さて、そんなものがあるんでしょうか。
分譲住宅の世界にはちょっと考え難いことかもしれませんが賃貸の場合だと『在る』と言えますね。ここ様々な要因があって同時に賃貸と分譲の違いを考える上でもわりかし参考になるテーマだと思います。
賃貸の場合家主さんのルーチンリフォームって3年とか4年で退出なら汚損破損以外となると、そろそろ壁紙取り替えるかってぐらいになりますが(畳の表替えはどの段階でもルーチンリフォームの範囲、交換単価もとても安いんですよ)、基本設備周りはまだままだいけると判断されるケース大半でしょう。
又結構大事なことですが、近隣相場と比較して「最近どうなの」な状況もそれほど大きく違わないでしょうから前回募集賃料と最近の相場比較で「この辺かしら」と次の募集賃料も決まります。
勘のいい人ならここまでの話で気がつきませんか?
そうなんですよ6年から10年経過していると家主さんとしても「基本設備も減価償却したというかそろそろ交換考えないと」でもありますし、単純計算なんですが『投資利回り』的評価として一段落するところで(10年も貸せば残った資産評価との間で実質利回りでどれだけ収益があったのかも計りやすい→分譲賃貸なら売却考えるオーナーも出てくるでしょう)、
当然時代も変わってますから「最近どうなの」な部分に
「最近の人はどんな部屋が好みかしら」が入ってきます
俄然フルリフォームも検討の対象になるのであって、
この辺のサイクルが賃貸住居のリノベというか、現実の需要に合わせた内容の改変まで若干タイムラグがあるって要素にもなります。
そんな意味でみなさん”社会性”って部分から考えても
定住6年超えたら「そろそろ引越し時かしら」と考えていい線になります。
(前にも一度触れたんですが礼金と更新システムの長期契約型2年契約賃貸の場合更新すればそるほどトータルの賃料が特になるので2年で引越しするのはあまりにももったいない話です)
当然借りる側にとっても「最近どうなの」もあるでしょうし6年あれば仕事関係も何らかの目処がたっているでしょう(何の目処かはともかく)。
運良く当たれば次の部屋は内装新品だったりしますから、
借りた側も
「あー減価償却ってか僕は6年で”購入した室内造作を使い切った”のと同じなのか」
となるんですよ、
賃貸は何も残らないでただ賃料が勿体無いだけとか、そういう話を未だに耳にしますがこれは一番ナンセンスな論議で(前述のとおり投資で分譲賃貸出しているオーナーさんもホントの収益は”そろそろかしら”で売却によって残存資産の評価が出たところで確定するのだし)、
実に簡単に「次の選択」も考えられる自由度から言えば賃貸はとても合理的な選択です。
それは「賃料自体利回り収益あるぐらい高いのでわ」な論議もあるでしょうけれど、住宅ローンとと賃料って一概には比較するスケールの話じゃないし、賃貸の場合機動性とか合理性や趣味性で気軽に選べるって言えば選べますから広さで贅沢言わないでおけば最初から賃料を抑える事だって(ここ部屋探しの技術的にも)難しい話じゃありません。
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そんな意味では究極の「引越し時すらない賃貸」って、常に底値に近い古築木造アパートになるのかも知れません。リノベも何も大改装する余地が最初から少ないですし(笑
暮らし方的にも相性がいいと「取り壊しになるまで暮らしてもいいか」って(そこはやはり賃料が安いのは魅力ですから)可能性最も高いのであって、
個人的にも味のある古築木造アパート好きなんですよね縲・br style="clear:both;" />
考えてみてくださいよ「分譲木造アパート」って無いですから。
これ購入するのは”投資一棟買い”しかないワケで(笑
分譲では真似でいないって部分で賃貸でしか得られない世界でもある。
この辺似たテイスト求めて大規模古築中古マンション好きな人もいますよね、しかしその趣味性の内容的には古築木造アパートの方が上じゃないでしょうか。
探してみると面白い部屋も多いですよ「古築木造アパート」
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