ちょうどここを曲がるあたりで、文化は一変します。ここが東麻布と狸穴の境目でもあって並びには、
同ブロックの狸穴公園
このまま角を曲がって坂を登ります
ここからが今回のお話の始まりになります。ちょっとわかりにくいかも知れませんが、この通りの歩行者は私以外全員外国籍の方です。
この比率がですね、外苑東通りまで一帯がそうなんです。
こちらは近隣の所謂○○ホテルなんですが、○○ホテルから違うと、、
坂に戻って高台を見上げると、今回の主役『麻布タワーズ』が見えてきます。
そこには坂の頂点にそびえ立つ高級マンションが、
実はこの『麻布タワーズ』の外観画像と言うのがですね
ここまでなんです。。
英語で書かれた住居者以外立ち入り禁止の警告と、この画像から切れていますが画像右端の”先”には警備の警官の姿があるのですっ
この雰囲気は「オートロックで安全」とか「警備会社と契約しております」というレベルじゃありません。地域の治安維持って警備レベルで、これを警視庁が担保しています。何故なのでしょう(このお話は第二部まで続きます)、
肝心の主役の画像2枚ではなかなか『麻布タワーズ』の実像に触れる事はできないと、この地域がどんな意味を持つ”東京”なのか追いかけてみることにします。
参考になりますが、こちらが近隣の「飯倉ヒルズ」でこの物件には現在も分譲賃貸の空室募集があるので実際に賃貸で同地域に暮らす事も可能です。
これが又立派なマンションで、印象は「超重量級」物量投入の総量を重量で考えるなら最近作の築浅マンションはペラペラの軽量級だと感じます。
この飯倉の前に麻布郵便局(これまた強烈な建築で)
飯倉のお隣は『日本IBM』
IBMの前は(麻布局の隣)外務省飯倉公館
外・務・省
地域の治安維持の目的が、国際的なものである事が徐々にわかってきたと、こういう事なんです。そして今回『麻布タワーズ』のオーナーであり再開発の主役は誰なのかと言えば”東京アメリカンクラブ”です。
=====================================================
東京アメリカンクラブは三菱地所と共同で、現地にある会員制クラブ施設を建て替える。マンションも一体整備する計画で、施設規模は延べ約5万5700平方m。事業名は「(仮称)麻布台2丁目計画」。既存の解体を含め2008年1月に着工、工期31カ月で10年7月ごろには完成する見通し。
計画地は首都高速道路一ノ橋ジャンクションの北東約400mに位置し、ロシア大使館の南側に接している。敷地面積は1万3215平方m。現地には現・クラブ施設と、同クラブ所有のマンション「麻布タワーズ」があるが、いずれも築30年を超えて老朽化しており、新耐震基準に適合させるためにも建て替えることにした。
引用:不動産ポータルCatchUp 2007年02月08日(一部中略アリ)
======================================================
(開発理由の「新耐震基準に適合」は再開発のお題目のようなものでしょう。何故なら神戸震災での調査にあるように往年の大量物量投入されたRCは当時の耐震基準を遥かに上回るオリジナルな設計思想で建築されていて、コンクリートの硬化から考えてもガチガチに強固な要塞なみの強度だからです)
ともかく、この再開発は莫大な資金が動く開発で『麻布タワーズ』から坂の通りを挟んだ迎えには麻布東急アパートメントがあるのですが(このマンションがまたとても洒落た建築なのです)、再開発はこの麻布東急アパートメントにも及ぶ範囲だとの事なのです。
さて、引用文を読みなしてください。
そうここにはロシア大使館もあるのです、
さて、この近隣環境はこの地域のジャーナリスティックな一面になりますが。次には本来の狸穴の文化の豊かさを体感してみましょう。
IBMの角から坂を情緒豊かな坂を下っていきます。
つづく
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【東京建築日和”Teorema”の最新記事】