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『安全な分譲引越し計画』

2007年02月13日

先ず「何が安全なのか?」考えなくちゃいけません。
資産なのか、価格なのか、或いはローンの支払い方法なのか、建造物の基本性能にあるのか、そして求められる間取りのスタンダードが心配なのか。これ全部”各論”です、
何をしようとしているのかと言えば『引越し』なんですから、「分譲(を購入して)に引っ越す事は安全な計画は無いだろうか」って話です。

この設問自体がポイントでもあります。
引越しするのが目的なのであって、最初に考えるべきは「賃貸にするのか分譲なのか」であって『先ず分譲ありき』って発想は既に安全じゃ無いでしょう(笑
そりゃそうです、何千万もの買い物を(年収100億なら別ですけど)するって話が「安全」である筈がありません。その時点で失敗した場合のリスクは激しく高いので決して冗談半分では買えません。
賃貸ならたとえに耐久消費税でもいいのですが、今回の話は分譲なので貴金属で考えてみましょう。こちらも不動産と同じく資産価値を維持し続ける財産です。
「絶対に3千万のダイヤを”1個だけ買おう”そんなチャンスは一生に一度しかない。」
既に危ない話ですよね、
これ相談されたら誰しもが「いや縲怐A君にそういう気持ちがあるのは十分わかったが早まっちゃいけないよ」と感じるでしょう。
一生に一回のチャンスの高額商品を”1個しか買わない”んですよっ
しかも流通に乗りやすい地金じゃありません、加工されデザインされたダイヤです。
投資顧問なら迷わずリスクヘッジのため「複数のタイプで20品目ぐらいに分割しましょう」と迷わず答えるでしょう。

これ当然資産価値的な保全性は「新築マンションでこれから使用開始して今後どうなる事やら、その上管理組合の今後は大丈夫なのか」と比べたら、ダイヤが安全でしょうそりゃ。
「絶対に3千万のダイヤを”1個だけ買おう”そんなチャンスは一生に一度しかない。」な話の方が、分譲マンション購入よりよっぽど安全って事になります。

ところが世間では、分譲と聞けば世間の人が「君よしなさい」なんて答えるのが常識になってるなんて話を聞いたことがありません。
昔の家制度時代の残骸としての”持ち家コンプレックス”が今でも残っているのは確かですが、それは一戸建て象徴化でこそキャッチになる話で区分所有の分譲マンションとなるとどうなんでしょう?
心理学的には女性の方がこのコンプレックスが強いのは常識ですが、ここをもう少し詳細に説明しましょう、ここからは私の別名であるkagewari精神分析相談事務所の専門分野です。

近代以降随分とどの国でも目立ったのは『女性解放運動』ですが、それは文字通り”家制度からの解放”にありました。参政権に始まり女性の高学歴化・シャネルスーツ・女性の社会進出・雇用機会均等法、ここにあった流れは女性の独立にあってそのアンチテーゼは「主人に付き従う」という形からの解放であり、同時に結婚の自由化がこれを担保しました。
結婚のスタイルも平等な関が求められ男性の育児参加や男性の育児休暇も盛んに論議される事になります。
主婦になることを「家に入る(嫁入り)」と表現したり、銃後を守るはちょっと違うかも知れませんが近代の結婚制度は”家と密接な関係”がありました。つまり当時の安全な結婚(或いはその成功)は、立派な家の男性との縁組でありそこには立派な『お家(お部屋じゃありません)』が連想されます。
心理的な言葉の韻の踏み方としてこの「立派なお家」という表現の”家”は必ずしも構造物だけを指していないところがポイントで、○○家のような制度としての御家(おいえ)を暗韻として同時に踏みますから、結婚の成功そのものを意味しました。
これが高度成長期などのホームドラマの台詞「あなた、いつになっら家買ってくれるの」的な夫への叱責であったり、同時にこの当時の男性の「一国一条の主志向」の背景の一部にもなりました。

