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小ネタですがスピーカーを修理しました

2011年06月10日

だからどうしたって話には違いありませんが(笑
ポータブルオーディオ全盛に物申すじゃありませんが、ローテクにはローテクなりの楽しさがあるもので壊れたSPってのは、そうですね〜40年ものぐらいでしょうか『アルテックのDIG』一部の人には有名な機種ですが、おおよそ自慢の出来る状態で入手したものではありません。吉祥寺の(今は既に無い)古物屋さんで20年ぐらい前だったでしょうか(記憶は確かじゃありませんが)1本1万ぐらいで購入したもので、購入時の音出しは問題ありませんでしたが間もなく片chのツイーター(DIGはコアキシャルなので→同軸2way)が故障で、ままよと両chからツィーターを取り外し外付けでPA用のホーンツィーターをコンデンサー一発6db/octで繋ぐという変則自作状態だったのです。
 ↑
(変則と言うかネット用語的には”変態2way”のが適正でしょう)
DIGの同軸ユニット409Bは事実上フルレンジ+ツィーターなので(フルレンジのみならカタログスペック94dbぐらいのものでしょう)これに100db超えるホーンを6db/octで繋げば盛大にクロスオーバーのポイント荒れてるのじゃないかと思われなのですが、まーね私の場合ラッパやボーカルがおおらかに鳴ればいいのであって「鳴りっぷりがいいので満足」だったのであります。

今考えれば最初のツイーター故障故障発生のエンクロージュア裏板(ネジで取り外し可)が湿気が原因なのか購入時から劣化していたのでした。その片chはユニット全体に何らかの障害が発生していたらしく、数年後フルレンジの方もアウツとなったのです。
つまりSPユニットが全部ダメになってしまったワケで(笑
「ありゃりゃー」
しかし伝統機種のいいところで409Bにも後継機種があり”フルレンジのみ”にも後継機種があるのです。
(アルテックでの生産もあるみたいですがライセンス委譲などで現在はメインにエラクトロボォイスが生産中。)

後付けホーンツィーターは健在ですから409B系列のフルレンジバージョンを探せばいいワケですが、秋葉のヒノオーディオで購入可能。
http://www.hino-audio.com/SHOP/sput41.html
(これが安かった)
詳しいDATAは以下リンクのpdfダウンロードできます
http://test.eviaudio.co.jp/download/pdf/ev/209-8A.pdf

ユニットを換装で無事修理完了。
変態2wayは箱以外は文字通りの自作SPとなりました。
このタイプのSPユニットは=PA系でもあるのでエッジもフィックスに近く(同時にショートストローク系でもある)音を出してエージングが進まないと暫くはハイ上がりのままなんですが、まーねボチボチ馴染んでくるでしょう。
「いかにもハイ上がりの爽快過ぎる音」がしています(笑
※ボチボチエージングも進み試しにツィーターの極性逆さまにしたら随分落ち着きました

さて、この修理がどこに暮らしに関係しているのか、
半ば強引に話を結び付けていきますと『ウルサク無い』のです。
そこそこ大き目の音量に上げても室外への音漏れも少ない、
(オーディオの世界的には”立ち上がりの早い音”)
高能率特有の代物で(スペック的には現代オーディオで通常市販されているSPのウン倍高能率)視聴エリアまではパンパンと音が軽快に飛ぶんですが”空振りが少ない”ので余計な音とは言いませんが電気的にいじったような”音塊?”のような状態が少ないというか、エネルギー全体の総量が効率的なのでウルサク無いのかもしれません。
※水面に水滴が落ちるような環状の波形では無く方向性の強いビーム状の波形
 ↑
注)6/11追記編集:50Hz以下などの低域となると空振りしないで鳴らすためにはそれこそティンパニーじゃないけれども直径m単位の振動版が必要など事実上不可能であり(低周波になるほど1波形が大きくなる)過去においても現代においてもオーディオの低周波は”空振り込み”や(排気管と同じ原理の)管共振で再生されておりビーム状の波形で再生されることはありません。
(実楽器においてもパイプオルガンの管共振や楽器本体の胴鳴りなど共振によるものも多い)どうしたって”鳴れば”猛烈なエネルギーで環状に鳴るだけでなく1波長と遮音に必要な壁の面積(というか天井高的”尺”)にも関係性あると思われなので(←ココ詳しく無いので突っ込まないように)、仮に本格的に鳴ったら一般家庭での遮音はほとんど不可能と思われます。
仮に空振り無しっぽくビーム状に鳴ったらその突破力というか貫通力も半端では済まないでしょう。
(SPのカタログスペックにおける再生帯域はかなり甘目の計測でフラットに再生される帯域ではありません)

