残暑が厳しいですね〜
エアコンに頼り続けるのも健康的にどうかと思いますし扇風機だけだとこれまた暑い。水分の補給は十分だといっても汗でダクダクじゃ〜なかなかくつろげない日々が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
賃貸住宅でもベランダの水撒きなどできることは数々あるのですが(マンションの場合躯体冷却の効果もあるので窓を開けて網戸生活で無くても水撒きに冷却効果はあります)、可能であるなら「夏の間だけ市の図書館を24時間営業にする」とかできないものでしょうか(ネグラにしちゃう人が出てくるのはあれなので職員は大変かもですがこの時だけの臨時アルバイトとかもアリではないかと)。
「それでは自宅でエアコンと同じでは?」とおっしゃる方いらっしゃるでしょうが、夜間は外気温もそれなりに収まってますし、汗をかくにも帰り道なら風にあたって気持ちいいとかもあるでしょう。
何と言っても「ちょっと気分転換」も可能になりますし、いいことづくしだと思うんですけどね〜
『窓を開けて網戸でって選択が快適になる環境を整える』のが王道には違いないところですが、都市生活の場合実際の犯罪発生率的裏付けと関係なく(それは夜間でも不特定多数の人が行き来するのが東京ですから)「心理的な防犯上の不安」を感じる方も少なくないかもしれません。
となれば、夏の暑さ対策と「窓開け状態での防犯性」にはそれなりの因果関係があることになります。
この場合の防犯性は通常の対策とは趣旨が違いますから補完しておこうと思います。
■「窓を開けて寝る場合の防犯性」
1階だから不安ですとか上階だから安心という区分けには実体の防犯確率的にはあまり意味が無いのですが(最上階からの侵入とかも決して珍しくないため)、この話のメインテーマは「心理的な不安」となりますので重要視するのは(ロードサイドの音が丸聞こえとなる)『1・2階の方』となります。
現実の犯罪事例の話をし出すとあっちの方にズレちゃいますから今回は心理的な不安だけに絞って進めていきます。
確かに寝室近隣で外から音が聞こえるだけでも不安に感じる方は不安に感じるのであり、ここを一工夫して対策していきたいところ。
地味〜な対策ですが『視感的安全圏』の確保で代理対策といきましょう。
夜間の場合にはナンセンスなのですが(事は心理的なものですから効果は自己暗示でもいいことになるので)網戸には「外からは見えにくく中から外だけが見やすい」という種類のネットがあったりします。
それこそ夜間にはその効果は半減しますが、外の音が気になるぐらいの都市部であれば街燈の明かりもそれなにり強いですから反射により外から中が見えにくいネットに交換するという手段も実的意味も無いじゃ無い手段のひとつ。
更に、心理的に窓からの侵入がガードされている「雰囲気」により効果を高める事が可能(しつこいようですが事は心理的なものですから効果は自己暗示でもいいことになるので)。
例えば窓の桟に縦向きでも横向きでもいいですから『突っ張りポールで簡易の防護柵を作ってしまうのです』、ついでにこの突っ張りポールに室内の空気を循環させるクリップ式の小型扇風機を設置すれば完璧(アウト方向とイン方向にダブルで設置する)。
扇風機を窓近くに設置することで外部の音もなんとなく聞こえにくくなるので、一石二鳥です。
(木造アパートで原状回復DIYに自信のある方なら木材でルーバー状に桟を形成してしまうという手もあります。)
寝室のレイアウトも重要ですね、
常識的には1Kや1DKの場合「ベッドを置くのは窓際」になったりしますが、サーキュレーターなどで空気の循環さえ担保されているなる窓から室内側に離れる方が涼しくなりますので、ベッドの位置を窓から離すというのも地味な対策です。
(特にマンションの場合熱伝導率の関係で躯体そのものが熱を帯びますから室内の空気循環が担保されているなら外壁から離れれば離れるほど涼しい事になる)
この手法は「空気の循環」という少々上級者向きの対策が前提となるので、誰にでもお勧めできる方法とは言えないかもですが、設計上は鉄板の法則になります。
しかし暑いですね(笑
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マンションの供給過剰がはっきり表面化
2012年08月23日
確かに分譲購入懐疑派系の記事なんですが、その記事中に引用されているリンクを含めて紹介します。
9割も売れ残る新築マンション 〜空室率40%の時代に備えて〜
http://blogos.com/article/45001/
新築の9割売れ残り?人気エリアでもマンションが売れないワケ
http://biz-journal.jp/2012/08/post_531.html
詳しく内容についてコメントしませんが、
もう無理くりでしょう。
記事中でのキーワード的に注目される部分はココかと思います。
この話は都心部というより地方で顕著というか”そのまんま”であり、構造としては「補助金行政」「宅地開発の無計画な拡大とインフラの行政コスト」「結果論としてのの一戸あたりの社会資本との比率(=地方に分配される税収元の都心部の一戸あたりの社会資本と過疎地の差異は郊外に過大な資本投下が補助金により行われていることになる)」などなど今後の地方分権のあり方にも関わる問題です。
果たして行政が条例であるとか法的規制でこれを管理する事が解決策であるとは思いませんが、更地を購入して自己責任で住宅を建築する自由は保証するにしても問題は『開発業者』ですよ。
筋論として「土地価格と上物建築の比率(自己資本比率のような概念)」ここに制限加えるべきだと思います。
たとえばば「土地価格に応じて一定比率以上の上物を建築してはならない」という仕組みです。
(行政に詳しい人であればもっとスマートな方法で同じような狙いを現実化する方法提案できるのではなかろうかと思います。)
これマンションの場合でも同じ(自然と地価の安いところには低層建築しか建築できなくなる)、
何故こういう規制なり取り決めなりが必用なのかと言えば(しつこいようですが更地を購入して自己責任で住宅を建築する自由は保証する)、住宅購入後減価償却が進んで修繕等が必要になった時に土地を担保に十分な修繕費用を借りられるような資産保全をしておかないと、事実上『使い捨ての住宅販売』みたいな形になってしまうからです。
同時にこれをやれば、無計画な宅地開発は止まり地方が過剰にインフラを膨張させてしまうような事も無くなる。
(箱モノ開発だけでなく地方自治体には過剰インフラの保守費用も財政圧迫要因である事を忘れちゃいけません。)
事実上不動産バブルを発生させない仕組みにもなる。
(昭和の土地ころがしみたいに業者が転売で土地価格を見掛け上上げて過剰な上物を建築してしまう可能性は残りますし、その土地価格は公示価格でいいのかだとか細かい問題は残るにしても技術的に対応する方法はあるでしょう。)
開発が硬直化してしまうと心配されるかもですが、
住宅政策として自治体なり国なりが公営住宅を建築する場合にはこれを例外としておけば不動産価格と需要とのギャップがあっても補完する事ができます。
あくまでも上記の販売規制は「建売開発のみに対する規制」です、結果として『コンパクトシティ』へ誘導することが可能になります。
既に供給過剰なのだからちょっとはそういう事考えないと、
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9割も売れ残る新築マンション 〜空室率40%の時代に備えて〜
http://blogos.com/article/45001/
新築の9割売れ残り?人気エリアでもマンションが売れないワケ
