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水周りのイメージ(2)キッチン関係

2006年04月24日

「ガスキッチンが希望条件です」
実は、賃貸住宅探しにおいては、これだけだと結果的に部屋探しの方向が思わぬ方向に逸れる場合がある(これシングルルームの話ね、ファミリータイプで電気キッチンほとんど無いから)。
何故かって言うと、ガスキッチン希望の人の大半が「一口でも可」だからで、通常この場合の「ガスキッチン以外とは、ユニットキッチンの電気コンロを指す」から(海外製のデラックスな二口電気キッチンは例外として)、
問題は火力になるんだけれども、これはいとも簡単に解決できる。
こーんな商品や、こーんな商品(無印のラインナップにも1万2千円のIHクッキングヒーターがある、OEM元はこれこれかな)を「上に置くだけ」で、一発で解決するからだ。本来のパワーは200Vモデルになるんだけれども、現実問題ガスコンロでも最大出力での使用はそう頻繁では無いでしょう。
「そんな自分で買うなんて勿体無い」なんて話が出てきそうだけれども、それは大間違い、


不動産の業界は、「部屋の戦闘能力」に非常に敏感なので、キッチンがガスじゃ無いだけで賃料は5%縲・0%安くなる(或いは部屋の広さが5%縲・0%広くなる)。賃料7万5千円なら「5千円ほど電気キッチンの部屋の賃料は安い」計算で、2年契約で考えれば『12万円浮く』計算になる、
@1万2千円のIHヒーターを一台買うと、9万8千円が貰えるって話。
(ガスよっか電気料金が高いかも分1万減としてもね)

「なんでそうなるの?」かというと、ユニットキッチンの場合「埋め込み型コンロ」となるので、これの換装コストはやたらと高く(埋め込み型のコンロ自体も高い)、下手するとユニットキッチン自体交換なんて話にもなるから10万縲怎Eン十万とかってリフォームコスト(前述の通り埋め込み式の本格派2口IHの場合200Vタイプとなるので、電気工事も必要になる)。
賢い業者になると「電気キッチンを外して、穴をトタンで羽目殺し処理した上に、別途購入したたIHヒーターを置く」=「キッチンはIHです」。
つまり、これを自分でやればいいって事。
まさか賃貸住居で、電気コンロの上にIHをまんま置くなんて事は出来ない(あり得無いけれども「間違って下の電気コンロのスイッチを入れた」なんて事が可能性としてもあるような賃貸管理は出来ない)。

そもそも、所謂「ガスキッチン希望」って火力だけの心理では無いと思う。
「電気キッチンの部屋」の評判の悪さの背景は=「一時流行した投資型分譲マンション1Rの典型的設備」だからじゃ無いだろうか?
「投資型分譲マンション1R」=「電気キッチン」って見た場合の連想は、
「バストイレ同一3点ユニット」⇒「居室が狭い」⇒「キッチンは居室側」⇒「収納が少ない」になるだろうから(現実アパートには電気キッチンなんてほとんど無い)、その象徴として「電気キッチン」の評判が悪いって考えるとわかりやすい。

確かに現在でも、この小型1Rは沢山都内に残っていて「分譲タイプ1R」なーんて謳い文句で募集されていたりするのだけれども、実はこれきちんと棲み分けが始まっている。
昔と違って、この小型1Rって賃料がぐっと下がっていて、今では学生向けとかの「ビギナークラス」に属していて(或いは事務所使用可のビジネスタイプ)、「ガスキッチン希望」とかの条件付で部屋探しを始めるレヴェルには「ほとんど存在しない」、
むしろ、そのレヴェルの「電気キッチンの部屋」は、家主が火事を心配して建てた「オール電化マンション」ってジャンルになるので、投資型マンションの連想って当てはまらない事になる。
昨今地震が心配との事で、耐震性を基準にした問合わせも増えているんだけど、なぜか火事は心配しない(家主は火事が心配なのでオール電化なのだが・・・)、ある意味「非ガスキッチンは買い」であって、「ガスキッチン希望」の条件をつけると、選択肢が狭くなるので好条件の部屋を見落としてしまう可能性もある。
それこそ随分と勿体無い話、

