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部屋探しの優先順位(2)

2010年02月23日

今回は主に「賃料は安い方がよい」なる代表選手を改めて考えてみることをテーマに話を進めているところです。
※本日「家賃取り立て」に関する重要なニュースが入ってきてますが、このニュースは他の報道とからめて後日特集します。

▼”居心地”は必ずしも価格に比例しない
ここで現代的な「個性化の時代ですから優先順位に差があってこそ」が関係してきます。
部屋に求める寛ぎのイメージは各人様々に違っているワケで、
その中で「この安さは買いだ」って賢さを発見していくことがポイントになります、

今度は業界サイドから安い部屋への選択肢を誇張すると投資利回り的問題が更に深刻化するかのうな心配される筋もあるかもなので、誤解の無いように説明しておきます。
(一般の皆さんもここ本気で誤解されることも多いんですが、投資的運用による賃貸住居の利益は本気で薄利ですから:低金利政策との関係性の中で投資が伸びた背景ありますがここはあくまでも相対であって実利幅が大きいものではありません)
今回の「賃料は安い方がよい」方向の話は、結果として可処分所得が大きくなれば内需拡大にもなりますし”セカンドルームの促進”や、トータルとしての床面積の拡大に繋がり(安いって概念には賃料額が同じでも床面積の広い部屋って選択も含まれる)、総床面積的な意味での不動産マクロに対する供給過剰への調整という意味もあるので、何か殊更賃料相場の下落を期待するような話じゃありません(当然行き過ぎれば賃貸のシステムそのもも破綻するだけでなく再び資産デフレのトリガー引くことになります)。
 ↓
ここはデフレ論議と似て、コストダウンが次の需要に循環する”内容”や”構造”にあればいいのであって、単体として過剰に心配するものじゃありません。


と、話は戻りますが、
代表的な事例を挙げますと
「この街で○万円ならば内容以前に有力だ」
「案外3点ユニットが悪くない」
「バランス釜は=追炊きできるから全然問題なし」
「この街でこんぐらいの広さあれば十分過ぎるぐらい」
「和室の方が和室にも洋室にもなっていい」
(※昨今の若い方で本気でご存じ無い方あるかもですがサイズの合った絨毯敷くと和室は普通に洋室になります)
「家具が少ないのであまり広すぎない方が落ち着く」
「徒歩圏であれば徒歩何分とか気にしない」
(※近郊の場合:駅間が短いので現実的には徒歩12分表示までをアリとするって感じでしょう)
「間取りが2DKなら4帖半構成の30u台でも全然OK」
「ザックリ広めのストウゥデイオなら平米数はそれほど気にしない」
「低層アパートの防犯性を統計上再発見した」
「礼敷2/2で賃料安い方が私にとっては(所得ベースじゃやなく財務ベースで)リーズナブルだ」
挙げればキリが無いのでこの辺で、
な感じの話の中で「自分ならこれアリかな?」という項目があれば?
 ↓
その数だけ「賃料は安い方がよい」の選択肢が一個増えるワケです。


「いやいやそんぐらいで大きな変化は無いでしょ」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ところが、
実際空室調査の現場ではひとつふたつの違いが大幅な調査分母の変動に繋がることあるんですよ。

そして、更に重要なところなんですが、
「この安さは買いだ」って賢さの発見は妥協点の発見とは違うんです。
『にんじん?全然平気』
こういう世界です、
■規制が少ない分自由が増える→個性の発現可能性が高くなる。
な現象がですね(笑
心理的に言えば『優先順位のベストセラー』であっても起きる事があるって話です。

そーんなところを考えるキッカケとして、
こんな事考えて損はないですよ。
 ↓
▼自分にとっての「この安さは買いだ」って賢さの中で落っこちているものないだろうか?



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posted by kagewari/iwahara at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 部屋探しの心理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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