このウルサク無いっていうのも近隣への騒音という意味だけでなく、音量を上げてもウルサクならないという意味もあります。
その代り、低域を犠牲にしているので現在オーディオの音に慣れている人には寂しく聞こえるかも知れませんが、レスポンスのいいSPは=ダイナミックレンジ(音楽中の小さな音と大きな音の差)がえらく大きいので”違う意味”の迫力は大でありなんとも言えない世界があります。

壁による遮音という意味で言っても低音域は猛烈なエネルギーがあり少々の壁ではこれをストップできません。(改造車などの排気管の共振で家鳴り騒動の経験無い方いないでしょう)音にはそれぐらいのエネルギーあります。低域ほどほどはトレードオフとして悪い選択ではありません。
これが又慣れちゃうと気にならないのでしょうが、低域が極端にブーストされた何の音が鳴っているのか聞き取れない”音塊?状態”は一度気になりだすと耐えがたいものがありまして、部屋の遮音とのトレードオフで考えれば『高能率フルレンジによる簡易2way』は本来もっと人気が高くてもいいSPなのです。
※どうしてオーディオの世界がこういった方向にいかなかったのかの話になると延々時間かかってしまうので割愛します。

かといって、市販オーディオの低域をカットするだけだと(元が低能率なので)寂しすぎてしまい音楽を楽しめません。
昨今増えてしまった音楽やTV音声の騒音苦情などには現代オーディオの性能というか方向も原因のひとつじゃないかと思うのです。
(特に薄型TVなどでSPが上向きとか下向きとか無理のあるセッティングのもの多いのじゃ無いかな〜。性能的にハッキリ聞き取れずどんどんヴォリューム上がるとか、)
根本的に低能率SPはボリュームが上がり気味の傾向があるのです。
低能率を簡単に言い換えれば”振動系が重い”のであり=小音量のレスポンスも悪いのです。→小型SPほど低能率型が多い>低能率小型SPの需要は部屋の広さと相関関係>低能率ほどボリューム上昇>ポータブルオーディオの低域ブースト・ヘッドホン慣れで更に上昇=近隣騒音の関係あると思います。
※ちなみに人の耳にはイコライザーが内臓されており低域でも注低音が輪郭ハッキリ再生されていると最低域は再生されなくてもある程度脳内で補完再現されるため、質の悪いスーパーウーハ−を追加しても低域再生の悩みは改善しない。
※映画音楽の世界ではSF作品などで意図的に50ヘルツなどのかなり低い帯域を異常にブーストして迫力を増すって手法があります。DVDのソースにもこのブーストは含まれていて、これをマジに室内で再現するとエライ事になります。つまり室内での再生においては再生帯域的にも100ヘルツ以降はダラ下がりで妙にピークが無い方がよいって判断アリでしょう。

すっかり音の話になってますが、暮らしと言うか部屋の選び方にも同じような悪循環ってあるのじゃないでしょうか。
「現代的設計は果たして暮らしを豊にしているのだろうか?」
次回はそっち方面に話を展開してみましょう。


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posted by kagewari/iwahara at 21:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住まいのキーパーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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