そんな背景を考えた上でも「ガスキッチン希望」なら、「内容のいいDKタイプ希望」と考えるのがお勧め。連想のベースは「キッチンらしいキッチンのスペースが欲しい」を意味しているから。「コンベンショナルなDKがきちんと使いやすく設計されている部屋希望」に切り替えると、相性のいい部屋が見つかりますよ(この場合アパートの方が内容のいいDKを見つけやすいと思う)。

<おまけ>
「豪華システムキッチン」となると、これ男性からも需要がある。
料理が趣味な人結構多いワケで、この場合にはカウンターキッチンなんかが装備されているストゥディオがベストでしょう。キッチン寒く無いし、居室に料理すぐ出せるしTV見ながらでも料理できる。
で、実際料理が趣味な人なら、「私は月の食費を2万でまかなえる」なーんて話を耳にした事あるでしょう。ここにもトレードオフの関係があって、「自炊によって節約」を豪語する人なら「賃料を2万ぐらい上げる」にチャレンジするのも面白い、それこそ「これからは自分の腕の見せ所」とモチベーションにも火がつくし、ちょっとアクセントのついた生活が始まるでしょう。

電気キッチンと言えば、こんなエピソードもあります。
「うーんキッチンは電気なのね」
「大丈夫ですか電気で?」
「全然平気、むしろ(それで家賃が安いので)いいぐらい。あら東京で暮らすって電気キッチンぐらい使いこなせないとダメじゃな縲怩「、圧力釜を使うとかね。出来ない料理なんかないわよ(笑」
この女性はカッコ良かったですね縲怐Aタフでクレバーって感じの方でした。

ちなみに、うちの会社の社長長尾は「俺なんか電気コンロで天ぷらあげられる」と豪語しております。
「東京一人暮らし、電気コンロで作る料理のレシピ」なんてーのがあると面白いかも知れないっスね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 01:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント
なるほど!私はガスキッチン、風呂トイレ別で探していましたがかなり苦労しました・・・。ガスキッチンの知名度がもっと上がったら探す人の考えも変わるんでしょうか?
Posted by リリー at 2006年04月24日 13:40
そうですね縲怐A不動産も市場なので、これだけ「ガスキッチン希望・バストイレ別」に問合わせが集中すると(本気で凄く多いんです)「部屋は狭い・賃料も高い(当然人気がある事を知っていますから家主さんも強気です)」な部屋が続々と増える事になって(手馴れた営業は「お客さんがそう言うんだだから」ってことで、いくら内容のいい部屋があっても“条件から外れたら”紹介しないもんです。彼ら的には「時間のムダ」駅前アパマン系営業のノルマって厳しいっスからね縲怐j、部屋探しは今以上に窮屈になるでしょう。「ガスキッチン・バストイレ別」が続々と増えたって、築年数係数で賃料高いですからね。『風説の流布』じゃないですど、部屋探しの希望条件って「最近はそうだから」とつい思い込んでしまっているだけだったりするんです。以前バストイレ別に拘っていたお嬢さんが(なかなか広いものが無くて決まらない状態で)、お友達と「バストイレ別が無い具体論」ってなお話をしたところ「私も3点ユニット」「私もだよ縲怐vと、続々と手が挙がり「結構いんだよ3点、慣れると全然平気」って話を聞いて「なんだ現実ってそうなんだ(あれは噂か)」な事になって「よく考えたら、なんかバストイレ同一でもOKです」その瞬間広くて明るいストゥデイオが見つかり(しかも電気キッチンでした)しかも玄関横向き、室内も広いって部屋が見つかり、『一発で契約』になった事あります。本来僕ら的には「ガスキッチン・バストイレ別」⇒「ハイ、木造アパート希望ですね」なんですもの。特にマンションの場合水周りって排水ですけれど、この配管をやたらと床に這わすとパイプスペースが増えちゃったり(図面資料では「PS」って書いてあるとこ)、メンテナンスが難しくなったりするので(簡単に言うとコストがかかる)、設計の自由度が高いアパートとは同じようにする事は不可能なんですよ。非木造住宅の設計で「上手いね!」って図面は、パイプスペースが一発で効率的に配置された設計の事なんです。マンションの場合には『欧米的レストルーム』が一番理想的なんです。デザイナーズにあるガラス張りのお風呂ってこれよく見ると「レストルームの中にガラスの仕切りがある」形で、こちらの方が設計的にも内容上なんです。
Posted by kagewari/iwahara at 2006年04月24日 15:20

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