今回はちい散歩よろしく渋谷の街を玄人筋な道といいましょうか、宮益交差点から表参道を抜けちょこっと千駄ヶ谷方向にあるいています。
早速最初のお題「岡崎ビル(1963)」です


カッコいいですね縲怐Aどうして最近の新しい建築にこういった重厚感が出せないんでしょうか。

もう風景が東京じゃないみたいですっ(じゃどこだって、、)
近づいて見ると特長的なバルコニーや□窓のデザインなど秀逸


”岡崎ビル”のロゴも素敵ですね
その足で青学方面に向かうところなんですが、ちらっと後方振り返ってみます。ここにはテオレマ氏推薦の「金王高桑ビル」がある筈なんですが、

なんと既に取り壊されてこちらは工事中、
昨今のCO2環境問題といい、コストがかかってもビル全体でリノベって方向性は無いんでしょうか、
景観上も岡崎ビルのように地域の民度というか、ここも不動産評価のひとつなんだと思うんですが。ガッチリした古いRCが生き延びている事の方が都市としても豊かって意味になると考えるのは私だけなんでしょうか。
と踵を返して青学方面へ
豪奢な大管ビルを抜けると

次のポイント「金王アジアマンション(1961)」です。

私はこのマンション一度リノベ中の状況で内見案内したことがあるのですが(現在2DKの部屋が1R化された事務所なんかが時々募集されていたりします)、廊下からして独特の雰囲気で、管理人室の位置関係などどこか「公共施設みたい」というか「昔の学校みたい」なものがあって、設備にしても決して万全じゃないのですが不思議な魅力のあるマンションです。なんと言えばいいか”公共っぽい”とこがむしろ都会だとオープンな感じで(築浅の豪華オートロックの反対みたいな)好きですね、
と今度は左折(北上)、なんとここから表参道までつっきります(って余裕で歩けますから)。岡本太郎と国連大学交差点を抜け、

ビラ・モデルナのある区画の脇へ
ここにもありますよ味のある建築が「セントラル美竹(1969)」です


ええ、→隣にチラリと見えているのがビラ・モデルナと、強烈な個性派が並んでいるのが本来「東京だから」なんですけどね〜
サブカルっぽい雰囲気がとても豊かです、
ちょい先を右へ(北東)表参道ヒルズ方向に一直線です
<つづく> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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