業界事情そのものですが、
仲介調査も管理会社の営業日に倣う形になります。
仕組みは簡単な事情でして、
この業界は2月から3月末にかけての『春のシーズン』に多いところで年間売り上げの30%が集中するとも言われています。
そしてこの繁忙期は休日返上や残業含めて大変な事になるためその代休含めて、巷が連休で行楽シーズン期間に合わせて大きめに休業期間を設ける例が多いからです。
特に、仲介営業の場合「内見候補が複数管理会社にまたがる」ので(内見は一度に全候補見て比較するのが常道ですから)「予見できない管理会社の休日可能性のある期間をお勧めしない」事になり、
簡単に言うと、GWとお盆とお正月は前後期間も含めて「お部屋探しが難しい期間」となるのです。
その反面調査エリアの相談や、相場調査を含む国交省のDATAベース検索は「空室状況の変動が少ないのでじっくり行うことが可能」ですから、
引越し予定は今すぐでは無いが、調査前に確認しておきたい相談などには適した期間になります。
上記はweb対応に限られた話なので、受付可能性はマチマチになっちゃいますけど。
仮に、問い合わせ自体休業の場合でもこの期間を有効に使う方法があります。
いずれにしてもGWなどの連休前は各社業務的にも一段落しているケースが多いので、そこで地域の相場や推薦駅などの地元情報を連休前に問い合わせして、連休期間にじっくり候補駅の現地偵察を行うのです。「部屋よりも街」って要素大きいですからね、
東京の場合一度も降りたことの無い駅無数にあると思います、
思いもしない街の相場が安かったり、貴重な情報が得られる筈です。
街歩きが好きな方なら、そのまんま散歩になりますし、
旅行や帰省で街も幾分空いてますから移動も楽だったりします。
ちなみに
「思いもしない相場の安い街」の探し方ですは
「自分でもにわかに思いつかない知名度の低い駅」に尽きます。
(一概に都心との距離に比例しないところもポイント)
東京メトなどの「路線図とにらめっこ」がお勧めです。
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GWとお盆と正月はお部屋探せない期間です
2017年04月29日
借地権の勉強で大騒ぎに
2017年04月20日
いえいえ、仕事関係では無くて個人的事情で借地権の法的権利など調べる必然性が唐突に発生しまして、猛烈に詰め込んでいるところです。
私は売買担当では無いので、本業では無い部分もあるのですが、
難しいというか大変ですね。
各所の解説にあるように「行政も随分苦心して借地の普及拡大に努めた」足取りはよくわかりました。
そして「その努力もむなしくなかなか借地は拡大せず期待した結果とならなかかった」のもわかります。
実際売買物件の調査している時「旧法借地権」の物件流通は目にしますが、「新法借地権」の物件は、そうですね〜、、一度もお目にかかった事が無いというのが事実なのです。
逆に借地権の勉強しておくって何の事って聞かれれば「旧法借地権」だよねって感じなのです。
こうなってくると新法の存在意義って言いますか、、旧法借地権関連の説明付ける時に「新法で何条、旧法の何条」なんて書き方しますが、
新法って(文字テキスト的に)旧法を読み解くために存在しているかのような、、、
時代は少子高齢化を迎え、不動産は全国的に供給過剰、空き家問題も定期的にニュースになっています。
借地権を知るには旧法であり、
旧法借地権を知る者は「廉価な戸建てをゲットできる確率が大幅に上昇します」。
ある意味、その存在は「新築分譲マンション」の対極でもあり、法律に詳しいものしか手を出せない禁断のなんとかみたいな存在なのかも知れません。
やっかいなのは、法的根拠を明解に示せても違反したら逮捕されるワケでも無いところで、、
「法律ではこうなってますよ」と説明しても通じる相手と通じない相手もいる場合、頼みの綱は裁判所となりますが、不動産の業界において「訴訟・紛争=負け(経費の問題から)」みたいたところもあるので、一概に「玄人なら旧法借地権」とも言い切れないのであります。
なかなか悩ましいものです。
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私は売買担当では無いので、本業では無い部分もあるのですが、
難しいというか大変ですね。
各所の解説にあるように「行政も随分苦心して借地の普及拡大に努めた」足取りはよくわかりました。
そして「その努力もむなしくなかなか借地は拡大せず期待した結果とならなかかった」のもわかります。
実際売買物件の調査している時「旧法借地権」の物件流通は目にしますが、「新法借地権」の物件は、そうですね〜、、一度もお目にかかった事が無いというのが事実なのです。
逆に借地権の勉強しておくって何の事って聞かれれば「旧法借地権」だよねって感じなのです。
こうなってくると新法の存在意義って言いますか、、旧法借地権関連の説明付ける時に「新法で何条、旧法の何条」なんて書き方しますが、
新法って(文字テキスト的に)旧法を読み解くために存在しているかのような、、、