http://biz-journal.jp/2012/08/post_531.html
詳しく内容についてコメントしませんが、
もう無理くりでしょう。
記事中でのキーワード的に注目される部分はココかと思います。
日本でもコンパクトシティ(土地利用の拡大を制限して効率的な街づくりを目指す考え方)という発想はある程度浸透し始めているが、住んでいる地域によって公的なインフラはもちろん、お店・病院の数や距離など、ざっくりといってしまえば「住まいの利便性」が今後数十年でガラっと変わる可能性がある。近所に大きなスーパーと大きな病院があるから生活には問題が無いと思っていたら、その生活拠点が消えて困った事になる……という例はすでに各地で起きている。今後はそれがさらに深刻化する可能性はある。(前段記事より一部引用)
この話は都心部というより地方で顕著というか”そのまんま”であり、構造としては「補助金行政」「宅地開発の無計画な拡大とインフラの行政コスト」「結果論としてのの一戸あたりの社会資本との比率(=地方に分配される税収元の都心部の一戸あたりの社会資本と過疎地の差異は郊外に過大な資本投下が補助金により行われていることになる)」などなど今後の地方分権のあり方にも関わる問題です。
果たして行政が条例であるとか法的規制でこれを管理する事が解決策であるとは思いませんが、更地を購入して自己責任で住宅を建築する自由は保証するにしても問題は『開発業者』ですよ。
筋論として「土地価格と上物建築の比率(自己資本比率のような概念)」ここに制限加えるべきだと思います。
たとえばば「土地価格に応じて一定比率以上の上物を建築してはならない」という仕組みです。
(行政に詳しい人であればもっとスマートな方法で同じような狙いを現実化する方法提案できるのではなかろうかと思います。)
これマンションの場合でも同じ(自然と地価の安いところには低層建築しか建築できなくなる)、
何故こういう規制なり取り決めなりが必用なのかと言えば(しつこいようですが更地を購入して自己責任で住宅を建築する自由は保証する)、住宅購入後減価償却が進んで修繕等が必要になった時に土地を担保に十分な修繕費用を借りられるような資産保全をしておかないと、事実上『使い捨ての住宅販売』みたいな形になってしまうからです。
同時にこれをやれば、無計画な宅地開発は止まり地方が過剰にインフラを膨張させてしまうような事も無くなる。
(箱モノ開発だけでなく地方自治体には過剰インフラの保守費用も財政圧迫要因である事を忘れちゃいけません。)
事実上不動産バブルを発生させない仕組みにもなる。
(昭和の土地ころがしみたいに業者が転売で土地価格を見掛け上上げて過剰な上物を建築してしまう可能性は残りますし、その土地価格は公示価格でいいのかだとか細かい問題は残るにしても技術的に対応する方法はあるでしょう。)
開発が硬直化してしまうと心配されるかもですが、
住宅政策として自治体なり国なりが公営住宅を建築する場合にはこれを例外としておけば不動産価格と需要とのギャップがあっても補完する事ができます。
あくまでも上記の販売規制は「建売開発のみに対する規制」です、結果として『コンパクトシティ』へ誘導することが可能になります。
既に供給過剰なのだからちょっとはそういう事考えないと、
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夏の政局3
2012年08月14日
この話は前回で一区切りのつもりだったのですが、
具体的に後日談のような報道入ってますので、追いかけておきましょう。
維新と合流へ新党準備…超党派10議員が研究会
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120813-OYT1T01670.htm?from=top
(この話の他に小沢派だった民主党辻恵議員の合流という噂もあります)
連合、民主支援基軸を転換へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120814/plc12081401270001-n1.htm
(要は国民の生活が第一を推薦してもいいという話)
■重要なポイントは前段の報道ですね、
連合がいずれ分裂するなり支持政党を変更するかもしれないってところは誰が考えても予想される事なので新味はありませんが、大阪維新党の準備政党が既成事実化し始めている話は今後どうなるのかちょっと面白いところがあります。
この前の「野党連合不信任案の”みんなの党”先走り」の話ですが、
所謂本来なら大阪維新の会の国政進出の政党としてみんなの党は名乗りを上げていたわけですが、無視とまで言いませんが”頭ごなし”に(場合によっては”みんなの党を離党して新党合流”)「新党として別途議員を引き抜いて立ち上げる」なんて話が裏で動いている事は党首の渡辺喜美氏にとって面白いワケがありません。
勿論維新の橋下氏がそう考えるのは当たり前なんですけどね、
国政版の党首が渡辺氏で自分は地方議会支部みたいな構造になっては維新の会的にも「どうにも困る」のですから。
かといって「みんなの党を一度解散して橋下党首・渡辺会長で新党を」ってのもみんなの党に対して失礼というか渡辺氏が受けんでしょう。
今回そんな裏の動きが具体的になってきたワケなんですが、
民主の松野頼久元官房副長官と言えば鳩山氏の側近=現在の民主党反執行部議員グループの幹部のひとりです。←TPP反対の勉強会もやってます(維新はTPPに反対していない)。
自民党の松浪健太氏って言えば松浪健四郎氏の甥でありいかにも大阪人脈なので、目玉が松野頼久氏であるのは間違い無い。仮に松野頼久が維新の会新党という事になれば(十分に渡辺喜美氏とカウンターパートになる人材)、橋下氏とどういう上下関係にするのかは別として「見栄えがいい」のは確かであり、みんなの党とは協力関係を維持しつつも是々非々の対応も可能でしょう。
※私は個人的に松野氏はそっちいかないだろうと思ってます。
(鳩山氏が離党するならそっちが本命だし)
つまり、新党準備において(カウンターパートとして不足の無い名前を用意して)渡辺氏の顔を立てるための意味ではなかろうかと。
▲こうなっちゃうとみんなの党は対面はある程度維持されたとしても元から数が少ないのに議員は抜かれるわで党勢の弱体化は間違いありません。
(渡辺氏としては後から会長ポストで新党合流というのはキツイんじゃないか)
維新の会がらみだと似たような話が河村市長との間で既に出ている。
(これは顔立てる事に失敗した例)
「中京維新の会」で対立の2人に聞く
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120814/CK2012081402000038.html
みんなの党の事はともかく、
仮に松野頼久を担いでも鳩山派の印象が強いですから(後から後から民主離党組の受け皿にはなるでしょうが)、果たして維新の会的にどうなのかなと、あんまり民主離党組が多いと鳩山新党みたいに見えるでしょう。
事実この会議出席者コメントに「離党とかはないよ」という報道もある。
(人材的には全国に候補者を擁立してこれの調整をするような分野が得意な人とも思えない。)
なので「個人的に松野氏はそっちいかないだろう」と思うワケですよ。
▲親分の鳩山氏が連合の支持必須とかいう噂もありますが、ここに前述報道の連合が「生活が第一も支援可能」の報道が関係するワケです←連合が民主支持固定を解除する事で鳩山氏にも離党準備が整った事になるからです。
↑
てか「10議員が研究会報道」ってのは(維新の会には名簿漏えい事件もありますが)、
意図的にリークされてとんのと違いますか?
話は戻って、
みんなの党に対しても「大阪圏の議員さんは参加したいとのことだから」的に仁義を切って(維新の会は関西中心の地域政党に留め)協力関係の維持という流れになるのではないかと推測します。
(堺屋太一氏や大前研一氏にどれほどのスポンサーを持ってくる力があるだろうかと想像してもたいしたことなさそうだし。)
結果いろいろあって新党は「橋下氏と松浪氏を中心にした地域政党」って事に落ちつくのじゃないか。
余計なお世話ですが橋下氏のためにもその方がいいと思うんですけどね、彼に国政はいくらなんでも、、宮崎の東国原元知事と同じで地方政治だからって部分あると思う。どこの都府県でも知事クラスは参議院選挙区と似てタレント候補があり得る素地あるから。そこを無理に国政しかも衆議院となると急速に過去の人になるのではないかなと思わないでもない。
▲資金もそうだが総選挙を仕切れる人材がいない事は大きい。
(無理して中途半端に100人前後当選しても連立協議はどうする、参議院はどうするなど問題山積みで一気に主導権を握れる事は無い。)
ここで再び”みんなの党”ですよ。
渡辺氏としてもこの状況を黙って見ている訳にはいかないでしょう。
それが先日の『不信任案』じゃないのかなと思うワケです。
(これにどこまで小沢氏が関与しているのかわかりませんが、一部報道にあるように”小沢主導”ってほどの関わりは無いと見てます。小沢氏は”オリーブ構想”の各党選挙対策まとめ役として裏で画策したいってのが狙いでしょうから。)
■今後の自公民に対する『対抗軸』
どこが主導権を握るのか、
あっちこっちと揺れますよ。
この暗闘がいよいよ面白いことになってきました。
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具体的に後日談のような報道入ってますので、追いかけておきましょう。
維新と合流へ新党準備…超党派10議員が研究会
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120813-OYT1T01670.htm?from=top
(この話の他に小沢派だった民主党辻恵議員の合流という噂もあります)
連合、民主支援基軸を転換へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120814/plc12081401270001-n1.htm
(要は国民の生活が第一を推薦してもいいという話)
■重要なポイントは前段の報道ですね、
連合がいずれ分裂するなり支持政党を変更するかもしれないってところは誰が考えても予想される事なので新味はありませんが、大阪維新党の準備政党が既成事実化し始めている話は今後どうなるのかちょっと面白いところがあります。
この前の「野党連合不信任案の”みんなの党”先走り」の話ですが、
所謂本来なら大阪維新の会の国政進出の政党としてみんなの党は名乗りを上げていたわけですが、無視とまで言いませんが”頭ごなし”に(場合によっては”みんなの党を離党して新党合流”)「新党として別途議員を引き抜いて立ち上げる」なんて話が裏で動いている事は党首の渡辺喜美氏にとって面白いワケがありません。
勿論維新の橋下氏がそう考えるのは当たり前なんですけどね、
国政版の党首が渡辺氏で自分は地方議会支部みたいな構造になっては維新の会的にも「どうにも困る」のですから。
かといって「みんなの党を一度解散して橋下党首・渡辺会長で新党を」ってのもみんなの党に対して失礼というか渡辺氏が受けんでしょう。
今回そんな裏の動きが具体的になってきたワケなんですが、
民主の松野頼久元官房副長官と言えば鳩山氏の側近=現在の民主党反執行部議員グループの幹部のひとりです。←TPP反対の勉強会もやってます(維新はTPPに反対していない)。
自民党の松浪健太氏って言えば松浪健四郎氏の甥でありいかにも大阪人脈なので、目玉が松野頼久氏であるのは間違い無い。仮に松野頼久が維新の会新党という事になれば(十分に渡辺喜美氏とカウンターパートになる人材)、橋下氏とどういう上下関係にするのかは別として「見栄えがいい」のは確かであり、みんなの党とは協力関係を維持しつつも是々非々の対応も可能でしょう。
※私は個人的に松野氏はそっちいかないだろうと思ってます。
(鳩山氏が離党するならそっちが本命だし)
つまり、新党準備において(カウンターパートとして不足の無い名前を用意して)渡辺氏の顔を立てるための意味ではなかろうかと。
▲こうなっちゃうとみんなの党は対面はある程度維持されたとしても元から数が少ないのに議員は抜かれるわで党勢の弱体化は間違いありません。
(渡辺氏としては後から会長ポストで新党合流というのはキツイんじゃないか)
維新の会がらみだと似たような話が河村市長との間で既に出ている。
(これは顔立てる事に失敗した例)
「中京維新の会」で対立の2人に聞く
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20120814/CK2012081402000038.html
みんなの党の事はともかく、
仮に松野頼久を担いでも鳩山派の印象が強いですから(後から後から民主離党組の受け皿にはなるでしょうが)、果たして維新の会的にどうなのかなと、あんまり民主離党組が多いと鳩山新党みたいに見えるでしょう。
事実この会議出席者コメントに「離党とかはないよ」という報道もある。
(人材的には全国に候補者を擁立してこれの調整をするような分野が得意な人とも思えない。)
なので「個人的に松野氏はそっちいかないだろう」と思うワケですよ。
▲親分の鳩山氏が連合の支持必須とかいう噂もありますが、ここに前述報道の連合が「生活が第一も支援可能」の報道が関係するワケです←連合が民主支持固定を解除する事で鳩山氏にも離党準備が整った事になるからです。
↑
てか「10議員が研究会報道」ってのは(維新の会には名簿漏えい事件もありますが)、
意図的にリークされてとんのと違いますか?
話は戻って、
みんなの党に対しても「大阪圏の議員さんは参加したいとのことだから」的に仁義を切って(維新の会は関西中心の地域政党に留め)協力関係の維持という流れになるのではないかと推測します。
(堺屋太一氏や大前研一氏にどれほどのスポンサーを持ってくる力があるだろうかと想像してもたいしたことなさそうだし。)
結果いろいろあって新党は「橋下氏と松浪氏を中心にした地域政党」って事に落ちつくのじゃないか。
余計なお世話ですが橋下氏のためにもその方がいいと思うんですけどね、彼に国政はいくらなんでも、、宮崎の東国原元知事と同じで地方政治だからって部分あると思う。どこの都府県でも知事クラスは参議院選挙区と似てタレント候補があり得る素地あるから。そこを無理に国政しかも衆議院となると急速に過去の人になるのではないかなと思わないでもない。
▲資金もそうだが総選挙を仕切れる人材がいない事は大きい。
(無理して中途半端に100人前後当選しても連立協議はどうする、参議院はどうするなど問題山積みで一気に主導権を握れる事は無い。)
ここで再び”みんなの党”ですよ。
渡辺氏としてもこの状況を黙って見ている訳にはいかないでしょう。
それが先日の『不信任案』じゃないのかなと思うワケです。
(これにどこまで小沢氏が関与しているのかわかりませんが、一部報道にあるように”小沢主導”ってほどの関わりは無いと見てます。小沢氏は”オリーブ構想”の各党選挙対策まとめ役として裏で画策したいってのが狙いでしょうから。)
■今後の自公民に対する『対抗軸』
どこが主導権を握るのか、
あっちこっちと揺れますよ。
この暗闘がいよいよ面白いことになってきました。
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夏の政局2
2012年08月10日
巷の話題はオリンピックなのでしょうがここは政局でしょう。
(ある意味どさくさに紛れてみたいなことになってます、)
大雑把に状況を見ていくと、
野田政権にくっついている熊谷氏(熊谷弘元議員保守党で後に反小沢)、仙谷氏にくっついている野中氏、特に野中氏の動き(連動している自民側は森元首相と大島氏)に自民党の小泉元首相がカチンと来て谷垣氏を動かしたって事なのですが、この動きは自民党内でも大勢とはならずガタガタに崩れたって事です。
「こんな事やんなきゃよかった」といったところでしょう、
わかりやすく言えば大失敗した。
例の三党合意は「もうほとんど三党連立みたいなもの」であって、連立政権になってない事自体異例な代物ですから「連立じゃないからポーズ」な側面もあったのかもしれませんが完全な逆効果になりましたね。
(本当に連立してしまうと自民分裂ですから→民主と選挙区調整ができない)
この動きを引き出した”みんなの党”主導の『野党連合の不信任案』は予定通りに否決されましたが「与党のみなさん随分わかり難い連立政権ですね」を印象付ける効果は大変大きかったですね。
野田政権のワケのわからない実態も際立ちました、
ザックリと抑えておきたい情報的には
ジャーナリスト兼議員である民主の有田芳生議員のコメント
自民党参議院の小泉氏寄り急進派の山本一太氏ブログから
党首会談決着、悪い予感が的中!
http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2012-08-08-5
(それはそうと山本一太氏ブログのリンクにある「山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!」、、いくらなんでも素顔のエンジェルって、、)
えー、、話は戻りまして、、
「随分わかり難い連立政権」がなんだか現在の形になっているのは、参議院の状況から選挙すれば衆議院でも自民党が比較第一党として勝つ事が織り込まれているからで(なので三党の協議は選挙後優位となる自民党が強気に交渉できているのであり)、野田政権側は選挙後民主党がどうなろうと知った事じゃ無い「できれば自民党の派閥として合併したい」みたいな主に松下政経塾系の本音が呼応しているものですが、
『織り込み済みの算段』には何の保証もありませんで、
・民主党”その他の議員”はとにかく任期いっぱい給料がもらいたいのと組織の支持がないと次の選挙に出られないだけ(”与党”という契約公務員に就職したと勘違いしている人もいるようです)
・自民党は落選組含めて独自世論調査の結果「かなり勝てそう」と分析しているようですが自民こそ官邸前のデモ(政策的には自民党政権でも同じ状態になる)を全く分析できていない
・マスコミの暇さえあれば小沢批判にも流石に”飽きた”層はバカにならない規模である(マスコミ批判的な層にはほとんど意味が無い)
・報道ステーションが微妙な方向に舵を切り始めている
・真面目な話民主の執行部も自民党も小沢氏の離党で支持率が上昇すると思っていた
・参議院での自民勝利の背景は「菅政権の意味不明の増税」によるものですが今回自民党はもろ増税一本で三党合意しているのであり状況はまったく違う
・三党合意に関する”ダメダメ感”が”彼ら”にとってかなりいやな感じで拡大中
・米国の凋落
そして今回の「自民党からの謎の不信任案騒ぎ」です。
コアな自民党支持者ほど「ヤバい感じ」しているでしょう
→続きを読む
(ある意味どさくさに紛れてみたいなことになってます、)
大雑把に状況を見ていくと、
野田政権にくっついている熊谷氏(熊谷弘元議員保守党で後に反小沢)、仙谷氏にくっついている野中氏、特に野中氏の動き(連動している自民側は森元首相と大島氏)に自民党の小泉元首相がカチンと来て谷垣氏を動かしたって事なのですが、この動きは自民党内でも大勢とはならずガタガタに崩れたって事です。
「こんな事やんなきゃよかった」といったところでしょう、
わかりやすく言えば大失敗した。
例の三党合意は「もうほとんど三党連立みたいなもの」であって、連立政権になってない事自体異例な代物ですから「連立じゃないからポーズ」な側面もあったのかもしれませんが完全な逆効果になりましたね。
(本当に連立してしまうと自民分裂ですから→民主と選挙区調整ができない)
この動きを引き出した”みんなの党”主導の『野党連合の不信任案』は予定通りに否決されましたが「与党のみなさん随分わかり難い連立政権ですね」を印象付ける効果は大変大きかったですね。
野田政権のワケのわからない実態も際立ちました、
ザックリと抑えておきたい情報的には
ジャーナリスト兼議員である民主の有田芳生議員のコメント
両院議員総会の野田代表演説を聞いていて失礼だがカルト理論が浮かんできた。教祖は自分に特別な能力があると信じ込んでいるから教祖になれる。消費増税が国民のためになると力説する野田さんにふとそんな思いがよぎった。中島みゆきの「ファイト!」を聴きながら李恢成『見果てぬ夢』を反芻する夜。http://twitter.com/aritayoshifu/status/233212062195654656
自民党参議院の小泉氏寄り急進派の山本一太氏ブログから
党首会談決着、悪い予感が的中!
http://ichita.blog.so-net.ne.jp/2012-08-08-5
野田総理と谷垣総裁の党首会談が決着した。 「消費税増税法案を早期に成立させること」と「成立後、近いうちに国民の信を問うこと」で合意した。
野田総理の口から、「解散の確約」は取れなかった。 自民党独自の内閣不信任案の提出も、立ち消えになった。 中小政党6党による不信任案を否決した(=内閣が信任された)後の問責決議案も、ほとんど意味がなくなった。 嫌な予感が的中した。「最悪のシナリオ」に足を踏み入れてしまった。(ため息)
(それはそうと山本一太氏ブログのリンクにある「山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!」、、いくらなんでも素顔のエンジェルって、、)
えー、、話は戻りまして、、
「随分わかり難い連立政権」がなんだか現在の形になっているのは、参議院の状況から選挙すれば衆議院でも自民党が比較第一党として勝つ事が織り込まれているからで(なので三党の協議は選挙後優位となる自民党が強気に交渉できているのであり)、野田政権側は選挙後民主党がどうなろうと知った事じゃ無い「できれば自民党の派閥として合併したい」みたいな主に松下政経塾系の本音が呼応しているものですが、
『織り込み済みの算段』には何の保証もありませんで、
・民主党”その他の議員”はとにかく任期いっぱい給料がもらいたいのと組織の支持がないと次の選挙に出られないだけ(”与党”という契約公務員に就職したと勘違いしている人もいるようです)
・自民党は落選組含めて独自世論調査の結果「かなり勝てそう」と分析しているようですが自民こそ官邸前のデモ(政策的には自民党政権でも同じ状態になる)を全く分析できていない
・マスコミの暇さえあれば小沢批判にも流石に”飽きた”層はバカにならない規模である(マスコミ批判的な層にはほとんど意味が無い)
・報道ステーションが微妙な方向に舵を切り始めている
・真面目な話民主の執行部も自民党も小沢氏の離党で支持率が上昇すると思っていた
・参議院での自民勝利の背景は「菅政権の意味不明の増税」によるものですが今回自民党はもろ増税一本で三党合意しているのであり状況はまったく違う
・三党合意に関する”ダメダメ感”が”彼ら”にとってかなりいやな感じで拡大中
・米国の凋落
そして今回の「自民党からの謎の不信任案騒ぎ」です。
コアな自民党支持者ほど「ヤバい感じ」しているでしょう
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夏の政局
2012年08月05日
おおよそ誰しもが想像したとおりの流れかと思いますが、
微妙にシナリオと違うところは以下。
で、ここのとこ”微妙に違うところ”の動きが急速に動き出してます。
「不信任案の出しっぺが”みんなの党”であること」
(小沢氏のところは元から冒頭不信任案は無いとコメントしている)
「民主党がずるずると引き伸ばし戦術していることに対して自民が苛立っており、これに呼応して民主党は日程で自民の顔を立てる方向で調整していること」
(この引き伸ばしは相当粘るのでは無いかと思われていたがあっさり妥協した)
思惑としては案外野田政権の狙いに沿っているって事ですよ。
野田政権はとにかく自公を事実上連立政権の形に引き込もうと思っているのであり(解散先延ばし)、みんなの党が早っているのは前述の増税法案日程のこともありますが、『生活が第一』台頭の中反増税系の政党として埋没することが無いように目立ちたかったところもあるでしょう(思うにここは各政党読んでいたと思います)。
現在の流れのまま進むと、
野田政権の思惑どおり自公は『野田政権信任』の踏み絵を踏まされることになり(=解散先延ばしの容認)、自公内で早期解散派は荒れるでしょうが小沢氏的な力のある政治家はいませんから造反があってもたかが知れている。と、民主執行部は読んでる。
▲ここで自公が7日に「否決狙いの不信任案を出す」って話も出ている(ブラフとして)。←こういうことが本当にできるのかね?