そもそも心理学的には、女性の場合幼児期に「ママゴト」をする事が多く、高度経済成長時に流行ったおもちゃのひとつ「リカチャン人形」なんかには立派な”お家”もセットになっていたものです。当然「ママゴト」なんですから夫がいるのが前提であり、当時の女性の共同幻想として結婚が非常に強い拘束力を持っていた事も疑う余地がありません。
これは専ら育児を同姓である母親が担当する事が多いため、女性の場合男性が異性関係的な愛情関係を母親と構築するのと違い、憧れに似た”同一化”を自我の基礎にするため母親のマネゴトを遊びとするのも自然であったのです。

ボーボワールの登場以来自由恋愛が一般化もしたのですが、女性の結婚願望は消える事はありませんでした。今現在ですら「お局様」のようなちょっとどうなんだろうな差別表現が言葉として絶命していないぐらい、その強迫的ストレスには強いものがあり(これは男性の場合象徴的女性に認められるための出世願望として出現しました)、共同幻想の限界点をデフレによって証明されて始めてその強迫は緩やかなものに変化しつつあります。
男性の強い出世願望も同時に消え、女性とともに晩婚化と言う形で結婚を心理的な強迫的ストレスで感じるのでは無く、一歩立ち止って考えようって時代を迎えたのです。

その渦中に「非結婚キャリア志向」を担保する反動形成として「シングル向けマンションを買う」というのがブームになった時代がありました。これは結婚願望を償却する反動形成でもあって、「家に入る」のではなく「自らの力で家を買う」というアイデアだったのですが、ここも決してナチュラルではなく反動がついていたのは事実で、できればその反動を弱めたいところです。そこで購入するのが一戸建てでは無く区分所有のマンションである事こそキャッチになり、同時に洒落たマンションに暮らすってアイデアが郊外の一戸建てのカウンター(反動形成)となりうる事の明解化も女性がリードしたと言えるでしょう。

さて現在社会は「新保守主義自由市場経済の時代」です。
結婚を志向する東京のカップルにとっては、一戸建てよりむしろ分譲マンション購入の方がキャッチであって、そこには高度経済成長時代のような強迫性はありません。
むしろデフレを利用した低金利を梃子に、「楽に買う」という背景をベースにしています。それは楽な結婚(安易という意味じゃ無いですよ)という心理的なベースと連動するもので、この世代のカップルには「分譲マンションを購入する」ってストーリーが似合うんですよ。何か肩肘張ったものじゃない、楽に買うって流れがライフスタイルに合っている。そんな「緩やかな結婚だけに、その結婚自体の安定感も結果として高い」という新世代です。
同時に男女シングルの方にも楽にデザイナーズって世界が生まれています、
ある意味「住宅を購入するのが自然な流れである」ってライフスタイルが登場しつつあります。

ここには、資産価値であるとか金利がギュウギュウのような不安感が最初から無い、というかそういった発想にあまり意味が無いのです。
ここに『安全な分譲引越し計画』のヒントがあります。
「無理して買ったらいかん」ですよ(これダイヤの話との対比)、
これ収入とか貯金総額とかベタな話じゃありません(毎月「楽に倹約する」カップルだっているんですから)。「その購入が精神的に楽か」その一点でしょう、
楽に買ったものです、将来幾らかしらとか管理組合は大丈夫かしらとか心配する事無いのです。他のみなさんも”楽”がファンダメンタルになるからです。
資産リスクが最も高い高層タワーが人気なのも「面白そうだから」がそりゃあるでしょう。
スローな保守派や常識派のみなさんには分譲が似合い、尖った前衛派(攻撃的生き方が醍醐味ですから)のみなさんには賃貸が似合う。そんな棲み分けがあるんだろうと思います。
ですから昨今の分譲に求められるものは、無理をしないスローな開発と、無理なスペックを追わない無印的保守性と、家庭を連想させるより暮らしをテーマにした緩やかさみたいなものが重要で、
つまり『晩婚化』ってのはひとつのジャンルでは無いのだと思います。
ひとつは「緩やかな結婚」であり、もうひとつは「結婚って何?」である。

引越し計画ってのは人生の選択そものでもあるって事です。
『安全な分譲引越し計画』とは、『沢山ある人生の選択肢のひとつ』なのでしょう

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posted by kagewari/iwahara at 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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