ブログ引越しにより2010年8月以前の過去記事引用リンクは旧ブログのHTML簡易表示となります。旧ブログページ上ではコメント等一部機能は使用できません。
<< May 2025 >>
SA MO TU WE TH FR SA
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
retour

retourRetour.png
本店blog『retour&Retour』

VCroomOrder

空室調査依頼フォーム
規定はこちら/予約制
他社”併用”NGです


■ gmail等迷惑メールフィルター搭載アカウントからの問い合わせについて
フィルター誤判定にご注意ください。

■空室調査は「予約制」です
スケジュール等確認が取れない場合ご依頼はキャンセルされます

retour_nb.jpg

LINK
RELIGARE・DADAcafe
エイムデザイン研究所
aoydesign
ペアシティシリーズのTNワークス
阿佐ヶ谷アクロスシティ
悪徳不動産屋の独り言
pieni kauppa北欧ブログ
Loule
Miyoko IHARA &Junya WATANUKI WEBSITE
Profile
kagewari/iwahara(59)
kgw89.jpg (こちらが本職です「心理学ブログ」)

NPO『HOW's』(活動停止)元心理部門コンサルタント(東京カウンセリング責任者)
有)retour東京』web部 『Kagewari精神分析相談事務所』運営責任者
retour&Retour』・『Kagewari精神分析沖縄分室』ブログライター
・未承認前提の”コメント欄の私的利用”はルール違反でありSPAMと見做し処置をします
(削除を前提とする投稿も同様です)

・SPAM対策として一部キャリアからの投稿がIP規制の対象となっています

・コメント欄は承認制です
※一定期間を経過した記事のコメント機能は利用できません
 以下告知参照
 「コメント欄管理の告知」

(現在は概ねコメント欄閉鎖の方向で運営してます)
RDF Site Summary
RSS 2.0

ミニマルコンパクトライフ(2)

2009年12月17日

設備的なところからいきましょうか、
昭和分譲マンションのセントラルシステムは簡単に交換できない事やメンテナンスの大変さから後に管理費が膨大な事になってしまい(高級でファミリータイプの場合管理費が10万超えるなど)こちらも早すぎた側面があります。
しかし、現代であれば『燃料電池型発電設備のみ』とするなど(通常電力も平行して契約している前提ですから)後にメンテナンスや高性能化に応じて交換も検討しやすくなっています。ソーラーにしても同様で、
最初から補助的位置づけのものをセントラルシステムとして管理維持していけば一戸あたりの投資額は戸数分少なくなるのであって都心部中高層で考えれば十分割に合う設計になります。(理想論言えばセントラル設備の効率上げて電力料金もほとんど無しまでいければその分賃料は高くてもよくなり室内設備のグレードを上げられる)

インターネットやアンテナ線のマンションタイプ契約みたいなものです。
浴室設備も高機能でありながらコンパクトにいきたいところで、
ちょうど先日ちょっと提案した「新しい入浴システム」みたいな発明が好ましく、
ミニマルコンパクト特有の『動線が短い(近い)ことによる快適さ』が提案できるとベターかなと思います。
難しいのはキッチンのデザインで、
基本的にマンションの水周りの設計はパイプスペースに対して最短が好ましいですから、通常は「廊下を挟んでバスルームユニットと等距離」となるのが必然だったため、
話を簡単にしてしまうと、
「バス・トイレ別ならキッチンも二口になり、3点ユニットとなるとユニットミニキッチンしか入らない」な事にもなったワケです。

実は往年の『所謂ひとつの投資向け分譲1R設計』では違ったんです。
ユニット浴室の居室側背面が=キッチン幅となっていたんですよね、
(今の設計だと同箇所がクローゼットになる)
えーつまり「ユニット浴室の奥行き=キッチン幅」ですね、
昨今のストゥディオ志向からいくと、この居室内にキッチンがあるスタイルに回帰すべきでしょう。
元々がドア付き1Kにするとキッチン寒い(暑い)みたいになりますし、
ドア無し1Rとする場合ならキッチンが玄関ドア近くになければならない理由も無いですし、3点ユニットもバストイレ縦並びではなく横並びとして(廊下対面のキッチンを外して)玄関廊下の片側を壁だけにする方が効率的でしょう。
パイプスペースの位置関係にもよりますが昨今洗濯機置き場室内はマストですから『小型ドラム式』などを玄関至近にビルドインとする。
小型のドラム式洗濯乾燥機を作れるのは日本の技術によるものですが、ドラム式洗濯乾燥機自体振動など防水パン置きが逆に不安定になるなど設置はクリティカルな面がありビルドインの方が好ましい→というか賃貸住居であれば設備管理上も1Fや地下にランドリールームとするのがベストなんですけれどね〜。ですからここは妥協的に玄関近くに耐振動設計ビルドインを模索、
収納は是非「天井高に揃えた固定可能移動式」を開発してもらい(裏板から壁にアンカーボルトで留めるなど)、うまく設定すれば縦並び二口ガスコンロのあるキッチンシンクの横に冷蔵庫置けるぐらいはもっていけると思います。
こちらの方が好ましいのはミニマルコンパクトの有利性はワイド型の反対「動線のショートカット」にあるためです。
※根本的に壁の表面積が小さい方が遮音性比較強度は高めやすい→遮音性能はミニマルコンパクトの方が高性能と評判になるぐらい設計段階から高めるのがクレバーでしょう。

更に理想を言えば洗濯乾燥機をビルドインすることで「バルコニーレス→フラワーボックス」として窓は腰高対応とし、室内は壁紙ではなく『腰壁』仕様の高級感のあるものとする。

昭和初期で西洋がモダンを意味していた頃には、都心部のコンパクト系マンションにアーチストや文化系の人たちが暮らしって世界があったのであって、
本来都心部区民の方が1Rマンションの建築規制条例となってしまったのは大変残念な事なんですが、「狭かろう安かろう」で「コンパクト系ほど設計の詰めも適当」みたいな形で置き去りにしてきた建築・不動産業界の責任大きかったと言わざるを得ないですね。
近代建築の祖でもある”ル・コルビュジエ”で有名な『モデュロール:黄金分割』で設計した部屋はコンパクト系で事前の知識が無いと「あれ狭いぞ」だったりするのは有名、
http://kagewari.cside.com/blog/2007/07/post-22f0.html
(”コルビュジエ”か”コルビュジェ”に”狭い”をつけて検索すると沢山出てきますよ)

環境問題含めても、現代社会だからこそ「コンパクトなら都心でこんな暮らし・ワイドなら近郊でこんな暮らし」と常に選択肢が両立するスタイルが好ましいところです。
※現在は都心の方が割安感が大きいなど逆転現象も起きていてわかりやすいトレードオフになっていない状態です。

次回は地域との関わりを論点としてみましょう。

<つづく>


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
posted by kagewari/iwahara at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック