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経済動向とマスメディア(1)

2009年06月14日

「インターネットの時代」が大混乱を引き起こしていると言えます。
本来であればこのインターネットの世界が”次の答え”をサクっと出してくれれば話は早かったんですが、試行錯誤の結果は
「必ずしもいい方向にいってない」のじゃないでしょうか。
無料で情報配信をするところがインターネットの特徴であり、既に文化として定着しようとしていますが(収益を確保するビジネスの登場以前は掲示板等勝手連的に運営される情報が主体でもあったのであって)、この普及の鍵は「以前の携帯ビジネス(1円携帯)」であったり「インターネット回線の大幅割引」等、この媒体が拡張していく背景に”無料”であるとか”フリーソフト”は必須だったこともあって「無料が文化として定着」な方向性も今後も動かないでしょう。

考えてみればTVメディアの拡大も民放のCM織り込みによる無料放送が発端だったのであって、(ビデオデッキの普及も録画に制限がなかったからとアダルト)
有料における成功モデルは”ビデオレンタル”とハードの売り上げだったと言ってもいいでしょう→といってもVHS創世記の映画コンテンツの映画ソフト販売価格はとんでもなく高価だったので”ビデオレンタル”が成功した理由も「普及を前提とした大幅割引だった」と言えます。
現在インターネットメディアの頭角で、ビデオレンタルは激減(それ以前にレコード・CDレンタルが壊滅→CDソフト自体の売り上げも大幅低下)、
民放各局も危ない状況と、

ここで参考にしないといけないのは「音楽業界の失敗」にあります。
著作権保護と有料化コンテンツへの傾倒によって(簡単に言えば”突然TVの音楽番組が有料化された”みたいな話)市場そのものを縮小させてしまって、違法コピーや無料で普及するコンテンツに規制をかければかけるほど”音楽ソフトの購入”という文化自体が縮小してしまったワケです(彼らはJAZZ喫茶すら閉店に追い込む愚行を繰り返した)。
※本筋として音楽業界の斜陽は”ソフトのレベル低下”と、共同幻想頼みの”スター芸能人なる抽象概念”を代替する販促モデルを開発できなかったからであって、「リストラやコストカットで経済が上昇するどころか縮小するように」業界としての収益全体が悪化しました。
ところが「音楽視聴のニーズ」ここは一定の普遍性があるのですから、アップル社のビジネスモデルは必ずしも成功とは言えませんが、「視聴の需要は高い」んですよ。
供給側が経済動向に追いつけずに勝手にコケているんだと、
心理学的に言って先進国化が促進し共同幻想(大スター・ミリオンセラー)の瓦解が始まるとこれに代替して”オリジナルな個別性”が伸張するワケですが、技術進歩による「供給の低コスト化」を業界として取り込む事に失敗したと言えるのじゃないでしょうか。
ニコニコ動画じゃないですが、音楽業界は無数のミュージシャンの楽曲を無料で視聴できるサイトを構築する等(ここ業界ならではの独自の音感検索エンジンを開発してもよかった)需要を拡大する方向性はあった筈なんですよ。
違法コピーの無料公開サイトへの規制している暇あったら他にすることあったんです。

つまりインターネット普及以降の収益モデルは「技術レベル向上と流通の低コスト化によってソフト供給の低価格化」と「莫大な選択肢の提供」が必須であって前項に記載したように
>デフレ時代には「内容の伴ったものであれば(比較選択できる内容)多少高価でも需要はある」となるので
この先に『CDソフト単体の販売は可能』なんですよ。
ハイファイオーディオの復刻販売だって潜在需要は高い、
※PCは猛烈にデジタルノイズが高いのでまともに聴こうと思えばやはりオーディオは必要なのです。

■PCにそれほど詳しくない人ほど違法コピーに敏感ですが、違法性のあるソフトをこれまたフリーソフトを利用してダウンロードし音質を維持して便利に使えるようになるには一定の知識と経験や作業時間が必要なので、人件費計算からいっても「意地でも無料」に拘る事は必ずしも無料じゃない(想像以上にコストがかかる)。
これが文化的に代替されるのは「FMのエアチャックとかビデオデッキの録画レベルのニーズ」であって、ここに神経尖らせるのはナンセンスなんです。
仮に見かけ上の収益悪化があるにせよ『その損失はむしろ業界が優れた配信サイトの構築に立ち遅れたのが原因』と考えるのが筋、



同様の問題が今”TV民放メディア””大新聞”に起きています。

新聞業界については関連するエントリーを心理学の方で以前書いていて、
小沢とマスコミ

そしてついに禁断の”押し紙問題”が語られ始めてます
「1日1350万部がムダに!?」"新聞社最大の闇"である押し紙と販売店の悲鳴
新聞業界最大のタブー? 週刊新潮が「押し紙」特集記事
新聞もテレビも、もう要らない?━4つの雑誌の特集を拾い読む


そして現在進行中の米国の取り組み
行き詰まる広告費頼みのデジタル戦略“脱・無料化”目指すメディア
 ↑
この動きには「又同じ失敗するのか」的な”勘違い”が見てとれます。
”有料化すれば成功する”なら誰も苦労しませんよね(笑
じゃ一体どんなビジネスモデルに可能性があるのか、
ここを見出せない限り「凋落したジャーナリズムの復興」すらおぼつかないでしょう。


<つづく>


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posted by kagewari/iwahara at 08:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・特集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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