうにと思います。
(少なくとも昭和宮沢政権時代にはサラリーマンの結婚世帯の住宅志向はまだ土地付き一戸建てでした)
住宅事情が違えっていれば少子化にも影響を与えていたかもしれない。

■バブル崩壊以後の政策的誘導は「明らかに何か間違っている」のだと思います。
→続きを読む

posted by kagewari/iwahara at 20:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ついに『リアル政局』が動き出しました

2011年02月17日

あえて(最近裏切り者扱いの)高野氏主幹のTHE JOURNALから引用しましょう。
民主党所属衆院議員16人が会派離脱! 「菅おろし」が本格化
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/02/16_3.html

さしずめ囲碁や将棋の一手そのままですね(笑
この一手をどう読むか、これはなかなか面白い。
(そういう手があったのかという部分含めて)

菅政権というか現行民主執行部が”詰んでいる”のはみなさんご存知のとおりで、
新年の「とうふ会」やらでマスコミの重鎮と一杯やって与謝野氏入閣とか吹き込まれ(もうアイデアそのものがNGでしょうに)TVに出たりしながら、まーことごとくが裏目で、思うに首相も自分で何をやっているのかまったくわからないのでしょう。
(本当の話、誰かに確認しないと他人事過ぎて、意味がわからなくなっている可能性すらあります)
「与謝野氏入閣は朝日新聞のせい」
「小沢パージは仙石氏(凌雲会)のせい」
「TPPでアメリカが褒めてくれるだろう(ところが訪米延期)」
「小沢パージで支持率上昇」
マスコミは約束どおりというか、小沢批判援護射撃を飽きもせず続けてますが肝心の視聴率がパッとせず、いよいよ立場が無くなってきたのかマスコミお得意のコメンテーターにもエキセントリックな発言が目立つようになり自分で墓穴を掘るしまつ。
※このタイプのコメンテーターはネットで原稿上げるとコメント欄が炎上するため(そこから逃げるように)、ネットで有効な発言する場所が存在しない状況。

勿論小沢圧勝のような世論の反動なんておきませんが、
(私は時代の中で何度も繰り返された野村監督パージでいやってほど経験済みです)
特別何もしなくても勝手に周辺がコケてくるんですから小沢氏の忍耐勝ちといったところでしょうか。
(プロ野球と同じで勝てば僅差だろうと同じであって常に結果は相対的なものです)
※加えてTV朝日の鳥越氏降板など謀略まがいのマスコミ偏向が隠せなくなってます、
鳥越俊太郎氏、「スパモニ」降板の真相。
http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-entry-505.html


■ここにきてのエジプト政変も更なる追い風です、
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posted by kagewari/iwahara at 20:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

地下鉄通勤は確かに”アリ”の選択かと

2011年02月12日

冬の寒さも峠を越したと申しましょうか、この業界では繁忙期でもある春が近づいている今日この頃ですが(retourの場合は春は相場が高いので部屋探しお勧めしませんよと告知している関係で猛烈に忙しいということはありませんが)、冬にふと思った事があります。
内見案内や取材で移動の多い私ですが「地下鉄乗り換えはやっぱいいですね」。
何がいいって、寒く無い。
思い出してみれば夏も地下鉄ホームはエアコン効いてますから寒く無い、
唯一のボトルネックは地下鉄におけるモバイル通信の環境なんてところもありましたが、ここは先日ソフトバンクの孫正義社長が東京都に直談判していて(例の都営地下鉄と営団の統合とかと関係しているのかもですが)、今年中には地下鉄走行中にも電波が途切れないようになるらしいです。
※基地局の整備スケジュールがどんなのかはわかりませんが

個人的には中央線族なので「何が地下鉄か外の景色も見えんだろうが」などという気骨ももっておりますが、残念ながら地下鉄は(あくまで感覚的なものかもしれませんが)駅間が短いというかぼんやり考え事していると次の駅だったりするんですよね(笑
(ひょっとすると心理的な”夜の帰宅電車現象”のような効果が存在するのかもしれません)
都心の暮らしが「慣れればこれほど便利なものは無い」位置づけで推移している背景にはそんな地下鉄通勤の利便性ってものが結構大きく関与しているかもしれません。

※地下鉄にも弱点があって某沿線のように運転本数が少なかったりしてホームの待ち時間が長いと流石に「眺める景色も無く息苦しい」のは事実ですが、それを逆手に取ってホームに広告宣伝用の大画面モニター設置しているような駅もあります。←ものは考えようって事でしょうか。

それを知ってか知らずか、某JRの阿佐ヶ谷駅には「待合室なる個室」がホームに設置され(果たして都内の駅でどれだけ個室設置駅があるのかわかりませんが、京王線とかにも確かありましたよね)、慣れていない人多いせいか利用者は案外少ないのですが、終電待ちなど待ち時間んが長い時にはやはり重宝するですよねこれが、
勿論設置の目的は高齢化社会対策としての実験みたいなものじゃないかなと思います。
などと感じるのも歳のせいなんでしょうかね〜

「地下鉄駅徒歩希望」
あるようで聞かない問い合わせ時の希望条件なんですが、
そういう選択も確かに”アリ”と思いますね。


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posted by kagewari/iwahara at 20:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『静岡新聞東京支社ビル』他ショートショート

2011年02月06日

東京建築日和”Teorema”既報レポートの、
 ↓
丹下健三作:静岡新聞東京支社ビル前編http://kagewari-retour.seesaa.net/article/159286353.html
別角度からの画像ショートショートです。

昨年末に新橋方面から日比谷公園方面の所用があって偶然反対側の確度から『静岡新聞東京支社ビル』見る機会があったもので、
sinnbashisizu01.jpg
意外な事にJRの線路を挟んだ反対側からの絵の方がいんですよね。
何度見ても個性的建築、

日比谷公園方向に歩くと、
『日比谷シティ』があります(三菱地所(株)昭和56年竣工)
複数のビルによる都市計画的な一帯が日比谷シティなワケですが、その中でも日本プレスセンタービルが凄いんですよね。
sinnbashicity02.jpg
専門知識とか経験とかレベル抜きに「おおよそ誰でも」なんか凄い建築物だと圧倒されるスケールがあります。

sinnbashicity03.jpg
非木造建築のひとつとして住居用のマンションだけ狭い範囲で見ていくと、木を見て森を見ずみたいになってしまうもので、「上物価値はどんなものかしら」とか考える時にはこれぐらいのスケールの建築を見ておけば「比較すると随分軽量級かも」や「パッと見のデザインはアレだけれども本質的にはどうかしら」なところが判断できてくるのじゃなかろうかと思ったりするのです。


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posted by kagewari/iwahara at 00:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 東京建築日和”Teorema” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする