過去にちょいとレポートしたかもしれません。
ええ、断熱アルミシートを窓とカーテンの間に布設すると断熱効果が上がる記事の時でしたか、
今回はその延長で、なんちゃって断熱剤として梱包用プチプチに使い持ちがあるよって話です。
話は熱交換型換気扇に飛びます。
熱交換型換気ってのは、外気取り込み時に室内温度との差異を調整する仕組みの事ですが(わかりやすくいえば外気温を上昇させてから室内に入れる)、最も簡単な自作熱交換フィルターは段ボールを積層したものです。
所謂摩擦抵抗により温度差を現象させようって事なんでしょうか、
ド・文系の私にはその程度の推察しかできないワケですが(笑
私は随分昔にガスファンヒーターを使用していた経験もあり(換気センサーが凄くシビアな製品もあり窓開けっ放し状態ぐらいじゃないと追っつかなかったりしたのです)、何気に換気・吸気用に冬でも僅かに窓を開けています(所謂オンボロ木造APなワケで)、
この吸気部分に何らかの方法で熱交換フィルターっぽい機能をくっけられないかと考えまして、
(衛生的ににマジに段ボール積層の熱交換フィルターを造ろうとは思いませんからね。)
あれこれ考えて、
「梱包用プチプチをぐるぐる丸めて”すき間を微妙に”すればいんじゃね?」
実際ぐるぐる巻きのプチプチ内の温度も空気層によりそこそこの安定感持ってそうなので昨年度から運用開始しております。
見てくれはともかく、まーまー使えてます。
私の場合、木造APなので窓も腰高ですが、掃出し窓下部からの冷気に困っている方の場合も(結露防止ヒーターってダイナミックな方法もありますが)、窓の下部に梱包用プチプチを「絨毯売場のロール状態」みたいな格好に仕上げて転がせば(或はそれを何段か積む)そこそこ有効なのではなかろうかと思った次第です。
(注:マンションの場合は結露状態をその都度確認してください。)
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暖房器具「輻射効率上げ実験」
2016年11月18日
というか既に実用となっているのですが、
(例の火事被災の関係で)ダイキンのセラムヒートが二台並べて設置可能な環境となりまして、輻射効率を上げる実験が可能となりました。
実際のところ(金属系の発熱管である)シーズヒーター遠赤外線暖房機はなんちゃっても含めて昨年から実験していたのですが、サイズの関係で縦横並びだったので若干中途半端だったのです。
同サイズのセラムヒートを並べることで本格実験が可能となりました。
【輻射効率】なんのことやらなご意見あると思います。
輻射効率ってのは簡単に言えば「いかに空振りを抑えて伝達効率を上げるか」みたいな話。
最も簡単な事例は「小口径スピーカーより大口径スピーカーや同口径複数配置とするほうが能率が上がる」というお話。
暖房の場合パネルヒーターやオイルヒーターを想像される方多数と思いますが、
着想は輻射効率上正しいのですが、いかんせん熱伝導効率などの関係でコスト的に効率の悪いものが多数なのであります(アイデア的にはハロゲンヒーターの反射板のがシンプルでよいかも)。
上記に比べてシーズヒーターは効率が高い。
しかし、放射方式は一般のカーボンヒーターや電気ストーブのそれと同じ。
加えて残念なのは、2管3管構成の上位機種においてもほとんどがマルチ点灯は高出力時なんですね。「省電力でも複数発熱管放射で効率を上げる仕組みが”無い”」のです。
そこで(笑
「二台並べて省電力モード(250W前後の駆動)で輻射効率を上げてみる」
3管構成なのに双方1管だけ点灯という実にもったいない実験でもあります。
●あくまでも私の体感上の判断なのですが、
一台を500W程度で稼働させるより効率上がっていると思います。
で あ る な ら ば
そもそも「すっごくすき間のあるワイド幅の3管構成デザインがあればよい」事になるのですが、
オーディオスピーカーが箱サイズとユニットサイズのバランスを取るように(勿論ユニットが大きく見える比率←故に日本のスピーカーは共振周波数が上昇して低域が出なくなる国民性を獲得してしまうのだが、、)電気ストーブ作る時に発熱管の感覚スカスカですっごく幅だけデカいって、まず無理なんでしょうね。
なんとも悩ましい話です。
ちなみにですが、輻射効率の話になりますと、
構造の是非はともかくダイソンの高級扇風機とかあるじゃないですか、あのやり方も趣旨は同じだと思います(いかに空振りを減らすか)。
何もそんな高級機を買わなくても「USBファンを複数台連結してマルチ駆動させる」などの方法で同様効果が得られる”筈”です(空気清浄機も然りだと思います)。
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(例の火事被災の関係で)ダイキンのセラムヒートが二台並べて設置可能な環境となりまして、輻射効率を上げる実験が可能となりました。
実際のところ(金属系の発熱管である)シーズヒーター遠赤外線暖房機はなんちゃっても含めて昨年から実験していたのですが、サイズの関係で縦横並びだったので若干中途半端だったのです。
同サイズのセラムヒートを並べることで本格実験が可能となりました。
【輻射効率】なんのことやらなご意見あると思います。
輻射効率ってのは簡単に言えば「いかに空振りを抑えて伝達効率を上げるか」みたいな話。
最も簡単な事例は「小口径スピーカーより大口径スピーカーや同口径複数配置とするほうが能率が上がる」というお話。
暖房の場合パネルヒーターやオイルヒーターを想像される方多数と思いますが、
着想は輻射効率上正しいのですが、いかんせん熱伝導効率などの関係でコスト的に効率の悪いものが多数なのであります(アイデア的にはハロゲンヒーターの反射板のがシンプルでよいかも)。
上記に比べてシーズヒーターは効率が高い。
しかし、放射方式は一般のカーボンヒーターや電気ストーブのそれと同じ。
加えて残念なのは、2管3管構成の上位機種においてもほとんどがマルチ点灯は高出力時なんですね。「省電力でも複数発熱管放射で効率を上げる仕組みが”無い”」のです。
そこで(笑
「二台並べて省電力モード(250W前後の駆動)で輻射効率を上げてみる」
3管構成なのに双方1管だけ点灯という実にもったいない実験でもあります。
●あくまでも私の体感上の判断なのですが、
一台を500W程度で稼働させるより効率上がっていると思います。
で あ る な ら ば
そもそも「すっごくすき間のあるワイド幅の3管構成デザインがあればよい」事になるのですが、
オーディオスピーカーが箱サイズとユニットサイズのバランスを取るように(勿論ユニットが大きく見える比率←故に日本のスピーカーは共振周波数が上昇して低域が出なくなる国民性を獲得してしまうのだが、、)電気ストーブ作る時に発熱管の感覚スカスカですっごく幅だけデカいって、まず無理なんでしょうね。
なんとも悩ましい話です。
ちなみにですが、輻射効率の話になりますと、
構造の是非はともかくダイソンの高級扇風機とかあるじゃないですか、あのやり方も趣旨は同じだと思います(いかに空振りを減らすか)。
何もそんな高級機を買わなくても「USBファンを複数台連結してマルチ駆動させる」などの方法で同様効果が得られる”筈”です(空気清浄機も然りだと思います)。
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錯覚を利用する
2016年11月02日
某喫茶店に「フェイク窓」がありまして、
まじまじと見ていたのですが、これは案外使える手法じゃなかろうかと思いました。
本当は窓は無いのだけれど「窓枠の造作とブラインドだけがある」ってな方式です。
設計を詰めれば更に窓としての実効性のある機能を付与することも可能かも知れません。
事実、某吉祥寺の地下喫茶では「証明とオブジェで吹き抜け中庭風空間」を設けてかなりそれっぽく見えている例もありますし、同手法をなんだったかのデザイン賞を受賞したマンションで見た記憶が、、確かあったような、、。
窓は防犯上も断熱性能的にも大きな弱点ですし(24時間喚起構造は別途必要なものだし)、
特に非木造建築の売りは”気密性”です。喚起構造と同空間を連結し窓以上の性能みたいなものも実現可能かも知れません(実際に日光を屈折させ取り込むなども含む)。
勿論「限りなくオープンエアーな見晴らし」を求めれば次元の違う話になっちゃいますが、
前述手法は「やりようによっては夜間の空間演出としても使える」ワケで(明るくしちゃうと体内時計など健康損なうリスクあるのでなんらかの制限つけるべきだと思いますが)、
サラリーマンの方など最も長い時間を過ごすのは夕方〜夜間なのですから「フェイク窓的デザイン」考える価値のあるテーマかもです。
なんちゃってで実験するのであれば、
100円ショップなどにある「額縁」を改造して、手前に簾を下げてみるとかね、
(自己責任関連事項なので追加的にどのような工夫をすると面白いとかは書きません)
前述のように、都会暮らしでは「なんだかんだ遮光カーテンを引いた生活が大半」って事例も少なくないでしょう。
そんな時には「フェイク窓」にチャレンジしてみると思いもしない解決策を発見するかも知れません。
窓の中に窓?
この場合は窓前に枠をかませて「スリット窓化」してカーテンレスにするとか、ちょっと趣旨が違ってきてますが(笑、窓回りって案外工夫のできる箇所かも知れません。
水槽好きな人の感覚にも似たような心理的効果があるのでしょうね。
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本当は窓は無いのだけれど「窓枠の造作とブラインドだけがある」ってな方式です。
設計を詰めれば更に窓としての実効性のある機能を付与することも可能かも知れません。
事実、某吉祥寺の地下喫茶では「証明とオブジェで吹き抜け中庭風空間」を設けてかなりそれっぽく見えている例もありますし、同手法をなんだったかのデザイン賞を受賞したマンションで見た記憶が、、確かあったような、、。
窓は防犯上も断熱性能的にも大きな弱点ですし(24時間喚起構造は別途必要なものだし)、
特に非木造建築の売りは”気密性”です。喚起構造と同空間を連結し窓以上の性能みたいなものも実現可能かも知れません(実際に日光を屈折させ取り込むなども含む)。
勿論「限りなくオープンエアーな見晴らし」を求めれば次元の違う話になっちゃいますが、
前述手法は「やりようによっては夜間の空間演出としても使える」ワケで(明るくしちゃうと体内時計など健康損なうリスクあるのでなんらかの制限つけるべきだと思いますが)、
サラリーマンの方など最も長い時間を過ごすのは夕方〜夜間なのですから「フェイク窓的デザイン」考える価値のあるテーマかもです。
なんちゃってで実験するのであれば、
100円ショップなどにある「額縁」を改造して、手前に簾を下げてみるとかね、
(自己責任関連事項なので追加的にどのような工夫をすると面白いとかは書きません)
前述のように、都会暮らしでは「なんだかんだ遮光カーテンを引いた生活が大半」って事例も少なくないでしょう。
そんな時には「フェイク窓」にチャレンジしてみると思いもしない解決策を発見するかも知れません。
窓の中に窓?
この場合は窓前に枠をかませて「スリット窓化」してカーテンレスにするとか、ちょっと趣旨が違ってきてますが(笑、窓回りって案外工夫のできる箇所かも知れません。
水槽好きな人の感覚にも似たような心理的効果があるのでしょうね。
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