勿論これはみんなの党主導の「不信任案の動き」を牽制する意味もあるのだろうけれど、牽制になるの?この機に乗じて成立させられたらどうすんの。
民主・自民の現執行部の読みでは自民の解散派や民主の鳩山派は懐柔され(=谷垣再任の多数派工作となるかもしれない)、不信任案が否決されれば解散は来年となる。
仮に可決されてもあるのは解散ではなく野田政権の総辞職、
(『生活が第一』の本音も候補者擁立準備が整うまで時間が欲しいところで必ずしも選挙が先に伸びる事は悪い状況では無い)
↓
この状況を小沢氏は「11月選挙」とコメントしているようだが、この読みはどういうものか。
■野田政権の思惑は(既に岡田氏の動きから来年選挙の方針が報道されている)来年総選挙であり、その前に「どこで野田氏が総辞職するのか」ここが不透明。
前述のシナリオでいけば8月不信任案はクリアしたとしても、谷垣再任と野田再任党首選は「大荒れ」となる。(各党内反対派の本音は党首選で不信任案では無い。谷垣氏なり野田首相なりを党首から落とすことが本丸なのだから現段階では「不信任案」が否決される可能性もそれなりに高い)
小沢氏はこの9月の代表選後に大きな動きがあると読んでいるのだろう、
(代表選における現執行部打倒に失敗すれば鳩山グループは離党するしかないし、同時に自民の一部も少数だが離党する可能性がある←自公民連立の噂=選挙区調整の噂だから)
並行して(若干眉唾勢力である)大阪維新の会の動きも現実的になってきてる。
どうやら(やっぱり金が無い)「国会議員をひっこ抜いて(政党交付金の貰える)政党を事前に立ち上げてから」という話。
彼らが選挙に勝つかどうかはともかく分裂への誘い水的効果はデカイ。
特に選挙に弱かったり小沢アレルギーのある民主党議員にはかなりの誘い水になる、
(なんですが維新の会の動きは常に眉唾なので話半分に考えとかないと)
どちらにしろ「民主・自民の党首選後」(連立の噂と選挙を意識して)離党が本格化することは間違い無い。
自民党内も「いつか選挙になるから」と適当な事を言っていた執行部の対応に批判が集まりますから(選挙は来年で民主党と選挙区調整するなんて話が表面化すれば)党内はガタガタになり、
ここからどうなるのかわかりませんが少なくとも「野田政権総辞職」は堅い。
(責任逃れと落選を恐れ野田氏がこのまま引退の可能性もある)
党首選後に「数ヶ月しか任期のない党首の交代?」とかなってしまうと民主としても選挙を先延ばしする理由が無くなってしまい(自公との連携も雲散霧消する)、『自公民連立』もワケのわからないものになる。
その時自民の党首が谷垣なのかはともかく、こんな選挙管理内閣のようなものを谷垣氏が受けるとは思えない。となると、岡田政権あたりでしょうかね?(そういう馬鹿な貧乏くじに鈍感なのは)誰になるのかわかりませんが、ここでやぶれかぶれの解散(岡田氏は増税法案がそもそも正しいと思ってますから)。
よーく考えると、民主党にとって最悪のシナリオになります。
これを覆すためには『野田政権総辞職を少しでも前倒しして一気に自公連立政権(谷垣政権?)に持ち込むしか無い』。
しかし上記のシナリオだと自民党のなんとやらは「早期解散派」によるものなので、選挙管理内閣の繋ぎの首相だけ自民からってのは無理筋過ぎ(補正予算の選挙区利益誘導と大臣ポストをちらつかせて解散派を鎮圧できるのかにかかってくる)。
民主党執行部は「話がややこやしくなる前に(間違っても破れかぶれな解散にならないよう)自公連立にこぎつけたい」と考えてる。そこしか勝機は無いんだし、
不信任案の踏み絵をきっかけに一気に野田政権総辞職から連立協議を進め、自公連立政権で『増税に伴う景気対策(公共投資)の補正予算』を成立させ増税の批判を薄めたところで来年解散するのが狙いだから。
■後にも先にも「結局自公連立政権が可能か」って話ですが、
まず無理(笑
ずーっと連立政権を望んでいるのにさっぱりそうなってない訳で、後からできるぐらいなら今からそれらしい話のいくつかは出ているでしょう。自民内から連立推進のコメントが出るとか、
「きっとこうなるとうれしい」みたいな蜃気楼のような根拠で政権維持に奔走しているという形です。
(これに連合はついていくんでしょうかね?ついていったら連合って組織はいよいよ分裂するでしょう。←これは『生活が第一』に実に都合がいい。)
■以前のエントリーでも書きましたが、
放っておいても『民主党にとって最悪のシナリオになる』
(ありそうなのは9月の民主・自民代表選後のドタバタで解散)
当面一番の貧乏くじは「先走っている”みんなの党”」。
前からラブコールだった維新の会との協力関係はさっぱり進んでいないし、
元から全国に候補者立てる資金などどこにも無い(維新の会もみんなの党が資金力あればくっついたんでしょうけどね)。
キャスティングボードも何も『生活が第一』に主導権をもっていかれるのは自明だろうし、かなり焦っているのではないかと思われます。
(みんなの党としては維新の会が事前にスカウティングで政党を立ち上げるって話出た時に「それがみんなの党になる筈だろう」と思っていたでしょうから落胆も大きいのじゃないかなと思われ。「こんなに尽くしてきたのに」みたいな、)
となれば、
本当は自民党はみんなの党提出の不信任案に乗るべきなんだよ。
そうしないと自民も分裂してしまう。
(同じ自民にも落選組っているんだからさ、現職の離党は少なくても落選組が続々と維新の会やらに集まりだせば結果大分裂と同じ意味で→そうなれば自民党は単独過半数を狙える政党で無くなってしまう。)
でも自民は「不信任案に乗る」ことは簡単にできないんだな、三党合意をやった谷垣不信任を意味するから。
(三党合意なんてものは民主執行部が自公を『補正予算連立』に引き込む釣り糸に過ぎないワケで、そんなものにひっかかる方が悪い。)
このままだと自民党は「自公民連立で補正予算やって分裂してでも解散を来年にして(自民は分裂しても)民主・自民合併により大政党の姿を維持するという野田政権の思惑に乗る方がマシになってしまう。
(こんなことに巻き込まれると多数派の民主党に間違いなく主導権握られる)
みんなの党提出の不信任案に乗れないのであれば、「三党合意を破棄したのは民主党だ」とか言い訳くっつけてでも7日に自民党も提出という噂の(否決狙いという)不信任案を「マジに可決させる」しか方法が無い。
自民党にこの決断ができれば8月解散、
この決断がきなければ(小沢氏の予測する)9月代表選後の解散となる(民主にも自民にも最悪のシナリオ)。
さて、自民党はこの袋小路にも見える局面をどう切りぬけるのだろうか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
微妙にシナリオと違うところは以下。
で、ここのとこ”微妙に違うところ”の動きが急速に動き出してます。
「不信任案の出しっぺが”みんなの党”であること」
(小沢氏のところは元から冒頭不信任案は無いとコメントしている)
「民主党がずるずると引き伸ばし戦術していることに対して自民が苛立っており、これに呼応して民主党は日程で自民の顔を立てる方向で調整していること」
(この引き伸ばしは相当粘るのでは無いかと思われていたがあっさり妥協した)
思惑としては案外野田政権の狙いに沿っているって事ですよ。
野田政権はとにかく自公を事実上連立政権の形に引き込もうと思っているのであり(解散先延ばし)、みんなの党が早っているのは前述の増税法案日程のこともありますが、『生活が第一』台頭の中反増税系の政党として埋没することが無いように目立ちたかったところもあるでしょう(思うにここは各政党読んでいたと思います)。
現在の流れのまま進むと、
野田政権の思惑どおり自公は『野田政権信任』の踏み絵を踏まされることになり(=解散先延ばしの容認)、自公内で早期解散派は荒れるでしょうが小沢氏的な力のある政治家はいませんから造反があってもたかが知れている。と、民主執行部は読んでる。
▲ここで自公が7日に「否決狙いの不信任案を出す」って話も出ている(ブラフとして)。←こういうことが本当にできるのかね?
