ネットにおいても『住人』という言葉があるように(ドメインは住所なわけですし)それも暮らしかなと思います。
レンタルサーバ契約なんて「大家と店子」そのものですしね、
現在様々なフェーズでネットにおいても勢力地図が変化していて、以前このブログでも紹介したこういう現象、
http://kagewari-retour.seesaa.net/article/159286841.html
(記事中の「TypePadとSeesaaブログどっちが使いやすいか?」参照)
言い換えればポータルサイトは実体世界における”テナントビル”みたいなものって事です。ポータル全体として人の出入りが多ければそれは各テナントの集客にも影響してくる。
結果ポータルサイト内にキラー店舗のようなアクセスのコアがあれば全体としてテナントビル全体を浮上させることになり、、という具合です。
ブログポータルで言えばアメブロにおける芸能人ブログであったり(テナントで言えば以前原宿等であったタレント系店舗と同じアイデアでしょう)、ライブドアブログがパワーブロガーを養成するため資金提供行ったり、
その反対にライブドアに吸収され財務体質が改善されたかと思ったOTD・BBSがレンタル掲示板の衰退によりあっさり廃止されたり常に合従連衡があります。
昔は”ライコス”なんてポータルサイトもありましたが後にインフォシークに吸収されましたし、
検索って世界においてはYahoo! JAPANがgoogleと連携したことが大ニュースになってます。
↓
ヤフーとグーグルが検索エンジンで提携、マイクロソフトが猛反発
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20100810/241073/?rota-home
思えば以前このブログがスマッチで原稿書いていた最初の頃はドリコムサーバにあったのですが(後にそのポータル内にあった”スマッチポータル”がポータルとしてTypePadに引越し→テナントビル内のなんとか商店街の移籍みたいな形)、そんなドリコムサーバも去年ライブドアに吸収されているんですよね。
ドリコムがブログサービスから撤退、同事業をライブドアへ譲渡
http://www.fukeiki.com/2009/10/drecom-blog-livedoor.html
(紹介のニュースサイト”不景気.com”って名前が又凄いですが)
あたかも政界における権力闘争と似ていますよ。
政治の世界も各代議士のみなさんは個人商店なんですが、大きな枠では政党の店子でもある。政党が持っている比例票だって大きな力があり、参院選などではタレント候補も力を持つと、いやいやまったくよく似ている。
(Yahoo! JAPANとgoogleの話は”大連立”みたいなものです)
うつろいゆく時代と共に各個人の生活も変遷してゆく様そのままにネットの世界も同じです。Twitterの台頭もどこまで伸びるかわかりませんが(現在ニュース速報的効果が大きいように思います:2chの板には以前からそういう速報板や実況板があったのですし)、
とかくこういう”ログ”の世界は日本が強く大きなフレームで言えばwebが急速にログを伸ばせば伸ばすほど背後で既存マスメディアが衰退していくのであって、そこは政界において『55年体制』が崩壊していく様そのままでしょう(マスメディアの方が政界より遅れている状態)。
ネットの世界もどこが覇権を握るのか、
いやはやついていくのも大変ですよ。
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ネットの世界も政界と似ているのかも知れません
2010年08月17日
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