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高齢者専用住宅への需要について(3)

2010年03月31日

「社会的インフラやハード」
この話にも先日NHK特集で(私は見ていないんですが)誤った方向で伝えられた孤独死などのテーマが関係してくるでしょう。
不動産業ではありませんが、先日TBSラジオにおいて便利屋さん的な延長でひとりぐらしで亡くなった方の荷物の整理を業務にしている方の話が放送されましたがとても貴重なお話だったように思います。
誤解も多いのですが「ひとり暮らしとネットワーク」というのは対象性の関係にあって、言い換えれば(わかりやすくするために話を限定的にしますと)「家族社会における暮らしはイントラネットワーク」になるんです。ひとり暮らしというスタンドアローンな要素をベースにするからこそ「オープンなネットワーク接続の親和性」が在り得るのであって(簡単に言えば”気まま”とか”自由”って事ですよね)、
「ひとり暮らし」と「孤立」は同義語じゃありません。

■シングルライフはオープンなネットワーク接続に対する『前提』なんですよ。
(それを安易にマスコミ特有の”差別的弱者史観”で孤立と呼ぶのか、客観的に自由と呼ぶのかで話が大きく変わります)

当然このネットワーク接続を強制してしまえば国民背番号制っぽい管理社会なイメージになってしまいますが、「高齢者サポートネットワーク」のような”緩い組織”が(それこそtwitterの概念がとても参考になります)住居設備にデフォルトで備わる事で、安否確認であるとか福祉行政サービスほどでは無いけれどもちょっとした相談などが普通に流れる社会を構築できれば(ここもネットワーク内でtwitter的なタグクラウド的公開性を持つとか)、地縁血縁という”ゲマインシャフト”的限界では無くて、永続的に循環する「ネットワーク社会」を維持できますから経験の中から様々なノウハウも獲得できるでしょう。
▲タッチパネル式のiPadのようなデバイスをビルドインする
http://www.apple.com/jp/ipad/

※同時にこのネットワークの管理業務はシルバー人材活用等積極的に活用したいところです。
 ↓
政権交代で変身したハローワーク
http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44866

 ↑
元記事が削除されているのでこっち貼っておきます
http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/624.html
(ハローワークがシルバー人材活用で求人募集を増やしているって話です)

家事における利便性も、オール電化はマストでしょうし、
バリアフリーにする事で「掃除ロボット」なども活用しやすくなります。
(補助金で高性能ソーラー発電も併設すれば同時にグリーン且つエコノミー)
あえて平米数をコンパクトにして部屋の出入りも容易にする事で、反対に寝たきりや引きこもりを防止して、ケースによっては高齢者住宅だからこそメンテナンスの簡単な専用シャワー室として、『銭湯サークル』であるとか地域のコミュニケーションセンター(図書館などをリノベーションする方法もあるでしょう)に大浴場なりを検討する手法もあると思います(そのまま地域の防災施設になる)。
食事のサービスもお弁当的な手法に頼らず、積極的に冷凍型の小分けしたおかずの配布や(よって管理人室や宅配ボックスの充実も必要)コンビニの活用(配布委託)により”都市部におけるコンパクト系マンションを中核とする形”だからこそ模索できる可能性あります。

エンターテイメントに関しても、民放テレビに頼る事無く、
「高齢者サポートネットワーク」が独自に動画サイトを運営する事が可能かもしれません。
(ここは政府なりの立場でNHKと著作権の交渉をしてストリーミング配信するなど、やるとなれば可能性はいく様ににもなるでしょう)
※仮に、上記サービスの枠組みの一部を”非高齢者は有料”として同時平行に運用することだってアリだと思うんです(冷食宅配とかコミュニケーションセンターのジムの利用など)。


政策的に今後膨大に膨らむ福祉関連予算の問題や、
高齢者の自立促進によるシルバー人口の労働力化率の向上、
都市社会ネットワークのオープン化や、昭和の箱物行政の有効活用、
都市構造をそのまま社会資本として社会学的構造として関連付けていく方向性としても、その中核となるような『シングルタイプのマンション』の需要が高まっているのだと思うんです。


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posted by kagewari/iwahara at 18:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーワード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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