「ですよね〜」じゃありませんが、
もう過去の話ですが、不動産の契約は法的に「重要事項説明書」の説明は宅建主任者免許のある人間が説明しなければいけません(社員構成も宅建主任者ひとりに対して○名までのような制限があります)。
しかし管理会社の場合(営業もそうですけれど)物件担当と言えば社員各人手分けして受持っているますから、契約時に「重要事項説明書」を読みあ合わせ説明する時だけ主任者が説明して契約書は物件担当というパターンも珍しくありません。
※他のパターンとして契約読み合わせ説明千属の担当者が別途いる会社もあります(職人芸とも呼べる名調子だったりする)。
記憶に残る「重要事項説明書」読みあ合わせ説明もありました。
そんな”重要事項説明専門職”の中には、(毎日重要事項読み上げがメインの仕事だったりするもので)見事なぐらい声が大きいのです。フロア一面に響き渡る声でしかも甲子園の「宣誓!」のような調子で「重ー要ー事項ー!!」、その会社で契約する時の通過儀礼のような名物というか、いつも楽しみでした。
(その後人事移動になったと聞いた時には残念に思ったものです。)
それとは違い少々問題アリな場合も、
問題というか契約や管理上の話ではなくて言えば誤解なんですが、、。
理由はわからないのですがその時契約した某社の”重要事項説明専門職”が外国籍の方で、日本語の滑舌が微妙だったのです。契約書の説明は物件担当者にバトンタッチしますから物件の法的説明(重要事項)以外の実務的というか具体的な質問はその担当者に聞く事になるのですが、その時は契約前に何かと難しい相談があったのですが事前にここは担当と合意していて解決済みだったのです(賃貸条件では無くて室外機の置き場所が云々など)。
ですがお客さんは”重要事項説明専門職”の日本語で突然心配になったのか、担当者との細かい申し送りを(勿論その辺の事情は知らない)”重要事項説明専門職”に次々質問してしまったワケです。
すると(横から私も事情を説明しているんですが)、慣れた説明専門職なら「具体的な物件の事情説明は後ほど契約担当者が行いますから」でスンナリ進行するのですが、その時の”重要事項説明専門職”の社員は日本語の発音にケチつけられたと思ったのか、何故か怒り出してしまい「知りません」「それはダメですね」「私は聞いてない」など(余計なって言うと語弊ありますけど)事情を知らない話に次から次と”そのまんま”答えてしまって(しかも怒っている)、当然お客さんは「話が違うじゃないですか」と危険な騒然となり危うく契約がすっ飛びかねない話になった経験あります。
(私はもっぱら”なだめ役”で「頼むよ担当者同席してよ」みたいな、)
しかもその時はお客さんが認印を忘れていて、近所の文房具店まで全力疾走した後だったので、私の意識も朦朧としていたところもあったんですが、、
勿論通常は慣れた調子で流れるような説明を聞くのが「契約」ってものです。
もっぱら東京ルール条例の施行以来、契約書条文の意味合いは随分後退して(東京ルールが上位概念)、「重要事項」と「東京ルール」こそ契約の本質ってスタイルが定着してきました。堅い老舗の契約は『縁起』的にもいい感じのスタートを告げるものですし、
ドライな大手契約も(管理会社のデカさも相まって)違った意味の安心感をかもしだしますし、親切な地元業者さんはとても丁寧に契約以外の地元事情など教えてくれます。
「その部屋の暮らしの今後を占う」じゃありませんが、どんな契約だったかって話も暮らしの一部であるように思うのです。
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確かに契約もイロイロなんですよね
2010年12月22日
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