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暖色系の間接照明

2007年06月22日

デザイナーズなんかの設備には「ダウンライト設置」よく見かけますよね。
これは蛍光灯のそっけない明かりだとちょっと部屋のイメージが淡白になってしまう部分からの提案で(確かに昨今蛍光管を暖色系に変える方多いですから)、随分とこの方向は証明設置アリの場合の定番になりつつあります。
実際ご自身でもスタンド型の間接照明をインテリアとして持っていても、思い切り事務所仕様の蛍光灯をワザワザ消しててもの又なんだかな縲怩ネ一面ありますからね(笑
かくいうこの日本も伝統的には行灯(あんどん)を使用していたのですから間接照明の伝統がある事には違いありません。
文明化によって室内が明るくなる蛍光灯が登場した事は画期的な発明の筈でしたから、皮肉なものです。
そんなこんなで最近の室内照明が間接照明型優勢である事には間違い無いですね。

ここもですね、必ずしも洋室でなければならないって事も無いのです。上記のとおり昔は和室も間接証明だったのですから。和室に間接照明も風雅なものに違いありません。
この方向性には、「自宅ではリラックスしたい」な心理があるのは間違い無いでしょ。仕事持ち帰りでも書斎に”バンカーズライト”なスタイルの方が、仕事もはかどりそうですからね。機能性から考えても蛍光灯でバリバリ明るいって傾向は減少していくのじゃないかと思います。
同時に、昨今は落ち着いてきましたが一時やたらと流行ったデザイナーズに対する需要の鍵となっていたのも意外とこの”間接照明の雰囲気”にあったのかも知れません。

ここで発想の転換です。
これだけのニーズの心理的背景を考えると、思い浮かぶのが「夜の内容重視」に他ならなくて、店頭効果的な日当り重視との兼ね合いって部分を考えてしまうところです。「部屋探し時のキャッチとしては重要」に違いないのですが、実質的な機能性はひょっとすると夜間の内容に比重が大きいのじゃないか?
特に女性の場合、防犯面であるとか夜道の明るさって重要な部分だったりしますからこの判断基準が日当り内容と肩を並べるぐらいのものだって、これ間違い無いでしょう。
街の風景だって、日中と夜間では違いますし(商店街が閉店の早い地域だと体感上の『夜度』も違う)、お部屋の夜間性能ってあまり語られていませんがかなり重要な部分です。なんたって一日の半分は夜なんですからね、

ところが、内見はその店頭効果よろしく比較的明るい時間帯が優先されます。
ここには業界事情もあるので、ちょこっとお話しますが、
web_retourは業界には珍しく、ほぼ午後内見限定です(単にweb_retourの営業時間が午後1時からだっていう話もありますが、、)、
そりゃ内見される時には、大概お仕事もお休みだったりするので、そんな時に午前中現地集合は厳しいですから、ええ。
しかし、イケイケ営業店であったり店頭営業重視の業者の場合、その午後に来店客を接客して縲怩ネ流れが重要なので、内見アポイントはさっさと午前中に済ませたい思惑もあるワケです。
なんですがー、本来は午後の内見がやはりベストだと思いますね。内見終了後に街をブラブラ散歩している間にちょっと日も暮れてくるぐらいなら夜間性能もなんとなくでも想像つきますから。(そういう意味では店舗から車で案内→何故か事務所に帰されていきなり申込書が目の前にな業態はやっぱ問題多いと)

話は部屋の夜間性能に戻りますが(笑
集中力とリラックスには微妙な関係があります。ここから心理学の話です。
退屈している時にはやたらと時間も長く感じますし、身体を休めていても苦痛さえ感じたりします。よく勘違いされるのは「緊張」と「集中力」の混同で、「緊張」が続く事はリラックスの対極ですが、適度な集中はむしろ神経をリラックスさせる方向に働きます。これ簡単な話で単一志向(や思考)に集中する分他が休めるワケです、ここで気分が散漫となると、これ心理的に不安な状態と構造的に似てしまって「何かあるのかと結果的に神経過敏になったりする」んですよね縲・br style="clear:both;" />茶道や座禅など一見疲れそうですが、そんな様式こそが神経を癒すってな部分はここにあります。
つまり、妙に広い部屋で夜明るいという環境は必ずしもリラックスに繋がらない場合あるんです。ここには室内の人数も関係してきます。
室内に複数の人物(ファミリー)がいる時には、どこに誰がいるのか掴みやすいほうが安心感ありますから、室内が明るい方がむしろ緊張感を感じない可能性あるんですよ、答えは簡単です。
「その誰かと話す、乃至様子をうかがうことに集中することで広い空間の体感認知は不安感に近い状態まで拡大しない」。それこそファミリータイプで人間関係がギクシャクしていると途端に不快感が拡大するってのも納得いきます(笑

さて、ですねここでひとつ重要な事に気がつきませんか?
そうです「内見の時には室内に複数の人物がいる」って事です。特に女性の場合等だと内見にお友達連れてくるなんてケースもありますが、この人数が部屋の評価を偏らせてしまう危険性は確かにあるのじゃないかと。
人は落ち込んで疲れた神経を癒そうとする時、ちょっと暗い部屋で静かにしている方が楽な場合って結構あるワケで、これ正に「暖色系の間接照明」出番ですよね?
ここが不思議なところで、「明るい部屋」へのニーズの一部には「幸せな状態をデフォにしたい」って希望的観測も含まれているような気もするんです。
それは確かに「今絶好調ですよ、僕ヵ縲恪Kせですよーん!」なサイクルにいる時にはそのまま波に乗って明るい部屋で暮らす事が同時にその幸せなるものも伸ばしてくれるように思います。
しかし「結構仕事きつくて」なストレス下にある人は、内見時の店頭効果でバリバリに明るい部屋に決めてしまう事が必ずしもベストマッチと言えないのじゃないかと思うんです。

確かにカーテンを閉めることで遮光は可能ですが、経験上カーテンって立体感がある分ある種の圧迫感もあるんですよね。そうなると『カーテン無しでも必要以上に部屋が明るくない部屋=間接照明の似合う部屋』この機能性も重要なのじゃないかと思います。
何年か前にですね、某住宅誌で賞をとった『デザイナー1Rシングルビギナータイプ』のマンション内見した事があるんです。それはそれは素晴らしいお部屋だったのですが、正直言いますと「部屋全体の光量は暗かった」のです。
どんな構造の窓かといいますと、西洋建築の天井高の高いタイプに見受けられる「スリット状のハイウインドウ(幅20cmぐらい)がいくつか配置されている構造」で(ロフト付きのお部屋で基本的に天井高が高い)、この縦に細長い窓からスポットライトのように明るい光が”差し込んでいた”んですよ。
この明かりが室内のコントラストをピシッと決めて、打ちっ放しの壁もどこか暖かい感じがしました。
「これってシングル専用の癒しの部屋っぽいな」と感じたものです。

え縲怐Aそんな事からですね。
「ちょっと最近疲れてるんだよな縲怐vな、あなたな時にはですね「内見は午後にして、室内に自分ひとりしかいない状態」も想像する事で部屋との相性を確認するって着眼もあっていいのじゃないかと思います。
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posted by kagewari/iwahara at 19:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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