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「店舗を借りるには」(2)

2009年02月24日

専門用語じゃありませんが、考え方として「勝ち身」とか「勝ち目」ってありますよね。
所謂ひとつの”勝算”です。
「店舗の開店=自営業=代表者として事業のリスクをとる」って事ですから、仮に出資を募って事業を始めるとした場合に”どんなプレゼンをするのか”って部分の話です。
ここで「こーーんな素敵な店舗を借りるので成功します」ってどうにも無理筋ですよね、
しかし「こーーんな意外な活用法でこの企画を生かします」ってパターンはある、
典型例が昨今すっかり典型事例のひとつになった『民家改装型』だったりしますが、これは物件的に”劇レアケース”であるのと(住居で募集されている部屋が店舗用途可になる事は100%無い)、仮に事業物件として珍しく元住居一戸建てが募集されていても通常「事務所可」であってcafe相談可かと言えば全く違うワケです。

今回は事業物件のイロイロって話を進めてみましょう、
先ず重要なところとしては
同じ事業物件でも
「事務所」「店舗物販」「店舗軽飲食可」「店舗飲食可」
これらは全く別物だと考えてください。極端に言えば天と地ほど違うのです、
貸す側の心理から考えれば実に簡単な話で、
事務所事業所(SOHO含む)であれば賃料を支払う実業は、その事務所と関係なく所得証明可能になりますから、住居契約に近いキャラクターになります。
ですから一般の住居用マンション等で
「事務所相談(敷金+一ヶ月)、事務所用途の場合賃料には消費税がかかります」
なケースが多く見られるのです。
ですから、上記事例だと(仮に礼敷2/2だとすると)トータルで5ヶ月になりますね、
一般的な事務所の場合の保証金6ヶ月に近い数字です。
なのでうっかり住居系の物件でも店舗も可じゃないかと勘違いされる場合もあるんですが、これはまず無理な話です。
ここは一般的な住居で改装がほぼ100%NGであるのと同じような話で、
事務所であれば改装の必要も無いし、不特定多数の人の出入りもそれほど考えられないため”業種によっては相談可”となるもので、承諾の得られる範囲が全く違うのです。
※retourのブログで住居でも改装可のレポートのあるものは、事務所も店舗も可であるケースが大半で、改装可と店舗可は共通するキャラクターと考えていい事になります。

ですから事務所であれば、住居で事務所可のものを探せば保障金額がちょっと安くなる(その代わり室内造作やバスルーム等が無駄になる)と言えますし、事務所なのに店舗も可のものを探せばこれも保証金額が安くなります(その代わり改装に制限がついたりする)。

つまり保障金額的に大きく予算を準備できない場合には、”正規の”っていうと又語弊あると思いますが、正規の事務所募集であるとか正規の店舗募集であるとかではな無く「相談可」のものを狙うって手法ありますが(事業慣れしている人はこの辺よくご存知の話)、これはトレードオフの関係で何らかの制限ありますよって意味です。

長い話になってますが、ここで前回論議を思い出してください。
>構造的に「手馴れた商店主の人はちょっと手を出さない物件」が本命候補になる
初めて個人的趣味性や戦術性の高い店舗を出店の場合より比重が重いのはズバリ『アイデアやセンス』であって、資金であるとか申し分の無い条件の物件でも無いって事です。

ここで又勘違いが多発するので、
『アイデアやセンス』
ここ説明しておきます、
それこそ某TV局の改装番組じゃ無いですが
「匠の意匠デザイナーは素材を選ばない」
(素材に恵まれた場合には芸術作品的な別次元となるので、ここビジネスライクに事業で考えても別次元になります)
最強の店舗デザイナーなら
「どんな物件でも特定コンセプトの店舗を設計成功させる」
こっちの方向のセンスです、

つまり「素材を見た瞬間触発されるアイデアや工夫のセンス」って事です。
これが事前に物件に依存(○○みたいなタイプじゃないといけないみたいな)していると、これ企画デザインの能力が無いのと同義になっちゃいます。

「どんな物件でも成功」みたいな最強論的暴論しようって話じゃないのです。
(最強論で考えると心理的カウンターとして話が見えやすくなるからです)
個人で新しく店舗を借りる場合の戦術は「テーマを絞る=希望条件に大きな優先順をつけて絞り込む」事で→「その枠に入ったからには後は自分の企画力や戦術で”持っていける力量”」が必要になります。
この考え方だと、同時にコンセプトも(優先順にアクセントをつけて絞り込む分)突出しますから結果として意図した方向に大きく舵を切ることができます。

例えば
「希望地域の枠を外す(そんなキャラの店舗のある街ならどこでも可みたいな→店舗より街探しを重視する)」
「階層希望を外す(元来飲食店可で5階6階は最初から少ない→あるとするならテナントビルになるので最初から一定の集客性がる)」
或いは反対に
「住所の希望を徹底して、店舗内容は無視(ギョウカイ向けであるとか特定の集客性を確保できる→この場合店舗の内容には住所も含まれている)」
「1階というか戸建店舗限定(場所の希望を外してデザインや改装を重視)」

これが戦術になります、
戦術が無い事には「勝ち身」とか「勝ち目」が見えてこないんですよ。
ついうっかり夢想の世界の憧れ店舗みたいなイメージをそのまま希望条件にしてしまうケースがあって、こうなると心理学的にはナルチシズムの内向世界になってしまって”現実化”することが論理的に構造的に無理筋になってしまうんです。


さて、話は戻りますが
>「事務所」「店舗物販」「店舗軽飲食可」「店舗飲食可」
>これらは全く別物だと考えてください。極端に言えば天と地ほど違うのです、

ここをもうちょっと掘り下げてみましょう。

<つづく>


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posted by kagewari/iwahara at 17:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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