時代は少子高齢化を迎え、不動産は全国的に供給過剰、空き家問題も定期的にニュースになっています。
借地権を知るには旧法であり、
旧法借地権を知る者は「廉価な戸建てをゲットできる確率が大幅に上昇します」。
ある意味、その存在は「新築分譲マンション」の対極でもあり、法律に詳しいものしか手を出せない禁断のなんとかみたいな存在なのかも知れません。
やっかいなのは、法的根拠を明解に示せても違反したら逮捕されるワケでも無いところで、、
「法律ではこうなってますよ」と説明しても通じる相手と通じない相手もいる場合、頼みの綱は裁判所となりますが、不動産の業界において「訴訟・紛争=負け(経費の問題から)」みたいたところもあるので、一概に「玄人なら旧法借地権」とも言い切れないのであります。
なかなか悩ましいものです。
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右派の論議に「豊洲の安全論議」を勘違いしているとこがある
2017年04月06日
前に豊洲関連のテキストあげましたが、
最近右派の論議に、
「科学的には安全圏だ」
「いや築地の方が汚染されている」
なんて話が盛んに出てきていますが、一見合理的なようで肝心なところ勘違いしているので補足しておきます。
■築地の土壌汚染の実情がどうであるとか、
ここは「長年取引を続けてきた実績により、好むと好まざるに関わらず”既に安心がプルーフされている”」のです。←マーケティングで言うところのブランデングの確立ですよ。
(コンクリの下にやれどんな毒物があるとか抜きに)
『共同幻想』論など保守思想の合理性論議に似たものです。
■これに対して豊洲は、
石原都政の時に表面化したトンでも級の汚染があって、
(その土地の上に市場を作って風評被害も無く盛業となった実績の無い土地なのだから)
少なくとも”問題もトンでも汚染が除去できたのか”を確認するために、市場関係者などと交渉する中で厳しい基準を設けたワケです。
その意図は「完全にトンでも部分が取り除けたのか誰にもわからない」からです。
地下水などを”法的規制以上の基準で検査し”、基準をクリアすることで「たぶんトンでもがまだ隠れているとか無いよね」がある程度の信用度で担保できるだろうって話なワケ、
■現状の豊洲が問題なのは、
過去8回だか7回だかの検査で出ていない数値が(盛り土や地下空間の問題もそうだけど)、どんどん検出される数値が上昇しているワケですよ。
数値の低かった過去の検査の信用性から、現在上昇している理由まで、それを明解に説明できる状況にも無い。
この上昇がどこまでいくのか?ひょっとして除去できていないトンでもがまだあって(今は大丈夫かもしれないが)数年後にドカーンと表に出てくるとかしたらどうすんのって話なんですよ。
これが市場関係者の移転反対派の根拠なのであり、
築地は何十年にも渡る盛業によりこの点がプルーフされている
「築地の土壌が綺麗だとかアスベストがどうしたなどの問題があったとしても」←ここがポイント。
同じ基準を適応するなら?
豊洲も(法的基準内OKの判断でもよろしいが)何十年間に渡って計測し続け「安全圏内で安定していたね」を確認するより方法が無い。
まさかそんなことはできないよねって事で、
「じゃあ豊洲は特別に厳密な基準をクリアしたら」ってハードルを(短期の検査で同様の安全性を証明するために)便宜的に設けたワケです。
↑
この便宜的な判断こそが、正に政治であり民主主義により設定された(安心とされる想定基準)。
今更、やれ科学的には安全だって話をするのであれば(安心とされる便宜的な想定基準設定は無意味となるだから)、安全委員会とやらは、政治決定された特別に厳しい基準なんて「最初から実現不可能だ」と答申してなくちゃいかんわけ。
その時そういうダメ出しがあるのであれば、
過去の経緯から「現在の土壌改良工事の信用性はその程度という話だから豊洲は無しだ」と、当時結論出ていた事になりますからね。
↑
これひっくり返すのであれば「当時の環境基準とやらはやりすぎでした。現状で十分安全ですを公約に(加えて目標とした環境基準とやらを目指して行った土壌改良工事は背任行為に等しい・民間なら株主代表訴訟でしたねと)」選挙で過半数なり知事選に勝利するならりしてからやってねと、
■科学的には安全だとか、築地の土壌も汚染されているなんて論議は、
「やっぱり(汚染除去は)この程度までしか無理でした。でも安全範囲内だからいいじゃん」って域を出ていない以上、論議の流れの整合性を欠くんです。
そこが保守系論者は勘違いしてます。
たとえば(現状の築地は歴史でバトルプルーフされているから置いておくとして)、
新規に鮮魚の市場を建築しようと思って土地を探そうとする場合、
地元地権者などから「ああ、ここは伝統的に水か綺麗な土地で」などのバックグラウンドを重視しますよね。
「ここはダメだよ、すっごい汚染で」な風評でお馴染みの土地にわざわざ進出しようと考えるトンチンカンはどこにもいないでしょう。
●「どうしてもここでなくちゃいけない事情があるんです(汚染除去費用はナンボでも出します)」
という事になったから、