勿論これはみんなの党主導の「不信任案の動き」を牽制する意味もあるのだろうけれど、牽制になるの?この機に乗じて成立させられたらどうすんの。
民主・自民の現執行部の読みでは自民の解散派や民主の鳩山派は懐柔され(=谷垣再任の多数派工作となるかもしれない)、不信任案が否決されれば解散は来年となる。
仮に可決されてもあるのは解散ではなく野田政権の総辞職、
(『生活が第一』の本音も候補者擁立準備が整うまで時間が欲しいところで必ずしも選挙が先に伸びる事は悪い状況では無い)
↓
この状況を小沢氏は「11月選挙」とコメントしているようだが、この読みはどういうものか。
■野田政権の思惑は(既に岡田氏の動きから来年選挙の方針が報道されている)来年総選挙であり、その前に「どこで野田氏が総辞職するのか」ここが不透明。
前述のシナリオでいけば8月不信任案はクリアしたとしても、谷垣再任と野田再任党首選は「大荒れ」となる。(各党内反対派の本音は党首選で不信任案では無い。谷垣氏なり野田首相なりを党首から落とすことが本丸なのだから現段階では「不信任案」が否決される可能性もそれなりに高い)
小沢氏はこの9月の代表選後に大きな動きがあると読んでいるのだろう、
(代表選における現執行部打倒に失敗すれば鳩山グループは離党するしかないし、同時に自民の一部も少数だが離党する可能性がある←自公民連立の噂=選挙区調整の噂だから)
並行して(若干眉唾勢力である)大阪維新の会の動きも現実的になってきてる。
どうやら(やっぱり金が無い)「国会議員をひっこ抜いて(政党交付金の貰える)政党を事前に立ち上げてから」という話。
彼らが選挙に勝つかどうかはともかく分裂への誘い水的効果はデカイ。
特に選挙に弱かったり小沢アレルギーのある民主党議員にはかなりの誘い水になる、
(なんですが維新の会の動きは常に眉唾なので話半分に考えとかないと)
どちらにしろ「民主・自民の党首選後」(連立の噂と選挙を意識して)離党が本格化することは間違い無い。
自民党内も「いつか選挙になるから」と適当な事を言っていた執行部の対応に批判が集まりますから(選挙は来年で民主党と選挙区調整するなんて話が表面化すれば)党内はガタガタになり、
ここからどうなるのかわかりませんが少なくとも「野田政権総辞職」は堅い。
(責任逃れと落選を恐れ野田氏がこのまま引退の可能性もある)
党首選後に「数ヶ月しか任期のない党首の交代?」とかなってしまうと民主としても選挙を先延ばしする理由が無くなってしまい(自公との連携も雲散霧消する)、『自公民連立』もワケのわからないものになる。
その時自民の党首が谷垣なのかはともかく、こんな選挙管理内閣のようなものを谷垣氏が受けるとは思えない。となると、岡田政権あたりでしょうかね?(そういう馬鹿な貧乏くじに鈍感なのは)誰になるのかわかりませんが、ここでやぶれかぶれの解散(岡田氏は増税法案がそもそも正しいと思ってますから)。
よーく考えると、民主党にとって最悪のシナリオになります。
これを覆すためには『野田政権総辞職を少しでも前倒しして一気に自公連立政権(谷垣政権?)に持ち込むしか無い』。
しかし上記のシナリオだと自民党のなんとやらは「早期解散派」によるものなので、選挙管理内閣の繋ぎの首相だけ自民からってのは無理筋過ぎ(補正予算の選挙区利益誘導と大臣ポストをちらつかせて解散派を鎮圧できるのかにかかってくる)。
民主党執行部は「話がややこやしくなる前に(間違っても破れかぶれな解散にならないよう)自公連立にこぎつけたい」と考えてる。そこしか勝機は無いんだし、
不信任案の踏み絵をきっかけに一気に野田政権総辞職から連立協議を進め、自公連立政権で『増税に伴う景気対策(公共投資)の補正予算』を成立させ増税の批判を薄めたところで来年解散するのが狙いだから。
■後にも先にも「結局自公連立政権が可能か」って話ですが、
まず無理(笑
ずーっと連立政権を望んでいるのにさっぱりそうなってない訳で、後からできるぐらいなら今からそれらしい話のいくつかは出ているでしょう。自民内から連立推進のコメントが出るとか、
「きっとこうなるとうれしい」みたいな蜃気楼のような根拠で政権維持に奔走しているという形です。
(これに連合はついていくんでしょうかね?ついていったら連合って組織はいよいよ分裂するでしょう。←これは『生活が第一』に実に都合がいい。)
■以前のエントリーでも書きましたが、
放っておいても『民主党にとって最悪のシナリオになる』
(ありそうなのは9月の民主・自民代表選後のドタバタで解散)
当面一番の貧乏くじは「先走っている”みんなの党”」。
前からラブコールだった維新の会との協力関係はさっぱり進んでいないし、
元から全国に候補者立てる資金などどこにも無い(維新の会もみんなの党が資金力あればくっついたんでしょうけどね)。
キャスティングボードも何も『生活が第一』に主導権をもっていかれるのは自明だろうし、かなり焦っているのではないかと思われます。
(みんなの党としては維新の会が事前にスカウティングで政党を立ち上げるって話出た時に「それがみんなの党になる筈だろう」と思っていたでしょうから落胆も大きいのじゃないかなと思われ。「こんなに尽くしてきたのに」みたいな、)
となれば、
本当は自民党はみんなの党提出の不信任案に乗るべきなんだよ。
そうしないと自民も分裂してしまう。
(同じ自民にも落選組っているんだからさ、現職の離党は少なくても落選組が続々と維新の会やらに集まりだせば結果大分裂と同じ意味で→そうなれば自民党は単独過半数を狙える政党で無くなってしまう。)
でも自民は「不信任案に乗る」ことは簡単にできないんだな、三党合意をやった谷垣不信任を意味するから。
(三党合意なんてものは民主執行部が自公を『補正予算連立』に引き込む釣り糸に過ぎないワケで、そんなものにひっかかる方が悪い。)
このままだと自民党は「自公民連立で補正予算やって分裂してでも解散を来年にして(自民は分裂しても)民主・自民合併により大政党の姿を維持するという野田政権の思惑に乗る方がマシになってしまう。
(こんなことに巻き込まれると多数派の民主党に間違いなく主導権握られる)
みんなの党提出の不信任案に乗れないのであれば、「三党合意を破棄したのは民主党だ」とか言い訳くっつけてでも7日に自民党も提出という噂の(否決狙いという)不信任案を「マジに可決させる」しか方法が無い。
自民党にこの決断ができれば8月解散、
この決断がきなければ(小沢氏の予測する)9月代表選後の解散となる(民主にも自民にも最悪のシナリオ)。
