名ばかりですが会社のPC設備関連の管理をやっている関係上(といっても知識的には素人に毛が生えた程度なんですが)だいたいお正月などの時期を利用してあっちやらこっちやらをまとめてメンテしてしまうのですが今年は妙に難航しました。
ええ、特に自分のマシンがアレな状態になりまして(笑
考えれば普段使い的には何ら問題の無い状態だというのにあれこれやり過ぎてかえってドツボにハマったような有様でして、「知りもしないのにイロイロやるな」の教訓を身を以て確認したというような具合です。
結果「お正月休みの期間」の予定が「お正月の”月単位”で」みたいなことになったワケですが、
問題がドライバ回りだったので苦労しました。
(しかしなんでまたドライバと全く関係の無い無線LANルーター機器の設定までおかしくなるのやら、、呪いとかですかこれは、、)
事の発端はThinkPad特有の周辺機器となるドッキングデバイス関連でビデオドライバが共存(デバイスドライバ的に”競合”はしていない)していた関係でどうやらドッキング状態におけるパフォーマンスが落ちているのじゃなかろうかな要素がありまして、ドライバ入れ直したり一度削除したりを繰り返していたところ”何故か”バックアップ用の外付けHDDから「地獄のカッコンカッコン音がした」ところに始まります。
ドライバ関係は一度変になると次から次と周辺デバイスの認識に影響与えるもんですから、実のところはUSBハブからしてデバイス認識がおかしくなって(それで電源関係まで影響するのかここはちょっとわからないのですが)、外付けHDDの電源制御にトラブルが出ていたらしく「カッコン音」もハードが壊れたって事では無かったのです。(といってもそれなりの損傷考えなくも無いところですが)
※笑い話じゃなですが「あーあこりゃマズイ、バックアップからシステム元に戻そうか」って時にバックアップ入っている外付けHDDが「カッコン」ですから。そんなこともあるって教訓です。
■昨今の高機能住居においても言える事ではなかろうかと思います。
発電する住宅であるとか高断熱性能であるとか新技術や新素材のエコ住宅も増えていると思います。この場合にも常にメンテナンスの意識は必要でしょう、
ソーラー発電機器でも業者専用では無くって自力で設置可能な民生品から考える方が(性能レベルは少々落ちても)、やはり実用性は高いと思います。
(汎用品で構成されているような防災系のグッズなどです)
いきなり「電力会社への売電も考える」というのにはまだ基礎的技術が安定していないと思います。何かの拍子でメンテナンスが連鎖する事もあり得なくも無い。
設備で重要なのは初期工事費だけでは無くって「減価償却なりメンテナンス上の管理維持費」です。
賃貸住居の運営においてはこの「管理維持費の見積もり」は大変重要なワケですが、注文住宅なり分譲マンションの購入なりの時に「すこっと見落とししている」場合も少なくないと思います。
これは危険ですよ、
特に分譲マンションの場合豪華設備を売りにしているケース少なくありません。
相場関係でそんなマンションが破格で購入できるケースもあるかもです、
しかし購入費用が仮に安くても、管理維持費のコストが高ければ「馬鹿にならない買い物」になります。←車の購入時には皆さんここ念頭に置きますよね。
(携帯販売の販促状況だって似たようなところあるじゃないですか←収益の本丸は購入時以降って目算はどこの世界にだってあります。)
いかんせん住宅設備に詳しい人がそれほどいる筈もありませんから、考えてみれば(オプション購入はアリにしても)最初から豪華設備のマンションが売られる状況そのものが「どうなのかな」と思わないではありませんね。
床暖房設備なんかも壊れた時の修繕費用も気になります。事実分譲賃貸などで床暖房の修繕が行われずに「設備はあるが稼働無し」なんてケースも時々ありますね。
PCの話に戻して考えてみると、昔話ですが「ノートPC2年もてばいい」なんて乱暴な話がありましたが、これって一般店頭商品特有の現象で景気のいい時代には店頭用に『新製品』が常に求められる関係上、開発なりテストなり少々いい加減なまま販売していたからであって「新製品売り場の為の新製品」みたいな位置付けもあったからでしょう。
(PCの場合には昨今の「MSに少々うんざり」状況が皮肉な事に新製品の価値を下落させるというか旧製品の価値を上げてしまい不景気も手伝って枯れた技術的方向性も随分と広がってきたワケですが、)
実績のあるマシンであれば5年6年と故障無しって話も無いじゃないですし、仮に故障したとしても修繕部品が安価に手に入れられるのであればランニングコストは大きく違ってきます。
そんな意味では木造建築などにおいて「木造モルタルの再評価」とかもあるかもしれません。
枯れた技術をそのままではなくって現代的にブラッシュアップとかの可能性は常にありますし、ベースが枯れた技術であればあるほど応用範囲も大きいような気もするんですよね。
昨今注目されている耐震性能に関しても事前の性能では無くって『補強工事費用の安さ』とかを指標に考える方が現実的かもしれません。
(基礎的単価が安ければグレードアップも安価になる訳ですから)
■次回は都心部での災害が心配される昨今の災害に対する耐性みたいな方向で考えてみたいと思います。
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『維持管理(メンテナンス)』
2012年01月29日
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