「だったら、建築基準として《ここは伝統的に水か綺麗な土地で》水準の検査をプルーフすること」
って判断となったのであり、その決定が石原・猪瀬・舛添・小池4知事選挙の民主的結論です。
話の流れを取り違えちゃいかんですよ。
(現状に困っているのはわかりますけれど、不動産評価という目線が欠けているのではないかしら。)
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最近右派の論議に、
「科学的には安全圏だ」
「いや築地の方が汚染されている」
なんて話が盛んに出てきていますが、一見合理的なようで肝心なところ勘違いしているので補足しておきます。
■築地の土壌汚染の実情がどうであるとか、
ここは「長年取引を続けてきた実績により、好むと好まざるに関わらず”既に安心がプルーフされている”」のです。←マーケティングで言うところのブランデングの確立ですよ。
(コンクリの下にやれどんな毒物があるとか抜きに)
『共同幻想』論など保守思想の合理性論議に似たものです。
■これに対して豊洲は、
石原都政の時に表面化したトンでも級の汚染があって、
(その土地の上に市場を作って風評被害も無く盛業となった実績の無い土地なのだから)
少なくとも”問題もトンでも汚染が除去できたのか”を確認するために、市場関係者などと交渉する中で厳しい基準を設けたワケです。
その意図は「完全にトンでも部分が取り除けたのか誰にもわからない」からです。
地下水などを”法的規制以上の基準で検査し”、基準をクリアすることで「たぶんトンでもがまだ隠れているとか無いよね」がある程度の信用度で担保できるだろうって話なワケ、
■現状の豊洲が問題なのは、
過去8回だか7回だかの検査で出ていない数値が(盛り土や地下空間の問題もそうだけど)、どんどん検出される数値が上昇しているワケですよ。
数値の低かった過去の検査の信用性から、現在上昇している理由まで、それを明解に説明できる状況にも無い。
この上昇がどこまでいくのか?ひょっとして除去できていないトンでもがまだあって(今は大丈夫かもしれないが)数年後にドカーンと表に出てくるとかしたらどうすんのって話なんですよ。
これが市場関係者の移転反対派の根拠なのであり、
築地は何十年にも渡る盛業によりこの点がプルーフされている
「築地の土壌が綺麗だとかアスベストがどうしたなどの問題があったとしても」←ここがポイント。
同じ基準を適応するなら?
豊洲も(法的基準内OKの判断でもよろしいが)何十年間に渡って計測し続け「安全圏内で安定していたね」を確認するより方法が無い。
まさかそんなことはできないよねって事で、
「じゃあ豊洲は特別に厳密な基準をクリアしたら」ってハードルを(短期の検査で同様の安全性を証明するために)便宜的に設けたワケです。
↑
この便宜的な判断こそが、正に政治であり民主主義により設定された(安心とされる想定基準)。
今更、やれ科学的には安全だって話をするのであれば(安心とされる便宜的な想定基準設定は無意味となるだから)、安全委員会とやらは、政治決定された特別に厳しい基準なんて「最初から実現不可能だ」と答申してなくちゃいかんわけ。
その時そういうダメ出しがあるのであれば、
過去の経緯から「現在の土壌改良工事の信用性はその程度という話だから豊洲は無しだ」と、当時結論出ていた事になりますからね。
↑
これひっくり返すのであれば「当時の環境基準とやらはやりすぎでした。現状で十分安全ですを公約に(加えて目標とした環境基準とやらを目指して行った土壌改良工事は背任行為に等しい・民間なら株主代表訴訟でしたねと)」選挙で過半数なり知事選に勝利するならりしてからやってねと、
■科学的には安全だとか、築地の土壌も汚染されているなんて論議は、
「やっぱり(汚染除去は)この程度までしか無理でした。でも安全範囲内だからいいじゃん」って域を出ていない以上、論議の流れの整合性を欠くんです。
そこが保守系論者は勘違いしてます。
たとえば(現状の築地は歴史でバトルプルーフされているから置いておくとして)、
新規に鮮魚の市場を建築しようと思って土地を探そうとする場合、
地元地権者などから「ああ、ここは伝統的に水か綺麗な土地で」などのバックグラウンドを重視しますよね。
「ここはダメだよ、すっごい汚染で」な風評でお馴染みの土地にわざわざ進出しようと考えるトンチンカンはどこにもいないでしょう。
●「どうしてもここでなくちゃいけない事情があるんです(汚染除去費用はナンボでも出します)」
という事になったから、
「だったら、建築基準として《ここは伝統的に水か綺麗な土地で》水準の検査をプルーフすること」
って判断となったのであり、その決定が石原・猪瀬・舛添・小池4知事選挙の民主的結論です。
話の流れを取り違えちゃいかんですよ。
(現状に困っているのはわかりますけれど、不動産評価という目線が欠けているのではないかしら。)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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