いえいえ、国民民主党を推しているではありませんよ(絶賛応援してますけど)
前回の選挙における国民民主の台頭が、必ずしも高市氏支持ではありませんでしたが、有権者のイメージとして自民党清和会潰しへの反発や批判からきたものだと考えた場合、
「自民党内における保守勢力を代替可能か」という視点でみるべきで
言うならば安倍政権は保守だったのか?という問いに似たものです。
左派メディアを中心にしたアベガーを見れば明らかなように、
米『民主党』的グローバリズムにとってとても都合の悪い存在であったことから=保守派と目されていたという判断があるのであり(勿論ゴリゴリの保守世論の一部が安倍首相を批判していたことも事実)、「安倍首相亡きあとの保守(それがゴリゴリの保守論から外れていても)」これを現在の国民民主党が清和会議員程度には代替可能かという問いなら、十分その役割を果たしているのであり、
特に、戦後の米『民主党』的グローバリズムの中核である財務省との向き合いは(何も財務官僚悪玉論では無くて戦後日本の公務員としての仕事ですから)、自民党政権における清和会の影響力より強いぐらいです。
※重要なことですが、アベノミクスは保守派の経済政策では”ありません”
安倍首相の強みは、リベラル政策を含む合理性の追求であり、彼が保守系と呼ばれた背景は政策目標に憲法改正があることと、財務省の消費増税法案への反対部分です。
(安倍首相の右腕だった菅官房長官はリベラル政治家ですからね。なんだかんだ野党時代には反対していた思い切りグローバリズム政策のTPPも主導的にまとめちゃったし。)
で、そのままここは国民民主党も同じです。
=安倍政権的な保守性であれば国民民主党が十分兼ね備えていることになります
■現状の政界勢力的に何を期待するのかって、もっとも安定的だった第二次安倍政権水準の保革バランスの中で中庸的な合意点が形成されることで、(勿論ゴリゴリの保守政党躍進を期待するのも自由ですが《ちなみに私は『参政党』支持です》)一足飛びに改憲保守政党が政権を取ることを多くの有権者が求めているとはとても思えません(という判断もひとつの保守的判断ですよね?)。
つまり必要以上に(保守界隈から)国民民主党をあたかも左派であるかのように批判するのは、合理的ではありません(応援するぐらいなら十分以上の活躍してます)。
現状自民党中心に極端な左傾化が進み(経済政策的に米『民主党』系グローバリズムが失政を連続していることは確定事実ですから)、せっかく回復しつつある経済が落ち込んでしまうのは残念過ぎますから(いやいやそもそもアベノミクスはリベラル系政策だってのに)、政界の保革バランスを回復する意味でも国民民主党にはまだまだ頑張っていただきたいと、そう思いますけどね。
(若い人は知らないのかな?国民民主党の前身は《連合結成前で民間労組主体の》自民党より右と言われた昭和の民社党です。)
※強硬に反グローバリズム主張する方も「とわいえ世界経済の多くがその論理で動いている以上」そんな世界経済とどう折り合い付けて調整するのかという論議は必要で(日本にはトランプ政権のように関税でグローバル経済と直接交渉する経済規模はありませんから)、何か間を取って妥協すると(そういう妥協も保守的判断だと思うんですが、、)”グローバリストガー”みたいに怒っていたら血圧上がりますよって思うんですけどね。
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