「こんなに世界経済がアレなのに何故」と思われるかもしれませんが、
この件に関してはこちらで以前ちょっと触れています。
(http://kagewari-retour.seesaa.net/article/216336215.html)
根拠となるのは以下の記事です、
全国民必読 これから何が起きるのか
9月再びの大暴落に備えよ
ドル崩壊、アメリカ経済は二度死ぬ
http://gendai.ismedia.jp/articles/print/16936
(若干の煽り記事ではあるんですが、重要な事実関係があります。冒頭部分引用しますと)
そんなユタ州が今年5月、異例の措置≠決定した。ドル以外に金貨と銀貨を「通貨」として認める法律を制定、これを定着させて州内のスーパーマーケットやガソリンスタンドなどでドル紙幣に加えて金貨や銀貨で支払えることを目指しているというのだ。
↑
「ドル不安」もここまできたかと、
中国経済は「間接的にドルペッグ制みたいなかっこう」になっており(これを止めると元切り上げの国際世論に耐えられなくなる)知らない間に運命共同体なる部分があります。
(日本の場合は逆に円高青天井みたいな不安になりますが、ご存知のように先進国の中で日本は外需依存が少ない。輸出大国というのは間違いで「構造的黒字を備える内需先進国」です。)
中国には更に別の問題も、
カダフィ大佐と相思相愛の関係を築いていた中国
行過ぎたアフリカ利権獲得が、完全に裏目に
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/17411
思えば中国はエジプトで始まった「ジャスミン革命」的在り様に完全に包囲されている恰好です。
中国経済のバブル破綻は今後の話ですから現在の中国富裕層は「いかに資産を守るか」必死になっています。
(金の高騰にも相当関係しているのではないでしょうか)
東京の皆さんはご存知無い方もいらっしゃるかもですが、
”なんとか”いうTVドラマの影響で(ロケ地というか想定が北海道だった)、3.11震災前には北海道は中国人観光客で大賑わいだったのです。
勿論不動産も相当に買い込まれた。
福島原発の影響で関東の不動産価値には不安信号が出ている今、汚染状況など詳細が国際的にも認知進んでいけば(少なくとも東京の大部分にはリスク無しと出るでしょうし)北海道を含めた日本の不動産は資産保全として高い価値となるでしょう。
国債金融市場における「金の高騰」「円の高騰」これに続き「日本の不動産相場の上昇」となる可能性はあり得ると先読みしますね、
(まー桶屋が儲かる式楽観論でもありますが)
日本経済の停滞はひとえに「不動産担保主義の都市銀行とバブル崩壊による不動産価格下落による資産デフレです」。
(有力な投資銀行があればあったで今度は国際金融的に他の影響もあったでしょうから、この論議からは省略するとして、)
政策的に随分と苦労してきましたが、早い話「銀行からの資金の流れを止めてしまう資産デフレさえ解決すれば、他の問題の解決も早い(企業が過剰に内部留保を溜め込んでしまった問題も解決するかも)」。
■世界経済的に「外需依存はリスク」なこの時代です
進捗はゆっくりと言えども中曽根内閣「前川リポート」以来『内需型経済への転換』を目指してきた苦労もようやく実を結ぼうかってところです。
(注:ですから供給サイドへの経済政策を打つのも結構ですが現在の日本経済のファンダメンタルから言えば、輸出系企業への優遇策などは「たいがいにしておけ」であること忘れちゃいけません。現在の日本に効果的なのは「所得政策」に他ならないのですから、)
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