心理学的に『探せる部屋』にとって重要なキーワードが「シンプルに探す」って事じゃなかろうかと、ここまで話が進んできました。
今回のテーマは「シンプルに探す」です、
探すって行為そのものは既に戦術になるので、希望のコンセプトは戦略です。
自分自身の暮らしについてのコンセプトは=基本戦略となります、
ここ当然「適当に」でも可なのであって、「拘り」と「執着や依存」は違いますからここを勘違いしないのがポイントになります。
「希望の部屋」がそんなに肩肘張った執念のような世界じゃ「その世界は最初から疲れる」んですからね(笑
忘れてはいけないのは、希望がシンプルであればあるほど「物件概要に固有名で記載されないキャラクター」である可能性が高くなりますから(その”雰囲気のようなもの”から物件概要的な具体性を判断するのが不動産業の専門性やコンサルの力になります)、シンプルな世界を求める場合には「一度賃料以外の条件を白紙にして考える」のがお勧めです。
方法論的には「○万縲怐尠怩フ部屋を全室一度候補にしてみる」という手法です。
条件無しにすると出るわ出るわ○uランクの部屋から倍の広さもあろうかという部屋、木造アパートからオートロックのマンションや一戸建てまで、そのヴァリエーションは区単位で考えれば100件越える事もあります。
そうなんです100人いれば100様ですよ、100室それぞれに別の暮らしがあるのであって、心理学的に考えると「自分の暮らしにおける可能性(選択枝)は現実世界に100通りある」。
これ就職で考えるなら100社ですよ、
※しかも就職に比べて部屋探しの実現性(審査)は希望賃料の枠さえあれば比較にならないぐらい高い確率です
選択師から考える時には、そりゃ給与含めて労働条件も大事でしょうけれど、相性として自分自身の仕事量的パフォーマンスもあるし、そもそも仕事って世界に対する考え方も皆さん違いますよね。ましてや一番重要なのは”職種”でしょう。
「職種は何系」→どこから考えてもシンプルな希望になります、
同時に自分の選択枝以外の職種キャラクターを(暴力団でもない限り)”悪い職種”とは呼ばないでしょう、仮にそうなっちゃうとその業界の人間全体をヘイトしている事ですから(ケースによってはありえるかもですが)。
独立して起業しようと考えれば尚更です「自分はこうしたい」、
主語の部分が圧倒的に重要で、肝心要のところは「ここだけは」のようにシンプルになり自動的にそれ以外との優先順位も明快(トレードオフの成立)になるでしょう。
部屋探しで一番やっかいな言葉のひとつである「(主語抜き)いい部屋みつかる」なるいかにもイケイケ営業店的な抽象概念キャッチコピーを鵜呑み状態で刷り込まれれてしまうと「それ以外は悪い部屋なのか」が深層心理で成立してしまいます(まったく無意識に自分がネガティブな評価をした部屋で暮している人達を蔑視している構造になっている→その反動としての”分譲勝ち組み幻想”でもある。→って誤解の無いように更に捕捉しますがこれ”コンセプトの無い分譲選択”の場合ですよ)。
心理学的に一番やっかいなのは「無意識に自分のネガティブがヘイトに繋がる構造」が成立してしまうことで、ちょっとした不満を残した選択が”敗残者”のように誇大な不快感に肥大してしまうことです(希望就職先以外に就職した事に被害者意識が成立みたいな話と同じ→本質的には就職できた事は単体として喜ばしい事と評価して妥当な話ですよね)。
部屋探しで言えば「NG出しまくり」(部屋探しをNG出しと勘違いしてしまう)、
こうなると『部屋探し』の次元では無くなっちゃうワケです。
部屋探しの名を借りた階層闘争(しかもネタ元はコマーシャルのキャッチコピー)みたいな話にすりかわってしまって、
”それは話が違っちゃっている”みたいな。
そして、実際に人材募集もしていない空想上の会社募集を「希望し続ける」ってこれもあり得ないですよね(この状況を”拘りの職探し”とは呼ばない)→こうなると誇大妄想になってしまいます。
実際今の自分の選択枝って現実世界でどんなものなのか、
これって楽しい事であって自然だし、
部屋探しで考えると「私の”希望”は実際現実世界ではどうですか?」な流れになるのが自然で、
現実における自分の可能性として「何を選択するのか?」なテーマは、心理的な流れが自然であれば答えは自動的にシンプルになる筈なんです。
※同時にこんな側面も自動的に成立します
http://kagewari.cside.com/blog/2008/09/post-6627.html
もっと楽に考えてもいんです、
自然と『探せる部屋』の世界になります。
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『探せる部屋・探せない部屋(3)』
2008年11月03日
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