DIK麹町ビル(SRC築1977年9月)
なんとも不思議なハイブリッドな造形で、
事業ビルの上にマンションが乗っかっているかのような設計です。
窓に映り込んでいるのが麹町警察署、
そのDIK麹町ビルの隣のビルにも注目です
外装補修で一部ネットに覆われていたのが残念なんですが
Gポイントビル
この意匠がですね、これ私の勘違いかもしれないのですが軍艦マンション設計の「渡邊洋治建築事務所ビル」へのリスペクトを感じるんです。
実は渡邊洋治建築事務所ビルも千代田区にあって(現在は親族の方が管理されて”オブジェ”のように現存しているものなので場所の紹介は控えます)、
それがこちらです。似ていると思いませんか?
渡邊洋治建築事務所(築1962年)
流石です、圧倒的な存在感があります。
さて話はルートに戻って、先に進みましょう
次の目的地はあの「砂防会館」です。
新宿通りを渡るとこんなかわいらしいお肉屋さんがありまして
築何年なんでしょうね縲怐A想像もできません。
平河天満宮を通過して
(撮影禁止の注記がありましてこの画像だけとなります)
こちらは平河マンション(RC築1971年11月)
ここまでくると「砂防会館」は直ぐそこです、
こちらがあの田中派木曜クラブを擁し当時の日本の政治中枢でもあったあの砂防会館なのです。現在は中曾根康弘大勲位の事務所等があるそうで(斜め向かいには山拓先生の事務所もありました)、昭和の政治を語る上で外す事のできない建築ですね。
驚いたのはそんな砂防会館目の前にある海運ビルで、
これが又見事な建築、窓の雰囲気なんて素晴らしいです。
サイズが又大きくてGXの28mm広角にも収まりきりません。
よく見るとその奥の都道府県会館が意匠として調和を取ったような建築なので、絵的にも非常に強いインパクトがあるのです。
この「都道府県会館」がちょっと気になったので寄り道してみましょう。
<つづく>
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【東京建築日和”Teorema”の最新記事】
ちなみに、当方Gポイントビルの住人です(笑)。
先日、取引先が間違えて請求書に「Gスポットビル」て
かいてきましたぁ。わははは〜
ちなみに、外側のネットは修理でなくガラスタイルの
飛散防止につけてあるようです。
古いんですよね。
登記簿謄本とかも有るんで、後で築年とか調べてみますが
確か1977年じゃなかったかなぁ?
では、宜しくデスデス。
(旧ブログからの書き込みでしたので新ページの方へもそもまま転載としております)
参考:旧ページ(一定の期間の後削除予定)
http://kagewari.blog.smatch.jp/blog/2008/08/post-f624.html?cid=38264432#comments
>登記簿謄本とかも有るんで、後で築年とか調べてみますが
確か1977年じゃなかったかなぁ?
いえいえそこまで詳しいお話いただかなくても(プライバシー云々に関わってもいけないので)、あくまで公開情報基本で十分感謝ですので。
Gポイントビルを紹介したのは、
『渡邊洋治建築事務所ビル』に影響受けたのだろうか、みたいなところが目玉ですから(笑
というか『Gポイントビル』単独でも十分にシュールな建築に思います。(個人的にはあのロゴも大変カッコいいと思っておりますっ)
>外側のネットは修理でなくガラスタイルの飛散防止につけてあるようです。
そうだったんですか、
ここはデザイナーズの宿命ですね。工務店泣かせでもあるデザイナーズは管理維持の関係から結果短命に終わる事も多くて、
そんな流れで考えますと「ネットに包まれている姿」こそが(実存主義的に言えば)本来の姿なのかもしれません。
と、考えると更にカッコいいかもですね〜
>取引先が間違えて請求書に「Gスポットビル」
まさかと思いましたが、やはり間違う人いるんですね(笑