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星野JAPANは何故負けたのか

2008年08月24日

これは精神分析のページで書いた方がいいのかしらと思うのですが、直近のリアルな話題でもあるし『日本の男性社会』なる固有のテーマにもなるのであまり精神分析的に専門的に突っ込まない方向で書いて見ようと、
こんな風に思います。
心理学的にどう見るかって感じですね、

ま、そもそも「星野JAPANは何故負けたのか」なんて事を考える方が比較的古い日本の男性社会的発想なのかも知れないけれど、昨今パ・リーグ中心に(ここ10年の傾向)若い女性ファンも増えているのがプロ野球でもあります。
言いようによっては、正にそこに敗戦の原因があったと考えてもおかしくない。
『世代間の断層』です
この断層は実年齢には無関係で、あくまで心理的な背景で決まる話で
つまり星野監督・田淵コーチ・山本浩二(ピーコ)の首脳陣が「明らかに旧世代で特に最近のパ・リーグの野球を理解していなかった」ところにある、

皮肉な事に昨今観客動員でも好調のパ・リーグですが、その理由の大半は「元々観客動員が弱くビヘイビアとなる”旧社会”の支配力が弱かったから」であって、これが社会問題にもなった『近鉄解体1リーグ構想→プロ野球古田ストライキ→ライブドアの登場→楽天へ』と繋がります。その間ダイエーはバブルの崩壊とともにソフトバンク・ヤフーへ、最も大きな事件としては西武堤氏の脱税何やらんだ国土株式何やらによる失脚、例のナベツネ氏と仲が悪いので有名なオリックス宮内氏(この人もイロイロなんですが楽天三木谷氏の後見的部分もあり、例の村上ファンドの流れで言えばライブにも通じる:思えば村上氏は阪神タイガース買収を目論んだ)、
とかですね、社会的背景の”何”はともかくパ・リーグの社会や組織の昨今の情勢は非常に流動性が高かった。この時”巨人阪神”の昭和社会の尾っぽを中心とするセ・リーグは視聴率の低迷→地上波打ち切りに代表される凋落傾向で、パ・リーグが全試合ネット中継されている中ネットへの対応も遅れ最近のプロ野球ファンの間からは「セ・リーグそのものが旧社会の象徴」として認識されている部分が大きくなっている。

ご存知のように日本プロ野球組織や機構(NPB)って部分は未だ旧世代的発想で”象徴的監督”を日本代表監督に選びつづけているのであって「長嶋JAPAN・王JAPAN」、
星野氏の選択は間違い無くその延長『ON世代のタレント』として選ばれている(ここは星野氏自ら認めています)。
戦術や戦略によって選ばれているのじゃ無いワケですよ(オフト・加茂・トルシエ・ジーコ・オシム的に戦術や戦略のキャラクターで選ばれてはいない)、
「おっきな組織を象徴的にまとめる人物→歴代偉人伝みたいに選ばれている」
言わば名誉職で、政治の世界で言えば「議長職」です、
求められているのは『勝つための戦術戦略』では”無く”、オールスター監督としての象徴であって、これを昭和世代的にやるとどうしてもセ・リーグ偏重になる。
パ・リーグを見る視線もV9以降の西武や王監督率いるソフトバンクに目が行きがちで、ここのとこのパ・リーグ選手の関わり方は「バレンタインロッテや今年の西武快進撃」等マスコミ的に目立っているからオマケで選んでる的部分をどうしても感じてしまう。

ところが、
特に投手に関しては先発型の軸となる投手は昨今パ・リーグの方が明らかに力的にも上で、個性的な野手もパ・リーグに多い(巨人のガッツも言うなればパの選手だし)、
星野JAPANが主力を阪神・中日に依存する形で(遠慮がちに)選手起用が偏向したのはこれ日本代表の成り立ちからやむを得ないところで(ヤクルト勢はキャプテン宮本的世界でしょう→稲葉も元をただせばヤクルトだし、WBCの時にできた「イチロー系」の川崎・西岡は既成事実的に常連となっているだけ)、
今回のダルビッシュ起用法問題含めて、旧世代的日本代表(背理として巨人中心でいきたいみたいな深層心理が流れてる)には無理があった。
WBCで王JAPANが一定の成功を収めたのは王監督がパ・リーグの現役監督だった事に他ならない。

つまり星野JAPANは”より良き日本代表”を作るための組織であって「○○の戦略戦術による勝つための組織」では無かったって事。
その采配がオールスターの監督みたいな形になってしまうのはやむを得なかったし、星野氏個人が輪をかけて「田淵コーチ・山本浩二(ピーコ)の首脳陣を立ち上げてしまった」ところがそこに輪をかけてしまった(守備走塁サードベースコーチだったピーコ氏は守備練習のノックもままならず選手から「こんな練習でいいのか」的な不安感の声もあったと聞く→本来な右翼守備のG・Gが左翼でP・P(ポロリ・ポロリだった件)等々、、)、
『監督が三人』=ズバリ”オールスターの時の布陣そっくり”
ダルビッシュの起用法にしても(彼相当不満漏らしている)ちょっとどうななのと、、
投手交代が常に遅れて、基本的にイニング終わるまで任せるパターンもオールスターの投手起用の典型。

「さあより良き星野JAPANが結成されました、後は選手諸君”頑張って勝ちなさい”」
このような感じになってしまっている。
敗戦後に星野が「選手がかわいそう」と言ったのは”いろんな意味で本音”であったと思う。
このような組織編成こそ「昭和旧世代の日本男性特有の勝負弱い部分」なんであって、サッカー世代や(そう言えば今回の反町JAPANも先祖帰り的要素があった)新興パ・リーグ世代には最初から「ちょっと理解できない部分」があった、
星野監督・田淵コーチ・山本浩二(ピーコ)がトリオでCM出ているのも、、
妙に”何”だったし、、、

この辺の組織論は柔道において山口女史も指摘している
http://www.j-cast.com/2008/08/18025281.html
(この話は野球日本代表とソフトボール日本代表的論議に被っているようにも思う)

なんともプロ野球ファンとしては「WBCまでには何とかして」なのが本音なんですけれど、果たしてNPBに戦略戦術重視の監督選考ができるのかって、、かなり怪しい。。

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posted by kagewari/iwahara at 23:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント
一体全体ありえない人選、起用。もしあれが星野の考えならもうお帰りくださいというレベルだろ。さらに岩瀬なんてもうだめなこと明白だろ。日本国内ですら微妙な空気がながれはじめているのにさ。川上爺もだめだよな・・世界に通じる決め球がない。別に金メダルが絶対とはいわないしどうだったかはわからんけど星野の采配で複数の星を安易に落としたことだけは明白だろ。今回のことで自分のおろかさと恥じて二度と代表監督なんてせんでほしいの というかするなそれからマスコミとプロ野球OB ほんとのこといえよな星野や球界に気を使うなよ 傷舐めあってそれでいいのか?
Posted by ほしーの at 2008年08月25日 00:21
微妙なんですよね縲怺NEWノNPBからはWBC監督も星野さんところに要請いっているんですよ(これも星野監督自身で認めています)、流石に今回の事で星野氏は辞退の方向で考えているらしいですが、NPB関係者に言わせると『既に星野でスポンサーついている』だそうで(この辺の背景が星野JAPAN報道のぬるま湯的雰囲気の原因かも)他の人選も非常に難しいらしい、こういうのって、NPB加盟の各球団が自腹切って予算持つのが筋だと思うんですが(参加したいスポンサーが”いれば許可”の方向で)、赤字球団が多い等各球団の財政には格差が大きいですから(ここも各球団の収支黒字化に非積極的なNPBの姿勢が関係している)、故障時の保証含めて選手会と相談する必要あるところですが、やはり”プロ野球界全体コミッショナー含めてその体質が古い”ここを解決していかないと何も変わらないかもです。常に「日本の野球」なる抽象概念ばかり言葉が先行する形で使われていますが、思うにその抽象概念が=『保守的権威性』なんでしょうね(昭和V9連想)。ここは大相撲の団体にも似てる(ここも男性社会ですよ)、この前のWBCは王監督が現役パ・リーグ監督だった事と『イチロー』が古い社会の破壊者として関わっていたからベストじゃないけれど結果が出たんだと思います。これは根が深いですよ。人材的には「消去法で梨田(意外とベストかも)」「名誉職ではなく監督首脳部指揮を明解にするボビー・バレンタイン」「監督年俸予算が全く無い場合ブラウン」「極端な戦術優先ならオシム野村(オシム同様命が心配)」「実力で”オチ(落合)”」こんなところでしょうか、(今後の有力な人材だった伊東・古田に監督としての力量にケチがついてしまったのが痛いですね、、)WBCの監督選考の過程で今後が占えるのかも知れませんよっ(「日本で監督するのが夢」の巨人ラミレスに帰化を要請とかすると”かなり本気”の証明かも(笑、)
Posted by kagewari/iwahara at 2008年08月25日 12:44

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