さて、自民党はこの袋小路にも見える局面をどう切りぬけるのだろうか。
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夏は通常ですと賃貸動かないものなのですが
2012年08月04日
今年はちょっと雰囲気違いますね。
固有に強い物件がトンッとあってサクッと決まっている流れがあります。
(実はretourの取材予定だった部屋が又取材前に決まってしまって取材がボツになってまして←今年はこれが多いです)
といってもいつもの夏で「この部屋何故きまらないんだろう」な有力な部屋が数ヶ月募集中であるとか、そんな風景が無くなった訳ではありません。ある特定の候補が極端に決まりやすい感じしてます。
DATA的には母数が少なすぎるのでわかりやすい傾向を提示する事はできないのですが、「シングル系住居の動き」はそれなりにありますね。
”シングル系”と微妙な表現になっているのは二人入居可タイプでも専ら1LDKが消えやすいという意味です。(ここも微妙になんともで「何故か決まらない1LDK」もあるのでわかり難い話でスイマセン)
ひょっとするとですが、「需給の構造的ギャップ」が目立ち始めているのかもしれないです。
大家さん的にも床面積の概念というか”ラインの感覚”っていうんですかね(○○uだからファミリーだとかの区分け)、一度仕切り直しするのがいのかもしれないですね。付加価値としても一般的に高いグレードの内装リフォームという対応だけでなく、遮音性の高い壁にしてみたであるとか、頑なにフローリングをNGにして(業界的本音は居室の床フローリングは間違えなので)お洒落なカーペットを選べるようにしておくとか(内見時に見本が見られるなど←時々壁紙が選べますってありますがちょっと違うような、、)、
現行のまま素直にルーチンリフォームだと「何故こっちの部屋が選外で、あっちの部屋はサクっと決まるのか」思い悩むなんて事起きるかもしれません。
(そんぐらい決まる部屋と決まらない部屋の落差が大きくて、やっかいな事にその違いも明快では無い。)
どこかに「ある特定の候補」の共通項があるように思うのですが、
今現在ちょっとそこまでは明解じゃないですよね〜
賃貸住居に対する需要動向的に、少し見極めたいところでもあります。
(春なんかですと次から次なのでサンプル的に実需の動向確認にはならんですから)
今はオリンピックやってますからTV見ている人の数もそこそこいるんでしょうけれど、TV見ない人相当数ですし、TVを大画面で見ない事を前提にすると「リビングのイメージ」が設計から変わってくるワケですよ。
公正取引委員会的には目安としてLDKを名乗るには『10帖以上』となっているのですが、現代社会ではどうでしょう「リビングに10帖も必要無いのじゃないでしょうか?」。案外LDKタイプの大型1DK(DK8帖など)のが実用性高いとかなのかもしれないですし(そうなれば勿論賃料も安く抑えられる)、
或いは『DK6帖+10帖居室』とかのバランスのが需要高いのかもです。
答えは無いのですが、微妙に需要動向が現実から離れてきているような”感じ”がしますね。
(個人的には都心部の高級ミニマルコンパクト1Rが増えると嬉しいんですが)
なんともしまらないレポートになりましたが今夏の動向でした。
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固有に強い物件がトンッとあってサクッと決まっている流れがあります。
(実はretourの取材予定だった部屋が又取材前に決まってしまって取材がボツになってまして←今年はこれが多いです)
といってもいつもの夏で「この部屋何故きまらないんだろう」な有力な部屋が数ヶ月募集中であるとか、そんな風景が無くなった訳ではありません。ある特定の候補が極端に決まりやすい感じしてます。
DATA的には母数が少なすぎるのでわかりやすい傾向を提示する事はできないのですが、「シングル系住居の動き」はそれなりにありますね。
”シングル系”と微妙な表現になっているのは二人入居可タイプでも専ら1LDKが消えやすいという意味です。(ここも微妙になんともで「何故か決まらない1LDK」もあるのでわかり難い話でスイマセン)
ひょっとするとですが、「需給の構造的ギャップ」が目立ち始めているのかもしれないです。
大家さん的にも床面積の概念というか”ラインの感覚”っていうんですかね(○○uだからファミリーだとかの区分け)、一度仕切り直しするのがいのかもしれないですね。付加価値としても一般的に高いグレードの内装リフォームという対応だけでなく、遮音性の高い壁にしてみたであるとか、頑なにフローリングをNGにして(業界的本音は居室の床フローリングは間違えなので)お洒落なカーペットを選べるようにしておくとか(内見時に見本が見られるなど←時々壁紙が選べますってありますがちょっと違うような、、)、
現行のまま素直にルーチンリフォームだと「何故こっちの部屋が選外で、あっちの部屋はサクっと決まるのか」思い悩むなんて事起きるかもしれません。
(そんぐらい決まる部屋と決まらない部屋の落差が大きくて、やっかいな事にその違いも明快では無い。)
どこかに「ある特定の候補」の共通項があるように思うのですが、
今現在ちょっとそこまでは明解じゃないですよね〜
賃貸住居に対する需要動向的に、少し見極めたいところでもあります。
(春なんかですと次から次なのでサンプル的に実需の動向確認にはならんですから)
今はオリンピックやってますからTV見ている人の数もそこそこいるんでしょうけれど、TV見ない人相当数ですし、TVを大画面で見ない事を前提にすると「リビングのイメージ」が設計から変わってくるワケですよ。
公正取引委員会的には目安としてLDKを名乗るには『10帖以上』となっているのですが、現代社会ではどうでしょう「リビングに10帖も必要無いのじゃないでしょうか?」。案外LDKタイプの大型1DK(DK8帖など)のが実用性高いとかなのかもしれないですし(そうなれば勿論賃料も安く抑えられる)、
或いは『DK6帖+10帖居室』とかのバランスのが需要高いのかもです。
答えは無いのですが、微妙に需要動向が現実から離れてきているような”感じ”がしますね。
(個人的には都心部の高級ミニマルコンパクト1Rが増えると嬉しいんですが)
なんともしまらないレポートになりましたが今夏の動向でした。
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