加えて言えば、一部の国際政治評論家は「習近平氏が毛沢東の話を持ち出してる時点で(アンチケ小平)改革開放政策を失敗だと思っているのではないか」という説があり、
事実、習近平は「あんた何やってんの」な国政運営をしている(アリババ潰しやってみたり学習塾潰しやってみたり不動産会社救済もほぼ諦めてる)、素朴に言って「無駄に豊かになっただけで何もいいことが無い」みたいに思ってる節があるのね。
※中国の専門家などには「習近平は毛沢東主義的ナショナリストである」という見解もある
トランプ大統領がこの辺をどこまで認識してどう解釈しているのかわからないのだけど、
習近平の関心事項は国内にあり(ぶっちゃけ一帯一路も事実上失敗でもう嫌になっちゃってるのではないだろうか)、
「キッチリ安全保障上の準備さえしていれば台湾有事は無い」と考えてる節がある。
準備というのは、27年実戦配備する海自の軽空母でありF3戦闘機の開発(イージスアショアの代わりの大型イージス・システム搭載艦も27年28年竣工予定《配備は30年頃か》)、先日唐突に発表された米軍の新型戦闘機の開発だ。
※空自のF3開発にはEUも乗ってきそうで(対米外交考えると必ずしもこれは歓迎できないかも)見通しはわかり難くなってる。
同時に、これは深読みなんだけれど、
■トランプの関税はほぼ確実に中国に対する海外投資をシャットダウンさせる。
この措置を、習近平氏は存外に嫌がっていないどころか、裏では喜んでいると踏んでいるかも知れない(景気後退を米国のせいにできる《本音は中国経済などコンパクトに戻したい思惑がある》)。
と、思うんだけどね、実際どうなのかは今後を見ないとわからないけどw