『インターネットにおける広告の在り方とそのビジネスモデル』
思うんですが”収益とインターネット文化としての無料性”ここを両立させるとなるとやはり広告をどういうシステムで運用するか(広告単価の上がる実効性のある広告)にかかっているんだと思います。
ですから、ポータルであるとかISPであるとかIT関連の大元が(民放各局に代替する存在のように)協力などしてひとつのビジネスモデルを構築する必要あるんじゃないとか思うんですよね。
ひとつの方法論ですが、各ポータルにはECサイトがありますよね、
そして各ECサイトには”なんチャラポイント”というのも必ずある。
で、知っている人は知っていると思いますが米国のMSがMSN検索を利用した時に”インセンティブとして割引”を付与した事があるんですよ(グーグルとのシェア争い対抗策)、
これがヒントになりませんか?
技術的にに可能かどうかわからないんですが(笑
広告付き専用のブラウザとかを開発するってのはどうでしょう。
重くなりすぎても困るけれど、operaベースか何か使って”ヤフーブラウザ”とか”インフォシーク楽天ブラウザ”とか”ライブドアブラウザ”とか”日本マイクロソフトブラウザ(IEにアップデートかける)”、
閲覧しているサイトに関連する広告をブラウザの中で自動配信する。
バナー広告と違って閲覧時間帯で表示を固定できますから広告としての評価も高くなるのじゃないか。
そして、この”広告表示で若干重いブラウザ”だけで閲覧できるコンテンツとしてニュースであるとか週刊誌専門の記事配信であるとかバリエーションも開発可能かもです、
これが又インターネットユーザは重いのが大嫌いですから、
ここに「専用ブラウザ使用時に何らかのポイント還元インセンティブをつける」
どうでしょうかね?
このポイントが通信料金の割り引きにも適応できれば尚よしかと、
通常煙たがられる重いバナー表示についても”広告の表示法”としてアイデア必要なのじゃないかと思うんです(コンテンツページ内に混在し過ぎるのが問題じゃないかと)。
所謂ひとつの新聞折込広告って、昭和の時代であれば「新聞読む前にけっこう楽しく見たもの」なんですよ。
ここも専用ブラウザ駆使して閲覧者の地域情報など掴めれば折込広告に匹敵する『広告だけのコンテンツ』というのも可能性としてあり得るのじゃないかと、
広告が必ずしもECサイトに限る事無いだろうし、
仮にECサイトでもタイムセールの日替わり広告みたいな運用あり得るのじゃないでしょうか
まだまだインターネットの世界における広告表示の可能性って先があるように思うんです。今までは表示上の技術的開発ばかり進歩してきましたが、”面白い広告”って言えばいいでしょうかそういう側面はまだまだ十分じゃないんだと、
もの話は考えようで、
現行のインターネットにおける収益モデルを考えるのじゃなくて「インターネットにおける広告のパイを拡大する方向を考えてみる」
そして各ポータルがその系列に現行のマスメディア並みの調査報道記者を備えれば(ですから否が応でも”記者クラブは解体すべし”)紙媒体である新聞と共存する形で独自のメディア性も確立できる上に、競争原理も働いて報道におけるリテラシーも保たれると思うんですが、
どうでしょうね?(笑
鍵は(面白くて)『広告だけのコンテンツ』(しかも何らかのインセンティブがある)の開発にあるように思います。
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経済動向とマスメディア(2)
2009年06月17日
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