世の中には家電メーカーの販促シールまでそのままに『デフォで使って新品温存型』で”使う”って人もいれば、買ったその日から『分解していまでカスタマイズ型』でチューンナップして”使う”って人もいます。
これ当然暮らしにも当てはまるもので、「デフォな暮らし」と「オリジナルな暮らし」とでも言えばいいでしょうか。ここ明らかにライフスタイルは違ってきます。
心理学的に言えば自我構造における共同幻想の強弱って事になりますが、簡単に説明すると「前例(判例:経験)主義的な反復保守性を優先するか、新規開拓(ベンチャー:インディ系)型の個性を優先するのか」なタイプの違いに帰属(アイデェンティファイ)するものです。
なのでここにはいいも悪いも無いのであって、『タイプに応じて暮し方は違う』事になります。部屋探しなんかにおいてもここのタイプの違いによって適合性のある物件は180度違うキャラクターにもなるので「自分はどっちのタイプか」考えてみると後が楽です。
いざ考えてみると「深層心理は正反対じゃないか?」な一面は誰にでもその可能性あるのですし(人の自我は意識的に選択しない限りそれほど統一性が強いものでもない)、改めてその選択をその時の自分の環境の中で「今度はこっち、次回はこっち」と切り替えていくパターンもあり得るし、物件に応じて「引き出し」として「この作戦(オプション)も使える」なんてーな感じでシミュレートしておくと”暮らしも部屋探しも選択肢が倍近く増える”事になります。
この話は典型的な自己診断みたいなもので、
たとえて言えば
「勤続15年、職場にこれといった不満もなく自分の仕事にも満足している」な人物は
「仮に今会社が倒産したら私はどういう手段で生き残る方法を考えるだろう?」な事を滅多に考えないワケです。
同じように
「夫婦生活15年、子供も手かかからなくなって自由な時間もできるようになった。私は幸せな中流家庭の暮らしに満足している」な人物は
「仮に配偶者に愛人ができて、ある日突然離婚となった時、自分だったらどうするだろう?」な事を滅多に考えないワケです。
何か「余計な事を考えてあられもない世界に誘われるように道を踏み外し、階段を転げ落ちるように」なーんて心配は小説やドラマの話であって(それが発生するには恒常的に強度のストレスがある等前段部分の”満足している”や”私は幸せ”なる部分に一抹の疑問がある場合になる)、「今の現実は必ずしも自分で明解に選択してきたものでもない」場合には自分の適合性ってどんなものだろうなる話を”うっかり一度も考えた事が無い”なんてケースもあるワケですよ。
そういう意味ではパフォーマンスチェック的に「今と正反対の”状況”に自分が在るとしたら、自分はどんな行動を選ぶだろう」な想像はなかなか面白いものです。
現実問題「どっちであっても”自分は自分”」なのですから、
なんでしょうね縲怐u奥行きが深くなる」というかセルフイメージもより鮮明になります。
てな感じにですね、ここを暮しにおいて考えてみましょう。
<つづく>
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暮らしをチューンアップする(1)
2008年05月06日
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