「玄関空けたら室内丸見えは落ち着かない」とかに代表される奴ですね。
椅子に座るとリラックスできない人も多いでしょうし、
手直にコーヒーやお茶が飲めると飲めないじゃ大違いな人もいるでしょう、
となるといくつかパターンがある事になります。
『玄関と室内をセパレートする』当然室内は狭くなりますね、設計上も偶然小さなスペースで室内扉があればいいですが、一般的にはKやDKと居室との間にドアが設計されます。今度はキッチンに立つとき空調が効かないとか暮し難さもでてきます、
このケースだと最も有効なのは横玄関(玄関からの視界に室内は入らない)や玄関部分に廊下のある部屋になるので、室内が見通せるのが気になるからって「仕切る扉が無いとNG」と決め付けるとひょっとしたらあるかもしれない横玄関や廊下式が発見できなくなるので、これ要注意です。
『やっぱり椅子に座ると落ち着かない』ここでの作戦は「ちゃんとしたソファー(本来は立ち座りが楽なもの)を買ったことが無い」な可能性が結構高いので、ソファーを置けるスペースが確保できるのかそれほど広い部屋を求めてないのかをまず確認です。前者であれば引越しでは無くインテリアショップに行くべきでしょうし、後者であれば「ズバリ和室」でしょう。和室における「いかにも室内感」は絶大で、その個室感から江戸間6帖もあれば十分な広さ感を感じさせるので、相場的にあまり床面積を稼げない時には迷わず和室の部屋がいいでしょう。間違い無く収納も広くなるので、何かと便利、平米数の少ないマンションにも和室って以外と無いじゃ無いので、安易にフローリング希望はしない事です。
『生活導線重視→あんまし歩かない方が楽』な場合には、ストゥディオ1Rの方が楽です。予算が無い場合には昔の「通称1R分譲タイプ」も意外と居住性いいものです。キッチンでの本格的調理には不向きですが、ここをばっさり諦めれば飲み物だけは手直になるので、これは慣れてしまうとなかなか手放せない性能になります。
残念なことに予算に余裕がある時(笑
卓袱台(ちゃぶだい)の発想を思い出しましょう。
いきなり洋室に卓袱台買ってもどうしようもないので、これつまりですね「卓袱台の上に置くものをそろえる」のがコツ、室内のテーブルをちょっと大き目のものに置き換えて、「ポットやコーヒーメーカだけは室内置き」とするんです。こっちの方が賢いかも、
『外からの音に弱い』いきなり防音性や遮音性重視だと、部屋探しが窮屈になります。サッシの遮音性能にもどエライ性能差があるので、幹線道路の近い云々を気にし過ぎも損です、
心理的にも遮音性能は低いのにアパートで聞こえる音の方が自然界の音源に近い(木造なので)ので精神的にも意外と楽って事もあります。この場合もまず「広い部屋を希望」して、内見で実際確認する方がいいですね。決め付けは得策じゃないでしょう、
ストレス性の神経過敏の場合だと、音以前に気になることが多いって可能性もあるので、ちょっと極端な方針変更(極端に都心・極端な郊外・和室アパート指定・意地でも一戸建て平屋ら探し・東京東側限定等)に活路を見出すのも手です。
『室内温度が快適である方がリラックスする』これはなんといっても”部屋が狭い方がいい”ので、高級マンション希望であれば「ビラモデルナ」みたいな最初っから高くて見合う価値のあるものを探すと高級感を維持しつつ狭い部屋を選択できます。
予算に余裕がない場合は実に簡単ですね、そのまんま狭い部屋から探しましょう。
探し方のコツですが、経験から「10uでも広く感じる部屋」と「10uでサスガに狭い!」と感動する部屋もあるので、一概には言えませんが14u以上にしておくのが無難ですね。16u超えるとそこそこの広さになり20uだと広さを感じ始める広さになりますから「14縲・0uで狙う」ってのも手でしょう。
以外や以外ワザと狭い部屋を探してみると、妙に面白い部屋が見つかる事もありますよん。
『静かな寝室でゆっくりしたい』ガチで”北東の部屋”を探すべきでしょう。南向きは適しません。これもいざ探すと容易に見つからないので(南希望の風評を受けてほとんどのマンションは南向き)見つからない場合にはアパートにするのもいいかもです、アパート=低層住宅指定地域→マジに閑静な住宅街って可能性高くなりますからね。
『暗い街だと緊張してしまう場合』これは山手線の内側行っちゃった方がいいですね、一概に賃料高いと言えないのです「開発が古いのでガッチリした古築マンションが多い」「再建築不可の区画も多いので、立替が進まずに低層地域として残っている街区も多い(アパート狙い)」、街は当然郊外より明るいですし、気さくに入れる喫茶店なども多くお店関係の閉店時間も遅めなので「なんか随分遅い時間になってしまった」と感じる度合いは低いです。
な感じにですね、漠然と「自分の希望条件は何だろう?」のように考えずに、
”リラックス”など特定キーワードで考えていくと「意外とこういう部屋がいいのかも」を発見できるかもしれませんよっ
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住居におけるリラックス
2007年11月16日
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