ブログ引越しにより2010年8月以前の過去記事引用リンクは旧ブログのHTML簡易表示となります。旧ブログページ上ではコメント等一部機能は使用できません。
最新記事
retour

retourRetour.png
本店blog『retour&Retour』

VCroomOrder

空室調査依頼フォーム
規定はこちら/予約制
他社”併用”NGです


■ gmail等迷惑メールフィルター搭載アカウントからの問い合わせについて
フィルター誤判定にご注意ください。

■空室調査は「予約制」です
スケジュール等確認が取れない場合ご依頼はキャンセルされます

retour_nb.jpg

LINK
RELIGARE・DADAcafe
エイムデザイン研究所
aoydesign
ペアシティシリーズのTNワークス
阿佐ヶ谷アクロスシティ
悪徳不動産屋の独り言
pieni kauppa北欧ブログ
Loule
Miyoko IHARA &Junya WATANUKI WEBSITE
Profile
kagewari/iwahara(57)
kgw89.jpg (こちらが本職です「心理学ブログ」)

NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
有)retour東京』web部 『Kagewari精神分析相談事務所』運営責任者
retour&Retour』・『Kagewari精神分析沖縄分室』ブログライター
Amazon
Stirling Broadcast LS3/5a V2

QUAD(クォード) S-1

LUXMAN D-380

LUXMAN プリメインアンプ LX-380

FOSTEX FF105WK

TEAC S-300HR-CH

marantz CD-6006/FN

ヤマハ A-S301(S)

みさおとふくまる

Cats In The Sun

人イヌにあう


ゴー!ゴー! フィンランド
・未承認前提の”コメント欄の私的利用”はルール違反でありSPAMと見做し処置をします
(削除を前提とする投稿も同様です)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となっています

・コメント欄は承認制です
※一定期間を経過した記事のコメント機能は利用できません
 以下告知参照
 「コメント欄管理の告知」

(現在は概ねコメント欄閉鎖の方向で運営してます)
RDF Site Summary
RSS 2.0

更に暖房特集オマケ編

2012年11月30日

本当に寒くなってきたものですから又もや暖房関連のお話です。
あまりにも小ネタなんでありますが、断熱効果を高める工夫で「プラスチック段ボールで二重窓に」という手があります。
通称「プラダン」私は使った事無いのですが普通にカッターで加工できるらしく、器用な人ならホームセンターで調達できるレールなどで自作二重窓化が可能らしい。

(現在価格:784円)
TRUSCO ダンプラ養生シート3mm厚×910×1820 乳白色
B002A5RQXC


勿論これは部屋の暖気が一番逃げるのが(或いは外の冷気が一番入ってくるのが)窓だからです。ちなみに北海道などは二重窓がデフォだったりします。
プラダンが効果的なのは内部が二重構造となり空気層が間に入っているという、実に都合のよく格安な部材だからです。

といってもこのプラダン使用の二重窓化は戸建などにお住まいで工作部屋がある人なら容易な事かもしれませんが、東京独り暮らしの方などにはちょっと「工作そのものが面倒」かもしれないと考えまして、
理論的にこれは同じ事じゃなかろうか?と思ったのがこちら、
(何故かうまいこと商品リンクを引っ張れなかったので直リンクでどうぞ)

(現在価格:1,350円)
プチプチ エアキャップ 標準 【1本】 1200mm幅×42M 原反 川上産業 プチプチ ロール #37
http://www.amazon.co.jp/dp/B002OUN268/ref=sr_1_2?s=diy&ie=UTF8&qid=1354201712&sr=1-2

所謂ビニールの「プチプチ」って奴です。
流石に42Mはあまり過ぎですが(笑
余ったプチプチでエア枕でも作ってください。
(適当なサイズのが普通に西友で売っているのではと思われます、)

話は本題に戻りまして、
このプチプチをですね剥がしやすい「マスキングテープ」などで窓などに貼るとどうでしょうか。
実験といっては何ですが、
自宅の某所をこの「プチプチ」と「マスキングテープ」で二重に塞いでみました。
(※ちなみに「マスキングテープ」文房具店ですとか少々規模の大きな100円ショップで売ってます。「ドラフティングテープ」でも可でしょう。)

「効きますよこれ」
(窓にもいいかも、)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 21:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーパーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『暖房特集』補完編

2012年11月21日

部屋の設計から注意すべき点もいくつか抑えておきましょうか、
マンションの場合と木造住宅の場合と違いがありますからここも大事なポイントです。
■マンションの場合
マンションの特徴は『気密性は高いが熱伝導率(外気温と同じになる性能)も高い』のが特徴です。
簡単に言えばエアコンなどでパワーかければ意外と早く室温上昇しますが、同時にその熱伝導率からじゃんじゃん逃げます(同時に日本のマンションは断熱材基本無しなので)。遠赤外線ヒーターの壁に対する間接的蓄熱効果もじゃんじゃん逃げていくのも確かなので、自分の部屋の熱が逃げるポイントを抑えないと光熱費エライ事になります。

設計図まで入手する事できませんから、ここの判断は実際の運用で確認する事になりますが、「確認するまでも無くわかっている場所」は『窓』です。
(ですから小規模なシングルルームで掃出し窓なのは事実上設計間違いなんですが、、←なので高級マンションは二重サッシや複層ガラスになってるんです。)
戸建の1階庭向きの南窓と違って、マンションの場合ベランダバルコニー南向きであっても(確かに日中は熱伝導も相まって暖かくなりますが)とにかく熱伝導率が高い事と、コンクリートは夜間放射冷却するので、南向きだろうと北向きだろうと夜の冷え込みに方位は関係ありません。

結露防止の窓枠下設置ヒーターなんてものもありますし、窓の下半分だけでもプラスチック段ボールで覆う部材がドラッグストアなどで販売さえているの目にした事あるかと思います(だったら最初から腰高窓にしてって話です)。
この両者も機能的には確かに一部断熱効果ありますが、いっその事ですね窓側にチェストボードみたいな家具を設置して『自力で腰高窓にする』ってぐらいで本当に効果出ると思います。
(ちなみにカーテンはチェストボード裏までの長尺のもののまま←ベランダへの洗濯物干しとかに不自由する事全く無い筈です。:若干不自由するのはは洗濯機がベランダバルコニー置きの場合のみ、)

この辺無対策で帰宅直後にエアコンハイパワー運転なんかしますと一発で結露してしまいます。
(窓の下の床材補修している物件って珍しくないですからご注意ください。)

なかなかぴったりのサイズを見つけつのは難しいのですが、
例えばで、組み合わせを前提に廉価なものから候補を出してみますと、

これとか(現在価格:9,990円)
デザインベンチチェスト Torino〔トリノ〕 4連 幅150cm シェルフ(ナチュラル) + ボックス(ブルーグレー)
B007X826YU

(ちょっと幅が足りないかもなのでそこは工夫必要ですが、奥行きがほどほどなので今回の企画にはちょうどいいサイズですね。)


高級バージョンがこちら(現在価格:29,800円)
クッション付ベンチチェスト CUBE〔キューブ〕 4BOX
B0055JT14C

(高級というか重量もあるので、分譲マンションなどで当面引っ越し予定の無い方向けといえるかもです。)

上記のようなベンチを設置して、
その手前にホットカーペット敷設でマンションの足元寒い問題の対策となります。
(しつこいようですがホットカーペットの下にも断熱シート敷かないとマンションは床から熱が逃げますのでご注意ください。)


■木造住宅の場合
木造建築は2×4モノコック構造は別ですが(思うに東京圏の賃貸住居で最も熱効率が高いのは2×4でしょう)、戸建を含む一般的建築はフレーム構造なので各所にクリアランスがあったりします(しなりがあるというか)。
単純に言えば「隙間がある」ワケでして、マンションに比べれば気密性が低くなります。
その代り掃出し窓位置は南庭側など限定的ですし、賃貸アパートの場合でも木造であれば正しく腰高窓で設計されている場合もあり、肌寒い感じはしつつもマンションフローロング床などのような「冷たい」タイプではありません。
ぶっちゃけ(2×4を例外に)気密性の低さから暖房効率が悪く(急速には部屋が暖まらない)昔は”こたつ”がよく用いられたワケです。
昨今は畳の部屋も減った関係上、エアコンとこたつの組み合わせは必ずしも一般的ではありませんから(シングル向けアパートでベッド置いちゃったらは設置スペースギリギリですし)、木造は間接的蓄熱が期待できるので『遠赤外線ヒーター』であるとか、ガス栓があればこちらも遠赤外線効果の期待できる『反射型ガスストーブ』が好適です。
(ガスストーブにもファンヒーターありますが、ファンタイプ使うならエアコンでいいことになりますからファンタイプはあまりお勧めしてません。)
『ガスストーブ』が木造に向いている理由のひとつはある程度の気密性が低い=部屋自体に換気性があるとも言えるためです。
(勿論別途換気にはご注意ください。)

(現在価格:16,960円)
リンナイ ガス赤外線ストーブ R-652PMSIII [ガス種:都市ガス(13A/12A)]
B001MYQ598

(室内にガス栓が無い場合ですが、工事費用もそれほどかからないものなので大家さんにガス栓設置工事の許可を相談してみる手もあります。)

勿論「エアコン暖房で全然オッケー」な方には(効率もいいですから)そのままエアコンをご利用ください。
木造アパートでエアコンをメインで活用する場合には木造特有の気密性の低さから即暖性が劣る分「ついついエアコンの出力を上げっぱなし」などになりがちです。
天井に暖気が溜まらないように天井に向けて小型の扇風機(USBとかの安物で十分かと)とかの工夫で光熱費節約になります。

オマケですが、一般的な木造モルタルアパートの場合には相性的に「畳の部屋の方が快適」だと思いますね。
洋室希望など現代的ニーズで言えば断熱性も高いので2×4を選択するのが吉です。
厳密に2×4建築の表示がなくても、内見で室内に柱が見えない建築方式であればコンパネで二重になっているタイプなので性能的には同等に思います。
(軽量鉄骨も勿論室内から柱は見えませんがまったく違うものです。軽量鉄骨アパートは家主宅敷地内などで注文住宅的なものや専業メーカー建築で一般的木造と同等という評価です。)



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 17:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーパーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

毎年恒例となっている暖房特集です

2012年11月14日

いよいよ寒くなってきました。
今年から東京独り暮らしという方も常にいらっしゃるワケで、暖房特集的なものはなんとなく毎年恒例となっております。
『東京における暖房』の基本からおさらいしますと、
確かに効率はいいのですが「エアコンの暖房が苦手」という方大変多いのでありまして、賃貸住居は石油ストーブ禁止ですから(パワー的にも必要無い)、メインの暖房として有力なのが電気ストーブとなります。
(※木造アパートでエアコン苦手な場合、室内にガス栓ある部屋なら「反射型のガスストーブ」がお勧めです。)
この電気ストーブって奴が効率というか性能がまるで違うワケでして、
昨今の節電などのポイント含めて定番の機種紹介と、注目の製品をいくつか挙げておきましょう。

■メイン暖房にも使える最強の存在
名機と言っていいでしょう『ダイキンセラムヒート』
一見普通の電気ストーブに見えますが「ヒーター管が全く別物」です。
(現在価格:19,760円)
ダイキン(DAIKIN) 遠赤外線暖房機「セラムヒート」(スポット・ワイドヒート搭載) ホワイト ERFT11MS
B005N85APY

ちなみに私はセラムヒーの劣化版(バッタもんとも言いますが)使用してますが、勿論本物の方が発熱効率は上。熱と消費電力の関係から言えばシーズヒーターは現在最強の存在でしょう。
20u以下の1Rとかなら『セラムヒート』だけで十分いけます。
エアコンのような温風暖房では無いので、喉や皮膚など乾燥に弱い人や頭上から暖房という、エアコン独特のもわっと感が苦手な方にお勧め。
※コロナの同タイプはダイキンOEMの同等品です。

■新製品含めてちょっと注目の製品
以前フランス製でしたか、高級ガラスパネルヒーターを紹介した事ありましたが(あれも確かCAMPAだったと思う)、同系列の「所謂高級家具調機種」が普通に流通し始めてます。
パネルヒーターは必ずしもメインの暖房にはなりませんから、エアコンとの併用であるとか、輻射効率の大きさを利したゆったりした暖房の質が特徴になります。
(注:同種の暖房器具をメイン想定するのは無理ですから間違えないように)

これは確かにちょっとカッコいいかも『ベルリス』
(現在価格:74,980 円)流石に高価ですね
CAMPA ベルリス XCVER10
B000X9VMZ0


早速廉価品が登場してます。
性能は保証しませんが、インテリア性重視の補助暖房としてならアリだと思います。
『テクノス ガラスパネルヒーター』
(現在価格:6,043円)
テクノス ガラスパネルヒーター GP-001-K ブラック
B00973060K

(しかし驚くほど似てますねってか、10分の1以下って、、)

■高性能パネルヒーターという点に絞ればこちらもダイキン同様に定番の名品『サンラメラ』
(現在価格:39,390円)
遠赤外線輻射式暖房機 サンラメラ604型
B001KUU1Z8

名前が「サンラメラ604型」って軍事機材みたいですが(笑
パネルヒーターもシーズヒーターも各種特許がからんでいたりするので、定番機種が特定される傾向にあります。
悩んだ時には迷わず定番機種を選ぶ方がベターでしょう。

ちなみに私は同ジャンルのはしりでもあるシャープの某モデル(年式も古いので熱効率が2割3割落ちちゃうんですが)を所有してますが、暖房特性の緩さって表現がどうかと思いますが、ポカポカ感って言えばいいでしょうか、その点ではヒーター管使用の暖房より優れておりメイン暖房には非力ですがエアコンと併用であるとか日中の暖房などで使用するには十分で、暖房の「質的特性」にはなかなか捨てがたいものあります。


======================================================================

■「エアコンの暖房で全然快適な人です」な方には
定番の「ホットカーペット併用法」も忘れずに。
この場合床仕上げによっては熱が床下に逃げてしまう場合が少なく無いので、市販のアルミ系断熱シートかラグをホットカーペットの”下”に敷いて対策すると効率が上がります。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 09:11 | Comment(2) | TrackBack(0) | 住まいのキーパーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『部屋から見える景観』あれこれ

2012年11月08日

所謂”景観”って奴ですが、内容的には『日当たり幻想論』のパート2みたいな感じになるかもしれません。

昨今タワー型分譲マンションあたりだとこれまた壮大な景観って事にもなるでしょうけれど、4階超えると高度恐怖症的に本当に怖いと感じる方も意外と少なくありませんから、何から何まで「所謂景観重視のが内容が上」とはなりません。
事実昨今のマンション設計は、窓に関して正直間違っているというか(勿論建築士さんはわかっているのです)、巷のイメージを優先し過ぎて無理のあるパターンも少なくありません。
往年のビンテージなどの場合では(勿論例外もありますが)この辺風評などでは無く、十分に基礎にのっとった設計も多く、高層階では『腰高窓』採光重視する場合『スリット式やルーバー式』『天井付近に専用の採光窓』『バルコニーレスでサンルーム』などで構成されますから、
所謂「戸建の1階リビング専用ともいえる『掃出し窓』を高層階にも」っていくらなんでもこれは無理があるのではなパターンがデフォルトのようになったのは現代になってからかと思います。

(※現代作でも超高級建築高層型ではしっかり窓は『腰高窓』+ベンチチェストのような仕様で窓の外には基本出無いスタイルだったりします。)

基本に戻って考えますと、
戸建1階リビングが『掃出し窓』なのは勿論庭に出るだとか洗濯物を干すなど出入り口としても利用するためであり(都内の狭小住宅の場合は干場が屋上テラスみたいな雰囲気の造りも多く上階から出るパターンもありますがこの”昭和の物干し場”って現代的に解釈すればルーフバルコニーの事です)、南向き方位による過剰な日照もテラス側のひさしでコントロールすることが前提となってます。

以前”数億”の注文住宅を取材した事ありますが、1階リビング全てをサンルームにしようと天窓まで導入して南向きに”造っちゃった”オーナーから直接「もう大失敗で、後から専用の電動ロールスクリーンを導入するなど後が大変だった(熱射地獄)」話を聞いた事あります。
このブログでも何度かレポートしてますが「日当たり」とはテラスや庭への”当たり”でありまして(言うならば窓の外直下まで)、所謂中高層なりの集合住宅上階まで日照対策無しに日差しが室内に入る部屋を想定したものではありません。
(思い切り室内に日照が入る事を前提としているなら「西向きベスト」になっていた筈で出ありまして←西向きがキツイという話も鉄板の常識ですよね。)

そもそもが巷間伝わる南向き信仰の根拠のひとつは、南中の日照角度が最も真上からに近いため(特に真夏は角度的に室内に一番日照が入りこまない)でありまして、極端な話「室内に日差しを入れないため」でもある訳です。
(なので高層ホテルとかで”真南向きの部屋”を特別に希望する人って滅多に聞いた事が無い。マンションに並ぶ高層建築で最高級なのは勿論『ホテル建築』です。みなさんホテルの構想階で『掃出し窓』でベランダバルコニーって想像します?)

■日当たりのいい部屋信仰の根拠となるのは、
『一戸建ての1階庭側リビングの事』でありまして、
(木造アパートなら1階の環境が2階にも及ぶともいえるので、上階でも南向き選択はあり得る。)
元祖日本建築であれば日差しを浴びるのは縁側であり、事実上オープンサンルームと申しましょうか、そういった構造で室内への日差しはコントロール可能な状態で設計されてます。前回までの『バス・トイレ別論』や『台所論』にも共通するように「木造建築が前提」と考えた方が正しいのです。
(※完全に西洋式設計の中でもよくある中庭式とかなどの場合、リビングは庭に面する事が前提で個別に部屋の方位とかの話にはならない。)

しかし施工主は風評と売れ行きの関連性死活問題ですので、
(間違いだとわかっていても)
中高層階マンションをバシバシ真南向きかつベランダ側最上階でもルーフバルコニーが無くても『掃出し窓』で、日照対策は「高級になればなるほど深くなるバルコニーのひさし」により対策しているのが実情です。
 ↑
これじゃ景観も何もね、、
高層階を選んだが「主な景観はカーテンだ」とかになっちゃいますよ。
(角部屋なら腰高窓の出窓なんかがあるからアレですが)
→続きを読む

posted by kagewari/iwahara at 17:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本建築『台所論』

2012年11月03日

更に前回のバストイレ論を引き継いで日本的建築である台所を考えてみます。勿論戻り的にはDKがこれに相当します。
元来西欧からは日本の台所は狭いという風評があり(彼らは滅多に料理作らないんですが)、間取におけるDKもダイニングに使っている人は2DK以上の場合じゃないかと思います。大体一般的な2DKをベースに考えてもDKの標準サイズは6帖であり(40uをちょうど十字に10u単位に四分割する感じ)、シングル1DKでも20u〜を前提に(これを前方後方に二分割する感じ)広くて6帖って感じです。
※ちなみに4帖半以下だと表示はKになる。

欧米的に日本のLDK(業界的申し合わせ概ね10帖以上をガイドラインにしている)が所謂通常のキッチンを意図しているとするならば、日本のDKは呼び名はだいにんぐキッチンになってますが、ダイニングテーブルを置けるのって事実上6帖以上広さが必要なので(通常の1DK・2DKで6帖以上のDKは稀)、つまるDKとは日本建築における『台所』専用と見るのが実用上の内容でしょう。
(4帖半か6帖がメインとなれば単位からして日本建築仕様)

このDK間取、
前回シリーズのバストイレ別論の時にはマンションとの関係で発生しやすい矛盾の説明になりましたが(ミニマルコンパクトでは洗濯機置場の矛盾に触れました)、今回のポイントは『二口ガスコンロ』です。
バス・トイレ別や室内洗濯機置場などの希望条件と言えばその次に浮かぶのは「二口ガスコンロ」です。
バス・トイレ別にフラグがある場合には木造アパートとの親和性が高いように、二口ガスコンロにも構造的な関連性があります。
ぶっちゃけ(ストゥディオ設計の1Rは別←詳細後述します)、
■『二口ガスコンロ』マストな人は間取り希望DKタイプじゃないと設計的矛盾が生じます。

今回も主にマンションの場合が難しいって話になりますから、マンション想定で説明します。
シングル向けマンションにおいてDKじゃなくて間取Kタイプとなれば、キッチンシンクの方向は玄関から廊下に並行となりますから(直角だったら最初から2口は”ほとんど”無理)、2口ガスコンロが置けるキッチン回りの延長×室内幅を考えれば=床面積的にもかなり広く無ければいけません。
ダイレクトに2口マスト=賃料が上がってもいい(床面積の広い部屋)となります。
しかも床面積が広くても居室の広さは同じで「キッチンが広くできればDKタイプ」を結果として意味する事になる。
実際シングル向けのお部屋を探した経験あるかたならおわかりと思いますが、マンションでDKタイプと言えば主に古築(日本建築時代)がメインで、浴室もバランス釜でバス・トイレ別という台所設計だったりするものです。
新しいマンションの大半はシングルルームの場合1Kタイプがメインであり、昨今の需要は居室7帖以上ですから(マンションの広告図面の計測サイズによく利用される団地サイズ計算だと1.29u×7帖=9.03uですが実はこの広さ古築木造アパートの江戸間6帖9.24uより狭い)、二口ガスコンロを余裕で置ける広さを選ぶのか居室を7帖以上とする設計を選ぶのか設計士は悩むところです。
→続きを読む

posted by kagewari/iwahara at 02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする